取って当たり前の馬券を取る難しさ。
■狙い通りで最高の気分です
□【予想■有馬記念】サトノダイヤモンドとキタサンブラックの一騎打ち
【投資:3,600円 回収:9,850円】
しかもレースの内容も見応えたっぷりだったもんですから、余計に満足度が高い。
■狙い通りで最高の気分です
□【予想■有馬記念】サトノダイヤモンドとキタサンブラックの一騎打ち
【投資:3,600円 回収:9,850円】
しかもレースの内容も見応えたっぷりだったもんですから、余計に満足度が高い。
*
● 戦前の評価
思い描いていた通りの勢力構図。
キタサンブラックとサトノダイヤモンドの「2強」に、
ゴールドアクターとサウンズオブアースが続いて、
一角崩しの候補にシュヴァルグラン、マリアライト、ミッキークイーン。
馬連1番人気の1-11の組合せは、
前々日発売の段階から5倍を少し切るくらいで推移し、最終的には4.4倍。
そして意外だったのは、
最終的にサトノダイヤモンドが1番人気に入れ替わったこと。
ずっとキタサンブラックが1番人気だったのが、
パドックでの周回が始まった頃からジリジリとオッズの差が詰まり、
締切直前の段階で並び、そして追い抜いた。
確かにサトノダイヤモンドの馬体はそれはもう素晴らしいデキに映ったが、
それが大きな金額を動かすひとつの理由となったのだろうか。
● 展開
逃げ宣言どおりにマルターズアポジーがハナ。
離れた2番手にキタサンブラックがつけ、その直後にゴールドアクター。
大外から出して行ったマリアライトも距離ロスを最小限にとどめ、
内のミッキークイーンと並びながら好位へ。
サトノダイヤモンドはその後ろ。
その後にサウンズオブアースとシュヴァルグラン。
・ ラップタイム
6.8 - 11.3 - 12.0 - 11.9 - 12.1 - 13.4 - 12.8 - 12.9 - 11.8 - 11.7 - 12.1 - 11.7 - 12.1 = 152.6 (av. 12.2)
やや時計のかかる馬場とはいえ、
引き離して逃げるマルターズアポジーが1000mを通過したのが61.0秒。
後続にとっては遅いと感じる前半だったことだろう。
それを察知したか、あるいは事前に決めていたことか、
13.4秒とペースが落ちた6ハロン目でサトノダイヤモンドがポジションを押し上げ、
一気にキタサンブラックの直後にまで進出。ここが勝負の分かれ目となった。
他馬がその動きに乗っかってこなかったのも好都合。
もうひとつのポイントは、
2周目3角手前からのサトノノブレスの特攻。
ラビット役みたいなことはしないはずと思っていたら、
キタサンブラックへの見事なアタック。
ラスト5Fから11秒台が並ぶロングスパート合戦となり、
余力の残っていない伏兵たちはここで脱落となった。
● 直線の攻防
サトノノブレスの特攻はあっさりと幕切れ。
マルターズアポジーを交わしてキタサンブラックが先頭に立つところを、
直後でマークしていたゴールドアクターが馬体を併せにかかる。
そのすぐ後ろにサトノダイヤモンド。この3頭の争い。
一旦は白い帽子2頭が抜け出し、そのまま流れ込むかと思われたところ、
外からサトノダイヤモンドがもうひと伸び。
先にゴールドアクターは脱落、残るはキタサンブラックだけ。
ゴール前ラストの一完歩でサトノダイヤモンドが差し切った。
水曜の枠順確定から、
いや特別登録が発表された2週間前から続いた長い長いマッチレースが、
ついに決着の瞬間を迎えた。
● 最強世代の最強馬サトノダイヤモンド、ついに完成の域へ
