「人生、無事是名馬」

2006年創刊の雑談競馬ブログ。主に毎週のレースや好きな馬・ジョッキーについて。時に野球やドラクエについて熱弁。

2018年09月

武豊騎手がJRA通算4,000勝を達成したその裏で、
新しい時代が盛大に幕を開けた。
日本移籍を目指すジョアン・モレイラ騎手が、
初騎乗となった中山競馬場でいきなり8戦5勝の大活躍。
札幌での無双ぶりを考えれば、
この結果も決して驚くことはないかもしれないが、それにしても。

確かに上位人気の馬ばかりではあるが、
中には詰めが甘く勝ち切れずにいたプロディガルサンなどを勝利に導くあたりは、
やはり既存のトップジョッキーにすらない何かを持ち合わせているのかと考えさせられる。

その答えが、この秋のシーズンにあるのかもしれない。

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さすがレイデオロである。
始動戦オールカマーで約1年ぶりの白星。
改めてこの秋の活躍が楽しみになった。

4角から直線入り口にかけて進路の確保に手間取り、
やや追撃が遅れる形になりながらも、
ゴール前で際どく差し切り勝ち。
2着のアルアインが番手追走から理想的なレース運びをしていただけに、
これを捕らえるのは並の芸当ではない。
まさに日本ダービー馬の威光。

絶対的主役が不在の古馬戦線で、
間違いなくエースを張れるだけの存在。
それが天皇賞サボってジャパンC直行だなんて、やっぱり問題外。
その気になれば天皇賞→ジャパンC→有馬記念まで通せるわけだから。

もはや藤沢和雄といえど調教師にはどうしようもない話なので、
キャロットの偉い方どうかそのへんよろしくお願いします。
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「18年ぶりに神戸新聞杯で皐月賞馬と日本ダービー馬が直接対決」と聞き、
ふふっ、あいつらかと少し思い出し笑いをしてしまいそうになった。
フサイチソニックに軽くひねられたエアシャカールとアグネスフライト。
今から振り返ると低調なクラシック路線だった。

しかし当時は彼らは古馬になっても活躍する奥の深さがあると思っていた。
世代のレベルなんてものは即時的にはわからないもので、
昨年だってこの時期はまだ3歳世代は大したことないなんて言われていたもの。
それが秋シーズンから重賞で次々に古馬を打ち破り始め、
暮れにはすっかり高い評価を得るようになった。

今年はどうだろうか。
ワグネリアンとエポカドーロ。
春にタイトルを獲得した2頭は、それぞれ伏兵の立場で大駆けを見せたものであり、
未だに世代の絶対的中心という地位は確立できていないように感じる。
それを確たるものにできるかが、この秋の焦点ということになりそうだ。

ことこのレースに関しては、
言い方は悪いがローズキングダムやワンアンドオンリーでも勝てるように、
春の「お釣り」で間に合う傾向にある。
逆に言えば、たとえここで好走したとしても、
菊花賞やその先にきっちり通じるかどうかの評価は保留にしておきたいところ。
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と言ったかどうか定かではないが(言っていない定かさがある)、
Dr.コパオーナーが「将来的に藤田菜七子騎手とのコンビでG1へ」と語った、
コパノキッキングが阪神メインの大阪スポーツ杯に出走する。

鞍上をめぐるあれこれは置いといたとしても、この馬は楽しみである。
ここまで4戦3勝、唯一敗れたレースも後の重賞勝ち馬グリムに先着を許してのもの。
1000万下のダート1000m戦でも一瞬でハナを奪いきれるスピードは、
古き良き90年代の愛すべき外国産ネタ馬たちを思い出させる。

1400mでも勝ち鞍はあるとはいえ未勝利戦でのもの。
馬券的には距離適性を妄信してしまうと落とし穴にハマりかねないが、
先々のことを考えるとこれくらいの距離まではこなせるよう競馬を覚えさせたい。

きっと「未来のパートナー」もそう願っていることだろうw
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母仔三世代でのクラシック制覇を筆頭に、国内外でG1を制した「アグネス」の勝負服。
しかし、オーナーである渡辺孝男氏が14年に逝去して以降、
所有馬は畑佐博氏を中心に別の名義に変更され、
あの色鮮やかなボーダー柄を競馬場で見かける機会はなくなってしまった。

そうか、アグネスさんも撤退か、またひとつ時代が終わったなと、
当時は寂しく思っていたのだが。

9日の中山12Rに出走したアグネスエーデルの勝負服が、
往年のあのデザインだったのである。
馬主の名義は渡辺久美子氏。
先代の跡を受け継いで、再びアグネスの勝負服が競馬場を彩るときが訪れた。
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久々にレイデオロが戦場に帰ってくる。
割と早くからこの秋はオールカマーから始動と伝えられており、
ここまでは順調に調整が進んでいると思われるが、
どうも先週あたりから「ここを使って次はジャパンC」みたいな話が聞かれるようになってきた。

いやいや、どうして天皇賞をパスするの。

日本ダービーを制したとはいえ、
ピリピリしがちな気性の主だけに、本質的にベスト距離は2000mくらいのはず。
この条件でスワーヴリチャードらと交える再戦を楽しみにしていただけに、
理に適わぬ回避は正直ガッカリ度合いが大きい。

昨今のいわゆる「騎手都合の使い分け」が原因かとも思われたが、
ルメールのお手馬で天皇賞を狙おうかというトップクラスの馬は不在。
アーモンドアイは秋華賞からジャパンCへという話が出ているようだし、
むしろレイデオロを引っ込めるならジャパンCの方ではなかろうかと思うのだが。

もしかしたらレイエンダがセントライト記念を勝って無敗で盾へ、という流れを想定していた..?

