こんなCMがあったんですねえ....
■スペシャルCM 「夢の第11レース」 120秒編
心の底から感動した。
歴代の名馬が集まる夢のレースという観点にではなく、
「競馬の思い出と自分自身の人生の思い出はどこかでつながっている」という、
僕自身の競馬観そのものをドンピシャで表現してくれていることに対して。
リンク先の解説文がまた秀逸なので読んでみてほしい。
■スペシャルCM 「夢の第11レース」 120秒編
心の底から感動した。
歴代の名馬が集まる夢のレースという観点にではなく、
「競馬の思い出と自分自身の人生の思い出はどこかでつながっている」という、
僕自身の競馬観そのものをドンピシャで表現してくれていることに対して。
リンク先の解説文がまた秀逸なので読んでみてほしい。
あの馬が勝った日、あの馬が負けた日、あの馬が引退した日…。競馬の思い出は、週末ごとに少しずつ積み重ねられていきます。同時にそれは、自分自身の人生の思い出と、どこかでつながっていたりします。
競馬で、昔のことを覚えている。あの頃のことを思い出すと、その時の競馬も思い出す。
積み重ねられる思い出、「競馬」と「自分」の繋がり。
その味わいを、歴代の名馬たちの姿を重ね合わせることで表現したスペシャルCMです。
競馬に触れたことがある人ならだれでも一度は想像してしまう夢のレース。
思い出を積み重ねたことで浮かび上がった、幻のレース。
レースシーンは各競走馬の特徴を考慮した位置取りやレース展開で構成されています。
どれが勝者かはわかりません。なぜなら、それぞれがかけがえのない思い出だからです。
■スペシャルCM 「夢の第11レース」 120秒編 - youtube
美化でも脚色でもなんでもない。
僕にとっての競馬そのものがそこには描かれている。
同じようなことを考えている人がいるんだなと思うと本当にうれしくなった。
ありがとうございますJRAさん。
競馬を好きであり続けてよかったんですね僕は。
*
競馬と人生の歩み。
必ずしも競馬の楽しさと人生の充実ぶりはシンクロしていなくても、
時代を彩った名馬たちのことを思い出すと、当時の心情もジワジワと蘇ってくる。
このCMに出てくる18頭の中でいえば、
エアグルーヴは競馬を見始めた頃の「先生」。
牝馬が天皇賞を制することの偉大さはまだわかりきっていなかったかもしれないが、
創成期を彩ってくれた一頭。
スペシャルウィークやエルコンドルパサーは競馬の沼にハマり切った頃に現れた名馬で、
無目的に生きる中学生にとって毎週の競馬は唯一といってもいい楽しみだった。
僅差の圧勝をくり返すテイエムオペラオーは高校時代のマンネリの象徴でもあり、
アグネスタキオンをはじめとする01年クラシック世代の登場は、
競馬の新時代を切り拓くとともに、
大学生になってウキウキ感がハンパない僕自身の気持ちにもリンクした。
キングカメハメハは病床から見ていた日本ダービーの勝ち馬。
そしてディープインパクトは長らく待ち続けた、
オグリキャップもナリタブライアンも知らない僕にとって待望の大正義ヒーロー。
学生から社会人へと一歩を踏み出すと同時に、
今の奥さんと付き合いを始めた激動の時期を駆け抜けていった。
ブエナビスタの09年、10年はとにかく仕事が忙しかったし、
オルフェーヴルが日本ダービーを勝った時は、
新しい職場で完全に精彩を欠き苦境に陥っていた。
さらに言えば、過去への脳内タイムスリップをさせてくれるのは、
歴史に残る名馬たちだけではないということも記しておきたい。
毎週のように、それこそ命を削るがごとく競馬場で奮闘する条件馬たちも、
同じチカラを持っていることを僕は知っている。
いい思い出もあれば、逆にそうでないことも思い出。
残念ながら夢の第11レースにはゲートインできなかったが、
スティルインラブの03年は学生生活もプライベートも目いっぱい楽しめたし、
あと阪神の18年ぶり優勝も重なって素晴らしすぎる1年だった。
そして数年後、ゴールドシップのことを思い出したとき、どんな気分になれるだろうか。
*
おまけ。ナレーションとコピーも含めて120秒バージョンを書き起こしておきました。
「いくつもの思い出を 積み重ねていったら
見るはずのない光景が まぶたに浮かんだ」
「夢の第11レース」
1枠1番..悲運の伝説となった馬番に、サイレンススズカが再び入ります
となりにメジロマックイーン、ウオッカはダービーと同じ馬番です
トウカイテイオー、スペシャルウィーク、テイエムオペラオーがいます
アグネスタキオン、芦毛の怪物オグリキャップ、エルコンドルパサー..
