最近、最終レースが好調なのは、
要するに1000万下のダート短距離界がちゃんと把握できてるから、
という自己分析の結果が出た。
ならば、こんなものが作れてもおかしくないはず。

≪1000万下ダート短距離界@関西 格付表≫
07年1月6日〜3月11日までに、
京都・阪神の「1000万下 ダート1200・1400m」に出走した馬を対象に、
独断でランキングを付けてみました。
一度も掲示板に載っていなかったり、
特に強い印象を残していない馬はノミネートされておりません。


【偉大なOB、OGたち 最近勝ち上がって準オープンに昇級】
ピサノアルハンブラ――芝ダートでそれぞれ2着が1回ずつ。まだ4歳、これからに期待。
コレデイイノダ――8→6→12着と壁にぶち当たってしまいました。
イアラユーラシア――除外続きで出走かなわず。1200mなら通用するスピードあり。
ウォーターオーレ――ブラッドストーンS3着でクラスにメド。
アドマイヤキラメキ――牝馬限定戦待ちかな?1000万下では牡馬を問題にしなかったが。
ノーザンキッズ――楽逃げが決まって1000万下卒業。今後は同型との戦いも。

力が拮抗した戦いをくぐり抜けた後に待ち受けているものが、
各馬それぞれで全然違ってます。
難なくオープンに上がれる馬もいれば、頭打ちになってしまう馬も・・
どうも伸びしろのひとつは「若さ」みたいですけどね。


【Aランク 順番待ち。いつでも勝ち上がれます】
ファインスティール――ハナには拘らない。坂も平気。安定した先行力で常に上位争い。
ナムラアトランテス――追込み戦法が売りだったが脚質に自在性が。湿った砂はもうひとつ?
トーセンマエストロ――エリカ賞の勝ち馬も今やいぶし銀。上野翔とのコンビはもはや名物。

とりあえず、どんな相手が来ても崩れないのはこの3頭か。
ただトーセンマエストロの前走がそうだったように、
関東の刺客プロセッションなど未対戦の素質馬にやられてしまうからまだ勝ち抜けられない。


【Bランク 未知の魅力あふれる次期昇級候補生】
ビッグアラミス――クラス所属歴は浅いが善戦続き。勝ち上がりは京都で?
レキシントンシチー――休み明けで3着とメド立てた。底見せておらず今後楽しみ。
シルクアルボーレ――ゲートさえ安定すれば末脚見どころ十分だけに。

1000万下に在籍してまだキャリアが浅いうちに上位にランクしてきた。
そういう意味では、Aランク以上に勝ち上がりが早い可能性も秘めている。
どんな条件がベストなのかも探りつつ、取捨選択のヒントを得ていきたい。


【Cランク 1000万下に永住の可能性を感じさせる】
タイセイアトム――控えると味が出ないので積極的に行ってほしい。阪神なら1200m限界か。
セイウンワキタツ――昨秋からちょっと頭打ち。武豊が乗るのでよく人気するが・・
カイテキネオ――もともと詰め甘ではあったが、ここ最近は3着も外すように・・

いつもそこそこに人気して、そこそこの着順。
展開に恵まれたりしたら3着に割り込んだり・・そんな馬主孝行たち。
あまり勝ち上がれるイメージがわきません。


【Dランク あわよくば粘る!スキあらば差す!】
ナナヨーヒマワリ――前崩れ&パサパサ、1400m、外枠、京都
エアオーサム――前崩れ、1400m、外枠
グレイトアロー――前崩れ&パサパサ、少頭数、阪神
エイシンイーデン――単騎逃げ、1200m、京都
ゴービハインド――楽先行、京都
ウォーターバロン――前崩れ、Aランク不在
メイショウディオ――前崩れ、阪神
ワールドドン――楽先行、1400m、京都
タマモドン――前崩れ、京都
オッティミスタ――外枠
ネオナート――外枠
セトノヒット――Aランク不在、1400m

そろそろ短評を書くのが面倒になってくる(笑
このあたりになってくると、上位争いに顔を出すのは稀になってくる。
というのも、この連中はいちいち注文が多い。
やれパサパサの砂がいいだの、やれ外枠で揉まれずに行きたいだの、単騎でないとダメだの・・
つまり、ワガママが叶った時に好走のスイッチが入る仕組み。
彼らの注文を頭に入れておけば、スイッチが入るタイミングが分かる。
ということで、自分がわかる限りの「ワガママ表」を作ることに。
だいたい合ってると思うけど、たまにこれを覆してくるから厄介。


【Eランク 上位勝ち抜け待ち?】
ワーキングボーイ
シアトルバローズ
アグネスレプトン
タータンフィールズ
ハードムーン

彼らも注文は多い。
ただ、Dランクのメンバーと決定的に違うのは、
うまくいった時でも馬券には絡めない点。
そういう意味では、今の上層部が勝ち抜けていくのを待っている状態かも。

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実際この序列どおりに決まることは多い。
だが、厄介な「Dランク軍団」と、
物差しで計れていない関東馬・昇級組の取捨には悩まされる。
あるいは休み明けだったりだとか。

基本的には「A〜C」ランクから条件に見合った馬を見つけ◎を打てばいいと思う。
あとは「Dランク」から誰を引っ張り出してくるか・・
この焦点を見破れれば、「最終の逆転劇」が見えてくる。

久々にマニアックな観点から書けて非常に満足しております(笑
実はこれ、16日の夜に書いてたんですが、
17日の伊丹特別で早速レキシントンシチーが勝ち上がりました。
安定勢力になる前に昇級してしまうあたりに素質を感じます。
そして、Dランクからウォーターバロンが2着に激走。
後方から行くのがパターンだったのに、
テンがやや落ち着いたのが奏功したか好位を取るのに成功。
このへんがいかにも、掴みどころのないDランク軍団ですね。
でも、好走条件に「Aランク不在」て書いたのは当たってるぞ!

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18日の最終レースにはAランクからナムラアトランテスが出走。
先週3着からの連闘策。相手にも恵まれここは順番が回ってきたか!?