「人生、無事是名馬」

2006年創刊の雑談競馬ブログ。主に毎週のレースや好きな馬・ジョッキーについて。時に野球やドラクエについて熱弁。

2018年08月

著名人の訃報を聞いてもいちいちご冥福をお祈りしないタイプの者ですが、
さくらももこ氏が亡くなったのはさすがにショックであった。

思い返せば「ちびまる子ちゃん」面白かったよなあ。
人生で最初にああいうちょっとブラックな笑いに触れられた作品かもしれぬ。
男女問わず学校でも人気があったし、
まるちゃんのモノマネとかも流行った。あたしゃまるこだよ..

本当に偉大な作品であり、その生みの親でいらっしゃった。

最近はさすがに触れる機会もなくなったし、
そもそも今も日曜の18時に放送しているのかも知らんけれども、
さみしいし、とても残念である。
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武豊騎手が勝ったWASJ第1戦の盛り上がりっぷりは異常。
やはりスター性が違いますな、このメンバーの中でも。
「全レース抽選式にしてくれたらいいのに」というコメントは、
ジョークのようで痛烈な皮肉のようにも聞こえる。

明日は第3戦で人気馬フリーフリッカーに騎乗。
優勝を決めてしまうならここしかない。

それから新潟では藤田菜七子騎手が女性騎手の最多勝記録を更新。
最近はコパノキッキングにも乗れちゃうかもよみたいな話もあって、
なかなか前途は明るくなってきた。
今年これで15勝ですもんね、女性どうこうじゃなくて普通に見られる数字。
とりあえずスプリンターズSあたりで騎乗馬できませんかねえ、
ユキノアイオロスとか..w
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ひまわり賞戦線に異常アリ。
例年、順当アンド順当に決まるレースとして以前も話題にしたことがあったが、
超重要参考レースである九州産新馬戦の勝ち馬コチョウジュニアが出走を回避。
不動の軸を失ったことで、一気に混戦ムードが高まってきた。

本来であれば2戦目で激変を見せたテイエムノサッタが有力なのだが、
そのレースで2着だったテイエムアイガテは新馬戦でもコチョウジュニアの2着と安定しており、
実際、前売り時点では単勝1番人気はこちらとなっている。

そもそもコチョウジュニアの新馬戦に比べ、
テイエムノサッタの未勝利戦の方が圧倒的に時計が速く、
これは今年はコチョウジュニアを盲信すると痛い目に遭う人もいるのではと考えていたところ。
その答え合わせができないのが非常に残念。

買うならテイエムアイガテかなあ。
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いわゆる「金の卵」である。
高卒2年目ながらここまで先発ローテの一角を務め、
プロ初勝利を含む3勝を挙げている才木浩人。
150キロ前後の直球をコンスタントに投げ込めるその素材は、
贔屓目なしで他チームもうらやむものではなかろうか。

そんな未来のエース(仮)を便利屋扱いするとは何事か。

確かにここ数試合の内容は悪い。
被弾と四球で崩れるパターンが続いており、
正直、いったん二軍で再調整した方がいいんじゃないのと思うほど。
15日の広島戦も4回途中KOという内容だった。

だからといって、その後のヤクルト戦でブルペン待機させて、
あろうことか中3日で登板させるとはどういうことか。
なるほどモップ役から出直しか、それならまだよかった。
さらに中2日で元通り先発するとかどんな運用。
結果的に7回1失点と見事に立て直しに成功したとはいえ、
97球→(中3日)26球→(中2日)127球とずいぶん酷使してくれたものである。
もうとっくに優勝は遠く手の届かないところに行ってしまったというのに、
何をそこまで未来ある若者に負担をかける必要があるのだろうか。
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若手騎手の活躍が続く夏である。
先週は北九州記念で菱田騎手が重賞初制覇。
あの松田博資厩舎からも重用されるなど、
早くから頭角を現したことを思えば「ようやく」という表現をどうしてもしたくなる。

彼の場合は結果が出ていた頃から制裁の多さが問題視され、
勝ち鞍が伸びなくなってからはますますその部分だけが目立つようになってしまった。
先に挙げた松田博厩舎ではラストインパクトなど強豪の手綱も任されたが、
その解散もあって次第に大舞台で騎乗するチャンスすら薄れていった。
それだけにこの1勝を再浮上のきっかけとしたい。
まだまだ勝ち数のペースは良い頃の半分程度である。

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いつの間にか札幌記念が終わってしまった。
G1馬も牡馬も牝馬も古馬も3歳馬もごちゃ混ぜフルゲートの戦いは、
<59.1-62.0>という超前傾ラップの死闘に。
結果的に激流を後ろでやり過ごした上位人気馬による決着となった。