3歳秋を迎え、ついに完成の域へと達した◎サトノダイヤモンド。
鞍上の意のままに動ける自在性、
スタートも上手く、道中で余計なことを一切しないセンスが本当に素晴らしい。
一般的なディープインパクト産駒にありがちな、
消耗戦が苦手だのテンに急がせると末脚が鈍るだのの注文が全くつかない。
その武器がキタサンブラックを下す切り札となった。
それにしても、先ほども書いた通りパドックでの姿は惚れぼれするものだった。
この時期でも日差しを浴びればピッカピカに輝いている。
グランプリの舞台でありながらも、一頭だけ抜けたようなオーラを身にまとっての周回。
あの姿を現地で見られた人がうらやましい。
ちょうど1年前、阪神の平場500万下を勝った時の内容が印象的で、
わざわざ見に行ったきさらぎ賞のパドックが思い出される。
当時、抱いた期待どおりのビッグネームへと成長したサトノダイヤモンド。
来年はその視界に凱旋門賞を見据えて。
夢はまだまだ膨らむばかり。
● 徹底マークに屈したキタサンブラック
○キタサンブラックも敗れたとはいえ強い競馬。
序盤こそ楽なペースを刻むことができたが、
2周目バックストレッチからサトノダイヤモンドにピタリとマークされた上に、
サトノノブレスのアタックにも遭うなど想像以上に厳しいレースを強いられた。
皮肉にもジャパンCの圧勝が周りの目を変えたのは間違いなく、
結局は武豊騎手の「全部勝つのは難しい」ということでは。
それでも、文字通り2016年の競馬を引っ張ってくれたのはこの馬。
個人的には年度代表馬もこの馬でいいんじゃないのと思うほど。
● 以下ひとことメモ
・ 3着 △ゴールドアクター
きっちり絞れてマイナス6キロ。
追切の動きが昨年ほどじゃないなと感じたけれど、きっちり仕上がってました。
徹底マークでキタサンブラックを負かしにかかるナイスファイト。
正直、直線半ばでは「うわあ割られたああ」と敗戦を覚悟しましたw
・ 4着 ヤマカツエース
穴党の夢を乗せての追い込みは及ばず4着まで。
善戦あるでとは思っていたが、よもやの外からの末脚勝負でした。
これで「G1では用無し」の固定観念も見直さないといけませんね。
来年の大阪杯とか。
・ 5着 ミッキークイーン
途中から厳しいレースになったけれど、ジリジリと脚を伸ばし善戦。
今年は4戦しかできず勝ち星も挙げられなかったけれど、
二冠牝馬のプライドは感じるレースばかりでした。
・ 6着 △シュヴァルグラン
序盤スローから徐々にペースが上がっていく流れで、
本当なら一番動きたくないタイミングでマクる形になったのは不運。
かといってあそこでジッとしていても勝機はないし。
とはいえこの馬も今年はG1で3着が2回と存在感を示した。
タイトルを取るにはもうちょい足りない感があるけれど、本当に強くなりました。
・ 8着 △サウンズオブアース
案外な凡走。
位置取りも悪かったし、コンディションがイマイチだったのだろうか。
「過去最高と言われたジャパンCの調子を上回るデキ」と聞いていたのだが。
・ 10着 △マリアライト
大外枠ながら悪くないポジションが取れたけれど、
ペースが上がったところでついて行けず。
本当なら外からよいしょよいしょと押して上がっていくのに、
内にモタれてしまって直線ではもうギブアップ。
ラストランで意地を見せるだけの余力は残っていなかった。
宝塚記念での大駆けが色褪せることはないけどね。おつかれさまでした。
● 売上は今年もアップっぷ! しかし入場者数は大幅ダウン..
