「人生、無事是名馬」

2006年創刊の雑談競馬ブログ。主に毎週のレースや好きな馬・ジョッキーについて。時に野球やドラクエについて熱弁。

カテゴリ: 競馬/競走馬

午後にイクイノックス電撃引退との見出しが踊ったが、ちっとも電撃じゃないよね。
何を言うてるの、お前。見てたらわかるやんか。
ルメールの涙と、出迎えた厩舎スタッフさんの「やり切った」表情を見てたら。

しかしクラブ所属馬が、どこも悪くないのに4歳で引退ってのもレアケースよな。
会員さんからしたらあと1年走らせて10億円稼いでくれよって人もおるでしょうに。
種牡馬になったらおいくら万円とかあるんでしょうか。

個人的にはこのタイミングでの引退はナイス判断。
4歳でサクッと引退する名馬の成績って美しい。スペシャルウィークしかり、ディープインパクトしかり。
レイデオロだった4歳で幕引きしてたら印象全然違ったはず。

古馬路線を2周するとさすがにマンネリ感もあるし。

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常に脚元の不安との戦いだったエピファニーにとっては、まず無事に初戦を終えることができたのが何より。しかも、敗れたとはいえ大器の片鱗を十分に見せてくれたのだから前途は明るい。
坂路中心のソフトな調教、そしてパドックでは堂々と馬っ気を披露..とても競馬に集中できている状況ではなく、スタートも出遅れ。前半1000m通過が63.7秒というスローペースで4角ではまだ後方..最後の直線も進路を探しながらの追撃となったが、ラスト1Fでムチが入ってからの脚が強烈だった。先に抜け出したライラックがセーフティリードに入ろうかというところを、猛然と差を詰めたフットワークは迫力十分。この一戦を経験した上積みも考えれば、次以降もかなりレベルの高いパフォーマンスを見せてくれると確信に近いものを得られた。

手綱を取ったルメールも、アーモンドアイを引き合いに出してその能力を評価。ぜひとも次はスムーズな競馬で勝利に導いてほしい。

あとは次のレースをいつ迎えられるか。早々に天栄へ放牧に出たのは想定通り。東京開催のうちに2戦目を迎えられれば、来年の春に大きいところを狙う態勢は整うと見た。

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まずはサウジアラビアロイヤルCのコマンドラインから。
超スローペースで勝ち時計は1:36.4と遅くなったが、瞬発力勝負でステルナティーアを寄せ付けなかったのは評価していいでしょう。
初戦はどちらかといえばギアチェンジ時の反応の鈍さが気になっただけに、ひとつ課題をクリア。こういうセンスがいかにも一流って感じ。
まだ馬体の仕上がり具合も余裕たっぷりに映りますし、来春にはもっと良くなっているはず。

ただ、日本ダービーを勝つのかと言われるとまだちょっと微妙w

マイラーだというつもりはないですし、そもそも3歳春の時点であれば多少の距離適性など能力とコース適性で何とでもなると思うんですけど、他にもいい馬は揃ってるのでまだナンバーワンとまでは..
この後も必要最小限のレースを使って大舞台へ向かうことになると思いますが、一戦ずつ見落とすことなく変化を見守っていきたいですね。

ステルナティーアは賞金加算にこそ成功したものの、このヨーイドンなら勝ちたかったのが本音じゃないですかね..まあサンデーレーシング的にはこれでよかったのかもしれませんけどw
初戦の鮮やかな脚を考えると、ちょっと物足りなく映りました。

スタニングローズも新潟2歳Sに続き後方から差を詰める形で見せ場を作っている。どこかでうまいこと賞金を積んでG1に出たいですね。
そして出遅れながらも懸命に追い込んだウナギノボリも重賞でやっていける可能性を十分に感じさせた。どこかでズバッとハマってくれるのを期待。

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まずはダンテスヴューの話から始める。なぜならPOG指名馬だからだ。
いやいや、とりあえずひと安心。ここで負けてちゃ重賞戦線には名乗りを挙げることすらできなかった。
初戦はじっくり構え過ぎたのが仇となったこともあり、川田将雅は「絶対に負けない競馬を」と先行集団を見る形での位置取り。
直線入り口で外に持ち出し前を射程圏に入れると、しっかり脚を伸ばし後続を置き去りにした。

