「人生、無事是名馬」

2006年創刊の雑談競馬ブログ。主に毎週のレースや好きな馬・ジョッキーについて。時に野球やドラクエについて熱弁。

2018年04月

いつもなら「当たった、外れた」で大騒ぎになるレース直後も、
この時ばかりは固唾を飲みながら事の成り行きを見守るしかなかった。
乾坤一擲のイン差しで天皇賞を制したレインボーライン
だが、悲願のG1勝利を成し遂げた次の瞬間、
鞍上が下馬し馬運車が駆けつけるという事態に。
「最悪の結果」も頭をよぎる中、
本来ならば祝賀ムードに包まれる表彰式も、
複雑な空気の中で進められた。

レインボーラインの診断結果はひとまず「跛行」ということで、
まずは生命を脅かすまでの危機は免れた模様。
ただ、まだ余談を許さぬ状況であることは確かで、
何らかのダメージを負っているのは間違いないのではないだろうか。

改めて思う、無事であってこその栄光であると。
勝利の喜びも、馬やジョッキーが無事でいてくれてこそであると。
そんな当たり前の心情を再認識させられる結末だった。
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いつの段階だったかは忘れたが、
この春の天皇賞はシュヴァルグランしかないと確信していた記憶がある。

過去2年、キタサンブラックの厚い壁に阻まれてはいたが、
抜群の長距離適性を示しての3着→2着。
目の上のタンコブさえなくなれば、
自ずと順番は回ってくるだろうと..

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スペシャルウィークが亡くなった。
23歳、立派な一生である。
競走馬としてのキャリア、
そして種牡馬としての成功はもはや語るまでもなく、
全てを成し遂げた上で生涯を幕を閉じた。

おつかれさまアンドありがとうである。心から。

とうとう彼が逝ってしまうのを見送らねばならぬ時が来たかと思うとさみしい。
今までは、天寿をほぼ全うした名馬というのは現役時代を知らない馬が多かったが、
これからは共に時間を過ごしたいわば「戦友」たちとの別れが待っている。
その勇姿を見てきただけに、これまで以上に思い入れも強い。

だが、それらも乗り越えていかねかればならないのである。
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料理のスキルで必要なのは「調理」だけではありません。
必要なものを、必要なタイミングで揃える食材のマネジメント術、
これに磨きをかけないと、
余計なものを買ってしまったり、持て余してロスになったりで賢くない。

調味料やらは日持ちもするので少々アバウトでもいいのですが、
肉や野菜といった生鮮食品はシビアにいかなければなりません。
望ましいのは、いつどこでも冷蔵庫・冷凍庫に何が入っているかが把握できること。
僕も最初はいい方法ないかなーと漠然と考えておったのですが、
今のところEvernoteにリストを作成するのが最善策になってる。
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午前4時から撮影というなかなかの変態スケジュールのおかげで、
大阪に前泊し2時に起きるというレアイベントを消化してきた。
就寝は21時。1才児かな?
どうにかスムーズに目を覚まして撮影業務は無事に終えるも、
その後がもう眠い眠い。スキあらばうたた寝。
11時半からの打ち合わせを終えて本日は閉店ガラガラにしましたけど、
午後からもずーっと眠くて。
ずっと一人だけ時差ボケに苦しむ一日であった。

食事のリズムもぐちゃぐちゃ。

・ 3時:朝食(コンビニのパン)

・ 7時:おなかがすいたのでパン

・ 11時:打合せ前に軽食(マクド)

・ 15時:おなかがすいたのでパン

・ 18時:夕食(おべんとう)

もう悲惨である。
当日を迎えるまでは「たまにはこういうイレギュラーなのも悪くないかも」なんて考えてたけど、
いざ実行してみるとええこと何にもない。
しかも奥さんと娘を家に残していかなければならないという心配も尽きず。

できれば今後はこういうのやめたいw
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フローラSに出走したファストライフが5着と大健闘。

サトノワルキューレが涼しげに駆け抜けた府中の直線、
そのさらに大外から懸命に追いすがるその姿に、
父スーパーホーネットの2007年安田記念が重なって見えた。



当時は朝日杯FS2着があるとはいえ重賞未勝利の身で、
カシオペアS・大阪城SとOP特別を勝った程度の実績しかなく、
単勝18番人気の完全なるモブキャラだった。
結果も11着と数字だけを見れば空気なのだが、
動画の1:21あたりでカメラがパンしてきたときの脚が異常に際立っており、
着順以上の存在感を示すことができたレースと強く記憶に残っている。

当時からこの馬を追いかけていた身としては、
「あっ、これはそのうちG1も手が届くわ」と手応えを感じたものだ。
事実、この秋にはスワンSで重賞初制覇、マイルCSでも2着と善戦し本格化を告げる。

