「人生、無事是名馬」

2006年創刊の雑談競馬ブログ。主に毎週のレースや好きな馬・ジョッキーについて。時に野球やドラクエについて熱弁。

カテゴリ: 競馬/雑談

競馬って不思議な力が働くことがたまにあるけど、ジョーカプチーノやディアデラマドレの血を引く馬の奮闘を見ていると藤岡康太の魂がここに息づいていることをひしひしと感じた。
そしてとどめはジャスティンミラノ。
自らが仕上げた逸材が皐月賞を勝つとか。



でも、もうこんな感動のドラマは二度と見たくない。
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のんびり毎日杯を見てたらゴールドシップ産駒メイショウタバルが6馬身もぶっちぎって勝ってしまった。
重馬場を味方につけての勝利というのは間違いないのかもしれないが、勝ち時計が1:46.0で上がり最速34.4秒でまとめてることを踏まえると、馬場だけが勝因じゃないと主張したい。

坂井瑠星も思わぬ形で強いお手馬に巡り会えたかもしれん。

日経賞がここまでメンバー落ちたの初めて見た気がする。
ボッケリーニが抜けた人気って..案の定、早め先頭から押し切れず負けてるし。
勝ったシュトルーヴェはダノンギャラクシーが故障したあのレースの勝ち馬か..全く印象にない。

明日の高松宮記念もぬるく見守るだけ。
たぶんオープン戦の方がしっかり見てしまうはず。
阪神は勝てないばかりか主力に離脱者が続出して暗雲ムード。
さすがにちょっとヤバいのでは。
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仕事が忙しくなってくると「週末ずっと家にいたくない」とか思わなくなるね。
そんなわけでこの土日はほぼ引きこもってた。

土曜は福永祐一厩舎の初陣がとにかくアツかった。
惜しくもハナ差負けだったが盛り上がり具合としては十分。
武豊と口取り写真を撮れる日もそのうちやってくるでしょう。
勝ったレディバグはこれがラストランだったとか。それなら仕方ない。

金鯱賞はプログノーシスが圧勝。
札幌記念の勝ち方や天皇賞での奮闘ぶりを考えれば妥当な結果。
ドゥレッツァも試走感の強い乗り方でこの着差が力の違いとは言わないが、にしても4歳世代低レベル説を払拭するどころかますます信憑性が。
天皇賞で真価を問う。

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走る馬ほど乗り手を選ぶもんなんですかね。
これまで荒削りなレースが続いていたスウィープフィートが美しい差し切り勝ち。
言い方は悪いけど、永島まなみにはまだ早かったってことかな。
こういう競馬させたら武豊が巧すぎる説もあるけど。

しかし今季の3歳牝馬戦線けっこうカオスじゃね?
阪神ジュベナイルF勝った馬も抜けて強いとは思わんかったし。
一番印象に残ってるのはクイーンC勝ったグレナディアガーズの妹。

..どっちも名前が出てこない問題。

オーシャンSは坂井瑠星ビッグシーザーがどんなもんかと見てたけど2着。
手応えが怪しくて凡走もあるかと思ったけど、どうにかこうにか。
能力的にはこれくらいが限度なのかもしれんね。

まあ今日は加用正厩舎のミラクルティアラを勝たせるのが至上命題だったのでヨシとしておく。
明日もやたらとお世話になった中野栄治厩舎の馬に乗るし、ベストを尽くしてもらいたい。

そういえばサウジアラビアで暴れ回って騎乗停止になったらしいやん。
フォーエバーヤングのムチ使用はともかくリビアングラスはもったいない。続きを読む
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もうすっかり毎年恒例の行事になりつつあるが、サウジアラビア遠征で4クラに騎乗できる坂井瑠星が誇らしい。
その中でも最重要案件はもちろんフォーエバーヤングである。
国内の2歳ダート戦線を制圧し、ケンタッキーダービーを目指しての明け3歳初戦。
ブックメーカーでも圧倒的1番人気に支持されていたらしく、海外のホースマンも一目置くだけの存在として認識されていた。

ここをステップにUAEダービー経由でアメリカへ。
注目は結果よりも勝ち方。

とさえ思われていたのだが..

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京都3Rの死闘がおもしろすぎたのでnote書いた。読んで。


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完全に先頭に立ってたやんボッケリーニ。
なのにゴール前で急ブレーキをかけたかのように止まってしまい、内から追ってきたチャックネイトにハナ差負け。
これもうわざとやってるやろとしか思えない伝統芸である。

しかしレイチェル・キング姐さんは金になるな。
年明けから外国人ジョッキーが短期免許で大挙来日しているが、使える使えないがハッキリしてる。
ピーヒュレクとかモリスはもう騎乗馬の質からして見限られてる感あるし。
このへんはどんどんシビアに切っていったらええよ。
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いつまで経ってもゴンバデカーブースが覚えられない。
脳内で「ゴンバカデーブース」とか「ゴンデカバーブース」とか言ってしまう。

これ、教養のある人なら全く問題なく言えるんでしょうね。
馬名の由来を見ると「イランにある完全レンガ造の塔」とある。有名?

