競馬ファン歴17年目にして、初めて日本ダービーの観戦に行きます。
もちろんゴールドシップが有力候補として駒を進めてくれたおかげですが、
こんな機会でもない限り、
なかなか重い腰を上げることもできないですからね。
改めて感謝です、ゴールドシップには。

そんな節目を迎えるにあたり、
今日は我が人生と日本ダービーを照らし合わせながら振り返るという、
極めて「知らんがな」具合の強いエントリです。

興味があるなら読めばいいよ。

|1997年(第64回)/サニーブライアン(大西直宏)
記念すべき初めてのダービー。
大波乱に終わった皐月賞に続いてサニーブライアンが二冠達成。
「1番人気はいらない、1着がほしい」。
確かばあさんの家のテレビで見てた記憶がある。
特に強烈な印象なし。
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本命馬:まだそういうのなかった
観戦場所:ばあさん家

|1998年(第65回)/スペシャルウィーク(武豊)
武豊初めてのダービー優勝。
福永祐一キングヘイローの悪夢。
いや、この年もばあさん家で見てたわw
重賞を撮り貯めしてるビデオテープを持ち込んで録画した。
この年から「ひとり競馬新聞」づくりスタート。
GIの馬柱と予想記事・回顧記事をノートに書き留める、
つまり今のブログをアナログ型式で始めた。
高校生の3年間はよほどヒマだったのかこれを続けていた。
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本命馬:セイウンスカイ(エア)
観戦場所:ばあさん家

|1999年(第66回)/アドマイヤベガ(武豊)
武豊の連覇。ナリタトップロード渡辺薫彦の涙。
馬場も展開も無関係の3強ガチバトル。
名手vs若手の構図。古き良き時代。
当時はアドマイヤベガが勝っても、
「やっぱり個人馬主では社台には敵わんのか」みたいな気はしなかった。
そこまで絶望的な差は感じなかったのだろうか。
それともそういう観点を持ち合わせていなかったのか。
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本命馬:テイエムオペラオー(エア)
観戦場所:自宅

|2000年(第67回)/アグネスフライト(河内洋)
初めて馬券を買っ..ブツッ..記念すべき年。
あれ途中で聞こえづらい箇所がありました?こりゃ失礼。
エアシャカールからアグネスフライトとジョウテンブレーヴともう1点くらい。
超シンプルに、さくっと的中させた。
あの頃の僕はもういない。
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本命馬:エアシャカール(゚∀゚)
観戦場所:自宅

|2001年(第68回)/ジャングルポケット(角田晃一)
アグネスタキオン世代のことを思い出すと、
純粋に彼らの期待値の高さと、
これから始まる大学生活に対する期待と不安が同時に蘇り、
何とも言えない胸の高鳴りを覚える。未だに。
確か同立戦の取材でこの年はオンタイム観戦できてない。
単純に競馬中継を見る機会が減った。
「クロフネが人気吸うならジャングルポケットの単でいいやろ」と思ったが、
みんなそのへんはお見通しだったので馬券もスルー。
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本命馬:ジャングルポケット(エア)
観戦場所:VTRで

|2002年(第69回)/タニノギムレット(武豊)
前年に負けず劣らずの好素材がクラシック戦線を賑わせた。
まあ、その中にはモノポライザーやローマンエンパイア、チアズシュタルクなど、
色んな意味で語り継ぎたい面々も。
骨折で皐月賞では武豊が乗れなかったタニノギムレットが、カムバックを果たす勝利。
藤沢和雄厩舎執念の4頭出しは、
シンボリクリスエス2着、マチカネアカツキ3着と悔しい結果に。
なお2011年現在、悲願はまだ叶えられていない模様。
サークルの集団で京都競馬場にいたが、
当時はちょっと人間関係に悩んでいたりでモヤモヤしていた。
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本命馬:テレグノシス(´・ω・`)
観戦場所:京都競馬場

|2003年(第70回)/ネオユニヴァース(M.デムーロ)
きさらぎ賞→スプリングS→皐月賞と重賞3連勝中のネオユニヴァース。
重馬場も全く苦にすることなく二冠を制し、
鞍上のM.デムーロが涙を流しながら歓声に応えたシーンは、
今まで見てきた競馬の名場面の中でも屈指のものだと思ってる。
いいレースだった。
ちなみに、皐月賞で入線時にミルコに頭をポコっと叩かれ、
そのリベンジに燃えていたはずの田中勝春サクラプレジデントは7着。
現実とは厳しいものである。
なおこのレースは京都競馬場で、
たった2週間で別れ..ブツッ..彼女と見てた。黒歴史再び、である。
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本命馬:ネオユニヴァース(馬券はハズレ)
観戦場所:京都競馬場

|2004年(第71回)/キングカメハメハ(安藤勝己)
コスモバルクの奮闘が話題となった世代。
大チャンスだった皐月賞でダイワメジャーの大駆けに屈し、
今度こそはと意気込んで臨んだダービーだったが、
それが裏目に出る形で大敗。
替わって、NHKマイルCを圧勝した「大王」キングカメハメハが、
レースレコードを叩き出しての圧勝。
SS産駒にはない豪快さというか力強さというか、
それはもう圧倒的なパフォーマンスだった。
ちなみに当時は入院中(3ヶ月間のちょうど真ん中くらい)で、
病床からテレビで見ていた。
マイネルマクロスの狂ったような逃げ、
それについて行ってしまうコスモバルク、
早めに勝負に出るキングカメハメハに、真っ向勝負を挑むハイアーゲーム..
それぞれの場面が印象強く残っている。
5月にしては異常なくらいの暑さだったことも。
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本命馬:ハイアーゲーム(エア)
観戦場所:病院