前半1000mが60.6秒とそこそこ流れ、以降も12秒前後の締まった流れになったこともありラスト1Fは要したが、こういう展開を経験できたことは今後にも活きてくる。
その反面、やはり新馬戦のような瞬発力特化の勝負では分が悪そうだと再確認。となると最大目標は弥生賞ですね。そこ目指して年内もう1走からの若駒S経由で向かいたい。それ以上は望みませんw
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豪州の名牝ヤンキーローズが唯一残したディープインパクト産駒ロムネヤ。その半弟(父ロードカナロア)がセレクトセールで3.7億円で落札されたように、血統的な背景からも期待が集まるが、まだ繁殖成績が未知数な初仔ということで、POG検討期間での評価はそこまで高くなかった(日刊競馬POGで48位)。

東京ではなく中山マイルでの初陣。追い切りの動きも意図的なものかソフトなレベルにとどめられており、馬体も410kg程度と聞いていただけに、どこまで期待できるかと半信半疑な気持ちでデビュー戦を見守っていたのだが..

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トゥデイイズザデイの新馬戦は皆さんの目にどう映りましたか。

まず驚いたのが「あれ、逃げちゃった」ってことですよね。7頭立ての少頭数。誰も先手を主張せず、1F目から13.7→12.4秒とまるでペースが上がらなかったため、好発を決めたこの馬が押し出されるようにハナへ。
それでもペースを乱すことなく馬群を先導し、その後も13.6→13.0→13.1秒とラップは上がらず、ラスト3Fのみ11.7→11.1→11.2秒とペースアップしそのまま逃げ切った。

上がり最速こそ、後ろから末脚を伸ばしたジャスティンロックに譲ったものの、「逃げ切った」というよりは「一番前から差し切った」という形ですかね。手綱を取った武豊も、池江泰寿調教師も改めて将来性を感じたようだし、まずは文句のない滑り出しとなったのでは。

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日曜中山5Rで、桜花賞馬ハープスターの仔ライラスターが初陣を迎えた。
この血統ですから当然デビュー前から注目はしていたわけですけれど、上のアストライアはさっぱりでしたしヒストリックスター関連の血統ってアベレージ低いじゃないですか。
なのでPOG的な観点からすると、これに走られちゃお手上げよな..と思いながらレースを見ていた。

中団外め追走から4角で前を射程圏に入れ、さあここから..というところまでは持ち込んだが、惜しくも差し届かず。
判断は分かれるところだろうが、個人的にはそこまでのスケール感は見られなかった。
もちろん、勝ち上がりに苦労するようなレベルではないとも思うが..

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アドマイヤミヤビの初仔アドマイヤラヴィのデビュー戦として注目を集めた土曜中京5Rだったが、終わってみればナミュールの独り舞台だった。2番手追走から上がり33.3秒でサクッとまとめての完勝。

さすがはキョウエイマーチの曾孫である。

祖母はご存知の通り97年の桜花賞馬。メジロドーベルを4馬身もちぎった圧倒的スピードを武器に、6歳春まで活躍を見せた。
牡馬相手にも決して引けを取らず、しかも晩年はダートにも挑戦するなど、当時の牝馬のイメージを大きく覆す力強さを感じさせた。

その底力は今も引き継がれているようで、唯一の娘ヴィートマルシェからサンブルエミューズが産まれ、その仔ナミュールが新馬勝ちと25年の時を経ても活力は衰えない。
それだけではなくヴィートマルシェは現役ダート最強牝馬マルシュロレーヌも輩出しており、繁殖入り後の活躍にも期待がかかる。

競馬を見始めた当時の馬の血統が脈々と引き継がれていくのは大変うれしいことだ。
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ジャスティンパレスは期待通りの内容で勝ち上がったし、アカデミーも食い下がっての2着。この2頭の将来性を感じる一戦でしたね。



単勝1.5倍の圧倒的人気に支持されたジャスティンパレスは、持ったまま先頭に並びかけてそのまま抜け出す完勝。
スローペースでも折り合いはスムーズで、センスあるところを見せた。

ただ、血統的に高速上がりには向かないかもしれないですね..相手が強くなってからどうなるか。そこが出世のポイントになりそう。

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夏競馬最終週は土日合わせて6勝を挙げた武豊。中でも楽しみな新馬との出会いがあったことで、秋以降への弾みもついたことだろう。
ドウデュースについてはすでに別記事で触れたが、このドーブネも負けず劣らずの好素材。
藤田晋氏の馬主としての初勝利をもたらしたのは、やはり千葉サラブレッドオークションで4.7億円もの価格で落札されたディープインパクト産駒だった。