時代を超えた名馬たちが続々とゲートに向かいます
無敗の三冠馬シンボリルドルフ、なじみのシャドーロールでナリタブライアン、
キングカメハメハ、鬼の末脚ミスターシービー、
日本競馬の至宝ディープインパクト..
さらに歴代の女王たち..エアグルーヴ、ブエナビスタ、ダイワスカーレット、
大外18番、世紀の暴れん坊オルフェーヴルです
あの馬を見ていた頃、わたしは恋をしていた
あの馬が勝った日、僕は故郷を離れた
あの馬の引退の日、私は花嫁の父になった
さあ、時代を超えて集った歴代の名馬たち..ゲートに収まって..
(がしゃーん)スタートしました!
先頭はサイレンススズカ、後続と5馬身、
2番手にダイワスカーレット、それをマークするようにメジロマックイーン、
忘れられないものを 思い出と呼んで
シンボリルドルフは中団で動きません!
それは美しかったり、悲しかったりする。
スペシャルウィーク、父の後ろにブエナビスタがつけました!
オルフェーヴル早めにジワリと上がっていく!
積み重ねてきたことを 人生と呼ぶなら
ミスターシービー、ディープインパクトは未だ後方!
思い出はすべて どこか愛おしい。
夢の第11レース、数々の伝説が駆け抜けていく!!
勝負の行方はまだわかりません!
weekend memories
さあ第4コーナーから最後の直線!
いくつもの思い出が横一線に並んで! これはわからない!
(完)
ところでこんなに尺を取るCM、どれくらいの頻度でオンエアされてるんですかね..w
※6/14 12:00 少しだけ加筆修正
僕にとっての競馬そのものがそこには描かれている。
同じようなことを考えている人がいるんだなと思うと本当にうれしくなった。
ありがとうございますJRAさん。
競馬を好きであり続けてよかったんですね僕は。
*
競馬と人生の歩み。
必ずしも競馬の楽しさと人生の充実ぶりはシンクロしていなくても、
時代を彩った名馬たちのことを思い出すと、当時の心情もジワジワと蘇ってくる。
このCMに出てくる18頭の中でいえば、
エアグルーヴは競馬を見始めた頃の「先生」。
牝馬が天皇賞を制することの偉大さはまだわかりきっていなかったかもしれないが、
創成期を彩ってくれた一頭。
スペシャルウィークやエルコンドルパサーは競馬の沼にハマり切った頃に現れた名馬で、
無目的に生きる中学生にとって毎週の競馬は唯一といってもいい楽しみだった。
僅差の圧勝をくり返すテイエムオペラオーは高校時代のマンネリの象徴でもあり、
アグネスタキオンをはじめとする01年クラシック世代の登場は、
競馬の新時代を切り拓くとともに、
大学生になってウキウキ感がハンパない僕自身の気持ちにもリンクした。
キングカメハメハは病床から見ていた日本ダービーの勝ち馬。
そしてディープインパクトは長らく待ち続けた、
オグリキャップもナリタブライアンも知らない僕にとって待望の大正義ヒーロー。
学生から社会人へと一歩を踏み出すと同時に、
今の奥さんと付き合いを始めた激動の時期を駆け抜けていった。
ブエナビスタの09年、10年はとにかく仕事が忙しかったし、
オルフェーヴルが日本ダービーを勝った時は、
新しい職場で完全に精彩を欠き苦境に陥っていた。
さらに言えば、過去への脳内タイムスリップをさせてくれるのは、
歴史に残る名馬たちだけではないということも記しておきたい。
毎週のように、それこそ命を削るがごとく競馬場で奮闘する条件馬たちも、
同じチカラを持っていることを僕は知っている。
いい思い出もあれば、逆にそうでないことも思い出。
残念ながら夢の第11レースにはゲートインできなかったが、
スティルインラブの03年は学生生活もプライベートも目いっぱい楽しめたし、
あと阪神の18年ぶり優勝も重なって素晴らしすぎる1年だった。
そして数年後、ゴールドシップのことを思い出したとき、どんな気分になれるだろうか。
*
おまけ。ナレーションとコピーも含めて120秒バージョンを書き起こしておきました。
「いくつもの思い出を 積み重ねていったら
見るはずのない光景が まぶたに浮かんだ」
「夢の第11レース」
1枠1番..悲運の伝説となった馬番に、サイレンススズカが再び入ります
となりにメジロマックイーン、ウオッカはダービーと同じ馬番です
トウカイテイオー、スペシャルウィーク、テイエムオペラオーがいます
アグネスタキオン、芦毛の怪物オグリキャップ、エルコンドルパサー..
