奇妙なまでにデコレートされたスタジオ、
脈絡なく呼ばれる中途半端なネームバリューのゲスト、
誰の本命がどうで予想が当たった外れたで盛り上がる進行...
地上波の競馬中継の「どうしてこうなった」感にガックリしているのは、
きっと僕だけじゃないはずだ。
いや、つーかガックリしようぜ競馬ファンなら。
BSの某お笑いコンビの昭和な進行芸にもうんざりするけれども、
「うーんグリーンチャンネル入りてえ」って直感的に思うのは日曜の15時。
何とかしてくれよと思うのは、具体的に冒頭に示した3点。
特に身体が勝手に拒絶反応を示してくれるのが、
あのセンスの欠片も感じられない馬鹿げたスタジオ。
後述するが、意図はよーくわかる。わかるけれども。
■参考1:競馬beat(関西テレビ系列)
初めてこれ見た時は「競馬終わったな」と思った。ハッキリ言って。
このセットと坂口正大さんが調和なんかするわけない。
未だに慣れないし受け入れられない。
などと嘆いていたら関東はもっとひどいことになってた。
■参考2:みんなのKEIBA。(フジテレビ系列)
キ ャ バ ク ラ か。
たまにBSフジで見かけるけど、下品としか言いようが無いわな。
▼
しかし、ここで競馬を愛する一人として、立ち止まって考えなければならない。
「いいから早く元に戻せ、宮川一朗太を連れ戻して来い」というのは、
ただのワガママな言い分に過ぎない。
今、競馬界が置かれている状況や客観的視線に少しでも目をやれば、
なんでこうなっちゃってるのかという現状に理解をするとともに、
発展的な提案が可能かもしれない。
一方的にダメだダメだと言うのは簡単。
結局は主催者側の「競馬=暗い・汚い・怖い」のいわば「3K」のイメージを払拭するために、
強引なのを承知(していてほしい)で対策を練った結果だろうと推測される。
そうとしか考えられない。でなければ一刻も早く目を覚まして。
僕を含むコア層としては、
セットなんか極めてシンプルで構わないし、
パドックと馬場入りの映像、
あとはちょっとしたドキュメンタリーなんかあったら最高ですよねてのがリクエスト。
もちろんタレントのゲストなんか一切いらない(岡部幸雄さんとか関係者は大歓迎)し、
誰の本命がどの馬で当たったとか外れたとか本当にどうでもいい。
しかし、しかし。大事なのはここから。
日曜の午後にチャンネルをザッピングしてた会社員(24)が、
たまたま8チャンネルを通りがかった時に手を止めてくれるか。
そもそもこの時間にアテもなくテレビを見てる時点で開拓の価値アリ。絶好の獲物。
これがグリーンチャンネルの画だったら、たぶん通過すると思うんですよ。
■参考3:グリーンチャンネル競馬中継
※普段お目にかかれないのだが、たぶんこんな感じだったと思う
まあ、暗いよね。競馬って感じするよね。
それだったらまだポップなセットの方が好感も持てるし、
見たことのある芸人が本命馬をフリップに書いて出せば、
その馬を中心に見てみようかなという気にもなるかもしれん。
「ディープブリランテと関係者の秘話」よりも、よっぽど敷居は低い。
いきなり、よし今度馬券を買いに行こうとまではいかなくとも、
周りに一人くらいはいる(かもしれない)競馬好きの同僚なんかに、
話のネタとして採用されるかも。
そこからの発展性は個々人のスキルにお任せせざるを得ないが、
描くビジョンとしてはこんな感じ。
仮に僕がJRAに提案することになったとしても、
(程度の差はあれども)この路線を軸にしたんじゃなかろうか。
▼
ファン視点からいえば何もかも(ノ∀`)アチャーな構成だけれども、
新規層の開拓という永年の課題に取り掛かる一つの手法としてJRAが進めている策なのであれば、
そこはグッと我慢して付き合ってあげるのも、
「先輩」の優しさなんじゃないかと思ったり。
それをわかった上であの画面に接すれば、
少しは生暖かい気持ちが芽生えるかもしれませんしね。
何でもかんでも、自分の気に入らないものを頭ごなしに叩くのは(・A・)イクナイ!!
実は、きょう本当に言いたかったのはそういうこと。
「誰でも、どこでも、何でも」好きなことを言える時代になったもんだから、
どこかに偏重した意見・批判を目にすることがあまりにも多くて、
自戒も込めて気をつけなければと思う日々。
「なんじゃこりゃ! おれ嫌い!無理!!」で終わらせるのではなく、
なぜ現状がそうなっているのかを客観的視線から見つめ直す訓練をすることが、
実社会においても役立つスキルになるだろうし、
一人の人間としても魅力的に映るんじゃないかなと考えている。
<余談>
■参考4:とはいえドリーム競馬帰ってきて(´・ω・`)
宮川一朗太&初代おけいはんの上品なMCに、
ちょっと頼りないけど優しくてキャリア十分の杉本清さん、
そして馬名カミカミ芸と奥深い競馬への愛情を語る大坪元雄さん、
メインの実況は巨漢の名人・馬場鉄志アナ...
僕らが育ったあの時代に戻ることはもうできないけれども、
絶妙のバランスで成り立っていた競馬中継の「お手本」があったことは、
どうか忘れないでいてほしいものだ。
※画像はあっちこっちから拾ってきたもので怒られたら削除します
脈絡なく呼ばれる中途半端なネームバリューのゲスト、
誰の本命がどうで予想が当たった外れたで盛り上がる進行...
