「人生、無事是名馬」

2006年創刊の雑談競馬ブログ。主に毎週のレースや好きな馬・ジョッキーについて。時に野球やドラクエについて熱弁。

タグ:好きな店シリーズ

先週の土曜日は京都を食べ歩くツアーを敢行してきた。
その出発点となる昼ごはんは「洋食ぼんじゅーる」。
もう何度も訪れている、昔ながらの洋食屋さんである。

■この日はメンチカツ定食をいただいた


初めて行ったのが2006年になるので、もうかれこれ10年近くの縁になる。
お店自体はもう60年以上も続いているらしく、
時代の変化に対して柔軟に適応しつつも、
その気取らないスタイルはずっと貫き通されてきたのだろう。知らんけど。

確かずっと昔にこのブログでも書いたよなあ..と過去ログを探ってみると、
ありましたわ。2008年2月29日。うるう年。
どうでもいいけど7年前のガラケーのカメラの質よw
それを差っ引いてもヒドい写真のヘタクソさw

リンク先でも書いてるけど、
温和なおっちゃんとクールなおばちゃん夫婦が織り成す独特の空気感が好き。
初めて来た時と比べても、ぜんぜん老いを感じさせず、
お二人ともにお元気そうでこちらもうれしくなってくる。

名物のハンバーグは絶妙にきめ細やかでジューシー。
セットについてくる「もう一品」は8種類の中から選べていつもアタマを悩ませてくれる。
ボリュームたっぷりで1,000円はコスパも高し。
さすがに毎日..というわけにはいかなくても、
定期的に昼食に訪れられる近所のビジネスマンがうらやましい限り。

■洋食ぼんじゅーる
京都府京都市中京区烏丸六角東入ル
地下鉄烏丸線四条駅 徒歩7分
地下鉄東西線烏丸御池駅 徒歩5分
阪急京都線烏丸駅 徒歩7分
TEL: 075-221-6569
営業時間:
11:30〜15:00
18:00〜22:00


余談ながら、食べ歩きツアーの続きは錦に久々に行ってみた。
相変わらずの人の密集具合だが、
6月でこれだと春秋は想像するだけでも死ねる。年末もまた然り。
新鮮な発見だったのが、
イートインできるお店や揚げ物なんかをその場で食べられるお店も結構あったこと。
ハモの天ぷらの誘惑すごかった。

ただあれだけ人が多いと何かを食べるにはちょっとせわしないかな..

■せいぜいソフトクリームくらいが限界

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約1年ぶりの好きな店シリーズ。
会社の近くにできた牡蠣料理のお店。
何度か仕事終わりに立ち寄ってる。

■内観
sasaki

15人も入れば一杯になりそうな、小ぢんまりとした佇まいである。
話を聞くと1年半ほど前にオープンしたのだとか。
行く度にそこそこ賑わっているので、順調なのではないでしょうか。

牡蠣酒場を名乗るだけあって、メニューは当然ながら牡蠣が中心。
まず鉄板は生牡蠣&焼き牡蠣をドーンと出してくれる牡蠣プレート。
ここは外せない。
あとはカキフライに走るもよし、バター焼きやらアヒージョに走るもよし。
そもそも突き出しの醤油煮からしてすでに超うまい。
シメにぴったりの「いくら飯」もオススメ。
※ここまで写真ナシ

■先日は牡蠣の土手鍋を賞味


おいしさが伝わらない写真....
味噌もマスターが自ら仕入れているこだわりの一品なんだとか。



しかし、この店を気に入ってしまった最大の理由は他にあるんです。
それは「マスターと女将さんがいい人」だということ。
何度か足を運んだ程度なんですけど、すぐに顔を覚えてもらったし、
忙しい時間帯に予約の電話をしてもすごく丁寧な応対をしてくれる。

どうも最近は接客のクオリティというものが二分化しているように感じて、
ちゃんとしているところはすごくちゃんとしている一方で、
イヤな気分にさせられる雑な接客に出くわすこともしばしば。
決して偉ぶりたいわけではないけれども、
こちらが変に気を使わなければならないような店員さんも多くなってきた。

そんな時代背景も手伝って、
最近は味がどうだ雰囲気がどうだというファクター以上に、
「どんな人か」が自分の中で重要になってきている。



ちなみに初めて行ったのは昼の時間帯で、
ランチメニューは焼肉定食を700円で出してくれます。牡蠣どこいった。

おひとりさまは未経験なので、
今度ひとりで白ワインでもいただきながらお疲れさん会を開こうと思う。

■牡蠣酒場 佐々木孫べえ ※食べログ
大阪市西区 新町 1-21-3 小林ビル 1F
地下鉄四つ橋線四ツ橋駅 徒歩3分
TEL : 06-6536-1375
営業時間 : 17:30〜23:30
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3日間開催最終日は午後から時間が取れたこともあって、
ぶらりと自転車で京都競馬場へ行ってきた。
淀短距離Sを見終えて気分よく帰ろうとしたら、
ふと「あの店」に寄ってみようと思い立った。