売上は前年比約108%で449億円台を突破。
どこかで「目標は450億円」みたいに書かれていたのを見たので、
及第点ではないでしょうか。
3日間開催で木曜から発売がスタートし、
メンバー構成的にも買いやすかったのも好調の原因となりましたかね。
問題は入場者数よ。10万人割れとはこれいかに。
スポニチのこの記事を読む限りでは、
ある程度は想定の範囲内みたいだけど。
これに関してはどう解釈すべきかちょっと迷っている。
*
有馬記念の馬券はなぜか相性が良く、ここ6年で4回目の的中。
きっとJRAさんが日頃のご愛顧に感謝してくださってるんでしょう。
こうして気分よく年を越え、
これまた同じく割と相性のいい京都金杯を全力で待機するという、
いつもの年末年始がやって来ます。
● 戦前の評価
思い描いていた通りの勢力構図。
キタサンブラックとサトノダイヤモンドの「2強」に、
ゴールドアクターとサウンズオブアースが続いて、
一角崩しの候補にシュヴァルグラン、マリアライト、ミッキークイーン。
馬連1番人気の1-11の組合せは、
前々日発売の段階から5倍を少し切るくらいで推移し、最終的には4.4倍。
そして意外だったのは、
最終的にサトノダイヤモンドが1番人気に入れ替わったこと。
ずっとキタサンブラックが1番人気だったのが、
パドックでの周回が始まった頃からジリジリとオッズの差が詰まり、
締切直前の段階で並び、そして追い抜いた。
確かにサトノダイヤモンドの馬体はそれはもう素晴らしいデキに映ったが、
それが大きな金額を動かすひとつの理由となったのだろうか。
● 展開
逃げ宣言どおりにマルターズアポジーがハナ。
離れた2番手にキタサンブラックがつけ、その直後にゴールドアクター。
大外から出して行ったマリアライトも距離ロスを最小限にとどめ、
内のミッキークイーンと並びながら好位へ。
サトノダイヤモンドはその後ろ。
その後にサウンズオブアースとシュヴァルグラン。
・ ラップタイム
6.8 - 11.3 - 12.0 - 11.9 - 12.1 - 13.4 - 12.8 - 12.9 - 11.8 - 11.7 - 12.1 - 11.7 - 12.1 = 152.6 (av. 12.2)
やや時計のかかる馬場とはいえ、
引き離して逃げるマルターズアポジーが1000mを通過したのが61.0秒。
後続にとっては遅いと感じる前半だったことだろう。
それを察知したか、あるいは事前に決めていたことか、
13.4秒とペースが落ちた6ハロン目でサトノダイヤモンドがポジションを押し上げ、
一気にキタサンブラックの直後にまで進出。ここが勝負の分かれ目となった。
他馬がその動きに乗っかってこなかったのも好都合。
もうひとつのポイントは、
2周目3角手前からのサトノノブレスの特攻。
ラビット役みたいなことはしないはずと思っていたら、
キタサンブラックへの見事なアタック。
ラスト5Fから11秒台が並ぶロングスパート合戦となり、
余力の残っていない伏兵たちはここで脱落となった。
● 直線の攻防
サトノノブレスの特攻はあっさりと幕切れ。
マルターズアポジーを交わしてキタサンブラックが先頭に立つところを、
直後でマークしていたゴールドアクターが馬体を併せにかかる。
そのすぐ後ろにサトノダイヤモンド。この3頭の争い。
一旦は白い帽子2頭が抜け出し、そのまま流れ込むかと思われたところ、
外からサトノダイヤモンドがもうひと伸び。
先にゴールドアクターは脱落、残るはキタサンブラックだけ。
ゴール前ラストの一完歩でサトノダイヤモンドが差し切った。
水曜の枠順確定から、
いや特別登録が発表された2週間前から続いた長い長いマッチレースが、
ついに決着の瞬間を迎えた。
● 最強世代の最強馬サトノダイヤモンド、ついに完成の域へ
3歳秋を迎え、ついに完成の域へと達した◎サトノダイヤモンド。
鞍上の意のままに動ける自在性、
スタートも上手く、道中で余計なことを一切しないセンスが本当に素晴らしい。
一般的なディープインパクト産駒にありがちな、