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日曜小倉の新馬戦を勝ったキーファーズ軍のドウデュースはなかなか有望ですね。追い切りの動きからも初戦は間違いないだろうと思ってましたが。
好スタートから外の4番手を追走すると、スローペースにもリズムを崩さず折り合いピタリ。楽な手応えのまま4角を迎えると、軽く仕掛けられただけでスムーズに加速。最後はガイアフォースとの一騎打ちになったが、余裕を持ってクビ差リードを保ってゴールを迎えた。

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レッドベルアームに完敗を喫した新馬戦がウソのような圧勝でした。



7馬身差の圧勝で初勝利を収めたキラーアビリティ。
序盤はじっくりと流れに乗り、4角手前から一気に加速すると一瞬で先頭に並びかけ、あとは突き離す一方。残り200mからグングンとリードを広げる勝ちっぷりは見た目にも際立っていたが、あとでラップを確認するとラスト1Fは10.8秒を計測。この日は比較的速い時計が出る馬場ではあったが、それを差し引いても超優秀な内容でした。

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評判通り、めちゃくちゃ強かったですねソネットフレーズ。



最初の一完歩こそ出負けしたものの、すぐさまリカバリー。3番手につけると、4角手前くらいからもう実力が違うと言わんばかりにハナに並びかけ、直線では持ったままで先頭へ。
2着馬ウィニスクテソーロが迫ろうとするとルメールのムチが一発だけ入り、一瞬で後ろとの差を広げ勝負あり。最後は流しながら3馬身半差の圧勝でした。

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いよいよソネットフレーズがデビューの時を迎えた。

半兄ボーデンが今季のクラシック戦線で素質の片鱗を見せていたこともあって注目していた一頭なのだが、幼駒の頃にボーンシストを発症していたこともあり春の時点では無名の存在だった。馬主も恐らく吉田勝己氏名義で走らせるような、そんな情報が伝わっていたように記憶している。

ところが、その後キャロットFの追加募集枠に名を連ねたこともあって一気に話題となり、北海道からの移動、美浦への入厩もトントン拍子に。脚に不安があったとはとても思えないような順調さだった。

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新潟芝1800m戦だけあって良血馬が揃った新馬戦。

先月のラジオNIKKEI賞を制したヴァイスメテオールの半弟イクイノックスの評判がいい。1週前にクロンターフ(日曜の五頭連峰特別に出走)を追走し同入したように調教も動きも良好。勝ち上がる産駒も増えてきたキタサンブラック産駒からまた大物が出てくるだろうか。

重賞勝ち馬のリバティハイツや昨年クラシック候補と期待されたランドオブリバティの弟にあたるキングズパレスも水準級には動けそう。放っておいてもそこそこの結果はついてくるタイプと見た。

それから「サトミホースカンパニー×友道康夫厩舎」の初タッグとして話題を呼んでいるサトノヘリオス。こちらもまずまず体勢は整ったが、同厩の2歳馬に好素材がうじゃうじゃいるせいでそれらに比べるとややトーンダウンは避けられない雰囲気。スパッと切れるよりパワータイプかなとも思っている。

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ローマンネイチャーが屈腱炎を発症していることがわかった。



6月の新馬戦では放馬した馬に襲われ、スタートも出遅れるなど受難続きの一戦だったが、それでも直線では末脚を伸ばし4着と能力の片鱗は見せていた。
それだけに仕切り直し後の復帰戦には改めて注目が集まったのだが..

どうやら1年ほど休養を要しそうで、もう3歳未勝利に間に合うかどうかというレベル。復帰できてもどこまで本来の力を出せるかは不明瞭だけに、痛恨の離脱となってしまった。

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「モーリス四天王」の一角、シンハライトの初仔セブンサミットが土曜阪神の未勝利戦で2着。ついに上昇の兆しを見せた。

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阪神で勝ち上がったエリザベスタワーに続き、中山のひいらぎ賞もKingman産駒のシュネルマイスターが完勝。これでデビューから無傷の2連勝となった。

