12月25日
◇中山10R 有馬記念
■レース結果(netkeiba)
予想エントリ:【有馬記念予想】◎オルフェーヴル
【投資:1,500円 回収:2,500円=単勝◎220円×500+複勝◎140円×1000】
◇ラップタイム
6.8-12.0-12.4-12.1-13.1-14.4-14.3-13.0-12.0-11.9-11.4-11.3-11.3=2:36.0
前半1000m/1:03.8秒 上がり3F/34.0秒
「超スローペース」という言葉だけでは表現しきれない、とにかく見たこともないような展開。
気風のいい先行策が身上であるはずの佐藤哲三が、
何を意図したか限界近くまでペースを落としての逃げ。
これまで何かを先に行かせて、それをターゲットにする戦法で結果を出してきたのが、
自ら馬群を引っ張る形になったのに戸惑ったのだろうか。
とにかく、異常なまでのスローペースで流れた。
もっとも◎オルフェーヴル陣営にとっても、
ある程度はペースが落ち着くことは想定していたはず。
ただ、ここまで遅くなったのは誤算だっただろうし、
もうひとつは上達の兆しが見えていたゲートに失敗し、
あろうことか最後方インという絶望的なポジションで2角を回ることになるとは。
さすがにこの時点では、
鞍上の池添謙一も、それを見守る池江泰寿師も厳しい結果を覚悟せざるを得なかったはず。
少なくとも僕はそうだった。
ごく一部では「あの程度の位置取りなら余裕」という声もあったみたいだが、全くそれには賛同しかねる。
視覚的には十分に逆転可能な範囲でも、
刻まれたラップや先行している面々を考えれば、
とてもじゃないが楽観視できる状況ではなかったはず。
◇中山10R 有馬記念
■レース結果(netkeiba)
予想エントリ:【有馬記念予想】◎オルフェーヴル
【投資:1,500円 回収:2,500円=単勝◎220円×500+複勝◎140円×1000】
◇ラップタイム
6.8-12.0-12.4-12.1-13.1-14.4-14.3-13.0-12.0-11.9-11.4-11.3-11.3=2:36.0
前半1000m/1:03.8秒 上がり3F/34.0秒
「超スローペース」という言葉だけでは表現しきれない、とにかく見たこともないような展開。
気風のいい先行策が身上であるはずの佐藤哲三が、
何を意図したか限界近くまでペースを落としての逃げ。
これまで何かを先に行かせて、それをターゲットにする戦法で結果を出してきたのが、
自ら馬群を引っ張る形になったのに戸惑ったのだろうか。
とにかく、異常なまでのスローペースで流れた。
もっとも◎オルフェーヴル陣営にとっても、
ある程度はペースが落ち着くことは想定していたはず。
ただ、ここまで遅くなったのは誤算だっただろうし、
もうひとつは上達の兆しが見えていたゲートに失敗し、
あろうことか最後方インという絶望的なポジションで2角を回ることになるとは。
さすがにこの時点では、
鞍上の池添謙一も、それを見守る池江泰寿師も厳しい結果を覚悟せざるを得なかったはず。
少なくとも僕はそうだった。
ごく一部では「あの程度の位置取りなら余裕」という声もあったみたいだが、全くそれには賛同しかねる。
視覚的には十分に逆転可能な範囲でも、
刻まれたラップや先行している面々を考えれば、
とてもじゃないが楽観視できる状況ではなかったはず。
あの差を逆転できたオルフェーヴルは、
馬券を買っていたこちらの認識をも上回るパフォーマンスを見せてくれたし、
そもそも「人間の期待をいい意味で裏切ること」こそがオルフェーヴルの生き様なのかなと。
新馬戦の入線後に池添を振り落したエピソードはあまりにも有名だが、
その後は芙蓉S2着にはじまり4連敗。
中には京王杯2歳Sでの屈辱的な10着という結果も含まれる。
下手をすれば落ちこぼれの烙印をも押されても不思議のなかった状況から、
目覚ましい躍進を遂げ、史上7頭目のクラシック三冠を達成。
これまでの足跡が、すでに人知を超えていた。