消耗戦が苦手だのテンに急がせると末脚が鈍るだのの注文が全くつかない。
その武器がキタサンブラックを下す切り札となった。
それにしても、先ほども書いた通りパドックでの姿は惚れぼれするものだった。
この時期でも日差しを浴びればピッカピカに輝いている。
グランプリの舞台でありながらも、一頭だけ抜けたようなオーラを身にまとっての周回。
あの姿を現地で見られた人がうらやましい。
ちょうど1年前、阪神の平場500万下を勝った時の内容が印象的で、
わざわざ見に行ったきさらぎ賞のパドックが思い出される。
当時、抱いた期待どおりのビッグネームへと成長したサトノダイヤモンド。
来年はその視界に凱旋門賞を見据えて。
夢はまだまだ膨らむばかり。
● 徹底マークに屈したキタサンブラック
○キタサンブラックも敗れたとはいえ強い競馬。
序盤こそ楽なペースを刻むことができたが、
2周目バックストレッチからサトノダイヤモンドにピタリとマークされた上に、
サトノノブレスのアタックにも遭うなど想像以上に厳しいレースを強いられた。
皮肉にもジャパンCの圧勝が周りの目を変えたのは間違いなく、
結局は武豊騎手の「全部勝つのは難しい」ということでは。
それでも、文字通り2016年の競馬を引っ張ってくれたのはこの馬。
個人的には年度代表馬もこの馬でいいんじゃないのと思うほど。
● 以下ひとことメモ
・ 3着 △ゴールドアクター
きっちり絞れてマイナス6キロ。
追切の動きが昨年ほどじゃないなと感じたけれど、きっちり仕上がってました。
徹底マークでキタサンブラックを負かしにかかるナイスファイト。
正直、直線半ばでは「うわあ割られたああ」と敗戦を覚悟しましたw
・ 4着 ヤマカツエース
穴党の夢を乗せての追い込みは及ばず4着まで。
善戦あるでとは思っていたが、よもやの外からの末脚勝負でした。
これで「G1では用無し」の固定観念も見直さないといけませんね。
来年の大阪杯とか。
・ 5着 ミッキークイーン
途中から厳しいレースになったけれど、ジリジリと脚を伸ばし善戦。
今年は4戦しかできず勝ち星も挙げられなかったけれど、
二冠牝馬のプライドは感じるレースばかりでした。
・ 6着 △シュヴァルグラン
序盤スローから徐々にペースが上がっていく流れで、
本当なら一番動きたくないタイミングでマクる形になったのは不運。
かといってあそこでジッとしていても勝機はないし。
とはいえこの馬も今年はG1で3着が2回と存在感を示した。
タイトルを取るにはもうちょい足りない感があるけれど、本当に強くなりました。
・ 8着 △サウンズオブアース
案外な凡走。
位置取りも悪かったし、コンディションがイマイチだったのだろうか。
「過去最高と言われたジャパンCの調子を上回るデキ」と聞いていたのだが。
・ 10着 △マリアライト
大外枠ながら悪くないポジションが取れたけれど、
ペースが上がったところでついて行けず。
本当なら外からよいしょよいしょと押して上がっていくのに、
内にモタれてしまって直線ではもうギブアップ。
ラストランで意地を見せるだけの余力は残っていなかった。
宝塚記念での大駆けが色褪せることはないけどね。おつかれさまでした。
● 売上は今年もアップっぷ! しかし入場者数は大幅ダウン..
売上は前年比約108%で449億円台を突破。
どこかで「目標は450億円」みたいに書かれていたのを見たので、
及第点ではないでしょうか。
3日間開催で木曜から発売がスタートし、
メンバー構成的にも買いやすかったのも好調の原因となりましたかね。
問題は入場者数よ。10万人割れとはこれいかに。
スポニチのこの記事を読む限りでは、
ある程度は想定の範囲内みたいだけど。
これに関してはどう解釈すべきかちょっと迷っている。
*
有馬記念の馬券はなぜか相性が良く、ここ6年で4回目の的中。
きっとJRAさんが日頃のご愛顧に感謝してくださってるんでしょう。
こうして気分よく年を越え、
これまた同じく割と相性のいい京都金杯を全力で待機するという、
いつもの年末年始がやって来ます。
コメント