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ソダシとサトノレイナスが引っ張る2歳牝馬戦線だが、まだまだ未知の魅力を秘めた素質馬も来年のクラシックを狙っている。先週デビュー勝ちを収めたエリザベスタワーもその一頭。

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土曜阪神4Rの2歳未勝利(芝1800m)にセブンサミットが出走する。9月の中京での未勝利戦(5着)以来、約3ヶ月ぶりの実戦。

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我がライバル陣営の一頭であるローウェル。夏ごろは確か喉頭蓋エントラップメントを発症していたとかで、ちょっと苦しくなりそうかなあなどと考えていたのだが、なかなかいい状態でデビューを迎えられそうだ。

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話題性たっぷりだった阪神ジュベナイルFの影に隠れてしまいそうだが、その他の2歳戦の結果も簡単に触れておこう。
まずはレガトゥス。とうとう1200mにまで距離を短縮し、活路を見出そうとしたが3着に終わった。しかもレース内容がめちゃくちゃ。スタートで行き脚がつかず後方からの競馬になりながらも、前進気勢が強すぎるのかジョッキーは手綱を引っ張りながらの追走。そして直線は大外をブン回す形となり、メンバー最速の上がりをマークするも時すでに遅し..


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最近はもう出走馬にこの名前があるだけで少しうれしくなってしまう。ビゾンテノブファロ。この意味のわからない2歳馬がもう気になって仕方がない。今年の5月、門別でデビューした2歳馬で、現在10戦1勝である。

..10戦!?

そう、3戦した門別での1勝を手みやげにJRAに転入を果たすと、以後は新潟のダリア賞に始まり小倉→中山→東京→阪神と、過密ローテにも弱音を吐くことなく転戦。恐らく少頭数のレースを狙い撃ちする陣営の戦略も功を奏し、毎度ほぼしっかり掲示板を確保する頑張り屋さんなのである。それでいて馬券圏内には入らないあたりが何とも愛おしいのだがw

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先週も2歳戦は盛りだくさんだったので木曜になっても配信を続けるよ。



# ブエナベントゥーラ脱落、ミルコが追うことすらなく馬群に沈む
# そもそも平場1400mを使ってきた時点でなあ
# 赤松賞、アカイトリノムスメは優秀な勝ちっぷり
# 新馬戦大敗からよくここまで巻き返した
# 阪神JF回避は既定路線でしょう、次は恐らくクイーンCかな?
# 「残り物」レフトゥバーズは相当な素質
# 小柄な馬体が今後のネックに

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先週の2歳戦、まあまあ盛りだくさんだったのでstand.fmでは抜粋して話してます。



#デイリー杯2歳S
#レッドベルオーブが人気に応えて勝利
#折り合いとか反動とか、今後に向けて課題も
#ホウオウアマゾンも優秀よね、順調に賞金加算
#この世代のキングカメハメハ産駒は好調
#カイザーノヴァは折り合いが..まだまだこれからやね
#坂井瑠星とのコンビで一進一退でいこう

#黄菊賞、クインズラベンダー敗れる
#サトノレイナス勢としてはライバル台頭といかず安堵w
#とはいえオークスには間に合わせてくるでしょう

#ルージュアドラブルいいねえ、アーモンドアイみたいな瞬発力
#しかし390kgしかないのが悔やまれる
#全弟は個人馬主さんがセールで落札、どこまで走るか

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藤川球児の引退セレモニーを追っかけで見てたらくっそ遅い時間になったので今日はテキストでいこう。

先週の2歳馬でいえば、まず百日草特別を勝ったエフフォーリアですよね。札幌の新馬戦を勝った段階で話題になってたけど、個人的にはそこまでって印象だった。しかし2戦目でその成長力を見せつけられた。スローペースを我慢してズバッと差し切り勝ち。上がり3F33.4秒をマークした瞬発力の裏付けも今後への期待を高めてくれる。
困ったのは次走を含めたローテーション。同じ鹿戸雄一厩舎にはランドオブリバティが、キャロットCにはオーソクレースがおり、それぞれホープフルSへの参戦を予定していることを考えるとこの馬の参戦はなさそう。となると年内は使わず年明けの京成杯か共同通信杯あたりになるのだろうか。これだけ間隔が空くのはもったいない気もするが、さすがにこの使い分けは批判するようなものではないのでご注意を。

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昨日はブエナベントゥーラとソダシについて語ったら時間切れになってしまったので続きを改めて。しかも音声収録は厳しそうなのでテキストで。

