散々アピってきた通り、
先週末は日本ダービー観戦に行ってきました。
一度は現場の雰囲気を味わっておきたいという思いがある中で、
ゴールドシップが二冠を目指して出走する今年こそが、
最大のチャンスだと考えて、インドア派の鈍重なフットワークをどうにか稼働させました。

それにしてもアウェイの洗礼とはここまで痛烈なものなのか。
当日は7時25分ごろ開門とのことで、
だいたい7時半に府中本町駅に着けば、
ゴール前とは言わずともどこだかには余裕で座れるだろうーー
あのディープインパクトの菊花賞ですら、
残り200m地点の席はキープできたし..

などと考えていた私が完全に甘かった。

西門に着いて視界にスタンドがどーんと広がった瞬間、
どんと構えていたハートは途端に焦燥感と絶望感で満たされた。
やばい、人多すぎる。
しかも、パッと見たところもう空席なし。
ゴール前はおろか、府中の長い直線を逆走するように席を探しても、どこにもない。
ビッシリと敷き詰められた新聞が、レジャーシートが、レープロが憎ましい..

完全になめてましたダービー。

辛うじて1席だけ確保したものの、
後から来る連れの場所がなく途方に暮れながら、

「そりゃダービーやもん、軽く10万人オーバーやで?
それに淀に比べて一般席少なくね? はいはい淀ゆとりはいはい」と自責の念に駆られた。

そしたら、いつの間にか目の前にポッカリと3席も空いたもんだから光の早さで移動。
この瞬間がこの日一番うれしかった..w



「ダービーの雰囲気は格別」という話もしたかったんですけど、
実はそこまで他のG1との違いというのも感じられず。
もちろんね、競馬場慣れしてない人ならすげえええってなるレベルですけども、
まあ想定の範囲内というか。
もちろん国歌斉唱だとか、ダービー騎乗ジョッキー紹介だとかは初経験でしたけど。

まあ、それも経験できたからこそ言える話であって。
もちろん楽しかったですし、一生忘れないのは間違いないと思いますけど、
二度目があるかと聞かれるとちょっと微妙。たぶんもう行かないw
やっぱり僕は淀で牝馬とかマイルとか緩いG1を、
ゆったり見る方が性に合っているんだと思う。

別にゴールドシップが負けてイライラしてるとかじゃないよ。
最後までよく頑張って差を詰めてくれたし、
目の前を芦毛の馬体が力強く駆け抜けていった光景は忘れない。
大外だからまたよく見えたし。

何だかトーンの低い観戦記になりましたけど、
帰ってからこの写真を見ると、ああここにいたのかという実感がこみ上げてきて、
軽く誇らしい気分になれた。
未知の領域をまた一つ経験できた。それが何よりの収穫だったということで。

■まもなく決戦



楽しい一日をありがとうございました。
今週のダイジェストはなかったことにしておこう...