「人生、無事是名馬」

2006年創刊の雑談競馬ブログ。主に毎週のレースや好きな馬・ジョッキーについて。時に野球やドラクエについて熱弁。

2023年11月

急にパーソナルな話をぶっ込む。

昨年まで10数年、知人が起こした会社で仕事をしていたのに終止符を打って転職した。
マネジメント職で迎え入れられたことで、人生で初めて「上司」になったわけだ。

それから約1年が経ち、つくづく思う。上司って「人生を預かる存在」よなと。

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「セ・リーグMVPは村上頌樹やろ!」とあちこちで言いふらしていたので受賞が決まったのはうれしい。
10勝6敗という数字だけ見ればインパクトに欠けるかもしれないが、勝ち負けの数で先発投手の貢献度を語る時代などとっくに終わった。
特筆すべきは歴代最強クラスのWHIP、防御率1.75、そして登板全試合で初回を無失点に抑えたという安定感。
38年ぶりの日本一をもたらした最強投手陣は、間違いなく彼を中心に回っていた。

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競馬脳が活性化すると、週末の終わりに次の週末を考えるようになる。
チャンピオンズCは今のところ参戦するかどうかも未定だが、とりあえずレモンポップは中京1800mの馬じゃないだろうとは思ってる。
東京1400mとか1600mとか、ワンターンでそこそこ上がりも速くなるような条件が本領発揮の場。
ポジション取りに行ってそのまま踏ん張り切るような芸当ができるのか。雨でも降ればサクサクかもしれんが。

なのでたとえ人気を裏切っても坂井瑠星の責任じゃないということは今のうちに伝えておきたいw

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競馬ファンとしてなぜか忘れつつあった、心の昂りを取り戻させてくれた。
この日が来ることが楽しみで楽しみで待ち遠しい。
枠順が出たらすぐに確認して、前日の夜からグリーンチャンネルの参考レースと追い切り映像をダラっと鑑賞。
当日も早い時間からレース中継に目をやり、パドックが始まる瞬間そのボルテージはピークに達する。

デデーン!

チャラチャラチャラチャラ チャラチャラチャララ〜♪

栗林さみさんの振りと同時にいつものBGMが流れ、イクイノックスのゼッケンとリバティアイランドの馬体が大映しになる。
このワクワク感が戻ってきた。イクイノックスが戻してくれた。

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ジャパンC前夜。さすがにワクワクしている。
天皇賞でさらにレベルアップした姿を見せつけたイクイノックスと、恐ろしさすら感じさせる強さで牝馬三冠を成し遂げたリバティアイランドの対決。
世界中を探してもこれだけハイレベルな戦いは見られないんじゃないのと思えるくらい、この2頭は強い。
進化を続ける日本競馬を象徴するような存在。

当初は少頭数になるとの話もあったが、結局フルゲートに。
条件馬や地方馬の参戦というネタ要素もあれば、世界の快速パンサラッサも名乗りを上げレコード更新の可能性もグッと高まった。

おもしろい。



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「なあ、そろそろ外に出しといた方がいいって。ほら、大丈夫? あぁもう〜」。

ビッグシーザーのオパールSを見ながら口走ってしまったのは、初心者のクルマの助手席に座ってる人のボヤキに似ていた。
結果、まともに前が詰まってしまい全く力を発揮できず12着と大敗。
直進したいのに二車線の右側レーンをいつまでも走り続け、右折車に巻き込まれてしまっているかのようだった。

2歳時から卓越したスピードで4連勝を飾り、サクラバクシンオーの血統後継者に名乗りを上げるほどの活躍だったが、葵Sから数えて単勝1番人気で3連敗。
せっかく主戦を務めていた幸さんもさすがに降板不可避だと、前走の時点で察した。

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パンサラッサがジャパンCに出走するぞーというニュースが飛び込んできた瞬間、ああこれやばいことになると察した。
まず感じたのは「条件馬とか地方馬が生命の危機」ということ。
先週ウインエアフォルク藤田菜七子が参戦とかでほのぼの和んでいたのに、雰囲気ガラリと変わって修羅場に。
明らかに力の足りていない面々が世界レベルの逃げ馬が刻むハイペースにお付き合いされたら、もう最後は目も当てられないほどバッタバタになってしまうんじゃないかと。
クリノメガミエースがもし出られたらどうなっちゃうのか、ちょっと見てみたさもある。

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武豊のコメントから「想像以上に治るスピードが遅いため..」なんて言葉を聞くことになるとは。
これも時代というやつだろうか。
彼に限らずジョッキーという人種はだいたいいつも、発表された全治期間をはるかに上回るスピードで戦線に復帰し、その度に驚異的なフィジカルの持ち主であることを思い知らせてくれるものなのに。

真っ先に思い起こすのは02年の2月に落馬で骨盤を骨折する大ケガを負ったとき。
全治3ヶ月〜半年という診断を受けながら、わずか2ヶ月で復帰し翌月にはタニノギムレットで日本ダービーを勝っちゃった。
そのイメージがあまりにも強すぎて、今回もまさかここまで長くかかることになるとは思いもよらなかった。