|2005年(第72回)/ディープインパクト(武豊)
誰が何と言おうと、ダービーオブダービーはやっぱりこれ。
これまでゲームでしか出会うことのできなかった、
完全無敵のスーパーホースがそこにいたから。
ナリタブライアンを知らず、
サイレンススズカが無念の死を遂げ、アグネスタキオンが志半ばで戦場を去った..
本当に、待ち遠しかった。
5馬身ちぎっての勝利は、それが幻でなかったことの証。
京都競馬場でその勇姿を見守り、
その後「どんぐり」で祝勝会したのを覚えている。
あの頃は楽しかった..w
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本命馬:ディープインパクト(゚∀゚)
観戦場所:京都競馬場

|2006年(第73回)/メイショウサムソン(石橋守)
実力伯仲の混戦世代。
皐月賞では1番人気馬アドマイヤムーンが4着に敗れ、
実績がありながら伏兵の立ち位置に甘んじていた、
メイショウサムソンが勝利。
今度は単勝1番人気に支持されて、見事それに応えた。
社会人1年目の管理人はフサイチジャンクで勝負し撃沈であった。
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本命馬:フサイチジャンク(´・ω・`)
観戦場所:自宅

|2007年(第74回)/ウオッカ(四位洋文)
前残りで波乱劇と、
「いかにも」な皐月賞で3着に終わったフサイチホウオーが圧倒的人気。
東京に替われば差し損ねることはないだろう、と。
しかしレース前から入れ込みが目立ち7着と大敗。
制したのはウオッカ。
牝馬が東京優駿を制したのは実に64年ぶりの快挙だった。
2着に皐月賞・NHKマイルCで大敗していたアサクサキングスが入り、
この年から単勝2ケタ人気クラスの伏兵も馬券圏内に侵入するようになってきた。
彼女(現・奥さま)と京都競馬場で観戦。
この頃はまだ競馬場について来てくれていた。なお現在は(ry
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本命馬:フサイチホウオー(´・ω・`)
観戦場所:京都競馬場

|2008年(第75回)/ディープスカイ(四位洋文)
ディープスカイの早期引退もあってか、どうも影の薄い世代。
このレースに関しても、どうも記憶があいまいで。
理由は知ってる。
彼女に「オペラ座の怪人」に連れて行かれたからw
余談ながら当時は転職活動中で、この時はバイトしてたような。
ちょっとした黒歴史。
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本命馬:アドマイヤコマンド(´・ω・`)
観戦場所:VTR

|2009年(第76回)/ロジユニヴァース(横山典弘)
台風が来たんだっけ、で大雨のダービー。
ロジユニヴァース&ノリさん歓喜。
たぶん新しい環境の仕事やら、
友達の結婚式の準備やらで忙しかったんだろう。
自宅でひっそりと幕を閉じる。
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本命馬:アンライバルド(エア)
観戦場所:自宅

|2010年(第77回)/エイシンフラッシュ(内田博幸)
「最強世代による史上最高メンバー」と謳われ、
異常なまでの期待感に包まれた一戦。
だが、フタを開けてみると超スローの上がり勝負。
皐月賞馬ヴィクトワールピサは伸びあぐね、
無敗で青葉賞を制したペルーサは出遅れてアウト。
エイシンフラッシュ?エイシンフラッシュなあ。
まあ強い馬やけど..みたいな結末が何とも印象的だった。
ちなみに当時は仕事のハードさと将来への不安に怯え、
毎週末の競馬が心の大きな拠り所だったことを覚えている。
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本命馬:ヴィクトワールピサ(ただし複勝のみ)
観戦場所:自宅

|2011年(第78回)/オルフェーヴル(池添謙一)
まだ記憶に新しい、オルフェーヴルの雨を切り裂く豪脚。
条件が変わってもこのチート級の強さ。
本命トーセンラーはきさらぎ賞からの付き合いで、
明らかに苦手そうな不良馬場も「もしかしたら得意かも」と願ったが、
4角イン突きで見せ場を作るのが精いっぱい。
ちなみにこの時は、仕事で直前にお客さんからボコボコに怒られて、
相当に落ち込んでいて、さらにガンバもACLでセレッソに負けたりで、
バイオリズム下降気味だったことを付け加えておきたい。
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本命馬:トーセンラー
観戦場所:自宅



んー、長いよ。疲れたわw
とりあえず5月末に落ち込み過ぎなのは気のせいですかね。
まあそれはいいとして。

こうやって、いろんな記憶を呼び覚ますフックになるのも、競馬のいいところですよね。
1年ごとに振り返ることで、自分の足跡を確認することができるという。

みなさんも、一度思い出してみてはいかがですか。
あの名馬が最高の栄誉を得た瞬間、そんな人生を送っていたかを。