登録段階でわずか8頭と、超少頭数のレースになってしまった共同通信杯。
「キャリアの浅い人気馬を疑い、立ち回り上手の伏兵を狙う」が鉄則のレースでありながら、
この頭数では機動力を活かす競馬が意味を成さない。
それゆえギブアップも考えた。

しかし、諦めてはいけない。

先週のきさらぎ賞もそうだった。
8頭立てで重賞好走実績のあるヴァンドギャルドやアガラスが人気を集めながら、
揃って馬券にならず大波乱の決着。
「少頭数=紛れない」という思い込みを取り払おうではないか。

勝機は必ずあるはずだ。



具体的には、アドマイヤマーズとクラージュゲリエをどう攻略するかである。

まずはクラージュゲリエから。
正直こっちは何とかなると思っている。
ただでさえ重賞昇格後の京都2歳S勝ち馬はレベルを疑うべきところで、
この馬に関しては輸送を経てのイレ込みの不安もあるらしく、
まともにレースに臨める状態かどうか。
折り合い重視で後ろからのんびり競馬をしているうちに、
同じような上がりの脚しか使えず後方まま、みたいなパターンも考えられる。
近年このレースとの相性が悪い武豊騎手が不発に終わる時の乗り方。

問題はアドマイヤマーズ。
こちらはレースぶりにスキがない。
好発を決めて番手を確保し、
いつでも動ける状況から機を見てスパートしてきっちり自分の力を出し切れる。
何ならデイリー杯2歳Sのように逃げてしまうのも手。
それでも弱点を探さなければならない。
ケチをつけるとすれば1800mと57kgに焦点が当たるのだろうが、
個人的には「相手関係」に疑問を投げかけたい。
戦績だけ見れば超エリート街道まっしぐらなのは間違いないが、
朝日杯FSにしてもデイリー杯2歳Sにしても負かした相手がどんなもんか。
せいぜいOP特別連勝くらいのパフォーマンスでありながら、
馬柱の見た目がとんでもない錯覚を起こさせている可能性がある。
うむ、我ながら非常に苦しい言い分だ。



しかし本当この時期の3歳馬なんて、やってみないとわからないことだらけ。
3年前のディーマジェスティも当時は未勝利戦を勝っただけの身分。
それが世代トップクラスの実力を秘めているなんて。
さらには新馬→ホープフルSを連勝し軌道に乗ったはずのハートレーが、
まるで何もできずに終わってしまうのも恐ろしい話である。

などと言いがかりに近い内容でチャンスをうかがいつつ、
どちらかが馬券圏内から脱落する可能性もあるだろうと考えながら、
具体的にどう買うかを検討していきたい。

とりあえずシュヴァルツリーゼはこっち出るのかハッキリさせてw