3日間開催最終日は午後から時間が取れたこともあって、
ぶらりと自転車で京都競馬場へ行ってきた。
淀短距離Sを見終えて気分よく帰ろうとしたら、
ふと「あの店」に寄ってみようと思い立った。
その名は翼虎。ツバサにトラと書いて「YOKUKO」である。
競馬場のほど近くにある商店街の一角の、揚げ物中心の惣菜屋さん。
淀を主戦場とする競馬ファンなら、一度は訪れたことがあるのではなかろうか。
■注文してから揚げてもらえるシステム
■もちろんその場で揚げたてを
懐かしい味がした..
まだPATにも加入しておらず、友達と毎週のように競馬場へ駆けつけていた頃。
精神的にも経済的にもダメージを負った帰り道の、
せめてもの癒やしとして1個40円のコロッケを買って神社の石階段に座って食べた、あの味。
もう10年近く前の話になるが、
当時と何ら遜色のない絶妙の揚げ具合、衣のサクサク加減、そして中のホクホク感。
特に1月2月の開催時には温かさが骨身にしみわたったものだ。
今は淀駅が京都競馬場と直結するようになり、
旧駅舎とつながっていたこの商店街にまで足を伸ばす競馬ファンは少なくなった。
昔はG1開催日の帰りなど、長蛇の列ができあがった程だったが、
きょう僕が立ち寄った時にはほとんど誰も来ないくらい。
店主のおばちゃんも手が空いてそうだったので、
普段めったに店員さんと話したりしない僕が思い切って話しかけてみた。
「昔よくここに来たんです、今日は久しぶりに来ました」と。
そうしたらおばちゃんも楽しそうに話してくれた。
聞けば今年で創業40周年なんだとか。
昔に比べて売上は半分くらいになった、
でもあの頃は仕込みがくっそ忙しくてやってられんかった。
歳も重ねたことだしマイペースで今はやってるんよ、とのこと。
その一言が聞けてちょっとホッとしました。
時代と共に、あらゆるものは移りゆくわけですが、
こうして一時的にでも昔に戻れる場所があることの尊さを噛みしめながら、
熱々のコロッケをほおばり家路につきました。
■翼虎 ※食べログ
京都市伏見区淀本町167-19
京都競馬場から徒歩5分
TEL : 075-631-2765
営業時間 : 11:00〜19:30
定休日 木曜日
ぶらりと自転車で京都競馬場へ行ってきた。
淀短距離Sを見終えて気分よく帰ろうとしたら、
ふと「あの店」に寄ってみようと思い立った。
その名は翼虎。ツバサにトラと書いて「YOKUKO」である。
競馬場のほど近くにある商店街の一角の、揚げ物中心の惣菜屋さん。
淀を主戦場とする競馬ファンなら、一度は訪れたことがあるのではなかろうか。
■注文してから揚げてもらえるシステム
■もちろんその場で揚げたてを
懐かしい味がした..
まだPATにも加入しておらず、友達と毎週のように競馬場へ駆けつけていた頃。
精神的にも経済的にもダメージを負った帰り道の、
せめてもの癒やしとして1個40円のコロッケを買って神社の石階段に座って食べた、あの味。
もう10年近く前の話になるが、
当時と何ら遜色のない絶妙の揚げ具合、衣のサクサク加減、そして中のホクホク感。
特に1月2月の開催時には温かさが骨身にしみわたったものだ。
今は淀駅が京都競馬場と直結するようになり、
旧駅舎とつながっていたこの商店街にまで足を伸ばす競馬ファンは少なくなった。
昔はG1開催日の帰りなど、長蛇の列ができあがった程だったが、
きょう僕が立ち寄った時にはほとんど誰も来ないくらい。
店主のおばちゃんも手が空いてそうだったので、
普段めったに店員さんと話したりしない僕が思い切って話しかけてみた。
「昔よくここに来たんです、今日は久しぶりに来ました」と。
そうしたらおばちゃんも楽しそうに話してくれた。
聞けば今年で創業40周年なんだとか。
昔に比べて売上は半分くらいになった、
でもあの頃は仕込みがくっそ忙しくてやってられんかった。
歳も重ねたことだしマイペースで今はやってるんよ、とのこと。
その一言が聞けてちょっとホッとしました。
時代と共に、あらゆるものは移りゆくわけですが、
こうして一時的にでも昔に戻れる場所があることの尊さを噛みしめながら、
熱々のコロッケをほおばり家路につきました。
■翼虎 ※食べログ
京都市伏見区淀本町167-19
京都競馬場から徒歩5分
TEL : 075-631-2765
営業時間 : 11:00〜19:30
定休日 木曜日
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