距離にメドを立て、天皇賞路線も視野に入ってきたサングレーザーは前途洋々。
3着モズカッチャンも、不得手な休み明けで適当に脚を使ってこの着差なら評価すべき。
まだ終焉を迎えるには早いと、大外から追い込んできたマカヒキは復活の足がかりに。
同じくサウンズオブアースも久々にこの馬らしい僅差の競馬に持ち込んだ。
早めにマクって見せ場を作ったサクラアンプルールは改めて小回り適性を見せたし、
3歳の挑戦ゴーフォザサミットも7着に敗れたとはいえいい経験になった。

ここ数日やけに各メディアで「札幌記念をG1に」という声を多く聞いた気がするが、
今年に関しては前哨戦として抜群に機能した感。
G2だからこそ、いろいろと試せることもあるはずだ。
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何でもかんでもG1に昇格させてしまう風潮にはうんざりな僕ですが、
こと札幌記念に関しては積極的に推奨していきたいと思っている派です。

夏の決定的なビッグイベントとして機能しませんかね?
お盆シーズンの風物詩的な。
そして馬産地・北海道の競馬場で大レースが行われるという意義。
翌週のWASJとのセットでぜひとも盛り上げていこうではありませんか。
「夏競馬は札幌が頂点」みたいな位置づけになってもいいと思うんですよ。

コース形態も小回りながらマクリも効く、
なかなかトリッキーな設計で馬券的な妙味も十分。
G1しか買わない層からすると、
そろそろ勝負に飢えてくる頃でもあるし売れるでしょw
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にぎわう夏競馬において、ちょいとローカルな扱いを受けがちな小倉競馬。
どうしても来季のクラシックを狙おうかという素材は新潟や札幌デビューが主流で、
小倉から出てくるのは短距離馬が中心という印象が強い。
もちろん先々週のヴェロックスみたいな例もあるけれど。

それゆえリーディング上位の騎手が揃うこともあまりない。
ミルコやルメールには見向きもされず、
若い頃はここで腕を磨いた福永騎手も、
北橋厩舎や瀬戸口厩舎の解散後は新潟派へ。
武豊騎手は相変わらず忙しそうに海外も含めあちこちへ飛び回っているし、
例年どっしり腰を据えて参戦している川田騎手も今年は英国へ遠征中。
ならば本来エース級としての働きが期待される浜中騎手は、
土曜でわずか3鞍と騎乗馬の確保すらままならぬ状況。何をやってるんだ..

しかも先週日曜に至っては和田騎手や松山騎手まで他場へ遠征とあって、
いよいよ乗り役が心もとないという状況下で神が舞い降りた。
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先週に続いて若き横山兄弟が大仕事をやってのけた。
横山和夫騎手がエルムSをハイランドピークとのコンビで制し重賞初制覇。
未勝利戦からコンビを組んでいた、
思い入れのある相棒がタイトルをもたらしてくれた。

父・横山典弘騎手の手綱さばきで、
圧勝あり出遅れありで波の大きい競馬をしてきた印象があったが、
この日のレース内容は極めてクレバー。
逃げたドリームキラリを番手で追いかけ、
直線で並びかけるときっちり競り落とす優等生ぶり。
ゲートが危うい悪癖を把握していたのも、
何度もレースに乗ってきたからこそである。
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今週はネタに恵まれたこともあって久々にブログの更新が捗った。
ちょっと気分がだらけがちな夏競馬、もしかしたらおもしろいのかもしれない。
特に重賞よりも条件戦や新馬戦が。
これから出会える「何か」への期待感が高いからね。

明日の注目の条件戦。
とはいっても春にクラシック参戦を夢見て果敢な挑戦を続けた道営のハッピーグリンである。
巴賞でも古馬に混じって3着に善戦した次のレースに、
1000万下特別に出てくるのは「反則」ですらあると思われる。
しかも鞍上にルメールを起用してくる徹底ぶり。
札幌1500mで大外枠というのがワナに見えなくもないけれど、
まあ普通に回ってくれば勝てるんじゃなかろうか。
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先週日曜札幌のメインUHB賞を横山武史騎手が勝った。
入線直後にガッツポーズが飛び出したばかりか、
検量室では父親顔負けのフライングディスマウントまで披露する喜びっぷりが、
この1勝の意味の大きさを物語っていると思う。

減量特典があるうちに平場で稼いだ勝数など、
時が経てば何の意味も持たなくなる。
ここ数年でも、名を売ったのはデビューから数年だけで、
以後は完全に頭打ちというパターンにハマってしまう若手騎手がどれだけいることか。
大事なのは、いかに上のクラスのレースで結果を残せるか。
その点で今回の横山武騎手はハンデ戦で軽量を活かしたとはいえ、
最高級のアピールに成功したと言える。
これで次は重賞キーンランドCへの参戦も視野に入ってくるはず。
下級条件戦ではなかなかこうもいくまい。

