「追っていれば勝てた」という暴論を唱えたいわけではない。
しかし、この騎乗はあまりにも納得がいかなかった。

阪神9R・なにわSでマハーバリプラムに騎乗していた秋山真一郎の件だ。

好スタートから3番手を追走し、
直線に向いた段階では持ったままの手応え。
「おおこりゃ余裕で抜け出せる!」と期待値はMAXまで膨らんだが、
あえなく馬群に沈んでしまった。

持ったままで・・

(゚Д゚)ハァ?ですわ。
レース見てない人は、JRAのサイトからご覧になってください。
馬券を買っていた人間からすれば、もう最悪の騎乗。
巧いとか下手とかじゃなくて、騎手としてアウト。
最初は「内にササってるのか!?」とも思ったが、
そんな素振りもなかった。

正直なところ、外から並びかけられた段階で脚色は劣勢だったし、
交わされてからの失速ぶりを見ると、
たぶん追っていてもお釣りはなかっただろう。
テンに引っ掛かっていたのも影響したはず。

でも、そういう問題じゃないだろう。
「どうせ負けると思ったので追いませんでした」で納得がいくはずがない。
もしやケガしたのかと思えば、どうやらそうでもない。
だったら、ちゃんと全力を出させた上で負けてもらわないと。
そうするのが騎手の仕事やろが。

・・・・・・
これがいわゆる「ヤラズ」なのかはわからない。
今回もし馬券を買っていなければ、
「あれー何か変やなあ?」
だけで済ませていたかもしれない。

でも、馬券を買って当事者となってしまった以上、
秋山騎手にもマハーバリプラムにも、
悪いイメージがしっかりと焼きつけられてしまった。
これが非常に残念。

秋山といえば先週の中京記念でも、さすがと思わせる騎乗を見せていたし、
個人的にも腕を買っているジョッキー。
さらにマハーバリプラムも、
初勝利を挙げた頃から将来を楽しみにしている逸材。
このレースで単勝2番人気にまで支持されていたことからも、
今後が期待されていることが分かる。

それなのに、信頼・期待を損ねるような行為に直面してしまったことが、
とにかく残念でならない。
馬券が外れたことも当然ながらイライラさせてくれるが、
その外し方が最悪。

絶対、秋山の穴馬券でいつか取り返してやる。

・・えっ二度とコイツの馬券は買わん、じゃなくて!?