バックストレッチでようやく馬群の外の進路を確保。
3角手前から徐々に、徐々に前との差を詰め、
残りおよそ500mくらいの地点からスパート開始。
気のせいだろうか、
コーナーを回るそのフットワークはいつものそれに比べて小気味よく映り、
まるで全兄ドリームジャーニーを思い起こさせるものだった。
直線入り口で早めに前を射程圏に入れ先頭に立つと、
最後は内から脚を伸ばすエイシンフラッシュとの叩き合い。
死力を尽くすというよりは、
互いに貯め込んだ末脚の威力比べといった様相で、
一世代上の日本ダービー馬の抵抗もきっちりと抑え込んだ。
冬の中山コースで、上がり4Fが全部11秒台でしかもゴールが近づくにつれ速まるラップを、
3角大外マクリで差し切るとか、どれだけ誉めても誉めすぎにはならない。
間違っても「楽勝」とかそういう形容は不相応。
▼
とにかく、国内最強の座を揺るぎないものとした以上、今後の期待はさらに膨らむばかり。
最大目標である凱旋門賞には万全の態勢で臨んでほしいし、
それを思うと春は国内で天皇賞と宝塚記念を狙えばいいんじゃないかな。
これまでも、不可能を可能に変えてきたオルフェーヴルならば、
日本調教馬初の快挙をも成し遂げられるのではと真剣に夢を見ている。
来年も、どうか無事に。
▼
2着馬以下は引き立て役に終わったしサラッとでいいでしょw
●2着 エイシンフラッシュ
「春馬だろ」と油断していたら激走。
最近はすっかり持久力勝負に強いと思わせておいて、
日本ダービー以来の切れ味勝負で台頭するあたり適性が判断しづらい。
結局、今季は未勝利に終わってしまったので、
来年はどこかで...と思ったけどオルフェーヴルと当たるかもしれないのか。
思い切ってドバイに「逃げる」とかもアリです。
●3着 トゥザグローリー
ヨーイドンの位置取りゲーになったからこそ、かもしれないが今年も3着。
京都記念→日経賞を連勝して期待値がピークに達してからが残念だったが、
それでも良血に恥じない成績は残せたシーズンだったのでは。
●4着 ルーラーシップ
未だにヴェールを脱ぎ切らないというか、どこまで強いのかわからない馬。
勝ち馬をも上回る脚を使い、健在ぶりをアピール。
派手に出遅れながらも快勝した金鯱賞もインパクト十分だったが、
今回もまた「来年が楽しみ」と思わせる内容だった。
●5着 トーセンジョーダン
最大のライバルと見ていたが...
スローから前で粘り込まれると難儀だったが、結果的に遅すぎたか。
昨年と同じような負け方。
それでもこの秋の躍進ぶりは立派でした。
●6着 ヒルノダムール
インを攻めたがスムーズに進路を取れず。
まだオルフェーヴルとの勝負付けは済んでいないと陣営も考えているだろうし、
もし来春の天皇賞で当たるようなら楽しみ。
●7着 ブエナビスタ
ラストランにして、初めて国内で掲示板を外す結果に。
スローペースにやや引っ掛かりながらの追走で、
終始馬群に揉まれながらだったせいか、
直線でも狭い所からゴーサインを出されても反応が鈍かった。
●8着 ヴィクトワールピサ
この展開なら最後まで抵抗しなければならないはずが...
割とあっさり脱落してしまい、
やはりピーク時には程遠いのが正直なところなのかなと。
いい引き際だと個人的には思うのだが。
●9着 レッドデイヴィス
「武豊の奇跡」の使者として期待されたが、
外枠からでは伏兵らしい思い切った作戦も立てられず、
ただ回ってきただけという印象だった。
距離適性を考えても、仕方ない結果。
●10着 アーネストリー
はっきり言ってペース配分の失敗。
これだけ緩めても速い上がりが使えないことが判明したのだから、
今度はちゃんと攻めの姿勢を貫くべき。
来年は京都記念から始動の予定とか。巻き返そう。
●12着 ローズキングダム
ちょっとまずいことになってきた...
全く折り合えないまま、後方でドタバタして終了。
ジャガーメイルとキングトップガンには触れずじまいでごめんやで...