画像検索したらでっかい鉛筆みたいなのが一棟でたたずんでた。見たこともない。
でもレンガ造で高さ72mはすごい気がする。
しかも建てられてから1000年以上も経ってるって。すごい。

ゴンバデカーブース。覚えた。

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ドウデュースの勝利に胸を打たれてそれなりに気合を入れた文章を書いたので今日はこちらを読んで。



武豊が持ったままマクってくる姿は日本競馬伝統の美。
ええもん見せてもらいました。
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橋本英郎氏の引退試合は大変な盛り上がりだったそうな。ええこっちゃ。
しかし情報が解禁された時点で「行きたい」と思わなかった時点でスルー確定。
最も特別な感情を持って見ていた選手の晴れ舞台に対してこの仕打ち、いよいよガンバサポとしてのアイデンティティも揺らぎ始めている。

自分は何なのか。

季節外れの暖かさに包まれた土曜日は家でおでん仕込みながらいつも通り競馬を見ていた。
ターコイズSのウインピクシスは好位を追走も直線で一度も追われることなく撃沈。まるでやる気のないジョッキーの騎乗に怒りを覚えるのも馬券を買ってるからこそ。
この感覚すら懐かしい。

勝ったフィアスプライドはここ数戦2桁人気の低評価を覆す好走を続け、さあルメールに乗り替わって1番人気とか最も危なっかしいシチュエーションだと思ったがお構いなし。
わざわざこの馬のために中山へ来たんだから勝負気配..と思ったが一番のお目当てはイクイノックスの引退式でしたねそういえば。

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日が短くなるこの時期はレースの発走時刻が「ローカル→東→西」の順になるのがお約束である。
なのに暮れの中山開催から「中京→阪神→中山」の順に組まれてるのはなぜなんだぜ?
11月はいつも通り「東京→京都」やったのに。急に変更とかするもんなの?

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すまん、昨日は職権を濫用して若者とデートしてた。
色々あったので順番に書いていく。

サトテル1.5億。ちょっと上がりすぎやろw
最終的な数字は見栄えいいけど、ほとんど優勝が決まった9月以降に帳尻合わせた印象が強い。
序盤から中盤、攻守にわたって不安定だった時期が長く、ここまでの評価が妥当なのかどうか。
もちろんフロントも「もっとやれる」とハッパはかけてたけどね。

木浪の5000万アップは妥当オブ妥当。
彼が「8番・遊撃」でハマらんかったら岡田構想はぶっ壊れてた可能性ある。
本当に人生が変わったな。

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阪神ジュベナイルFが知らん馬だらけなので今週は香港にアツくなるしかない。

しばらく香港競馬の情報も全く追ってなかったけど、ゴールデンシックスティは春の時点では相変わらず王者やってるんですね。
今回は約半年ぶりの実戦ですけど、実力を発揮できればまだまだ他には譲れない気持ちでしょう。

しかし今のナミュールならやってくれるんじゃないか説。

先日も書いた通りマイルCSの末脚は見た目も数字もずば抜けてた。
ずっと体質に弱さのあった馬が詰まったローテで秋3戦できるだけでも、心身の充実ぶりがうかがえるし、初の海外競馬でも彼女本来の走りが見られれば..

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パンサラッサがジャパンCに出走するぞーというニュースが飛び込んできた瞬間、ああこれやばいことになると察した。
まず感じたのは「条件馬とか地方馬が生命の危機」ということ。
先週ウインエアフォルク藤田菜七子が参戦とかでほのぼの和んでいたのに、雰囲気ガラリと変わって修羅場に。
明らかに力の足りていない面々が世界レベルの逃げ馬が刻むハイペースにお付き合いされたら、もう最後は目も当てられないほどバッタバタになってしまうんじゃないかと。
クリノメガミエースがもし出られたらどうなっちゃうのか、ちょっと見てみたさもある。

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昔から言いたかったんですけど、良血馬がいつの間にか名門厩舎から追放されてる姿って哀愁を誘うよね。開業直後の厩舎の練習台みたいな扱いされてりしてさ。
そういうケースってもれなく結果が出なくなって「馬房のムダ」と見切られてのもんだから、転厩後もまあ巻き返せる気配などだいたい皆無。

そんな話をしているのも、アンドロメダSの出走馬をダラーっと見ていたらとあるパワーワードが目に飛び込んできたから。

コマンドライン セ4 (美・武井亮)



うん、どこからツッコむ?

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東スポ杯2歳Sといえば、今も昔もクラシックの登竜門。ここからスターホースへの道を駆け上った名馬は数知れず。
しかし、その裏で終わりを告げられた夢があることも忘れてはならない。

ここ数年、POGで指名した馬がこのレースに臨み、しかも上位人気にも支持されるほどで期待に胸を膨らませては、これでもかというほど現実を見せつけられる歴史を何度も経験してきた。軽い無限ループ。

19年:ラインベック(3着)/勝ち馬コントレイル
21年:ダンテスヴュー(4着)レッドベルアーム(5着)/勝ち馬イクイノックス
22年:フェイト(5着)/勝ち馬ガストリック


後から見返してみれば勝てるわけないマッチメイクなんだけど、そんなものはこのレースが終わるまでわからない。敗れた面々はいずれも有力馬の一角としてここに乗り込んでいたわけだし。
しかしよりによって歴史的名馬クラスのコントレイルやイクイノックスと遭遇してしまっているのは運も悪い。

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若駒Sはグダグダなレースになってしまったなあ。
みんな逃げたくないので無理に引っ張り込んで、それでもなおリューベックもグランディアも抑え込めず道中から隊列がぐちゃぐちゃに。
最内の番手で控えていたリアドにとっては、常に外にいる馬がコロコロ変わる状況が続き、最後まで外に出すタイミングが訪れず。
結果、追い出しのタイミングを待たされてしまい、残り200mを切ってからようやくスパートに入れたものの時すでに遅し。完全に参考外の一線となってしまった。
これならいっそ出負けして後方から構えた方がスムーズに競馬ができただろうに..不完全燃焼。