まずは萩Sで1番人気に支持されたものの3着に終わったワンダフルタウン。ハイレベルと見られていたダノンザキッド組の2着馬で、新潟の未勝利戦を圧勝したキャリアからも期待はどんどん大きくなっているが、トントン拍子で連勝していくタイプではなさそうだ。「ホープフルSから逆算して使う」と計画のもとで、京都2歳Sも挟んでいく叩き上げスタイル。まだまだ見限るのは早い。

シュヴァリエローズは新潟2歳S5着で早々に底が割れたようにも思えたが、ここで消えまいとひと踏ん張り。ただこれ以上の上積みは見込みづらいのが正直なところ。フォティノースはどうしてしまったのか。4角で大きく逸走。内容は違えど、牝馬路線の有望株ダノンシュネラと同じくOP特別でシンガリ負け。

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先週はPOG戦線での注目馬が大挙出走で盛り上がりましたな。まとめて話そうと思ったけど長くなりそうなのでブエナベントゥーラとソダシについてだけとりあえず。



ブエナベントゥーラはこのままだとキツいよね、どれだけ上積み変わり身があるか。一方ソダシはなかなか優秀。サッと好位から速い上がりでまとめるセンスの良さ。ただ、サトノレイナス勢としては実績で劣っても実力では負けてませんよの気持ち。テンハッピーローズも流れが向かない中でしっかりと脚を使ってくれたし、サフラン賞のレベルも低くなかったということで。

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昨日はオーソクレース民の方々に聞いていただけてよかったです。内容はぐう凡でガッカリだったでしょうけどw





シャフリヤールいいね、タメて切れるディープインパクト産駒の優等生。これが今季の牡馬エースかもしれない説。それにひきかえアークライトは..崖っぷちとか言うてると松岡昌宏くんに「あなたは崖の下に落ちてしまっていることに気付いていない」と言われそう。絞って出てこないとこのまま終わる。
そしてリフレイム。阪神ジュベナイルFでサトノレイナスの強敵になるかも。京王杯2歳Sでも勝負になりそうで..注意して見ておきたい。
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これは思った通りの大物かもしれない。札幌の新馬戦で非凡な素質を見せてくれたオーソクレースが、アイビーSも勝ってデビューから2連勝。期待の良血馬がクラシック路線に乗った。



まずは新馬戦直後に書いたエントリを改めて読み返してほしい。これだけ手放しで称賛していたわけだから2戦目も楽しみにしていた一方で、本来はじっくりと力をつけていく血統だけにいきなりOP級を相手にするとちょっとどうかなという思いもあったのだが..







改めて誉めて誉めまくることになってしまった。ラジオで触れるの忘れたけどあのド根性こそマリアライト譲りよな。

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秋華賞のウインマイティーは残念な結果に終わったけれど、先週のゴールドシップ産駒ではクロノメーターが日曜東京12Rの鷹巣山特別を勝ってくれました。これはうれしい。



ゴールドシップ初年度産駒のマイル路線のエースである。デビューからここまでまだ馬券圏内を外しておらず、順調にステップアップを果たして準OPまで上り詰めてきた。焦らずじっくり仕上げてきたこともあって、まだまだ上積みは大きそう。
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出遅れて後方からのレースになり、4角に差し掛かってもまだ最後方..これはもうダメかと覚悟した、次の瞬間だった。ルメールの抜群のハンドリングに導かれながら、コースロスを最小限に留めつつコーナーをクリア。直線入り口でスムーズに外へと持ち出されると、余裕たっぷりの足取りでスパートに入り、先行するグランデフィオーレらをあっさり捕らえて先頭へ。そのまま1馬身半差の完勝。

見事な進化を遂げたサトノレイナス。新たな女王誕生の予感を漂わせる勝利だった。

追い出されてからの末脚は迫力満点。新馬戦での遠慮がちで頼りなげなフットワークとはまるで別物だった。他馬と少し並走するところもあったが、外に逃避するようなこともなく真っすぐに伸びてこられた。短期放牧も挟んでのこの4ヶ月、追い切りの時計もガンガン詰めてはいたが、実戦でもその成長ぶりを証明してくれた。これこそPOGドラフト前から期待されていた本来の姿。阪神ジュベナイルFはもちろん、桜花賞・オークスへ向けての手応えも感じさせてくれる勝ちっぷりだった。

