6月の東京で不良馬場に沈んだレガトゥスが巻き返しに成功した。各POGでも人気を集めているであろう「モーリス四天王」の一角だけに、ホッとしている人も多いに違いない。



新馬戦は色々な敗因が重なっての大敗だったが、そのひとつが明らかに緩かった仕上がり。それだけに今回はどれだけ中身ができているかと気にしていたのだが、馬体重が発表されると562(+8)と想像を絶する数値が飛び込んできた。まさか絞れるどころか増やしてくるとは。



しかし心配は杞憂に終わった。少し出遅れて序盤は引っかかり気味に追走するも、直線で追われてからはしっかりと末脚を使って抜け出した。外から寄られるなど進路取りに少し苦労するところもあったが、そのあたりも問題にせず。なかなか中身の濃い勝ちっぷりだったように思っている。

気になるのは今後。ルメールのコメントでも「マイルはぴったり」とのことで、確かにあの気性だと距離延長は少し心もとない。ならばマイル路線に照準を合わせて使っていってもらえればそれはそれでOK。次は高望みかもしれないけれどサウジアラビアロイヤルCあたりいかがでしょう。本当なら6月東京を勝って直行するはずが思わぬ寄り道となったが、まだまだ先はいい意味で長い。

ただ、姉スカイグルーヴも母アドマイヤセプターも一筋縄ではいかない気性の持ち主だっただけに、ここからおかしな方向に転ばないようにだけは注意してもらいたい。制御が効かなくなってしまっては2000mだろうが1600mだろうが勝ち目はないだけに。



重賞についてはすでに触れているので、もうひと鞍だけ。日曜の小倉で勝ち上がったアドマイヤザーゲが勝ちましたな。ロジユニヴァースの弟という血統もどこまでアドバンテージがあるのかわかりませんが、まずは幸先のいいスタート。一方エイスオーシャンはこんなもんかなとしか。もう連載も無視し始めてるけどwebスポルティーバにも取り上げられてしまった以上こうなるのも運命。