あれこれ心配はしてみたけれど、終わってみればすべて杞憂に。
強かったですねルヴァンスレーヴ

● 2018年6月17日/東京11R:ユニコーンS
□ レース結果 (netkeiba.com)
予想エントリ:【予想■ユニコーンS】良血本領発揮の時、◎グレートタイム

案の定ゲートこそ遅かったものの、
外枠が奏功して自分のペースで前との差を詰めにかかり、
4角ではもう先行集団に取り付く勢い。
距離ロスを承知で前を射程圏に入れる、やや強引な競馬でありながらも、
直線では後続を突き離す一方。圧勝。


● 「エピカリスの教訓」が実を結んだ現実路線、順調なら同世代に敵なし
しばらくは最大の敵は己自身である。
アクシデントさえなければ、
まともな状態で使えさえすれば同世代には敵はいない。
伏竜Sで後塵を拝したドンフォルティスすら、
本来であれば問題なく退けられる相手なはず。
右回りとか関係ないでしょきっと。

それだけのポテンシャルを持っていてもなお、
順調に事が進まなかった時の恐ろしさがある。
まさに元同厩舎のエピカリスがそうで、
若くして果敢にUAEダービー→ベルモントSの遠征に挑んだ結果、
本来のコンディションを取り戻せずついに地方競馬へ転出されることになった。

その教訓を得てか、
ルヴァンスレーヴはドバイを見送り国内の競馬に専念。
その英断がこうして実を結んだ価値は大きい。

リスクを伴う栄誉に目をくらませることなく、
冷静な判断を下したことでつかんだダート王者への道である。
ならばどこまでも強くあってほしい。
それが馬券で思い切りケンカを売って敗れた者の、都合のいい願いであるw

● 苦しいレースになりながらも2着確保、グレートタイムの将来性
勝ち馬には完敗を喫した◎グレートタイムだが、
改めてその将来性の高さを感じさせた。
ヒヤシンスSでは追走に手こずったマイル戦の流れにもスムーズに乗り、
手応え十分のまま4角へ。
直線半ばまで進路が取れずモタついてしまった分、
3馬身半もの差をつけられてしまったが、
あの差はそのまま実力というわけではなさそう。
息の長い活躍を見せた母ミラクルレジェンドのことを考えても、
今後も着実に力をつけていきそうな気配。

・ 諦めず圏内を確保してくれたおかげで馬券はちょい負けにまとめる
180617_TKY11A
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エングローサーを拾えていればなかなか味のある馬券になったんだが..w
【回収:2,850円/投資:3,500円】

● グリムとハーベストムーンの敗因は
2番人気の◯グリムと4番人気の▲ハーベストムーンはともにいいところなく終わった。
どちらも直線で鞍上が手綱を引く場面があり、
不完全燃焼に終わったことは間違いなさそうだが、
どれが決定打になったようには見えなかった。
先に前に入られ脚色が劣勢のところでトドメ、といった感じで。
特にハーベストムーンなんてブレーキ踏む前から遅れ始めてるし、
力負けもしくは適性外だったと判断すべきか。

まだグリムの方が外から外から被されて同情の余地はあるけど、
外から一気にマクってきた勝ち馬の存在が大きく影響した感。
そういう意味でもルヴァンスレーヴの強さが際立つレースだった。



しかしあれですね、
思い切って人気馬を嫌って勝負して完全に叩きのめされると気持ちいいですね。
勝ってくれたらそれはそれで盛り上がりますし。
それに、実績馬を妄信的に扱うよりもあれこれ疑ってかかる方が馬券的には正解でしょ。
間違っても恥ずべき敗戦ではない。

まあそんなこともグレートタイムが無難にまとめてくれたからこそ言えるんですが。

今週は宝塚記念。
成績を落としている人気馬の取捨という無理ゲーには参加しませんw