新馬戦のブリッツファングは楽しみ。坂路で好時計をマークし評判になっていたようだが、期待に応えての圧勝。三代母にミルダンス。あのランニングゲイルと同じ牝系からホッコータルマエ産駒のエースが出たらうれしい。


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しばらく週末の見どころ的な話をツイッターでちょろちょろ書いてたんですけど、どうしても全てを網羅するのは難しくて..
何も書かずにいるのも寂しいのでブログに戻ってきた。



明日は重賞もない静かな土曜日だけど、若駒Sがあるからね。武豊とリアドのコンビ結成には驚いた..てっきり大塚亮一氏とは給付金の件で切れたと思ってたから。
もちろん福永祐一の代打という特殊な事情ではあるものの、こうして「割り切った関係」が再構築されるとは。

肝心の実力はどんなもんか。秋の阪神1800mではディープインパクト産駒らしい瞬発力を発揮。今回はまるで求められる適性が異なる中京2000mになるが、上を目指す馬なら細かいことは言っていられない。
この馬が大活躍となると少し複雑な気分になるが、馬には罪はないので楽しみにしておこう。

グランディアは金杯当日の1勝クラスを辛勝。正直まだそこまで強いとは思っていないので「2強」みたいな取り上げられ方をするようなら異を唱えたい。エンタングルメントあたりが割って入ると見た。

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1年前に購入した独自ドメインを更新せず、ライブドアブログのドメインに戻したらgoogle師の検索結果からほとんど脱落してしまったようで殆ど誰も来なくなりました。いいけど。
過去を遡るとたくさん読み応えのあるエントリがあるんですけどねえ〜復活してくれたらいいんだが。

● 阪神C
幸さんの相棒ルークズネストがルメールに乗り替わり。スワンSの不完全燃焼ぶりを考えると仕方ない。外から前に入られると簡単に引いてしまうのは昔からの傾向。内でどんどん位置取りが悪くなってしまった。
皮肉にも今回は大外枠。ただでさえ極端な脚質の馬が強いイメージのある阪神Cで、先週からの馬場傾向を考えても正攻法の外差しが決まりそうな条件が揃っている。
こうなったら坂井瑠星のホウオウアマゾンの方を応援しようか。マイルCSも5着と踏ん張ったが、あれはペースだいぶ落としたからなあ..あまり高くは評価できない一戦。でも来年が楽しみになるようなレースができれば。
連覇を狙うダノンファンタジーとかマイルCSをパスしたソングラインとかはここ全力で。グレナディアガーズは壊れかけのFrankel。不振に陥ると長そうだが一変なるか。
人気薄で一角崩しがあるならシヴァージどうでしょう、この馬は人気薄でこそ。3着の列には塗っといてください。

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● 朝日杯FS
ふむ、困った。てっきりセリフォスが圧倒的な1番人気になると思ってたのに、前売り時点ではジオグリフと競るくらいの数字で推移してる。単勝で2倍台後半か..
最終的には2.5倍は切ってくると思うけど、「ジオグリフたいしたことない論」を提唱する身としてはそれでも勝負する価値はあるよなこれ。

セリフォスの課題ってペース経験くらいだと思うんですよ。新潟2歳Sもデイリー杯2歳Sもスローペースで上がりがかなり速い展開。
今回は多頭数のG1で先行馬も揃っているし、前半46秒台が刻まれるのはほぼ確実。そこに戸惑わないかが焦点になるのだが..
ダイワメジャー産駒ですよね? しかも母父Le Havle を筆頭に欧州の血が入ってる骨太の血統構成。前が流れたからといって脚を削られるほどヤワじゃないと見てます。

ジオグリフの札幌2歳Sは見た目こそ派手だが、内容はハイペースでみんなバテたところを後ろからマクッたもので過剰な評価は禁物。
今回も後方でタメる競馬になると思うが、マイルの2歳G1で末脚が通用するかどうか。2着はあるかもしれないがセリフォスには勝てないと見ている。
ダノンスコーピオンはセリフォスと同様にハイペース経験が乏しいのがどう出るか。上質のロードカナロア産駒は瞬発力勝負でこそ強いイメージがあるだけに、追われて案外だらしないかも。
もしスローで流れるようなら好勝負必至。ただそうなるとセリフォスにとっても得意の条件になるのが。
あまり注文がつかなさそうなのがドウデュース。どんな条件になっても力は発揮できると思う。あとはそれが通用するかどうか。

伏兵の台頭があるなら先行馬の前残り。オタルエバープルパレイに激走の気配。ドーブネはかなり前進気勢が強いだけに、ワンターンのマイル戦はちょっときついかと。
うまく馬群に入れられればいいがこの枠だと息を入れるのも難しそう。
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● ターコイズS
いつものことながら何を基準に考えればいいかわからない謎重賞のひとつ。波乱になっても順当決着でも「はえー( ゚д゚)..」な感想しか生まれないw
時期的にも現5歳のクラブ所有牝馬は現役生活のカウントダウンが始まる頃。アクアミラビリスドナウデルタドナアトラエンテの3頭はまだ重賞のタイトルがなく、残り少ないチャンスを活かしたい。勝機はあるはず。
あとはアンドラステとのコンビで悔しい思いを何度もしてきた岩田望来にとっても、この馬の手綱を取れるのはあとわずか。自身の初重賞をかけて。