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スプリンターズSには悪いけど今週最大の注目レースはサフラン賞です。我がPOGドラ1のサトノレイナスが出走。6月の新馬戦を勝って以来のレースで、どれだけ成長を遂げているか楽しみにしたい。美浦に帰厩後は追い切りの時計もデビュー前から大きく縮めており、進化の可能性を感じさせてくれている。
と同時にここで案外な結果に終わってしまうと、他に目ぼしい活躍馬がいない現状だけに早くもPOG終戦の危機にさらされてしまうという事情もw

どうにかビッグレースを狙えるだけの真価を見せてほしい一戦である。

新馬戦が地味な内容の勝利だっただけに、いきなり重賞で壁にぶち当たるよりもサフラン賞あたりで復帰するのがちょうどいいのではと考えていた。なので陣営の思惑は十分に理解できるが、問題はタウゼントシェーンという強敵とわざわざぶつかってしまうということ。分けて使ってくれればいいのに、ずいぶんとナメられたもんだ。

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6月の東京で不良馬場に沈んだレガトゥスが巻き返しに成功した。各POGでも人気を集めているであろう「モーリス四天王」の一角だけに、ホッとしている人も多いに違いない。



新馬戦は色々な敗因が重なっての大敗だったが、そのひとつが明らかに緩かった仕上がり。それだけに今回はどれだけ中身ができているかと気にしていたのだが、馬体重が発表されると562(+8)と想像を絶する数値が飛び込んできた。まさか絞れるどころか増やしてくるとは。

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はい、またしても。

日曜札幌5Rの新馬戦を勝ったのは、ゴールドシップ産駒のヴェローチェオロ。藤沢和雄厩舎のディープインパクト産駒バッソプロフォンドが重馬場に苦しむ中、それを全く気にする素振りも見せず鮮やかに差し切ってみせた。

これはいつもの勝ちパターンやろ、と単勝だけ軽くポチっておいたので、今週どこかでおいしいお昼ごはんでも食べに行こうと思う。

父を手掛けた須貝尚介厩舎が送り出す、今季の期待馬の一頭である。早い時期から栗東坂路で乗り込まれ、好時計をマークしてから北海道へ移動するのはサトノゴールドと同じパターン。札幌入厩後も順調に調整は続き、初戦から色気は持っていたが..見事に結果を残してくれた。余談ながらPOGでも指名候補の一頭に入れていたのだが、残念ながら牡馬の指名枠がすでに尽きてしまい見送らざるを得なかったという事情がある。

どうやら連闘で札幌2歳S参戦も視野に入れているようで、実現すればゴールドシップ産駒は最大5頭出しということに。せっかくだからぜひとも実現させてもらえれば。

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モーリス産駒として初勝利を挙げたことでも話題になったカイザーノヴァが、クローバー賞を制し2勝目を挙げた。
新馬勝ち直後に連闘で挑んだ函館2歳Sは5着に敗れたが、ゴール前はしっかりと末脚を伸ばしており、距離が延びればOPでも勝ち負けという手応えはつかめる内容だった。その見立て通り距離が1500mに延びたことでスムーズに中団を追走。早めのスパートから最後はインを突いたラヴケリーをアタマ差抑えてのゴールとなった。

この時期のOP特別はレベル的にどうなのという疑念もなくはないが、函館2歳Sでも3着と好走していたラヴケリーや、未勝利戦を圧勝していたジャンカズマを負かせた点は評価したい。それに札幌1500mは外枠だとどうしても距離ロスが生じがち。実際に外を回される形になりながらも勝ち切れたのは価値が大きい。

これで賞金的には3歳春まで不自由なく重賞に参戦できる身分になった。当面の目標は距離適性的にも朝日杯FSということになりそう。デイリー杯2歳Sあたりを経由して本番に向かうのが王道となりそうだが、果たして陣営はどんな判断を下すか。

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今週のwebスポルティーバ砲はセブンサミットでした。いかにもって感じですね。



もはやわざわざリンク貼るのやめようかなと思うほど中身がない。どんどんその傾向に拍車がかかってる。今回の記事なんて7割方シンハライトのことですからね。肝心のセブンサミットに関しては超ふわっとしたコメントしか載ってない。そもそも取材対象が取材者っておかしいよね毎回。

こんな内容でも媒体の大きさと馬の注目度でPVガッポリ稼いじゃうわけですから。本当イヤになりますよ。

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先週は土曜の朝からガッカリであった。POG指名馬ディアマンテールが6着と大敗。新馬戦は不良馬場でまともに走れず、さあ良馬場で本領発揮と期待していたのだが..今後の見通しも厳しくなってしまった。

しかし、納得のいくレースをしてくれたならまだしも、なぜ逃げたんでしょうね?

