フェブラリーSでコパノキッキングの鞍上に藤田菜七子騎手を起用するドクターコパさんや、
障害だ平地だ武豊だとオジュウチョウサンでやりたい放題のチョウサンさんを見ていると、
「馬を通じて夢を追いかけるオーナー」の存在の尊さを改めて感じる。
少し前のキタサンブラックもそうだった。

馬の使い方、騎手の選択など色々と賛否両論はあろうが、
それらも含めて馬主業の魅力である。


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良し悪しは別として、その対極にあるビジネスとして馬を走らせる「プロ馬主」があまりにも強大な存在となった今だからこそ余計にね。

馬を生産し、育成しデビューさせて、
賞金を稼いで種馬にして利益を生み、
それを投資して次のサイクルを作っていく..
それを生業とする以上、馬で遊んでいる場合ではない。
それもまたひとつの事実。

馬主はビジネスかエンタメか。
見ている側はつい「楽しい方」に肩入れしてしまうが、
どちらか一方だけが正しいという話ではない。

そんな当たり前のことを考えながら一日を終える。