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● 京阪杯−必殺の大外一気エイティーンガール、豪脚はまだまだ健在
鮮やかな外差し決着。先に動いたタイセイビジョンをめがけてスパートを開始したエイティーンガールが大外から突き抜けた。
昨年のキーンランドCに続く重賞2勝目。久々に「必殺技」が炸裂した。今回は坂井瑠星じゃなかったけど仕方ない。
タイセイビジョンは幸さんが「前を標的に動いた。失敗した」と振り返る通り、ちょうどいい的になってしまった感。
ただ、自分から動いて勝ちに行けるだけの状態にはあったので次以降も楽しみ。冬場のスプリント路線で十分に出番がありそう。
ところでこの2頭ってスプリンターズSでメイケイエールに不利を受けた仲間なんですってね、後からtwitter見てハッとさせられました。

シヴァージの他力本願感は案の定。ちょっと人気が落ちたところで見直したい。
オールアットワンスレイハリアと3歳牝馬はいずれも不発。先行勢にも厳しい競馬になってしまったので仕方ないか。
そんな中、3着に踏ん張ったファストフォースはたいしたもんである。
今後も前残りの展開になればまたいいところが見られそう。
ミッキーブリランテの不発は何となくイメージの範囲内。阪神Cか阪急杯で展開の乱れに乗じて差し込みたい。
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● ラジオNIKKEI杯2歳S−人気2頭不発、ジャスティンロックが長く脚を使って快勝
思わぬ波乱の決着。
勝ったのはジャスティンロック。新馬戦ではトゥデイイズザデイに敗れたが、2戦目で勝ち上がってここへ。
序盤は後方に控えるも、長く脚を使って押し切る。阪神2000mの適性ドンピシャ。
人気の2頭の凡走があったせいで辛く評価してしまいそうだが、[62.8-60.5]の後傾ラップで、しかも内有利な馬場状態だったことを考えれば侮ってはいけない。母父アッミラーレでクラシックに殴り込みをかけるとかロマンしか感じないです。
余談ながらこの馬は同厩舎のアカデミーともよく併せ馬をしていて、そちらも甲乙つけがたい動きをしていた記憶。2戦して勝ち上がれていないが、相乗効果で軌道に乗りたい(POG指名者より)。

フィデルは展開も位置取りも申し分なかっただけに、2着にも上がれなかったのは痛い。言い分があるなら仕上り面ということになるが..ここを使ってどれだけ変わり身があるか。
パドックから気負いが目立ったトゥデイイズザデイ。後方からのレースとなり、これはこれで新味が出そうでいいかなと思っていたが3角過ぎで前方のアクシデントに巻き込まれる形で加速に失敗。
力負けではない。力負けではないが、こういう不運で戦線離脱を余儀なくされてしまうのもクラシック路線の厳しさ。巻き返すなら次しかない。

ちなみに大きな不利を受けてしまったのはキャンデセント。福永祐一があわや落馬しそうな躓き加減だった。
ただ、加害馬ライラックのミルコは過怠金1万円どまり。そこまで悪質な進路取りでもなかったということか..

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エピファニーは100mしか追ったらあかんルールでもあるんか? ハンデか???
直線どん詰まりで3着。そこに至る過程には色々と問題があったのは確かだが、2戦して全く力を発揮しきれないまま。
勝てば2月の共同通信社かセントポーリア賞が視野に入っていたところだが、それも白紙に。
脚元がデリケートな馬だけに続戦も難しかろう、恐らく年明けに改めて初勝利を目指すことになるだろう。ああもったいない。ポテンシャルは間違いないものがあるだけに。

そしてラジニケ杯京都2歳Sも思わぬ結末に。
トゥデイイズザデイは出遅れ後方からの競馬になったまでは許容範囲だったが、いざ押し上げていこうというタイミングで不利を受け加速に失敗。
フィデルは絶好のポジションでレースを進めたが伸び切れず、外から長く脚を使ったジャスティンロックに屈した。

何だか不完全燃焼な一日でした。明日はスッキリといいレースが見たいですね。
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いつもの見どころ&振り返りエントリをツイッターに書き込むテストを1ヶ月ほどやってみたんですけど、どうにも収集がつかなくなってきたので戻ってきました。ただいま(何度目
こういう迷走を続けながら細々やってきたんでね、まあまあ。

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つくづくサトノレイナス不在が惜しまれる秋華賞である。阪神ジュベナイルF、桜花賞と続けてソダシに惜敗。その後は陣営の強いこだわりもあって日本ダービーに参戦し、5着と善戦はしたもののタイトルには届かず。最後の一冠こそ、そして今度こそソダシに雪辱をという舞台にたどり着けず。無念でしかない。

能力は絶対にG1を勝てるものを持っているだけに、来年はその瞬間が訪れることを願っている。

個人的には少しがっかりムードではあるが、それでもおもしろい戦いになりそう。桜花賞馬ソダシとオークス馬ユーバーレーベンが揃って出走。ファインルージュとアンドヴァナラウトもそれぞれトライアルで強い勝ち方を見せているし、アカイトリノムスメもあと一歩でG1に手が届いてもおかしくない力を持っている。