残念ながらその予感が現実になる時は最後まで訪れなかったが..
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今週の日曜もあっという間に終了。
さらば、また会う日まで。

阪神はスローペースでいいとは言うたけど、
甲子園で読売さん相手にスイープ食らってもいいとは言うてないで。
吉川尚・岡本・小林、この3人にどれだけやられたら気が済むのやら。
打線組み換えの効果も、
中盤から大量ビハインドを追う展開では何とも言えませんわ。

とりあえず試合開始からテレビで見てたけど、
4回の亀井の右越え二塁打の打球を処理した糸井の緩慢な動きに腹が立ってそっ消し。
チンタラ追って一走を生還させた挙句、
アバウトな返球で打者走者も余計に進塁させるなんて、
新人が投げてる時に、ましてピンチの場面であれはないわ。

空の上に召された、かの闘将なら間違いなくブチギレ案件。
金本監督はあの動きを咎められたのだろうか。
今季に限らず阪神が上に行けそうで行けないのは、そういうところな気がする。
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今日はどこもいい天気でしたね!
テレビに映る甲子園も京都競馬場も、まぶしいばかりの青空。
そしてそれを自宅で指くわえて眺めるもどかしさな。

阪神がなかなか波に乗り切れませんな。
まさに勝ったり負けたりの繰り返しで現状ちょうど5割。
個人的にはしばらくこのへんをウロウロしてればいいと思ってるので焦りも苛立ちもありませんが、
その原因を挙げろというのなら打線ということになります。
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明日から春の京都開催!!
..なのだが気分は上がらない。
残念ながらもうどこで競馬やっててもあんまり関係ないし、
そもそも競馬というもの自体がこの頃ますます遠い世界のものに感じられる。
さみしいのう。
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仕事関係の紹介で新たに知り合った人と飲みに行って、
帰ってきてからの夜泣き対応は本当にしんどい。
ただでさえ起きるのがつらいというのに、
量はそれなりとはいえアルコールが入って少しフラフラした状態だとなおのこと。

おかげで今日は食欲が湧かず、ほとんど何も食べぬまま1日を終えた。

それにしても、1歳半過ぎにもこんなのがあるんですねえ。
かれこれ夜勤が3ヶ月近く続いております。
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僕のように何でもかんでもログとして残しておきたい記録魔としては、
ごはんづくりに関するアレコレも例外ではなく、
自分のニーズに合ったアプリでもないものかと探したところ、
いいのが見つかったので愛用している。

やりたいことは2つ。
「いつ何を作ったかまとめておきたい」という事と、
「レシピを自分で編集してストックしておきたい」という事。

作ったものを記録しておけば、
献立を考える時のデータベースになるし、
それに思い出に浸れるからとてもよい。

そしてレシピに関しては、
白ごはんドットコムの残しておきたいページを個別にブックマークするという、
非常に前時代的な手法を取っていたので、
何か他の方法はないかと考えていたのだ。
あとは自分で編集できることによって、
分量やらを自分用ボリュームにして保存できるというのがミソ。

それらを同時に叶えてくれるアプリ、それが「レシパル」である。
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昨日は戸崎騎手に焦点を当てて皐月賞を振り返ったが、
エポカドーロの勝利については他にも色々と触れておきたい要素がある。

オルフェーヴル産駒のクラシック初制覇。
当たり外れが大きいという、
ステイゴールドの血を色濃く受け継いだあたりはさすが最高傑作である。
ともすれば下がりかねない評価を食いとどめた孝行息子の激走に感謝。

ヒダカBUの馬がクラシックを勝つ違和感w
ただでさえ藤原英厩舎にいること自体がめずらしいのに、
そこできちんと結果が出るあたりは、
やはり幼駒の頃から光るものがあったのだろうか。

そして、ダイワパッションの仔がG1を勝ったという事実。
長谷川浩大騎手を背に重賞を2勝し、
桜花賞にも駒を進めたスピード豊かな牝馬だった。
当時の鞍上はもう6年も前に若くしてムチを置き、
今は裏方として汗を流しているが、
彼が乗った中での数少ない活躍馬の仔が、
こうしてスポットを浴びているのをどんな気持ちで見ているのだろうか。

次なる関心はもちろん日本ダービーで再度の激走があるかどうか。
母の血から考えれば、2400mはいかにもしんどい。
また、今回も展開ドンピシャで後方にいた有力馬には不向きな流れになったことを考えると、
二冠ばっちこいとは言い切れないのが正直なところ。
恐らく、引き続き「混戦の中の一頭」という扱いになるだろうが..
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やはり、一筋縄ではいかなかった皐月賞。
先手を主張した3頭が馬群を大きく引き離す特異な展開となり、
逃げ争いから大きく離れた4番手をマイペースで追走したエポカドーロが、
直線半ばで先頭に立ち、そのまま悠々と押し切った。