とはいえ目先のチャンスをつかむためにも勝数をないがしろにするわけにはいかない。
2年目の今季はここまで23勝。
昨年は北海道シリーズが始まるまで1勝と、
なかなか勝機に恵まれなかったことを思えば上場の数字だろう。
この夏をさらなる飛躍の場としたい。
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先週の新潟競馬場ではレイデオロの半弟ソルドラードがデビュー。
その期待の大きさは「単勝1.1倍」という数字に集約されていたかと思うが、
結果は3着に終わった。
序盤から流れに乗れていない印象で、
ゴール前は差を詰めてきたものの間に合わずといった内容。
ロードカナロア産駒ということも加味してマイル戦を使ったとは思うのだが、
もう少し距離があった方がいいというのが陣営の見解のようだ。

このレースを制したのは松田国厩舎の牝馬サムシングジャスト。
スタートを決め、好位からイン突きを決めるスマートな内容だった。
母はツルマルオトメ。これまた懐かしいw
いかにも仕上がりの早そうな血統ゆえ、
ゆくゆくはソルドラードが出世するかもしれないけれど、現時点ではこれで十分。
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先週のジャスタウェイ産駒はすごかった。
まあダリア賞のアウィルアウェイは置いとこう。
問題は小倉の新馬戦を8馬身差で圧勝したヴェロックスよ。
パフォーマンスの派手さを鵜呑みにするのは愚かしいことだとわかっているけども、
それでもあのスケール感はロマンにあふれている。

初年度の夏からいきなりこんなのが出ますか。
仕上がりが早いだけでなく、
クラシックも意識できる奥深さも兼ね備えてどうのこうの。
もしかしたら最終的にはマンハッタンカフェみたいな感じに収まるかもしれないけれど、
現時点では期待度が一気に高まったのは間違いない。

他にもアドマイヤジャスタやエイシンゾーンもいるし、
さらに函館2歳Sの2着馬ラブミーファインも出てきている(ことを今知ったw)。

キングカメハメハからロードカナロアへ、
そしてハーツクライからジャスタウェイへ。
優秀な後継ぎが名乗りを上げてきましたな。
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やっぱりトリオンフと武豊騎手は相性抜群でしたねえ。
ユタカ氏もかつてサンデーサイレンス産駒が猛威を奮っていた時期は、
タメてタメて末脚を引き出す競馬に重点を置いていた感がありましたが、
近年はトウケイヘイローやキタサンブラック、エイシンヒカリなど、
いぶし銀系の持ち味をフルに発揮するための先行策の巧みさが光るケースが目立つような。

前後半が60.0-56.9というとんでもない後傾ラップ。
てっきり序盤からプレッシャーかけているのかと思いきや、じんわり流れに乗る形。
しかし後半1000mが56.9秒ってかなり優秀じゃないですか、
いくら高速馬場でスローペースだったとはいえ。

秋は天皇賞、みたいな情報も目にしたけれど、
いかにも香港なんか向いてそうな感じですよね。
きっとKTレーシングも海外への野心なんかは持ってそうだし、
暮れには大仕事をやってくれると期待したい。
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レパードSがもう第10回の節目を迎えたらしい。
確か初代勝ち馬がトランセンドでしたよね。
ちょうど実家を出る準備や引っ越しやらでバタバタしていた時期だったことを思い出す。
2年前にグレンツェントが勝った時は、
いよいよ数日後には娘が産まれる..なんて状況だった。

ミラクルレジェンドにホッコータルマエ、インカンテーションなど、
長きにわたりダート路線で活躍する強豪を輩出してきた歴史が刻まれてきた、濃密な10年間。
お互い色々ありましたな。

そんな「出世レース」としての側面もさることながら、
早い時期から同世代の精鋭と戦ってきた馬と、
遅れて出てきながら古馬を倒してここにたどり着いた馬の激突という構図が魅力的で、
ユニコーンS同様このレースが大好き。

今後も廃れることなく、
数少ない3歳ダート路線の重要な一戦としての位置づけを守り続けてほしいもの。
そして偉大な先輩たちに肩を並べる次の逸材の登場がありますように。
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7月を終え、阪神は見事に失速してしまった。
広島を追うどころか、
どんぐりの2位争いにも遅れを取り、振り向けばもう最下位の中日もすぐそこ。
打線は底を抜けつつあるとはいえ相変わらず低調、
その状況で強力だったはずの投手陣にジワジワと綻びが出てきており、
これでは勝てないのも当然である。
中止が多く9月に連戦がと言われているが、
残念ながらこのままでは消化試合が待っているだけで余計な心配に終わってしまうかもしれない。

非常につまらん。
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