誰が勝つかは..例によって知らんw 何となくだが阪神2000mという舞台設定を考えても少し前がかりな展開になりそうな。ソダシはどうせ勝ちに行く競馬をするだろうし。
となると有利なのは後ろ。長く脚を使えるユーバーレーベンは状態さえ問題なければ得意な条件になるだろう。あとはその後方から着拾いを狙う伏兵の台頭も考えておきたい。
アールドヴィーヴル、サルファーコスモス、アナザーリリックあたりに警戒が必要と見た。

結果はどうあれ、いいレースになりますように。

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府中牝馬Sがにぎやかですなあ。7頭立てだった昨年とは大違い。メンバーも揃いました。

人気になるのはマジックキャッスルやデゼルでしょうが、個人的に注目したいのがミスニューヨーク。ついに加藤祥太とのコンビ解消でミルコが騎乗することに。
上がりの速くなるコースで相手も強いとなるとちょっと厳しい戦いになるかもしれないが、いつも崩れず走れるのがこの馬の良さ。

馬券を買うのを推奨しているわけではありませんのでくれぐれもご注意をw

あと横山典弘とアカイイトの自由なコンビが外から吹っ飛んでくるのも密かに期待してる。

いやでもこれどの馬が勝ってもおかしくないというか、納得しそうな顔ぶれ。

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サウジアラビアロイヤルCはコマンドラインが順当勝ち。まだ仕上がり具合はお釣りたっぷり残ってると思うんですけど、それでもヨーイドンでステルナティーアを退けたのは高く評価できるかと。
おかしい、POG1番人気馬がこんな順調に活躍するなんてw

あとは地雷扱いしてたショウナンアデイブもまずまず見どころのある内容。後ろから長く脚を使いながら、上がり3Fも33.9秒をマーク。
この展開で好位から伸びたアートハウスを捕らえるのは至難の業。勝ち馬も強かったし。

どちらも引き続き動向に注目です。

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「10.8」決戦は完敗。勢いという言葉だけでは済まされないほど力差を感じる試合でした。
これでヤクルトにマジック「11」が点灯。投打にスキのない原状を考えると、ここから足踏みすることはまず考えられません。すなわち阪神は終戦近し。
言いたいことはたくさんあるけれど、まずは残り試合を全力で。このままガタガタと崩れてしまってはここまでの戦いは何だったのかということになる。

最後まで意地を見せようぜ。

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G1が始まったとはいえ、引き続き一戦必勝態勢で馬券とは付き合いたいと思います。「G1だから買う」は負ける発想。

とはいえ、このスプリンターズSはダノンスマッシュに対して確信に近い期待を寄せていいだろう。前走の香港チェアマンズスプリントは人気を裏切ったが、もともと間隔が開いてこそ力を発揮できるタイプ。
その反省も活かして今季はセントウルSをパスしここへ直行。一週前にしっかり負荷をかけ、直前はさらっとまとめた調整過程もパーフェクト。
にもかかわらず、前売り時点ではレシステンシアに1番人気を譲る程度の支持にとどまっているのはチャンスとしか言いようがない。最終的にはもう少し売れるだろうが、それでも単勝3倍程度つくのなら買いの一手。
昨年の香港スプリントを制した世界レベルの短距離王をナメてはいけない。
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シリウスSは難解ですねえ..ハンデ戦でもあって非常に悩ましい。

3歳の王道を歩んできたゴッドセレクションに頑張ってほしい気持ちはあるが、古馬勢も簡単ではない。
好調のブルベアイリーデに末脚安定ハヤヤッコ、ハマれば強烈なウェスタールンドなどが有力視されるし、ダノンスプレンダーも重賞でそこそこ走れるように。
同型との兼ね合い次第ではサンライズホープの粘り込みもありえそう。

うむ、この条件で勝ち切れれば将来有望ですよゴッドセレクションは。

でもみんな一長一短でめちゃくちゃ難しいな馬券は。例によって静かに健闘を祈ります。
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もう木曜だというのに先週の話をしているブログへようこそ。

先週の2歳戦でまず取り上げるべきはロンですね。野路菊Sを4馬身差で圧勝。
控える競馬でも全く問題なく力を発揮できたのが大きいですね。折り合いも苦にすることなく、武豊も操縦しやすそうだった。上がり3Fもメンバー最速の34.8秒でまとめて一丁あがり。

高額馬が何度も夢破れてきたキーファーズ軍だが、石橋守厩舎のシルバーステート産駒がついに大輪の花を咲かせるとなれば改めて競馬のおもしろさを噛みしめることになるかも。少し気は早いけれども。

問題は今後のローテ。牝馬ながら2000mを連勝したということで進路も悩ましいところだが、本日の報道で「年内あと1走」ということになった模様。
阪神ジュベナイルFか、あるいは思い切ってホープフルSか..適性がありそうなのは後者だが、牡馬相手のチャレンジを選ぶかどうか陣営の判断に注目したい。

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「大正義」神戸新聞杯も雨には勝てず。日本ダービー馬シャフリヤールが4着に敗れた。
敗因は馬場に尽きる。前日まではそんな素振りもあまり見られなかったのだが、レース当日は朝から強い雨。中京の芝コースも時間を経るごとにどんどんコンディションが悪化し、あっという間に「不良」の発表に。
毎日杯を超高速レコードで制し、日本ダービーでも抜群の瞬発力で制したシャフリヤールにとっては明らかに不得手な馬場。いつもの末脚が見られず、流れ込むように入線を果たすのが精一杯だった。

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伝統のトライアルレースが威信を失いつつある中、神戸新聞杯は今もなお3歳秋の初戦を迎える王道として君臨し続けている。
ぶっつけで皐月賞を制したサートゥルナーリアやコントレイルですらここを使うのだから、その存在価値は全く揺らぐところがないことを示している。