2着が弥生賞4着のサンリヴァル、3着が先行して唯一粘りを見せたジェネラーレウーノ。

上位人気のワグネリアン、ステルヴィオ、
そしてキタノコマンドールは揃って馬券圏外に敗れる波乱の決着に。
個人的に応援していたオウケンムーンも12着と振るわなかった。
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「オジュウチョウサンは負ける番」とか言うてたのは誰ですか。
はい強かったですね、
アップトゥデイト以下をぶっちぎっての勝利。
もう国内ではやること残ってない気もしますが、
かといってジャンパーの海外遠征は平地以上にギャップが大きいでしょうし、
引き続き無双路線でいくことになるでしょう。

あるいは平地参戦もいいんちゃう?w

阪神では幸さんが落馬負傷。
まあまあな勢いで転倒したのに打撲で済むあたりがさすがっす。
ジープルメリアも異常がなかったようで、それが不幸中の幸い。
ただ、明日の騎乗に関しては当日朝まで様子を見るとのこと。
アンタレスSのナムラアラシや3歳500万下のタニノフランケルなど、
楽しみな馬が多いだけに一夜での超回復を願う。
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昨年末の中山大障害が歴史に残る名勝負として大ヒットしたおかげで、
その再戦となる中山グランドジャンプもずいぶんと注目を集めている印象。
これほどまでに待ちわびた感があるのは初めてかもしれない。

オジュウチョウサンが前哨戦を使わずぶっつけ参戦というのもまた関心をそそる点。
それならばアップトゥデイトにもリベンジのチャンスはあるんじゃないかと。
あるいは2頭の共倒れがあったり..なんてことまで考えてしまう。

これまで競馬を見てきた感覚データベースによれば、
オジュウチョウサンは負けそうな気がする。
このパターンは確か..と過去の何かが頭をよぎる。
具体的には思い出せないがw
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昨年あたりから定期的に仕事の交流会みたいなものに参加するようにしてるんですが、
あれはなかなかの魔境ですね。
基本こっちはぼっちであるのに対し、
皆さんだいたい顔見知りで「お久しぶりですー」とかやってる。
いや、知ってる面々だけで交流を深めないでよ!w

仕方がないから勇気を振り絞ってこちらからアプローチを図るも、
なかなか最初からフリーな人はいない。
その結果、もう軽食に手を伸ばすしかなくなり、
今日もサンドウィッチをおいしくいただきました。

まあ会も中盤になれば少しずつぼっち同士を中心に話ができてくるんですけどね。
今日もそれなりの成果を得て帰宅。
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そして圧倒的本命馬は今年も敗れた。
これで15年のルージュバックから数えて4年連続。
桜花賞が阪神競馬場外回りのマイル戦で行われるようになってからの12回で、
単勝1倍台の本命馬は通算【2.2.1.2】と低アベレージに甘んじている。

● 2018年4月8日/阪神11R:桜花賞
□ レース結果 (netkeiba.com)
予想エントリ:【予想■桜花賞】◎リリーノーブルはシレッと逆転を狙っている

● 決して責められないラッキーライラックと石橋脩騎手の戦いぶり
しかし△ラッキーライラックのレースぶりは決して責められるものではない。
これまで不覚を取った圧倒的人気馬たちは、
どちらかといえば力を余して敗れたケースが多い中、
この馬に関しては悔いのないレース運びができたように映る。

石橋脩騎手の騎乗も、非の打ち所がないものだった。

恐らく最も神経を使ったのはスタート。
ここで五分以上の出脚を見せると、
怯んで抑えず馬の行く気に任せて番手を取りに行く。
外からアンヴァルやツヅミモン、そしてコーディエライトが主張する中、
簡単には控えず外からフタされるのを未然に防ぎきった。
直線に向く頃にはきっちりと前の進路を確保し、
誰もが恐れた「包まれて踏み遅れて負ける」という最悪のシナリオをこの時点で打ち消した。

しかし、結果的にこの積極的な立ち回りが馬群全体の意識を前へ前へと傾け、
後方でじっくりと脚をタメたアーモンドアイにとって絶好の展開になったのは皮肉でしかない。
あれだけ極端な内枠でなければ、また別の乗り方もあったとは思うが..
無敗の2歳女王にとってはつくづく不運な一戦だった。
オークスはまた立場も変わってプレッシャーからは開放される。
そこでどんなレースができるか、見ものである。
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休日出勤のオフィスで見たシンザン記念のことを思い出している。
あれだけ褒めちぎったアーモンドアイなのに、
ここで評価を下げざるを得なかったことが悔しくて仕方がない。
帰りの電車の中で「相当に強い、阪神JFで組よりも上」なんて考えてたっけ。