2歳戦によくある「誰も行かなくて押し出されるように..」ではなく、それなりに序盤から促しての先行策。わざわざ先導役を買って出たばかりか、前半1000m59.9秒と新潟外回り1800mでは速い部類に入るラップを計測。これがこの馬の力をフルに発揮するための乗り方には思えないのだが..



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アークライトは思わぬ苦戦を強いられてるし、レガトゥスは今後どこまで動けるのか見通しが立たないしで厳しい戦いが続いている我がPOG戦線。サトノレイナスとて新馬戦の内容だけでは強気になれないし、そこにグラヴィルの戦線離脱という誤算まで発生。とにかく一頭でも多く計算の立つ駒が欲しいというところで迎えるのが、ディアマンテールの2戦目である。

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指名馬が期待どおりの走りを見せてくれないのも困ったものだが、故障でレースに使えない以上に残念なことはない。我が軍のオークス候補グラヴィルの骨折が判明し、約半年ほどの戦線離脱を余儀なくされることとなった。


このツイートでは全治3ヶ月との見込みだったが、詳しく検査が行われた結果、さらに時間がかかる見通しとのこと。今から半年後となるともう来年の2月。仮に上を目指せる能力が備わっていたとしても、ほぼノーミスで勝ち進まないとオークスには間に合わない。

要するに、POG期間内の活躍はほぼ絶望的ということです。

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先週オーソクレースが見事に呪縛を破ったことで、webスポルティーバ砲も少しは勢いを弱めただろうか。今週のターゲットはサトノスカイターフである。



もちろん知ってるで。POG検討期間でも何度もその名前は目にすることがあった。しかし池江泰寿厩舎×サトノ冠の組み合わせも毎年のように期待だけ集めながら、POG期間での成功例は未だにサトノダイヤモンドくらいしか思いつかずアベレージは低い。まして上にまだ活躍馬のいないシーヴの仔という意味でも、なかなか指名するには勇気が必要。

という経緯でリスト入りも見送った。

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先週は無事にトレデマンドとアカイトリノムスメを馬群に沈め、相変わらずの絶好調ぶりをキープするwebスポルティーバ。次は誰が指名されたかというと、池江泰寿厩舎のヴィルヘルムだった。



はて..?

この連載にしては珍しくミーハーどころを外してきたな。名前を聞いても全くピンと来なくて血統を見てみたら母カイゼリン。なるほど。上に目立った活躍馬が出ていない現状では、さすがにリスト入りすることもないわな。祖母がブロードアピールでワグネリアンと同じ一族といえば確かにそれはそうだけど、アベレージは低い印象だけに指名するのはちょっとリスクが。


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ついにやりましたねフォイヤーヴェルク。新潟ジャンプSで待望の障害重賞初制覇。先に抜け出したメドウラークの手応えが良く、もしかしたら残られるのではと思いながら見ていたが、まるで勝ち方をわかっているかのように慌てず騒がずスパートを開始し、しっかりと前を捕らえきった。
まだトップクラスのジャンパー達とは戦っていないので何ともいえないが、いずれジャンプG1も狙えるようなポジションまでは確立できたかな。まだまだ障害でのキャリアも浅いことだし、これからさらに強いレースを見せてくれるんじゃないかと期待してる。

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評判馬が次々と敗れ、相変わらず混沌とする2歳戦線。改めて1勝の重みを痛感する日々だが、特に短距離向きの血統であれば好発進を決めて上のステージを目指したいところ。

重賞5勝の強豪ダノンスマッシュの全妹フライングバレルの陣営も、きっと描くビジョンは同じだろう。1週前の追い切りで53.9-12.2をマークしており、非凡な能力の片鱗を見せている。一部では先週もう使うという話もあったが、1週スライドしてここへ。もちろん勝負は先ながら、できればつまづくことなく勝ち進んでいきたい。

ちなみにこの馬は我がPOGのライバル陣営の持ち馬。なかなか勝ち上がる馬が出てこないので、敵ながらそろそろ朗報が届いてもらいたい。

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カンパニー産駒の大物候補として期待を集めたイェッツトも、不完全燃焼のまま5歳の夏を迎えた。新馬勝ち直後に京成杯で3着と善戦するなど素質の片鱗を見せるも、その後はどうにも伸び悩み..昨年は500万下→1000万下と連勝しながらも戦線を離れるなど、どうしても順調さを欠いてきたのがもどかしい。

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おや?

