■12月2日
◇阪神11R ジャパンカップダート
■レース結果(netkeiba)
予想エントリ:【ジャパンCダート予想】◎エスポワールシチー
【投資:1,000円 回収:0円】

ニホンピロアワーズおめでとう。
初めてこの馬のことを知ったのは、確か未勝利戦を勝った時。
当時のパートナーだった幸さんのJRA通算800勝と11,000回騎乗を同時達成したレースだった。
その後、500万下特別を1戦挟んだ後の阪神の平場戦で、初めて馬券を買った。
7馬身差の圧勝。
オープンまでは早いうちに行けそうだなという感覚とともに、
その行方を見守っていきたいと心に決めた瞬間だった。

つまり幸さんきっかけで応援を始めた馬だった。

やがて鞍上は酒井学にスイッチされるのだが、その後も関係は継続。
珍しいね。いつもはこういうパターンだと乗り替わった後は興味も削がれるのに。
堺Sを勝ったときも馬券を持っていたし、
翌2011年のJCダートでは先物買いで本命にした。ちょっと早すぎた。

すっかり重賞でも安定して走れるようになり、
あの頃思い描いていたイメージ通りに出世してくれた。
今回もいい勝負にはなると期待はしていたが、
それにしてもここまで鮮やかに勝ってしまうとは。驚いた。
下っ端の頃から頂点に立つまでを見守ることは、
競馬ファンの醍醐味のひとつ。
それを味わう経験をさせてくれたことに感謝するとともに、
どうしてそれを馬券という形で具現化できなかったのかと激しく後悔しているw

■1着 ○ニホンピロアワーズ
外枠発進ながら好発を決めて4番手をスムーズに追走。
エスポワールシチーを目がけて馬なりのまま差を詰め、
4角でもまだ持ったままの手応えで早くも先頭に並びかける。
残り200mでスパートを開始し、後続を3馬身半突き放す圧勝。
1:48.8はレースレコード。この日のダートの時計を見ていると極めて優秀。

■2着 ▲ワンダーアキュート
馬体重プラス21キロでの登場。これで7戦連続の10ケタ増減w
もっともフェブラリーS3着当時とほぼ同じ体重で、結果はご覧の通り。
懸案材料だったゲートも問題なくクリアし、スムーズに好位を追走。
驚きのパフォを見せた勝ち馬には及ばなかったが、十分頑張ったと言えるだろう。

■3着 ホッコータルマエ
単勝9番人気ながら、みやこSに続き粘り腰を見せ3連系馬券の波乱を演出。
必死に出ムチを入れるトランセンドを、
涼しげに外から被せて行った1角は最大の見せ場だった。

ワイド2点だけ買ってタテ目決着とか軽く死にたくなった。
しかもホッコータルマエが3着とか、これ僕が取らずして誰が取るんですか..
好きな馬の馬券ばかり買うのもアレですけど、
それらが結果を出しながら何も形に残せないのは心底もどかしい。
特にニホンピロアワーズに関しては今回十分やれると思っていただけに。
本当こういうの取り逃さないようにするにはどうすればいいんだ..

■4着 ローマンレジェンド
よくやったんじゃないですかね?
ポジション取りは悪くなかったですし。
動きたいところでスムーズに反応できなかったのは、
やはりG1でこれだけのメンバーに混じって戦う経験の浅さではなかろうかと。
まだまだこれからだ。がんばれ。

■5着 グレープブランデー
中団から流れ込む形で掲示板を確保。
世代レベル比較論では劣勢な4歳の代表格だが、よく頑張った。
それでもボレアスの現状とか見てると4歳はしんどい。
後発品のローマンレジェンドは別だけど。

■8着 ハタノヴァンクール
最後は伸びてはいるけど、この時計では無理。外も回されるし。
少頭数の交流重賞ならG1でもやれると思うけど、
今度は賞金不足に泣かされそうで..
とりあえずどこか弱メンの交流狙いでいかがでしょうか。

■10着 ◎エスポワールシチー
すべてコイツが悪いw
ポンと好スタートを決めてハナに行ったあたりは、
武豊ケチャップドバドバ来たでと思ったけど。
バックストレッチに入っても全くペースを落とす素振りがなく、
結果的に平均より1秒ほど速いラップを刻んで自滅。
鞍上のコメントによると「向こう正面で手前を替えず..」とあったが、
そのへんがペース配分に失敗した理由か。
にしてもバテるのも速かったし、本来の調子にはなかったのかもなあ..

■12着 トゥザグローリー
有馬記念へ向け阪神ダ9Fの追い切り完了、ですか。
やっぱり本気でダート狙うならちゃんと前哨戦から使った方がいい。
芝で頭打ちになってエイヤーでG1出るのやめれ。

■15着 イジゲン
出遅れは前走よりマシだったが、まったく見せ場すらなし。
まあ、後ろからでは厳しいレースだったけど..
「東京マイルなら」とフェブラリーSに出てこられたとして判断難しいですよね。

■16着 トランセンド
エスポワールシチーにダッシュで負け、ホッコータルマエにフタされて終了。
揉まれると脆いのは全盛期もそうだったんだけど、
もう注文をつけて逃げようとしてもそれすら叶わないのが衰えを感じさせる。
さすがにいい潮時でしょう。



先週のジャパンCがサンデーレーシングのワンツースリーだったのと対照的に、
ニホンピロ→ワンダー→ホッコーと、
どこの1000万下条件戦ですかみたいな勝負服が上位を独占。
ジョッキーも酒井学・和田竜二、そして幸さん。小倉か。
いやいや、いいと思いますよこういうの。
来年のフェブラリーSで上位がそのまま幅を利かせられるかは何ともですが。