馬券を買っていたこちらの認識をも上回るパフォーマンスを見せてくれたし、
そもそも「人間の期待をいい意味で裏切ること」こそがオルフェーヴルの生き様なのかなと。
新馬戦の入線後に池添を振り落したエピソードはあまりにも有名だが、
その後は芙蓉S2着にはじまり4連敗。
中には京王杯2歳Sでの屈辱的な10着という結果も含まれる。
下手をすれば落ちこぼれの烙印をも押されても不思議のなかった状況から、
目覚ましい躍進を遂げ、史上7頭目のクラシック三冠を達成。
これまでの足跡が、すでに人知を超えていた。
バックストレッチでようやく馬群の外の進路を確保。
3角手前から徐々に、徐々に前との差を詰め、
残りおよそ500mくらいの地点からスパート開始。
気のせいだろうか、
コーナーを回るそのフットワークはいつものそれに比べて小気味よく映り、
まるで全兄ドリームジャーニーを思い起こさせるものだった。
直線入り口で早めに前を射程圏に入れ先頭に立つと、
最後は内から脚を伸ばすエイシンフラッシュとの叩き合い。
死力を尽くすというよりは、
互いに貯め込んだ末脚の威力比べといった様相で、
一世代上の日本ダービー馬の抵抗もきっちりと抑え込んだ。
冬の中山コースで、上がり4Fが全部11秒台でしかもゴールが近づくにつれ速まるラップを、
3角大外マクリで差し切るとか、どれだけ誉めても誉めすぎにはならない。
間違っても「楽勝」とかそういう形容は不相応。
▼
とにかく、国内最強の座を揺るぎないものとした以上、今後の期待はさらに膨らむばかり。
最大目標である凱旋門賞には万全の態勢で臨んでほしいし、
それを思うと春は国内で天皇賞と宝塚記念を狙えばいいんじゃないかな。
これまでも、不可能を可能に変えてきたオルフェーヴルならば、
日本調教馬初の快挙をも成し遂げられるのではと真剣に夢を見ている。
来年も、どうか無事に。
▼
2着馬以下は引き立て役に終わったしサラッとでいいでしょw
●2着 エイシンフラッシュ
「春馬だろ」と油断していたら激走。
最近はすっかり持久力勝負に強いと思わせておいて、
日本ダービー以来の切れ味勝負で台頭するあたり適性が判断しづらい。
結局、今季は未勝利に終わってしまったので、
来年はどこかで...と思ったけどオルフェーヴルと当たるかもしれないのか。
思い切ってドバイに「逃げる」とかもアリです。
●3着 トゥザグローリー
ヨーイドンの位置取りゲーになったからこそ、かもしれないが今年も3着。
京都記念→日経賞を連勝して期待値がピークに達してからが残念だったが、
それでも良血に恥じない成績は残せたシーズンだったのでは。
●4着 ルーラーシップ
未だにヴェールを脱ぎ切らないというか、どこまで強いのかわからない馬。
勝ち馬をも上回る脚を使い、健在ぶりをアピール。
派手に出遅れながらも快勝した金鯱賞もインパクト十分だったが、
今回もまた「来年が楽しみ」と思わせる内容だった。
●5着 トーセンジョーダン
最大のライバルと見ていたが...
スローから前で粘り込まれると難儀だったが、結果的に遅すぎたか。
昨年と同じような負け方。
それでもこの秋の躍進ぶりは立派でした。
●6着 ヒルノダムール
インを攻めたがスムーズに進路を取れず。
まだオルフェーヴルとの勝負付けは済んでいないと陣営も考えているだろうし、
もし来春の天皇賞で当たるようなら楽しみ。
●7着 ブエナビスタ
ラストランにして、初めて国内で掲示板を外す結果に。
スローペースにやや引っ掛かりながらの追走で、
終始馬群に揉まれながらだったせいか、
直線でも狭い所からゴーサインを出されても反応が鈍かった。
●8着 ヴィクトワールピサ
この展開なら最後まで抵抗しなければならないはずが...
割とあっさり脱落してしまい、
やはりピーク時には程遠いのが正直なところなのかなと。
いい引き際だと個人的には思うのだが。
●9着 レッドデイヴィス
「武豊の奇跡」の使者として期待されたが、
外枠からでは伏兵らしい思い切った作戦も立てられず、
ただ回ってきただけという印象だった。
距離適性を考えても、仕方ない結果。
●10着 アーネストリー
はっきり言ってペース配分の失敗。
これだけ緩めても速い上がりが使えないことが判明したのだから、
今度はちゃんと攻めの姿勢を貫くべき。
来年は京都記念から始動の予定とか。巻き返そう。
●12着 ローズキングダム
ちょっとまずいことになってきた...
全く折り合えないまま、後方でドタバタして終了。
ジャガーメイルとキングトップガンには触れずじまいでごめんやで...
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