「人生、無事是名馬」

2006年創刊の雑談競馬ブログ。主に毎週のレースや好きな馬・ジョッキーについて。時に野球やドラクエについて熱弁。

タグ:馬券2018

G1の馬券を買うときはいつも、
前売り終了時点のオッズを「せーの!」で見て、
自分の見立てと実際の売れ方を照らし合わせるのだが、
今回の有馬記念は随分と思っていたのと違う感が強い。

いい意味で。

レイデオロはもっと抜けた売れ方をすると思っていたし、
キセキとの「2強」に近い位置づけになると想像していたけどそうでもなく。
連複系の馬券も満遍なく売れており、
こちら側としては非常に買いやすい数字が並んでいる。

何がこのギャップを生んでいるのかは定かではないが、
一つ驚いたのがオジュウチョウサンに対する評価。
単勝が売れるのはわからんでもないが、
それ以外の券種でも2番手勢力の一角として見られているではないか。
いわゆる「有馬記念だけ買う人の応援票」だけではこの数字にはなるまい。
一定数以上の馬券師たちが、
「二刀流成功あるで」と見込んでいるのがおもしろい。

果たして結末やいかに。
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今週末は(以下同文)なので天皇賞の予想エントリも早々に置いていきます。
4ヶ月ぶりの公式戦。ワクワクするず。

● 2018年10月28日/東京11R:天皇賞
◎ レイデオロ
◯ スワーヴリチャード
△ ヴィブロス
△ マカヒキ
△ サングレーザー
△ キセキ

展望エントリでもだいたいの方向性は示した通り、
レイデオロとスワーヴリチャードの争い。
コース適性や状態面、充実度などトータルで考えると、この2頭が抜きん出ている。
逃げ馬不在で展開が読めなくても、
仮に前が止まらない馬場であっても、
よほどのことがない限り、順当な決着になるのではないか。

例えばスローペースになったとしても、
2頭ともに早めに押し上げていける自在性があるし、
頭数も落ち着いたことにより、
道中で動くに動けないみたいな不利も考えにくい。
それにそもそも天皇賞といえば、
外差しでも間に合う傾向にあるのが「勝ちルート」理論からも導き出されている。

2頭ともに「こうなったら困る」という不安要素が見当たらない。信頼。
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展望エントリに書いたとおり、ルヴァンスレーヴの取捨が勝負の分かれ目。
外枠を引いたことで逆らうのはやや難しくなったが、
それでもやりようによっては勝負手を打てそうだ。

● 2018年6月17日/東京11R:ユニコーンS
◎ グレートタイム
◯ グリム
▲ ハーベストムーン
× プロスパラスデイズ
× トキノパイレーツ
× ベストマイウェイ
× ダンケシェーン
× ミックベンハー

グリム、ハーベストムーンとの三択の末にグレートタイムを中心に据える。
連闘でのヒヤシンスS参戦だったり、
鳳雛Sの急な乗り替わりだったりでどうもチグハグな印象だが、
母にダートの女傑ミラクルレジェンドを持つ良血がそろそろ本領発揮といきたい。

ここ数戦の行きっぷりの悪さを見るとマイル戦はやや短いようにも映るが、
ユニコーンSは割と外差しでも間に合う傾向にあるので問題ないと見た。
むしろレースレベルが上がった方が地力を余さず出し切れるのでは。
今度は休み明けを叩かれて狙いすましての参戦。
そういえば抽選をくぐり抜けた強運の持ち主でもある。
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ブラストワンピースとの二択で迷った結果、
今年はゴーフォザサミットで勝負する。
正直、2着3着くらいかな感が強く、
「勝ち切れない」と思っている馬を本命に据えるのはどうなのというジレンマも抱えつつ、
最適解はここにあると判断した。

共同通信杯やスプリングSで敗れたことが「格下」のイメージを築かせているが、
距離不足や展開不向きなど、
明らかに厳しい条件だったのでアレは度外視可能。
2400mに距離が延びて、
一気に好位差しを決めたあの変貌ぶりこそが真の姿である。
藤沢和師に言わせれば「良くなってきた」と本格化の気配を示しつつあるようで、
日本ダービーのキーワードである「直前の成長」が見られたとすれば、
皐月賞上位組やその他の別路線組にも劣らない競馬ができるのではないだろうか。

繰り返す。勝ち切るまでは厳しいかもしれない。
だが、頂点に近い位置まではたどり着ける可能性は高いはず。
その先に蛯名騎手の悲願が叶えば、それはそれで最高。
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「過去問は解けるけど当たらない」と嘆き続けてきたヴィクトリアマイル。
昨年もデンコウアンジュの大駆けに屈し、
とうとう怒りの撤退を決めたものだったが、
ジュールポレールが今年も順調にここへ駒を進め、
なおかつ前年の3着馬でありながら伏兵の立場に甘んじていることから、
再び挑戦することにした。

ソツなく好位を取れて、
瞬時の加速で馬群を割ってこられる長所が効くレース。
昨年もまさに注文通りの形で運べたのだが、
あと一歩及ばなかった。

しかし今年はどうにか馬場の悪化は最小限に留められそうで、
阪神牝馬Sを叩いて本番へという狙いすましたローテで体調も万全。
しかも昨年と同じ黒帽を引き当てた。

それでいて単勝20倍ちょいの低評価。
連複系の馬券もそこそこの配当をつけている。
あれか、そんなにジョッキーが不安か。
気持ちはわかるぞ。
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今年ばかりはラッキーライラックで仕方ないでしょ、
と参戦を見送る予定だった桜花賞。
しかし最内枠が当たったとなれば話は別だ。