そして今年もその流れが変わることはなく、ダービーウィナーのシャフリヤールが参戦。秋のローテは未だに流動的らしいが、どこを使うにせよ滑り出しからおかしな競馬をするわけにはいかない。
ひと夏を越えてライバルも力をつけてきているとは思うが、それでも世代の頂点を極めた才能はズバ抜けている。エフフォーリアとのマッチレースを制した末脚で、秋の楽しみを膨らませてほしい。

日本ダービーで3着に追い込んできたステラヴェローチェも、菊花賞へ向け弾みをつけたい。マイル戦でのデビューから徐々に距離を延ばしながらも適応してきたのは、やはりバゴの血によるもの。3000mのラスト一冠に自信を持って向かうためにも、好結果がほしい。
春は順調さを欠いたワンダフルタウンも菊花賞へのモチベーションは高いだろう。瞬発力には欠ける一方で息の長い末脚は距離が延びてこそ。同じくここで手応えをつかみたい。

逆にここが勝負どころと見ているのはキングストンボーイか。藤澤和雄厩舎のスタイルから考えても菊花賞に向かうとは考えづらい。それでもルメールを確保してきたのは、一発お見舞いしてやろうという意欲の現れ。

もう一頭はセファーラジエルが気になる。白百合Sは強烈な脚で抜け出し4馬身差の圧勝。「前哨戦のキズナ産駒」はフランスでも通用する合言葉になったわけだから、ここも激走があっても驚かない。


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スプリンターズSに向けて調整が続いていたヨカヨカが骨折を発症し、残念なことに競走能力喪失の診断が下されてしまった。
先月の北九州記念では感動的な勝利を収め、自信を持って秋の大舞台に向かおうとしていた矢先の悲劇である。



とても感慨深い勝利だったのでコラムも書いた。それだけに落胆の気持ちも大きい。

しかし重度の骨折であったことを考えれば、一命を取りとめただけでも不幸中の幸いだった。無事に繁殖入りして、九州魂を感じさせる速い馬をたくさん出してくれれば。

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日曜の夜、ワインを飲みながらテレビで読売戦を見ていたら、序盤から前進守備で1点を防ぎにかかったところ7失点という最悪な展開を目の当たりにしたせいで早々に寝てしまいました。

そして、きょう月曜は大学時代の友達2人と山歩きをするという、とても健康的な約束をしていたのでブログの更新を怠ってしまいました。まあ、そういうこともあるよね。逆に毎日コツコツと書き続けられるのが不思議というか..

と、ここまで更新をサボった弁明を繰り広げました。

IMG_1804


いい景色。

ちょくちょく飲みに行ってた旧友との、1年半ぶりの再会。相変わらず中身の濃い雑談を繰り広げられる間柄は本当に貴重だと再認識させられました。不要不急の外出って何かね。

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盒桐攷佑帰ってきましたわ。7回10奪三振無失点。キレキレの直球と鋭く曲がるスライダーで中日打線に付け入るスキを与えず。大野雄大との息詰まる投手戦で、復活の白星をつかんだ。

いやー、これが見たかったんですよ。

実は先週、彼の一軍復帰試合を甲子園に見に行ってたんですけど、初回から5失点という散々な内容で。現地ではめったに見ることのなかったワンサイドの負け試合を見せつけられるという苦痛を味わったわけですが、残り試合もこの快投を続けてくれるようならそれもチャラにしてあげましょうw

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ヤクルトの奥川恭伸がすごい。今日の読売戦も勝って7勝目。前回登板の阪神戦でも簡単に抑え込まれてしまったが、もうこれはどこのチームでも打ち崩すのは困難なレベルですわ。

40イニング以上も無四球なんでしたっけ? 抜群の制球力も一つの武器になっているし、直球も変化球も質が高い。スライダーとかヘビみたいに曲がってくるし。あれは右打者にとっても左打者にとっても無理ゲー。しかもフィールディングも神。痛烈な投ゴロも簡単に捕ってアウトにするし。

チームの育成方針として、十分に間隔を開け、なおかつ100球に届かないくらいで降ろすのを徹底してきたのも大正解だったのだろう。これだけの快投を見せられると、いよいよ中6日解禁もしたくなってくるところだろうが、そこは高津臣吾監督はじめ首脳陣が鉄の意志でストップをかけるはず。

それが来季以降のエース誕生を呼ぶことになる。

四番には村上宗隆がどっしりと据わり、中堅の年齢に差し掛かった山田哲人がそれを支え、塩見泰隆が切り込み隊長として定着を遂げた野手の陣容も強力。
チームの柱が確実に築かれつつあるヤクルト、数年間はハイレベルな野球を見せてくれるのではないだろうか。

と言いながら好調が続かないのが仕様なんですけどね..w

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どうもー、おつかれさまです|ω・`)ノ

阪神もガンバ大阪も負けてモヤモヤした夜を過ごしています。早めに筋トレと明日の朝食の準備を済ませ、あとはブログ書いて寝るだけなんですけどね。モヤモヤ。

競馬は秋の訪れを感じる一日でしたね。特にセントウルSはG1さながらの熱戦に。
ハイペースを番手から追っかけたレシステンシアが、早め先頭からピクシーナイトの猛追を振り切って勝利。さすがの強さ。やはり前哨戦で強い馬が「さすが」ってところを見せてくれると本番も盛り上がりますよね。

