ああ..これはショックすぎる。
シゲルノコギリザメが調教中に骨折し、
そのまま安楽死処分が取られることになった。

あまりにも突然のことで、さすがにダメージが大きい。

前走の船橋市市制施行80周年で3着と好走し、
準OPでもバッチリやれまっせという手応えをつかみ、
次は確か今週の彦根Sを予定していたはず。
そこでの調整中に悲劇が起きてしまった。


数少ないスーパーホーネット産駒の中から、
重賞戦線を賑わし、さらにはG1NHKマイルCにまで駒を進めた奇跡の存在である。
シンザン記念、ファルコンSともに、
差し馬の展開になりながらも驚異の粘り腰で3着に踏ん張った。
そして果敢なるG1挑戦。
G1の馬柱に「父スーパーホーネット」の文字を刻んだ功績は語り継がれていかねばならぬ。

■NHKマイルC出走時の応援馬券


確か橘Sで3着に終わり、
抽選対象になりながら強運を発揮してゲートインにこぎつけたんだっけ。
しかし今から思えばその運は残しておいた方がよかったのだろうか..



JRAの発表で登録が抹消されてから、
結果的に最悪の事態になっていたことが判明するまで2日を要した。
そこそこ有名な馬とはいえ、
この時代でもしょせん条件馬の情報の伝達量・スピードはこんなもんである。
抹消のタイミングやらを考えれば、
きっと走れる状態でないことは容易に察することができたが、
それでも命だけは助かっていないものかと最後の望みにかける2日間はつらかった..

そして、こういう事故が起こることで、
あらかじめ引退の予定が決められ、
そしてその通りに幕が引けることがどれだけ幸せであるかを実感するのであった。

安らかにシゲルノコギリザメ。もっともっと応援したかったよ。