●2018年4月8日/阪神11R:桜花賞
◎ リリーノーブル
◯ マウレア
▲ フィニフティ
△ ラッキーライラック
△ レッドサクヤ
△ アーモンドアイ
△ レッドレグナント

同じコース、同じ相手関係で繰り返し対戦し、
勝負付けは済んだと見せかけておきながら、
シレッと逆転が起こるのが桜花賞の難しいところでありおもしろいところ。

阪神JF、チューリップ賞で続けざまに敗れたリリーノーブルが、
ノープレッシャーの立場を利用して逆転を狙う。
前走は行きたがるのをなだめながらの、
いかにもトライアル仕様なレース内容で、無難にまとめての3着。
超スローで上がり3Fは33.5秒、
このタイムでまとまる負荷の軽いレースでは、
本質的に馬力型のこの馬にとって良さは出ない。
多頭数で、そこそこ流れるペースでこそ本領発揮である。

正直、今回のメンバーは展開が読みづらく、
その面からも自在性の高いこの馬が最も信用に値する。
ラッキーライラックが馬群を捌くのに少しでも手間取れば、
その合間を縫って勝ちきれる、そんなイメージ。
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言いたいことはすでに展望エントリで語ったので簡単に。

● 2018年3月18日/スプリングS
◎ エポカドーロ
◯ ハッピーグリン
▲ ステルヴィオ
△ ルーカス
△ レノヴァール
△ ビッグスモーキー
△ ゴーフォザサミット
× カフジバンガード
× マイネルファンロン
× ライトカラカゼ

賞金確保済みの差し馬を、強い先行馬が封じるパターンで。
エポカドーロは未勝利→あすなろ賞を連勝中。
いずれもテンからハナを奪っての逃げ切りだが、
前走は序盤で競り込まれやや速いペースになりそうなところを途中から息を入れ、再び加速。
上がり3Fすべて11秒台でまとめる巧みなペース配分が光った。
稍重発表の馬場で2:00.8はなかなかに優秀なタイムである。

問題は思ったよりもちょっと売れ過ぎな点w
あわよくば4番人気くらいでこっそりレースができればと考えていたのだが、
前売時点ではステルヴィオに並ぼうかというほどのオッズに。
さすがに明日になれば落ち着くとは思うが、
どうやらきっちり目をつけられながらの先行策になりそう。めんどくさいなw

とはいえ位置取りゲーをさせれば戸崎騎手は頼りになる。
藤原英厩舎とは「ここぞ」でいい仕事をしてくれるコンビ。
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明日は京都記念に全力を尽くすつもりだったが、
グレイルの飛び抜けた人気を見てちょっとチャレンジしてみたくなった。
逆にこのレースを外から正攻法の差しで勝てれば、
クラシックでもかなり有力と見ていいのでは。

もうひとつ、参戦意欲を持ったのは内枠に面白そうな馬が入ったこと。
しつこいようだが、このレースは大外一気では勝てない。
例年通りラチ沿い特攻を決めてくれる伏兵に波乱の結末を託したくなった。
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毎年のようにスターホースが登場する格式高いレースでありながら、
最後に「さすが」な場面を目にしたのは10年のブエナビスタまで遡らねばならない。
厳冬期の始動戦で単勝1倍台の人気馬が支持に応えるのは、
思った以上に難しい仕事なのである。

前売時点でレイデオロの単勝オッズは1.4倍。
当然ながら連複系の馬券でも人気は集中し、
馬連で6番を外した組み合わせは20倍以上という。

えぇ..(困惑)

前日にたっぷり雨が降って道悪不可避、
しかも勝手知ったる相棒は騎乗停止と、
終わってみれば敗因となりうる要素が点在しているというのに、
大丈夫なんですかね。

強い馬であることは間違いない。それこそ現役屈指の実力者。
しかしそれが発揮しづらい場であることもまた確かである。
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13頭立て、外国人騎手不在、ディープインパクト産駒も不在。
何だかいつもと違う京都金杯である。
それでもセオリー通りの決着が待っているのだろうか。

あまり前置きが長くなるのもアレなので結論。

●2018年1月6日/京都金杯
◎ レッドアンシェル
◯ アメリカズカップ
▲ ウインガニオン
△ ラビットラン
△ マイネルアウラート
△ ダノンメジャー
△ クルーガー
× ブラックムーン

例年の傾向どおりであれば、言うまでもなく先行有利&内枠有利。
頭数が落ち着いた今年は枠順やコース取りのバイアスも多少は緩和されそうだが、
それでも開幕週の馬場、前で流れに乗る馬を捕らえるのは容易ではない。

レッドアンシェルは人馬ともに平常心で走れれば大丈夫。
脚質的にもリゲルSの勝ちっぷりからも、勝利に最も近いのはこの馬。
ただ、どうやらパドックではテンション高めの性格らしいので、
幸さんは優しくゲートまでエスコートしてあげて。
昨秋の2戦はソツなく好位を取れるようになったし、
ウインガニオンやマイネルアウラートを行かせた直後を確保できるはず。
極端な内枠に入るより、これくらいの方が融通も利くだろう。
あとは強引に外を回ったり焦って早仕掛けにならないように。

新年いきなり幸さんの重賞勝ちで馬券もワッショイしたい。
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