こないだ桜花賞の日に久々に自転車に乗ったら、帰宅1km手前くらいの場所でパンクが発生。
お昼ご飯を食べ終わり、
さて帰るかとペダルを踏んだ瞬間にゴトゴト..あれ。

ついに来たか。

ロードバイクにパンクは付きものなのだが、
何を隠そうこれまで一度もその経験がなく、
自力でチューブの交換やらタイヤの応急処置など実践したことがなかった。
言うときますけど僕はこういう系の作業が大の苦手で(いつも言うやつ)、
もし山の中でパンクでも起こそうものならどうしよう、
納車の時に自転車屋さんで練習はしたけどそんなん覚えてるわけがない、
その場でようつべでも見ながら対応しようか、
いや、あわよくばこのまま逃げ切ってしまおうとすら考えていたほど。

しかし、ついに来てしまったのである。

とはいえさすがにもうすぐ家なので、
とりあえず今日はトロトロと進みながら帰ろう。
やり方をもう一度おさらいして、次の週末にでもじっくり家で焦らずやればきっとできるはず..

そう自分に言い聞かせながら一週間を過ごした。


そして運命の日がやってきた。

色々な動画を見てポイントは押さえた。
自分なりに理解を促進するためにメモも取って注意点をまとめた。
もちろんタイヤとチューブも新しいのを買った。

あとは実物を触りながら、戸惑いなく事が進みますように。


( 作 業 中 )


できた。

タイヤレバーでタイヤ外して、チューブ抜いて、
新しいタイヤ片っぽハメて、新しいチューブ入れて、
タイヤのもう片っぽハメて空気入れてはい終了。
最後に恐る恐る空気入れながらキレイに膨らんでいく様子を見て、
閑静な住宅地で一人ガッツポーズを決めてしまいました。

一番手こずったのは、新しいタイヤをまず片っぽだけハメていくところ。
何とも手応えがなくて、クルクル回してるうちに一度ハメたと思ったところが抜けたりして。
それでも色々と試行錯誤するうちに、
自分の足で支えながら回していけばうまく収まってくるということがわかり、
コツさえつかめばもうお手の物よ。

最大の鬼門といわれる、タイヤの最後ちょっと残り部分をハメるところも、
聞いていたほど硬くなく、ぺこっと入ってくれた。
これはタイヤが優しいのだろうか。

・ じゃじゃーん
FullSizeRender

所要時間はじっくりやって前後合計90分くらい。合格点ですw
一番の勝因は動画を見ながらメモを取ったこと。
この作業を経ることで自分がわかってるところとわかっていないところを把握することができた。
漠然と動画を見るだけでは正しく理解できたかどうか怪しい。
このメモは清書してツールケースに入れて携行しておけば、
出先でのパンク時に精神安定剤として力を発揮してくれそうだw

ちなみに最もわかりやすかったのはこの動画。
カメラアングルとテンポがよい。



ついでにタイヤの話もしておきますと、ボントレガーのR3というやつに新調しました。
今までどちらかといえば安定性を重視してAW2という種類のものを使ってたんですけど、
ちょっと転がりの良さ、しなやかさを求めたくなっちゃいまして。

あとは色チェンジによる気分転換な。これは重要w
ミシュランのPro4とかも実物を見るとカッコいいなーと思っていたんですけど、
とりあえずボントレガーでどれだけ変化が感じられるか。



早く次のライドに行きたい気持ちとマイナーチェンジしたマイバイクがカッコよくて、
つい何度も携帯に入ってる写真を見てしまう少年のようなピュアな心になっていますw
あとは処置能力もかなり自信がついたので、
何なら一回くらいパンクせえへんかなと思ったりw

あるいはどこかでかわいいお姉さんが困っていたりせんもんかしら。

ひとつだけ疑問なのは、先週ホントにパンクしていたのか?ということ。
チューブ取り出すときに空気を入れながら抜け場を探しても見つからず、
タイヤにも何も刺さっていなかった。
そもそも放置してた一週間でペッタンコにならず微妙に空気も残っていたし、
もしかしたら何かの拍子で空気が抜けてしまっていただけだったのかもしれない。

まあいいや。おかげでいい経験とモチベーションが得られました。
自転車に対してこれだけワクワクできるのは何年ぶり何度目か。
とにかく新しいステージが幕を開けた感すごいので早くどこか行こう。