■アグネスタキオン、急性心不全で急死(ラジニケ)
01年の現役引退後、社台スタリオンステーションにて繋養され、
08年度リーディングサイヤーに輝いたアグネスタキオン(牡11歳)が昨日22日、
急性心不全のため死亡した。関係者のコメント等は以下の通り。

◆社台スタリオンステーション 代表 吉田照哉氏のコメント
「あまりに突然のことで、言葉を失っております。
種牡馬入り直後から、
ダイワスカーレット、ディープスカイ、キャプテントゥーレなど活躍馬を輩出してくれました。
種牡馬として成熟期に入り、
これからますます強い馬を作れるという確信を持っていただけに残念でなりません。
今はただ、冥福を祈るばかりです」   

[現役時の競走成績等]
◆競走成績 4戦4勝

◆主な勝鞍 
2001年皐月賞(GI)
2001年報知杯弥生賞(GII)
2000年ラジオたんぱ杯3歳ステークス(GIII)


とりあえず、残念としか言いようがない。
志半ばでターフを去った現役時代と同様、
輝かしい前途を確信させる中で、今度はその命が絶たれてしまった。

数あるSS産駒の種牡馬の中でも、最有力後継者として名高い評価を受け、
ダイワスカーレット、ディープスカイといった近年屈指の名馬を輩出。
リーディングサイアーの実績も携え、
ますます名種牡馬としての地位を固めていこうという矢先の出来事だった。

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今でこそディープインパクトにその座を譲った感もあるが、
21世紀初頭においてはスーパーホースとしての期待を一身に背負った。
ナリタブライアン以降、途絶えて久しかった「クラシックロードの王者」が、
ついに現れたと誰もが確信していた。
特に、私も含めナリタブライアン時代を体感していない層からの期待は大きく、
ラジオたんぱ杯3歳Sを勝った頃は、
それはもうwktkしたことを覚えている。

友人なんかは「アグネスタキオン三冠への道」なるビデオを作成し、
せっせとラベルを貼って弥生賞からレースを録画していたものだ。
まさかそれが、ほとんど余白になってしまうなんて、
当時は考えもつかなかったことだろう。

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ちくしょう。昔話をしていたら、また当時の喪失感が蘇ってきたじゃないか。
「タキオン屈腱炎」の見出しが躍った新聞を見て、
どれだけショックを受けたことか。
本当に、大事な人を亡くしたくらいの気分だった。
その証拠に、その日の新聞がまだ保存してあるので見てくれ。

■ダービー断念
タキオン断念

故障が発覚したのはNHKマイルCのちょっと前だったかな。

■皐月賞制覇「まず一冠」
タキオン無敗一冠

そりゃこの時は「やっぱり間違いない」と思いましたよ。

■三冠確信
三冠確信

でも、ゲートを嫌がったりして何となく変なサインも出ていたのかも。

どうですか、懐かしくないですか。
当時の栄冠を讃えつつ、お別れのエントリとさせていただきます。
本当にお疲れ様でした。