地上波の競馬中継の「どうしてこうなった」感にガックリしているのは、
きっと僕だけじゃないはずだ。
いや、つーかガックリしようぜ競馬ファンなら。
BSの某お笑いコンビの昭和な進行芸にもうんざりするけれども、
「うーんグリーンチャンネル入りてえ」って直感的に思うのは日曜の15時。
何とかしてくれよと思うのは、具体的に冒頭に示した3点。
特に身体が勝手に拒絶反応を示してくれるのが、
あのセンスの欠片も感じられない馬鹿げたスタジオ。
後述するが、意図はよーくわかる。わかるけれども。
■参考1:競馬beat(関西テレビ系列)
初めてこれ見た時は「競馬終わったな」と思った。ハッキリ言って。
このセットと坂口正大さんが調和なんかするわけない。
未だに慣れないし受け入れられない。
などと嘆いていたら関東はもっとひどいことになってた。
■参考2:みんなのKEIBA。(フジテレビ系列)
キ ャ バ ク ラ か。
たまにBSフジで見かけるけど、下品としか言いようが無いわな。
▼
しかし、ここで競馬を愛する一人として、立ち止まって考えなければならない。
「いいから早く元に戻せ、宮川一朗太を連れ戻して来い」というのは、
ただのワガママな言い分に過ぎない。
今、競馬界が置かれている状況や客観的視線に少しでも目をやれば、
なんでこうなっちゃってるのかという現状に理解をするとともに、
発展的な提案が可能かもしれない。
一方的にダメだダメだと言うのは簡単。
結局は主催者側の「競馬=暗い・汚い・怖い」のいわば「3K」のイメージを払拭するために、
強引なのを承知(していてほしい)で対策を練った結果だろうと推測される。
そうとしか考えられない。でなければ一刻も早く目を覚まして。
僕を含むコア層としては、
セットなんか極めてシンプルで構わないし、
パドックと馬場入りの映像、
あとはちょっとしたドキュメンタリーなんかあったら最高ですよねてのがリクエスト。
もちろんタレントのゲストなんか一切いらない(岡部幸雄さんとか関係者は大歓迎)し、
誰の本命がどの馬で当たったとか外れたとか本当にどうでもいい。
しかし、しかし。大事なのはここから。
日曜の午後にチャンネルをザッピングしてた会社員(24)が、
たまたま8チャンネルを通りがかった時に手を止めてくれるか。
そもそもこの時間にアテもなくテレビを見てる時点で開拓の価値アリ。絶好の獲物。
これがグリーンチャンネルの画だったら、たぶん通過すると思うんですよ。
■参考3:グリーンチャンネル競馬中継
※普段お目にかかれないのだが、たぶんこんな感じだったと思う
まあ、暗いよね。競馬って感じするよね。
それだったらまだポップなセットの方が好感も持てるし、
見たことのある芸人が本命馬をフリップに書いて出せば、
その馬を中心に見てみようかなという気にもなるかもしれん。
「ディープブリランテと関係者の秘話」よりも、よっぽど敷居は低い。
いきなり、よし今度馬券を買いに行こうとまではいかなくとも、
周りに一人くらいはいる(かもしれない)競馬好きの同僚なんかに、
話のネタとして採用されるかも。
そこからの発展性は個々人のスキルにお任せせざるを得ないが、
描くビジョンとしてはこんな感じ。
仮に僕がJRAに提案することになったとしても、
(程度の差はあれども)この路線を軸にしたんじゃなかろうか。
▼
ファン視点からいえば何もかも(ノ∀`)アチャーな構成だけれども、
新規層の開拓という永年の課題に取り掛かる一つの手法としてJRAが進めている策なのであれば、
そこはグッと我慢して付き合ってあげるのも、
「先輩」の優しさなんじゃないかと思ったり。
それをわかった上であの画面に接すれば、
少しは生暖かい気持ちが芽生えるかもしれませんしね。
何でもかんでも、自分の気に入らないものを頭ごなしに叩くのは(・A・)イクナイ!!
実は、きょう本当に言いたかったのはそういうこと。
「誰でも、どこでも、何でも」好きなことを言える時代になったもんだから、
どこかに偏重した意見・批判を目にすることがあまりにも多くて、
自戒も込めて気をつけなければと思う日々。
「なんじゃこりゃ! おれ嫌い!無理!!」で終わらせるのではなく、
なぜ現状がそうなっているのかを客観的視線から見つめ直す訓練をすることが、
実社会においても役立つスキルになるだろうし、
一人の人間としても魅力的に映るんじゃないかなと考えている。
<余談>
■参考4:とはいえドリーム競馬帰ってきて(´・ω・`)
宮川一朗太&初代おけいはんの上品なMCに、
ちょっと頼りないけど優しくてキャリア十分の杉本清さん、
そして馬名カミカミ芸と奥深い競馬への愛情を語る大坪元雄さん、
メインの実況は巨漢の名人・馬場鉄志アナ...
僕らが育ったあの時代に戻ることはもうできないけれども、
絶妙のバランスで成り立っていた競馬中継の「お手本」があったことは、
どうか忘れないでいてほしいものだ。
※画像はあっちこっちから拾ってきたもので怒られたら削除します
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