京成杯オータムハンデは先行有利の馬場にもかかわらずペースが落ち着き前残りの展開。単騎逃げに持ち込んだコントラチェックがそのまま2着に粘り、道中は中団インに構えていたカテドラルが馬群を割って差し切り勝ち。馬連は2万円オーバーの波乱となりました。
グレナディアガーズら人気どころはじっくり構えすぎたかと。

重賞の振り返りは別途やりましょう。
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フサイチコンコルドの日本ダービーから25年が経つが、今も活力は衰えないバレークイーンの牝系。その中でもコンスタントに活躍馬を輩出している繁殖牝馬がイサベルで、初仔フアナはフローラSで3着、その下アールドヴィーヴルは桜花賞・オークスでともに5着と世代トップ級の実力を示した。

その妹にあたるアカデミーがデビューを迎える。

父がドゥラメンテに替わったことで、血統的には強烈なクロスを持つことになった。サンデーサイレンスの3×3とトニービンの4×4を併せ持つ危うい魅力がたまらない。一体どんな馬になるのだろうか。
ただ、どちらかといえば仕上がり遅めの一族ながらここまでの調整は順調で、秋競馬の開幕週に態勢を整えられただけでも十分にポジれる要素と言えるだろう。

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米国ブリーダーズCへの遠征を見据えるグレナディアガーズが参戦するなど、例年以上にハイレベルなメンバー構成になった印象。とはいえハンデ戦で難解な一戦であることには変わらず。

そのグレナディアガーズはファルコンS2着→NHKマイルC3着で春を終えたわけだが、果たしてどう評価すべきかが悩ましい。特にNHKマイルCは0.5秒差をつけられての完敗でもあり、その後の成長力を考えてもひょっとしたら頭打ちの可能性も考えられる。56kgを背負って「かかってこい」と言える立場ではなさそう。

同じ3歳馬ならニュージーランドT圧勝の舞台でバスラットレオンが本領発揮か。先行して押し切る形に持ち込めれば古馬相手でも全然やれる。
あとは関屋記念2着で改めて地力を見せたカラテや前哨戦に滅法強いマルターズディオサ、G3で好走を続けているカテドラルあたりが走破圏内か。

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高松宮記念で僅差の2着に終わったレシステンシアが始動。自慢のスピードはスプリントG1でも十分に通用することがわかり、改めてスプリンターズSへ向けて弾みをつけたいところ。
持ち味を活かす意味でも開幕週の馬場は向くだろう。ハナにこだわるタイプでもないので、無理に先行する馬がいるようなら番手に控えることも可能。問題なく力を発揮できると見た。

重賞初制覇目前で足踏みが続いているカレンモエも引き続きチャンス。相手は強くなるが、夏も使ってきたローテーション面を考えれば逆転の可能性も十分。一つ勝てれば一気に本格化の可能性も秘めていると思うので、ぜひとも頑張ってほしい。

あとは岩田康誠に乗り替わってフラフラ斜行しながら連勝中のクリノガウディー。少し時計がかかった方がいいタイプかと思っていたが、ここ2走は時計勝負にもしっかりと対応。相変わらず気難しいタイプなので全幅の信頼を寄せるには至らないが、たとえここで凡走してもスプリンターズSでケロッと巻き返しているかもしれない。要注意。

CBC賞2着の3歳馬ピクシーナイト、G3レベルなら崩れず走れているラウダシオンあたりの争いか。順当な決着になりそうですね。
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先週の札幌2歳Sをジオグリフが制し、ますます快調なドレフォン産駒。その「一番星」ハイアムズビーチが休養を経て戦線に戻ってきた。
新馬戦は鋭い末脚を繰り出しての差し切り勝ちだったわけだが、今回もよほどのことがない限りはじっくり構える競馬になるだろう。コース替わりに距離延長と条件は変化するが、ドレフォンの血もシラユキヒメの牝系も守備範囲は広いのでソツなくこなすのではと見ている。

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アドマイヤミヤビの初仔アドマイヤラヴィがデビューを迎える。

クイーンC勝ち馬でありオークスでもソウルスターリングの3着と奮闘した母を持つだけに、POG検討段階から注目を集めていた。本来は8月の新潟でデビューを予定されていたのだが、態勢が整わずデビューは延期に。その後も入念に乗り込まれたおかげもあって、随分コンディション面は上向いてきたようだ。
1週前はセントライト記念に出走するルペルカーリアとの併せ馬で追走先着を果たすなど、水準以上の動きを見せた。

ロードカナロア×ハーツクライの配合は、まだ世代数が少ないながらもケイデンスコール・トロワゼトワル・ヴァルディゼールと重賞勝ち馬を輩出している新たなニックス配合。この馬も素軽いスピードでマイル路線を駆け抜けることになるだろうか。

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デビュー前から坂路の動きが優秀で、期待を寄せられていたアランヴェリテ。「伝説の新馬戦」でもクラブ所属の良血馬たちを相手に2着と逃げ粘り、確かな能力を見せつけた。

ただ、その後が..

