◆阪神12R 3歳上500万下
◎サイキックダイブ

このレースで人気を背負うのはトウショウクエストだろう。
1000万下でも強敵相手に2、3着がある実績馬。
不慣れな小倉1700mでは2戦目で崩れたものの、
経験豊富な1400m戦ならば巻き返しは必至といったところ。
鞍上の3キロ減も大きなアドバンテージ。

それでもツケ入る隙は十分にある。

ポイントはこの阪神コース。
前述の1000万下好走の実績はすべて京都で挙げたものであり、
粘り込みが容易な平坦コースでこそ成せた業である可能性が。
また当時の走破時計も速く、
差しが利きやすい今の阪神の馬場とは条件が違う。

手綱を取る松山弘平も、
小倉開催が終わってからの2週間は勝ち星がなく、
さすがに上位騎手が一堂に会する秋競馬では、
ちょっと勝手が違うと感じているかも。
今回も先行馬が内外に並んでおり、
正しいペース判断でレースを進められるか。

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人気馬危うし、の状況も含めてサイキックダイブを狙いたい。
こちらも前走8着からの逆襲を狙う立場だが、
休み明けでプラス10キロ、脚抜きのいい馬場での1200mで流れに乗れずと、
凡走もやむなしの条件だった。
それらが今回はすべて好転する。
連対経験のない1200mから1F延長、
乾燥したダートで上がりのかかる馬場、
ひと叩きされたことによる上積みと、一変可能な要素が揃った。

これなら、メイショウボンハオあたりと互角の勝負を展開してきた実力が発揮されるはず。

ただ、もしも馬体重が重いままであったとすれば苦戦は覚悟すべきかも。
数字はしっかり確認してから、最終判断を下すべきだろう。