荒れたなあーw
こんなの全く想像してなかった。
やはり競馬は恐ろしい。
毎週のように言うてる。

● 2017年1月22日/中京11R:東海S
□ レース結果 (netkeiba.com)
予想エントリ: 【予想■東海S】復調のアスカノロマンか、充実のグレンツェントか

しかしおかげ様で馬券は直前でROMに切り替えたので命拾い。
ぐんぐん安くなっていく<馬連1-8>のオッズを見て、
これはさすがに手を出すべきじゃないなと。

助かりました。


● 戦前の評価
4歳馬グレンツェントが単勝1番人気で2.6倍、
わずかな差でアスカノロマンが2.7倍の2番人気、
そして福永騎手から川須騎手へ乗り替わったピオネロが6.2倍の3番人気。
この3頭に人気は集中し、
離れた4番人気にインカンテーション、そしてロワジャルダン。
6番人気のモズライジン以下は完全に伏兵扱いで、
かなり上位に票が集中する売れ方となった。

しかし結果はとんでもないことにw

● ラップタイムと展開
まさかここまでペースが遅くなるとは..

・ ラップタイム
13.0 - 11.5 - 13.6 - 13.1 - 12.5 - 12.4 - 12.4 - 12.0 - 12.7 = 113.2 (av. 12.6)

中京ダート1800mは、
1〜2角をクリアしていく3、4ハロン目はだいたい息が入りがちだけれど、
それにしても13.6-13.1は遅いわ。
ハナを奪ったのはショウナンアポロン。
好発から手綱を押して主張すると、
内のモルトベーネやトウショウフリークは抑えて番手。
外からはピオネロとリッカルドも前をうかがうが競り合うことはなく好位で待機。

アスカノロマンはフラフラするトウショウフリークに前をカットされ6番手で1角に突入。
このペースを考えるともうひとつ前の位置が欲しかったが、
テンからそこまで主張することはなく結果的に後手に回ることになってしまった。
一方、グレンツェントはアスカノロマンのすぐ後ろを確保。
外からフタをされることもなく、終始マイペースでレースを進めることができた。

その後ろの馬群を振り返っておくと、
いつの間にかラチ沿いに入っていたメイショウウタゲが行きっぷりよく追走、
ゲートでガタガタして出遅れたインカンテーションが後ろから。
そしてロワジャルダンも腹を括って後方待機。

● 直線の攻防
理想的な逃げを打ったショウナンアポロンが手応えを残して直線へ。
並びかけようとするピオネロはなかなかエンジンがかからない。
むしろ内から忍び寄るモルトベーネの脚が優勢、
さらにメイショウウタゲその内から差してくるもこちらは前がカベ。
そして早めに外へ回したグレンツェントが「ええ加減にせえよ」とばかりに末脚を伸ばす。
アスカノロマンも懸命に追うが差はなかなか詰まらない。

ゴール前は先に抜け出したモルトベーネをグレンツェントがきっちり捕らえ勝負あり。
3着には内で進路を切り替えてきたメイショウウタゲ。

● スローペースでも粘り込み許さず、充実4歳グレンツェント
グレンツェントにとっては簡単な競馬ではなかったと思うが、
スローペースに乗じて粘り込みを図ろうとする伏兵たちの思惑を許さなかった。
早くから東京コースを中心に使われ磨かれてきた決め脚が光った勝利。
ソツなく導いた鞍上も、終わってみればこのメンツの中では格が違ったかw

開催が1月に替わって5年目にして、明け4歳馬は初めての勝利。
展望エントリで、似たような足跡を辿ってきたホッコータルマエが3着に敗れたことに触れたが、
歴戦の古馬を退けての勝利というのも価値がある。
フェブラリーSでも楽しみ。

● 3連単は46万馬券..波乱の使者モルトベーネとメイショウウタゲ
グレンツェントが勝ったにもかかわらず、3連単は46万馬券と大波乱。
2着は番手から粘り込んだモルトベーネ
追い切りの動きがやたらと評判だったが、そうは言いましてもねえ..w
そして幸さんのメイショウウタゲが3着。
直線で空いていれば2着はあったはず。とはいえよくがんばりました。

なかなかここまで手を広げるのは難しいけど、
「4番人気以降はどっこいどっこい」くらいの気持ちでいれば印は回せたかも。
2頭とも拾って3複、3単を仕留めるのはかなりの難易度ですが。

● 連覇ならず..不完全燃焼に終わったアスカノロマン
アスカノロマンは最悪のシナリオで8着に敗れた。
スローペースにハマってしまい、
思ったよりも後ろのポジションで2角を通過。
バックストレッチでも外からフタをされてしまい、
ずっと動くに動けない位置で競馬をさせられてしまった。
これを防ぐにはもっと出して行くしかなかったと思うが、
ゲートを出てすぐの時点で決め付けていくのもリスクが大きい。
和田騎手は2週連続の重賞勝ちの大チャンスだったが、
人気を背負う立場で無難なレースを試みたことが招いた敗戦だったように思う。



思いもよらぬ結末で「2強」は明暗くっきりでしたが、
勝ちルート的には内を狙った伏兵が来たということで来年もイン先行注意は変わらずで。
メイショウウタゲのイン強襲とか読めんけどw

そしてあっという間に第1節が終了。
結局この4週間は京都金杯しか買わずでプラス計上w
100%を越えていると心の余裕が違いますね。

来週は根岸Sに参戦予定ですが、さてどうしよう。