2戦目は控える競馬を試みるもコナブラックに完敗。3戦目は4角で先頭に立つも後続の末脚に屈し4着と、決め手のなさを露呈。前走後「ああこれは幸さんが降りるかダートに替わるかしないと勝てんな」と察した通り、陣営はダート戦への投入を決意。兄リアンヴェリテやキメラヴェリテの活躍ぶりを考えれば、ダート適性の高さに期待するのは当然のことである。

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秋華賞の賞金ボーダーラインがどうなっているか把握できていないが、ソダシ・ユーバーレーベン・サトノレイナス・アカイトリノムスメが離脱なく参戦予定であることを考えると、2勝クラス勝ちだけでは届かないかも。

そこで紫苑Sのメンバーを見渡すと、春の重賞を賑わせた馬も数多くいるのだが賞金を確保している馬が少ない。重賞勝ち馬のファインルージュ・ホウオウイクセル、それからフローラS2着のスライリー。以上。
オークスで3着と大激走を見せたハギノピリナも収得賞金は900万円。このままだと出走は絶望的なので是が非でも3着以内がほしい。
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アークライトの記事でも触れたが、3歳未勝利馬にとってはラストチャンスが訪れた。ここで敗れれば、多くの馬は見切りをつけられ現役引退の決断が下される。

だからこそ、どうにか最後の最後に朗報が届いてほしい。より一層の強い思いで見守ることになりそうなのが新潟4R。何とゴールドシップ産駒が4頭も出走するのだ。

マイネルグロンは5月から数えて6戦して2着が3回、4着が2回。ああじれったい。道中で一気にポジションを押し上げる競馬を何度か試みているが、もう少しオーソドックスなレースでどうにかならなかったのだろうか。

ブルーローズシップは母父ロージズインメイのニックス配合なのだが、デビューからの3戦はダートを使われ結果が出ず。
それが初めての芝で単勝15番人気ながら2着と激走すると、次のレースも5馬身差とはいえ2着に入りフロックではないことを証明。
あと少し早く芝を使えていればこんなことにはならなかったのかもしれないが、とにかく上昇カーブを描いての参戦となるだけに期待したい。

レキオノユメも2着が2回、3着が1回と勝ち上がれる力は十分に持っている。ただ、前走が6着に終わりやや状態面が心配かも。1ハロン延長と内回り適性で食い下がりたい。

ちなみにこの3頭は前走でも直接対決してます..w

もう一頭はシャイニングパール。前走は3角先頭の思い切った競馬で11番人気ながら3着と好走。大敗続きからガラッと変わった勢いで一発を。
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デビューする前から2歳馬の番付とやらを発表し、勝手に話題性を煽る某スポーツ紙のスタンスはあまり好きではないが、そういう意味ではアークライトも犠牲者なのかもしれない。
昨年の「横綱」としてもてはやされるも、新馬戦から惜敗を重ねているうちに月日は流れ、とうとう同期が日本ダービーを争う時期になりながらも勝ち上がれず。
条件をガラリと変え短距離戦にシフトした前走はそれが完全に裏目に出て、とうとう10着を喫することになった。

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新潟記念はラインベックを応援したい。

2世代前のPOGでドライチ指名した、アパパネの仔である。期待通りに新馬→中京2歳Sを連勝するも、続く東スポ杯2歳Sでとんでもない怪物に遭遇。そのショックか以後はディープインパクト産駒にあるまじき先行粘り込みスタイルで活路を見出すのがやっとで、ホープフルS→皐月賞→NHKマイルCとG1にコマを進めたものの完敗が続いた。

決め手のなさを問題視されたのか、その後はダートに転戦し2勝クラスは勝ったものの準OPでは完敗続きで休養へ。その間に全妹アカイトリノムスメが頭角を現し、クイーンCを勝ったりオークスでも2着になったりと大活躍。すっかり肩身も狭くなってしまった。

約半年のブランクを経て、戻ってきたのは芝1800m。江の島Sを見事に逃げ切り久々の勝利を収めたことで、再び芝の重賞に挑戦することになった。
正直、前走は展開や相手関係に恵まれたこともあっただろうが、巻き返しのキッカケにはなったのではないだろうか。新潟記念といえば友道康夫厩舎。相性の良さにも期待である。

余談ながら津村明秀とのコンビは本来ならNHKマイルCで実現するはずだったのだが、当日の落馬負傷で「ラインベック武士沢」が爆誕したのも懐かしい思い出w

こうして今も頑張る「かつての戦友」にエールを送るのもPOGのたしなみである。

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変則日程で7月初旬から始まった小倉開催も、インターバルを挟んでついにフィナーレ。小倉2歳Sは10頭立てながらも楽しみなメンバーが揃った。昨年のメイケイエールやモントライゼのように、重賞戦線で主力を張り続けられるような活躍馬が出てくるか。

前売りオッズは横一線。

ショウナンマッハが新馬戦を勝ち上がったのはもう2ヶ月も前の話。スピードの違いを見せつける3馬身差の快勝だったが、当時とはまるで馬場が違うだけに簡単に再現となるだろうか。
願わくばサクラバクシンオーの血を繋ぐような役割を託したいが、そのためには改めて非凡なスピードを見せたい。

血統の良さを初戦で感じさせたのはスリーパーダ。400kgに満たない小柄な馬格だが、好位からサクッと抜け出した脚は見どころがあった。揉まれると不安も残るが、この頭数なら伸び伸び走れるはず。

函館からはるばるやって来たのがソリッドグロウ。昨年の2着馬モントライゼの全妹になる。7馬身差の圧勝は能力があってこその芸当だが、相手強化や馬場悪化でそう簡単にいくかどうか。

控える競馬を経験しながら勝ち上がってきたインプロバイザー、フェニックス賞でデビューしまずまずの末脚を見せたデュガあたりも圏内。

幸さんのアネゴハダはどうかな〜ゆくゆくは芝でもやれそうだが。

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