例えば先日マカヒキが勝った若駒Sで、
レインボーフラッグ−アメリカンヘブンの決着が待っていたら、
後世に語り継がれる伝説の一戦になっていたのではないだろうか。

馬連最低人気の組合せによるワンツーフィニッシュ。
実際にそんな瞬間に立ち会うことになるとは。


先週の日曜、1月31日京都6Rの3歳500万下戦。
単勝6番人気のコクスイセンが逃げ切り、
2着にはシンガリ人気のイーストオブザサンが入った。
馬連は8頭立てで全28通り、
そのうち最も売れていない組合せ4-6での決着となった。
払戻金は31,470円。的中票数は1,703票だった。

どうなんでしょうこれ、珍しいんですかね。
調べていないからわからないけど、
個人的には「おお!そんなことあるの!!」と超びっくりしたので、
滅多にお目にかかれない現象であるという前提のもと、
話を続けることにする。

「馬連最低人気の組合せ」である。
冒頭で若駒Sの例を持ち出したが、
たとえば先週の重賞でいえば、
根岸Sならキョウエイアシュラとシンキングマシーンの組合せ、
シルクロードSならメイショウツガルとヤサカオディールの組合せ。
うむ、実際こんな決着になったら大事件である。
頭数が多いからピンと来ないというなら、
同じ8頭立てだった昨年のきさらぎ賞で例えよう。
ムーンクレストとエメラルヒマワリのワンツーで600.9倍。

ど う だ w



思わぬ形で波乱の主役となったコクスイセンだが、
前走で崩れたのは芝で、
ダートなら公営船橋でのデビュー戦を含め【2.1.0.0】。
この勝利も先行有利の重馬場に恵まれた分もあっただろうが、
現級上位のスーパーライナーを振り切ってのものだけに価値は高い。
ひょっとしたら波乱劇の一翼を担うのはこれが最後になるかも?

ちなみに、もうひとつの原因となったのが、
単勝1.5倍の支持を集めながら3着に甘んじたスーパーライナー。
武豊騎手はこの日、JRA通算3,800勝を達成したが、
その一方で単勝1倍台のド本命3頭で敗戦。
9R大津特別のヒデノインペリアルは現級で3戦連続2着と鉄板級だったが、
スタートで後手を踏みまさかの5着。
ちょうどこのレースから競馬場で観戦していたが、
場内の空気は大変殺伐としておりましたw
7Rで単勝33.5倍のメイショウシャチを勝たせるなど、この日は「穴の武豊」でした。