それとも昨春から続くこの馬の「ワンシーズン2戦」の縛りを守ろうということか。
G1を使うのは一度だけ、
それなら賞金の高いジャパンCを優先させようとかそういうことだろうか。

うーむ、いずれにせよしっくりこない。
何を企んでいるんだレイデオロ陣営。
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頭蓋骨を骨折しながら、
「大丈夫です」と今週の騎乗に意欲を見せていた福永騎手だが、
今日になって復帰を先送りにすることがわかった。

うむ、それでいい。

いくら痛みがなくても、
もし亀裂が残った状態で再び同じ箇所に衝撃が加わったとしたら、
思わぬ事態へとダメージが広がっていくのが心配で仕方がなかった。
確かにワグネリアンの手綱を一時的とはいえ譲るのには抵抗があるだろうけど、
ここはぐっと我慢である。
10月には復帰できる見込みが立っている時点で十分ではなかろうか。
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3日間開催でした(過去形)。

最近はBSイレブンの競馬中継の第2部を録画しておいて、
それを夜に駆け足で振り返ってわかった気になっておくのが習慣です。
TIMが抜けてからあの番組の高感度が上がりましたね。
女の子たちかわいいし、東幹久氏も思いの外ガチだしw

最近の競馬中継にありがちな「誰の馬券がどうこう」色も薄めなのがよい。
まあ第1部は見ていないので全ては把握できていませんが。
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なぜか今日になって複数のスポ紙で「甲子園のラッキーゾーン復活あるで」という記事が。
これは何かの観測気球なのだろうか。

個人的には大歓迎である。

ただでさえ広大な外野の形状に加え、1年を通じて吹き付ける強い浜風が、
いくつもの本塁打を外野フライに変えてきた。
できることなら右翼側だけでもフェンスを前に出せないものかと、
以前から考えていただけにこの機運にはぜひとも乗っかりたい。

「球場を狭くしても打たれる数が増えるだけ。それより打者を育成せよ」という、
阪神ファンからの批判の声も聞かれるが、
長距離砲を育てるためにもラッキーゾーンの復活は欠かせない。
スタンドまでの距離が縮まることによって、
単純に本塁打やフェンス直撃の安打が増えるだけでなく、打者の意識も大きく変わる。
「どうせ本塁打は無理やしコツコツ安打を狙うのが生き残る道」と割り切って、
数々の中距離砲が長打を捨てた成れの果てが現在の阪神打線である。
それがもしラッキーゾーンの復活によって本塁打の増加が現実味を帯びてきたら、
遠くへ飛ばすことに軸足を置いた育成が可能になり、
なおかつ結果も出ることでさらに上のレベルを目指せるという好スパイラルに突入できる。

かもしれない。

実際、現在もハマスタや神宮では各選手がのびのびスイングできているように見えるのは、
「ここならスタンドに届く」という自信がそうさせている説。
狭くなった甲子園を本拠地に構え、
コンスタントに長打を結果として残せるようになれば、
やがてどこに出しても恥ずかしくない強打者への道を歩めるのではないだろうか。
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京成杯オータムハンデは単勝1番人気に支持されたミッキーグローリーが勝利。
この馬、長期休養も挟みながらずっと条件戦を大事に使われてきたこともあって、
恥ずかしながら全く存在を知らずにいた。

これはまずい。

いくら日の目を見ない臨戦過程であったとしても、なおかつ関東馬であったとしても、
「重賞で1番人気に推されて勝つほどの馬を知らない」というのが、
最近の競馬のことを追えていない自分の深刻ぶりを物語っている。
今後はますますこういうことも増えていくのだろうか..

しかし深刻といえば浜中騎手も負けてはいない。
単勝2番人気ロジクライとのコンビで臨んだ一戦は3着に終わり、
今季初の重賞勝ちはまたもお預けとなってしまった。

問題はその結果だけでなく内容である。
好スタートを決めながら外から少し競られると簡単に控え、
そこからペースを落とされるとジリジリとポジションを下げてしまう後手後手の対応。
前半800m46.9秒のスローペースでこれをやってしまっては、勝てるものも勝てない。

さらに4角手前でムチを入れるもすぐさま手綱を引きブレーキをかけるなど、
周りが見えていないことからの不可解な判断が相次ぐ始末。
このところ好調を維持している馬自身の頑張りのおかげで、
どうにかゴール前の競り合いには顔を覗かせたものの、
とても完全燃焼とは言い難い内容だった。
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こんばんは、SPEEDやモーニング娘。の元メンバーたちが落ちぶれていくのが哀しい35歳です。
彼女らのやらかしによって、
我が青春時代にも傷が残ってしまったような気持ちになってしまう。
こういうニュースを耳にする度に残念でならない。
もういっそのこと一線を退いたあとは静かにフェードアウトすればいいのにね。

それにしても大変な一週間でした。台風&地震。
幸い我が家は1秒たりとも停電することすらなく、
ただ穏やかに戦後最大級の暴風雨が過ぎ去るのを待つだけでよかった。
しかし6月の地震に始まり、豪雨からの酷暑そして台風と、
これまであまり自然の脅威にさらされることの少なかった関西地方が試されまくる2018年の夏だった。
秋は最小限の被害でお願いしたいところですが、
どうやら来週末にも台風がとの悲報が..もうやめようそういうの。
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毎年のことながら慌ただしく駆け抜けてゆく夏競馬である。
それなりに楽しさや話題も提供してくれて、
まずまず充実感のあったサマーシリーズだったように思う。
暑さはとにかく大変だったけども。

そんな夏の最終週、
日曜のレースまでまとめて書いてしまおうというあたりに、
明日はもう更新する気配が感じられないのであった。


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