香港国際競走、今年の日本勢は全敗。
ひとつも勝てなかったのって久しぶりじゃない? 意外と最近あったりする? 覚えてない。

まず香港ヴァーズはトウカイテイオーの血を引く期待の逸材レーベンスティールがまさかのシンガリ負け。
日本の馬券だけでなく現地でも高く評価されていたのだが、不発に終わってしまった。
経験の浅さかなあ..まだ日本でもG1を走ったことのない馬だけに。まだまだこれからよ。

香港スプリントはお家芸と言わんばかりに地元の雄ラッキースワイネスが圧倒的人気に応えて勝利。
やはりこのカテゴリは生半可な気持ちでケンカを売るべきではない..
スプリンターズSで僅差の2着だったマッドクールもまるで歯が立たなかった。



さらに香港勢の活躍は続く。香港マイルはゴールデンシックスティが3度目の同レース制覇。
すでに来年春での現役引退が発表されているのだが、これまでのレースぶりと比べても強さが際立つ内容だったように思う。
直線入り口で早々に前をねじ伏せにかかる王者の競馬。衰えを指摘する声をシャットアウトしてみせた。
充実著しい日本の新マイル女王ナミュールも3着と力は発揮したが、この内容では何度チャレンジしても勝つことはできなかっただろう。脱帽。

そして香港カップもロマンチックウォリアーが完勝。
この馬が強いことはよくわかっていたけど、知らん間にコックスプレートも勝つとかワールドクラスの活躍してたとは。
そら地元では負けられませんわ。

香港国際競走では日本馬の活躍も目立つが、ここ数年は地元勢のレベルアップが顕著。
来年以降もそう簡単には勝てないんじゃないかと思うほどである。
この勢いで日本のG1にもどんどん参戦してくれればおもしろいのだが、
安田記念とかスプリンターズSとか以前はちょいちょい来てくれてたのが最近ご無沙汰なんでね..
いつでも待ってますよ。