今週土曜の新潟でデビューを迎えるトレデマンドが、あまり調教で動けていないようだ。1週前の追い切りはしまいのみで全体時計は遅め、そして今週の直前追いは坂路で一杯に追われるもラストは13秒を要したとのこと。

POGドラフト時点では今季の2歳牝馬トップクラスと評価が高く、個人的にもサトノレイナスかこの馬かのどちらかは絶対に確保しておかなければと思っていただけに、ここまでの低調な動きには少し戸惑いを感じている。

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ただでさえ追い切りがサッパリで不安を募らせていたところにwebスポルティーバにも見つかってしまったグランメテオールは案の定、新馬戦で大敗を喫してしまった。いよいよ毎週の更新のたびに「もう勘弁してくれ..」と祈りたくなる心境だが、今回はあの三冠配合から産まれた初めての牝馬のご登場である。



調教で乗った戸崎圭太が「反応はよかった」とコメントしただけで、あとはトラックマンとやらが好き勝手に話してるのを引き伸ばして当たり障りのないポジ記事に仕上がっているだけの文章です。例によって。内容はホンマに何もない。

さて、アカイトリノムスメ。金子真人オーナーもそろそろ飽きてきたのではないかと思うネーミングだが、ディープインパクト×アパパネの血統だけに注目度は高い。と言いつつもこれまでモクレレ、ジナンボーがクラシック戦線では稼働せず、ひとつ上の兄ラインベックもG1出走にまではこぎつけたものの、そこでは力不足を露呈。どうにも期待ほどの成果は上げられていないのが現状だ。

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2戦目での変わり身を期待したが、残念ながら落胆の色濃い敗戦となってしまった。土曜札幌1Rに出走したアークライト。新馬戦2着から中2週で初勝利を目指したが、またしても2着に終わった。
途中からハナに立つ競馬になった前走とは違い、今回は少し引っかかりながらも抑える競馬。4角手前からジワリと前との差を詰めにかかったが、ディープインパクト産駒らしいキレは見られず。マッチレースと目された相手のギャラントウォリアには先着したものの、内から脚を伸ばしたウインルーアには2馬身近くの差をつけられての完敗だった。

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今週から開幕する札幌競馬でも続々と期待の新馬がデビューを迎えるが、どうやらマリアライトの初仔オーソクレースもその中に含まれそうだ。8月9日の芝1800mをルメールで、とのこと。キャサリーンパーの一族はマリアライトに限らず、割とじっくり仕上げていくイメージが強いだけに早期デビューはやや意外な気もするが、この馬の場合は春先にゲート試験も済ませるなど順調にステップを踏んでいる様子。

現在は入厩先の札幌で時計を出し始めている段階のようだが、さすがにまだ詰めていかなければならない段階。レースまではあと3週あるので、良血馬の片鱗が見られれば。

母は宝塚記念でドゥラメンテとキタサンブラックをまとめて負かしたスーパー牝馬。一方、父エピファネイアも気性の危なさを秘めながら菊花賞・ジャパンCとハマった時は圧倒的な強さでG1を制した。キャロットの所属馬同士の「夢の配合」だけに、期待を寄せるファンも多いことだろう。

もちろん自分自身もその一人だ。

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今週の新馬戦は注目馬メジロ押し!という感じではないが、その中で日曜函館の芝1800mに出走するゾディアックサインを取り上げたい。ポイントはモーリスとエアグルーヴ牝系との配合。すでに同パターンでレガトゥスやカランドゥーラがつまづいているだけに「三度目の正直」となるだろうか。

それにしても毎度のことながらエアグルーヴの血の広まりはすごいな。イントゥザグルーヴ→レネットグルーヴなんて一族の中ではだいぶ傍流にあたると思うのだが、こうして2歳の間から評判になるような馬が出てくるとは。走ってから言え、って感じですけど。

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