その名は翼虎。ツバサにトラと書いて「YOKUKO」である。
競馬場のほど近くにある商店街の一角の、揚げ物中心の惣菜屋さん。
淀を主戦場とする競馬ファンなら、一度は訪れたことがあるのではなかろうか。

■注文してから揚げてもらえるシステム



■もちろんその場で揚げたてを


懐かしい味がした..
まだPATにも加入しておらず、友達と毎週のように競馬場へ駆けつけていた頃。
精神的にも経済的にもダメージを負った帰り道の、
せめてもの癒やしとして1個40円のコロッケを買って神社の石階段に座って食べた、あの味。
もう10年近く前の話になるが、
当時と何ら遜色のない絶妙の揚げ具合、衣のサクサク加減、そして中のホクホク感。
特に1月2月の開催時には温かさが骨身にしみわたったものだ。

今は淀駅が京都競馬場と直結するようになり、
旧駅舎とつながっていたこの商店街にまで足を伸ばす競馬ファンは少なくなった。
昔はG1開催日の帰りなど、長蛇の列ができあがった程だったが、
きょう僕が立ち寄った時にはほとんど誰も来ないくらい。

店主のおばちゃんも手が空いてそうだったので、
普段めったに店員さんと話したりしない僕が思い切って話しかけてみた。

「昔よくここに来たんです、今日は久しぶりに来ました」と。
そうしたらおばちゃんも楽しそうに話してくれた。
聞けば今年で創業40周年なんだとか。
昔に比べて売上は半分くらいになった、
でもあの頃は仕込みがくっそ忙しくてやってられんかった。
歳も重ねたことだしマイペースで今はやってるんよ、とのこと。

その一言が聞けてちょっとホッとしました。

時代と共に、あらゆるものは移りゆくわけですが、
こうして一時的にでも昔に戻れる場所があることの尊さを噛みしめながら、
熱々のコロッケをほおばり家路につきました。

■翼虎 ※食べログ
京都市伏見区淀本町167-19
京都競馬場から徒歩5分
TEL : 075-631-2765
営業時間 : 11:00〜19:30
定休日 木曜日
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突如として始まった「好きな店シリーズ」。
先週の日曜日に「祇園キャレドミュー」へ行ってきた。
そう、ハープスターのハナ差負けで涙をのんだ直後のことである。

■写真は外観だけ


花見小路をちょっと入ったところにある。
うまいもん好きで常連と化しているうちの両親に連れてきてもらったのがキッカケで、
以後何度か一緒に訪れたものの夫婦ふたりだけは今回が初めて。

最近は「京町家を改装」言うとけばいい感じになる風潮にあるようにも思うが、
僕はこの雰囲気が大好き。
ちょっと和モダンな仕上がりにしておいてくれると尚更のことである。
店内は5卓ほど、20人も座れば満席になるような、心地よい空間。

おフレンチを食べに現れながら、乳製品が苦手な嫁さんのために、
この日は特別なメニューを用意してもらった。

● オードブル 鯖をフランボワーズでいただく感じの
● サラダ 京野菜(大根とか)にヒラマサの刺身をアレンジ
● パン おいしい
● フォアグラのソテーひと口大を芽キャベツにくるんだかわいい一品
● スープ 鯛をうろこ付いたままパリっと焼いたやつに和風だしをかけて
● メイン イベリコ豚のソテー
● 締め 上品なカレーを控えめボリュームで
● デザート マカロンとかロールケーキとか柿とかひと口ずつたくさんいただける

たぶんこんなんだったはず。何か忘れてたらごめん。
本来はもうちょっとクリーム系のソースを使ったメニューが多いんだろうけど、
親切に対応してもらった。親切なお店。
スタッフの人も温和な感じで、リラックスした時間を過ごすことができる。

この日いただいたワインはメルロー。サンテミリオンのシャトー・フェゾー、2009年産。
すごいおいしかった。渋み控えめで、きめ細かい舌触り。スイスイいける感じ。
どう、何かちょっとワインわかってる雰囲気出てますか?

あと忘れちゃいかんのが、ほぼ必ず「おみやげ」をくれること。
前にもジャムの詰め合わせをいただいたことがあったが、
この日はロールケーキをいただいた。ありがたいことです。



ディナーのコースは6,000円から。
祇園で肩肘張らずにフランス料理が楽しめるお店。よかったらどうぞ。

■祇園キャレドミュー ※店舗サイト
京都市東山区祇園町南側572
京阪祇園四条駅 徒歩5分
TEL : 075-551-0431
LUNCH 11:30〜14:00 (l.o.14:00)
DINNER 17:30〜21:30 (l.o.21:30)
定休日 火曜日


予約の際は「人生、無事是名馬」を読んで来た、と言えばスムー..。いえ、やめてください。
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