今年は久々に阪神競馬場で行われるプロキオンS。おかえりなさいって感じですね。ふと過去の記憶を思い起こすと、10年にケイアイガーベラがぶっちぎって圧勝したレースが今でも鮮明に覚えている。
当時は前の職場に務めていた時期で、毎日のように日付が替わるくらいまで仕事をしているのがデフォだった。夜中に家に帰って、深夜番組を見ながらビール飲んで、2時くらいに寝て8時半くらいに起きる生活サイクルは最高にストレッシブルだった。職場でも下っ端で、やれと言われたことは必ずやらなければならなかったし、スキル的にもついていくのが精一杯。このまま続けていけるのかという不安が押し寄せながら日々を過ごしていた。
そんな状況だけに、彼女(現奥さん)と会う予定のない日はワンルームマンションでボーッと競馬を見ながらガンガン馬券を買うのがストレス発散方法だった。今とは比べ物にならないくらい数多くのレースに手を出し、ほんの少しの快楽を得たいがために多くのお金を失うダメな休日の過ごし方をしていた。
「人生、無事是名馬」|雑談系競馬ブログ@bujikore_life
Spotifyでも配信してるので聴きやすい方でよろしくどうぞ(藤井嘉男さん風に)。 https://t.co/WUiVHx6OY8
2020/07/09 19:31:36
当時は前の職場に務めていた時期で、毎日のように日付が替わるくらいまで仕事をしているのがデフォだった。夜中に家に帰って、深夜番組を見ながらビール飲んで、2時くらいに寝て8時半くらいに起きる生活サイクルは最高にストレッシブルだった。職場でも下っ端で、やれと言われたことは必ずやらなければならなかったし、スキル的にもついていくのが精一杯。このまま続けていけるのかという不安が押し寄せながら日々を過ごしていた。
そんな状況だけに、彼女(現奥さん)と会う予定のない日はワンルームマンションでボーッと競馬を見ながらガンガン馬券を買うのがストレス発散方法だった。今とは比べ物にならないくらい数多くのレースに手を出し、ほんの少しの快楽を得たいがために多くのお金を失うダメな休日の過ごし方をしていた。
*
このプロキオンSも、いつもと同じように自宅で観戦していた。
単勝1番人気はナムラタイタン。遅めのデビューから無敗でOPまで上り詰めた「未完の大器」が期待を集め、あとはサマーウインド・グロリアスノア、そしてケイアイガーベラが続くという顔ぶれ。
馬券を買う上でケイアイガーベラはまあまあ自信があった。前走の交流重賞は不慣れな小回りのマイル戦、スピードを活かすには阪神1400mでしかも大外枠なんて絶好条件じゃないか。しかもナムラタイタンは最内枠。重賞で通用するかどうかは未知数だし、嫌う要素は十分あるぞと。
そこで脳内の悪魔が「こないだたっぷりボーナス入ったじゃないか」とささやいてきたのであるw
そう、前述の勤め先は過酷な環境だったが、それゆえ給料だけは恵まれており、当時まだ20代だった自分にとってはなかなか上等な待遇で。荒んだ心と潤ったサイフ..いっそケイアイガーベラの単勝にボーナス打ち込むのはどうだろうと思いついてしまったのだ。それだけ勝算もあった。
ギリギリ踏みとどまって、結局いつもと同じくらいの予算にしましたけどね。しかも当時は複勝馬券師として奮闘していたので複勝(180円)だけ。スイスイと逃げ切るケイアイガーベラのカッコよき姿を眺めながら、「もったいないことしたわ」と後悔してしまうのであった。
*
あれから10年。膨らみ損ねたボーナスは無事に結婚資金・マイホーム資金へと姿を変えました。ケイアイガーベラはG1ホース・ケイアイノーテックの母となり、自分も立派な父親になることができました。
こうして競馬と当時の生活を紐付けながら振り返る過去って何と味わい深いんでしょうね。たとえそれがディープインパクトやオルフェーヴルのようなスーパーホースでなかったとしても、ダートのG3を舞台に奮闘していた馬であっても、その価値は変わりません。
今年のプロキオンSは、どんな思い出として記憶に残るでしょうか。
<参考文献>
■ 【プロキオンS展望】ダート界の「若い古馬」が激突。 - 2010年07月07日
■ 【プロキオンS予想[複勝候補]】◎ケイアイガーベラ - 2010年07月11日
■ 【プロキオンS回顧】久々に爽快なレース。 - 2010年07月13日
このプロキオンSも、いつもと同じように自宅で観戦していた。
単勝1番人気はナムラタイタン。遅めのデビューから無敗でOPまで上り詰めた「未完の大器」が期待を集め、あとはサマーウインド・グロリアスノア、そしてケイアイガーベラが続くという顔ぶれ。
馬券を買う上でケイアイガーベラはまあまあ自信があった。前走の交流重賞は不慣れな小回りのマイル戦、スピードを活かすには阪神1400mでしかも大外枠なんて絶好条件じゃないか。しかもナムラタイタンは最内枠。重賞で通用するかどうかは未知数だし、嫌う要素は十分あるぞと。
そこで脳内の悪魔が「こないだたっぷりボーナス入ったじゃないか」とささやいてきたのであるw
そう、前述の勤め先は過酷な環境だったが、それゆえ給料だけは恵まれており、当時まだ20代だった自分にとってはなかなか上等な待遇で。荒んだ心と潤ったサイフ..いっそケイアイガーベラの単勝にボーナス打ち込むのはどうだろうと思いついてしまったのだ。それだけ勝算もあった。
ギリギリ踏みとどまって、結局いつもと同じくらいの予算にしましたけどね。しかも当時は複勝馬券師として奮闘していたので複勝(180円)だけ。スイスイと逃げ切るケイアイガーベラのカッコよき姿を眺めながら、「もったいないことしたわ」と後悔してしまうのであった。
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あれから10年。膨らみ損ねたボーナスは無事に結婚資金・マイホーム資金へと姿を変えました。ケイアイガーベラはG1ホース・ケイアイノーテックの母となり、自分も立派な父親になることができました。
こうして競馬と当時の生活を紐付けながら振り返る過去って何と味わい深いんでしょうね。たとえそれがディープインパクトやオルフェーヴルのようなスーパーホースでなかったとしても、ダートのG3を舞台に奮闘していた馬であっても、その価値は変わりません。
今年のプロキオンSは、どんな思い出として記憶に残るでしょうか。
<参考文献>
■ 【プロキオンS展望】ダート界の「若い古馬」が激突。 - 2010年07月07日
■ 【プロキオンS予想[複勝候補]】◎ケイアイガーベラ - 2010年07月11日
■ 【プロキオンS回顧】久々に爽快なレース。 - 2010年07月13日
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