時代を超えた名馬たちが続々とゲートに向かいます
無敗の三冠馬シンボリルドルフ、なじみのシャドーロールでナリタブライアン、
キングカメハメハ、鬼の末脚ミスターシービー、
日本競馬の至宝ディープインパクト..
さらに歴代の女王たち..エアグルーヴ、ブエナビスタ、ダイワスカーレット、
大外18番、世紀の暴れん坊オルフェーヴルです
あの馬を見ていた頃、わたしは恋をしていた
あの馬が勝った日、僕は故郷を離れた
あの馬の引退の日、私は花嫁の父になった
さあ、時代を超えて集った歴代の名馬たち..ゲートに収まって..
(がしゃーん)スタートしました!
先頭はサイレンススズカ、後続と5馬身、
2番手にダイワスカーレット、それをマークするようにメジロマックイーン、
忘れられないものを 思い出と呼んで
シンボリルドルフは中団で動きません!
それは美しかったり、悲しかったりする。
スペシャルウィーク、父の後ろにブエナビスタがつけました!
オルフェーヴル早めにジワリと上がっていく!
積み重ねてきたことを 人生と呼ぶなら
ミスターシービー、ディープインパクトは未だ後方!
思い出はすべて どこか愛おしい。
夢の第11レース、数々の伝説が駆け抜けていく!!
勝負の行方はまだわかりません!
weekend memories
さあ第4コーナーから最後の直線!
いくつもの思い出が横一線に並んで! これはわからない!
(完)
ところでこんなに尺を取るCM、どれくらいの頻度でオンエアされてるんですかね..w
※6/14 12:00 少しだけ加筆修正
コメント
コメント一覧 (4)
素敵なエントリー、沁みました。
時代を彩った名馬たちの華やかすぎる舞台、そこに様々な年代の人が、それぞれの思い出を胸に徐々に競馬場に集っていくさま…。
競馬を好きで本当に良かったと思いますし、また新たな競馬との繋がりを求めて、今もこれからも競馬と付き合っていくんだろうなと教えてくれた気もします。
「競馬と人生の歩み。
必ずしも競馬の楽しさと人生の充実ぶりはシンクロしていなくても、
時代を彩った名馬たちのことを思い出すと、当時の心情もジワジワと蘇ってくる。」
今晩もまたしんみりとCMを見返してますw
コメントありがとうございます。
最初「夢の第11レース」と目にした時は、
またスモウダービーみたいなネタコンテンツかと思ったのですが、
まさかこんな感動をもらえるなんて..w
簡単に感動しただの泣けるだの言いたくはないのですが、これは涙不可避ですね。
何度見てもグッとくるものがあります。
特に「あの馬が勝った日、僕は..」のあたりが。
月並みながら、生きていくチカラをくれますね競馬というものは!
これからもよろしくお付き合いしたいものです。
あれほど、人々を惹き付ける馬はいないと思います。
それから、様々な名馬のレースをYouTubeでみるようになりました。
サイレンススズカやナリタブライアン、ウオッカ、テイエムオペラオー、そしてディープインパクト。
とてもとても大好きな馬です。
まだ二十歳ですが、これから死ぬまで競馬ファンでいようと思います!
コメントありがとうございます。
僕もディープインパクト大好きですよ。
あの頃は楽しかったです。
お若い頃から競馬と出会われているようで、うらやましいです。
これからもお互い楽しみましょう。