「春のグランプリ」と言いながら、
上半期に目立った活躍を見せた馬が出走に至らず、
どこかぼんやりと焦点が見つからない宝塚記念である。
大阪杯でG1初制覇を成し遂げたスワーヴリチャードは安田記念への挑戦を選び、
命がけの激走で天皇賞を制したレインボーラインは故障で引退。
ペルシアンナイトやアルアインらも休養を選んだ。
レイデオロもしばらくその姿を見ていないw

サトノダイヤモンドやキセキなど、
ネームバリューはそれなりの格を持ちながらも、
この春に何か印象的な走りができたわけではない上位人気勢に対して、
我々は何を期待すればよいのだろう。

そんな停滞ムードであれば、
香港から参戦してきたワーザーの底力に屈してしまうのではないか、
あるいは今までG1の壁にはね返されてきた馬でも足りてしまうのではないかと、
良く言えば発想を膨らませられる情勢である。


サトノダイヤモンド、もしかしたら強さを取り戻すかもしれない。
ディープインパクト産駒でありながら瞬発力特化タイプではないので、
阪神2200mの条件も決して不向きではない。
ただ、タフな馬場は減点材料。できるだけ乾いてもらわねば。

キセキは泥だらけになりながら菊花賞を制した後が思わぬ苦戦続き。
冗談のようなレース内容で負けた日経賞以来で、
全幅の信頼を置けという方が間違っている。ただ馬場はこなす。

ヴィブロスはエリザベス女王杯で距離の壁を感じた。
人気薄で激走したヴィルシーナの例もあるが、
全妹とて適性も同じとは限らない。

いつまでグランプリ血統と呼ばれるのかわからないが、
ステイゴールド産駒のパフォーマプロミスも気になる存在である。
ただ、この馬は血統のイメージに反してキレイな馬場の方が動けそう。
関西圏G1で積極的に戸崎騎手を買うのもどうか。

サトノクラウンは成績にムラがあるだけでなく状態面で毎回ぐにゃぐにゃ言うのをやめろw



こんなことを考えていると、
善戦マンのダンビュライトあたりに順番が回ってくる可能性が出てくるでしょ。
あとさらに掘り起こしていけばノーブルマーズとかスマートレイアーとか。
スマートレイアーなんてナメられまくってますけど何か一発ありそう。

どちらにせよ真剣に悩んで勝負する舞台ではないと思うので、
馬券は買うにしても非公式戦でちょろっと遊ぶだけにしておこう。

うーん、スマートレイアーなあ。