近年も10年の毎日杯での落馬事故ほどのことはないにせよ、ちょくちょくケガで休むことも増えてきており、さすがのレジェンドも抗い切れないものとの戦いを余儀なくされているなと実感。

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恐ろしいまでの迫力をまとった、本物の「豪脚」を久々に見た。
イクイノックスやリバティアイランドの強さにも戦慄するものがあるけれど、それらとはまた趣の異なる凄みがナミュールの末脚からは感じられた。

これぞ覚醒の証。
富士Sの勝ちっぷりがこれまでとは明らかにレベルの違うもので、ついに本格化を予感させるものだった。
中3週のローテでも馬体も増減なしにとどめ、パドックを見てもトモの踏み込みが力強くて気配は絶好。
充実ぶりは明らかだった。

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いくらブログ再開宣言をしたといっても、終電まで飲んで帰ってからパソコン開くだけの気力は残されてへんからな。でもたぶん昔は似たようなシチュエーションでも意地と根性で土曜競馬の予想とか書いてから寝てた。恐ろしい話やで。

でも今日も午前のレースからチラッとぐりちゃ見てたし、徐々に競馬との距離感が詰まってきた印象。もちろん東スポ杯2歳Sも見た。激しく行きたがりながらも脚を残してたシュトラウスもたいしたもんだが、それ以上にあの猛獣を御してしまうモレイラが恐ろしい。乗り手を選ぶタイプだけに来春まで短期免許外国人リレーで戦うしかなさそう。

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昔から言いたかったんですけど、良血馬がいつの間にか名門厩舎から追放されてる姿って哀愁を誘うよね。開業直後の厩舎の練習台みたいな扱いされてりしてさ。
そういうケースってもれなく結果が出なくなって「馬房のムダ」と見切られてのもんだから、転厩後もまあ巻き返せる気配などだいたい皆無。

そんな話をしているのも、アンドロメダSの出走馬をダラーっと見ていたらとあるパワーワードが目に飛び込んできたから。

コマンドライン セ4 (美・武井亮)



うん、どこからツッコむ?

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東スポ杯2歳Sといえば、今も昔もクラシックの登竜門。ここからスターホースへの道を駆け上った名馬は数知れず。
しかし、その裏で終わりを告げられた夢があることも忘れてはならない。

ここ数年、POGで指名した馬がこのレースに臨み、しかも上位人気にも支持されるほどで期待に胸を膨らませては、これでもかというほど現実を見せつけられる歴史を何度も経験してきた。軽い無限ループ。

19年:ラインベック(3着)/勝ち馬コントレイル
21年:ダンテスヴュー(4着)レッドベルアーム(5着)/勝ち馬イクイノックス
22年:フェイト(5着)/勝ち馬ガストリック


後から見返してみれば勝てるわけないマッチメイクなんだけど、そんなものはこのレースが終わるまでわからない。敗れた面々はいずれも有力馬の一角としてここに乗り込んでいたわけだし。
しかしよりによって歴史的名馬クラスのコントレイルやイクイノックスと遭遇してしまっているのは運も悪い。

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きょうも適当にスポナビアプリで競馬ニュースをザッピングしてたら、日刊のこんな記事が。



ほう、藤田菜七子がジャパンCに参戦とな。2頭回避待ちらしいけど、流動的な馬も多いので何とかなるかも。
イクイノックスvsリバティアイランドの世界最強級決戦に条件馬ウインエアフォルクでは割って入るチャンスも限りなくゼロに近いが、リンク先の記事では若かりし頃の根本康広師が学んだ心得が書かれている。ええ話や。

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先週土曜は熊沢重文騎手の引退セレモニーが行われた。

デビュー38年目の55歳、現役へのこだわりはありながらも落馬負傷の影響は深刻で、「日常生活で転んでも生命に危険が及ぶ」状態でジョッキーを続けるのはあまりにも無謀。惜しまれながらもターフを去ることになった。

言わずとしれた「競馬界の二刀流」である。
僕が競馬を見始めた90年代後半から、リーディングで20位前後に入り平地でも存分に活躍の場がありながら、危険を伴う障害競走にも積極的に参加する異色の存在としてキャラを確立していた。コスモドリームのオークスやダイユウサクの有馬記念はさすがに間に合わなかったが、エイシンワシントンやストーンステッパーらとともにG1を争い、そして何よりもステイゴールドとの意外性と歯がゆさを兼ね備えた名コンビが強く印象に残っている。

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久しぶりにマジメに予想して馬券を買って外したら何か書きたくなったので来ました。

いや、最近ホンマに競馬離れが著しくてですね、まともに馬券を買ったのなんて昨年の日本ダービーがたぶん最後。今年じゃないですよ昨年ですよ。ドウデュースですよ。
これといった原因は思い当たらんのですけど、「悔しい想いをするくらいなら最初から勝負なんてやめとけ」の精神が自分の中に定着しすぎて、こんなことになったのかもしれん。

ただ、新しくなった淀に10月になってようやく足を運んで(春に行ってない時点でもうね)、我が聖地の空気を吸ったのが刺激になったのだろうか、「エリザベス女王杯はマジメに予想して馬券を買うぞ!」というモチベーションが湧いてきた。

勝負師の帰還である。


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