本当に直行のバカヤローである。

いくら予定通りとはいえ、
キャリアの浅い3歳牝馬が3ヶ月も間隔を空けて出てきたら、
明らかに死亡フラグと疑いたくなるもの。
安易に飛びついて痛い目に遭おうものなら、恥ずかしくてお外に出られなくなる。

しかし、数々の死亡フラグがへし折られてきたのも、ここ数年の競馬の潮流である。
ローテのダイバーシティが進み、
そこで結果を残す調整ノウハウも蓄積されてきた今、
「シンザン記念→桜花賞」の型破りな使い方が結実しても不思議ではない。
ついにその瞬間が訪れたのが今回だった。

そこを逃さず、波に乗れればよかったのだが、
残念ながらそんな勇気はなかった。
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今年ばかりはラッキーライラックで仕方ないでしょ、
と参戦を見送る予定だった桜花賞。
しかし最内枠が当たったとなれば話は別だ。

●2018年4月8日/阪神11R:桜花賞
◎ リリーノーブル
◯ マウレア
▲ フィニフティ
△ ラッキーライラック
△ レッドサクヤ
△ アーモンドアイ
△ レッドレグナント

同じコース、同じ相手関係で繰り返し対戦し、
勝負付けは済んだと見せかけておきながら、
シレッと逆転が起こるのが桜花賞の難しいところでありおもしろいところ。

阪神JF、チューリップ賞で続けざまに敗れたリリーノーブルが、
ノープレッシャーの立場を利用して逆転を狙う。
前走は行きたがるのをなだめながらの、
いかにもトライアル仕様なレース内容で、無難にまとめての3着。
超スローで上がり3Fは33.5秒、
このタイムでまとまる負荷の軽いレースでは、
本質的に馬力型のこの馬にとって良さは出ない。
多頭数で、そこそこ流れるペースでこそ本領発揮である。

正直、今回のメンバーは展開が読みづらく、
その面からも自在性の高いこの馬が最も信用に値する。
ラッキーライラックが馬群を捌くのに少しでも手間取れば、
その合間を縫って勝ちきれる、そんなイメージ。
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きょうの阪神の負け方はひどかった。
先発の藤浪はいつものアレで5回完投ならず降板。
2-2で迎えた6回ウラ、無死2・3塁でロサリオ→福留→大山が凡退し無得点。
すると8回オモテに3連打で1点リードを許すと、
最終回は1死3塁のチャンスで梅野がセーフティスクイズに失敗し併殺、試合終了。

どこからツッコめばいいんですかねw

まあ打てなかったのは勝負事だから仕方がない。
9回ウラの采配も問題外すぎてわざわざ取り上げる必要もなかろう。
悔やむべきは8回オモテの守り、
1死から平田良介の二塁後方への打球を、
鳥谷が深追いし糸井が前進を緩めたところ間に落ちたあの1球である。

まだ二塁の守備に不慣れな鳥谷の判断、
糸井がもっとチャージをかけていれば鳥谷が早く任せられたかもしれないという後悔。
さらに言えば本職の二塁手が守っていれば..というタラレバも。
この回に守っている鳥谷は例の忖度出場ですからね。
スタメンは上本でした。

あの完全に打ち取った打球が安打になったところから傷口が広がり、
最終的に回跨ぎで奮投した岩崎が敗戦投手に。
高橋周平に浴びた安打も、福田永将に許した適時打も、
決して捕らえられた当たりではなかった。

今年はスロースタートでいいやと思ってはいるものの、
いきなりこんな雑な負け方をしているようでは先が思いやられるのであった。
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無敗の2歳王者ダノンプレミアムの皐月賞回避が発表されたこの日、
桜花賞に臨む無敗の2歳女王にも試練の知らせが届いた。
ラッキーライラック、1枠1番。
これは陣営にとってもアタマを悩ませる材料になるだろう。

「20年以上勝ち馬が出ていない」とかいう、
ただの縁起担ぎの延長でしかないデータはデータとは呼ばない。
問題は、なぜ1番枠がラッキーライラックにとって不安材料となるのか、である。

桜花賞の最内枠は非常に厄介ですよ。
3角までの距離が長い阪神1600mでは、
外枠の先行馬たちがどんどん内にカットインしてくる。
そのアオリを受けた中団の馬が手綱を絞ってポジションを下げると、
さらにその後ろの馬は完全に渋滞に巻き込まれる形でブレーキを踏まされる。
そんなチグハグな競馬を余儀なくされがち。
ちょうど3年前にルージュバックが敗れた際も、
同じような形で最後方に近い位置からのレースになってしまった。

ご存知の通り、ここ数年の桜花賞は単勝1倍台の圧倒的人気馬が敗れ、
新たな「魔境」の地位を着実に築きつつある。
とはいえラッキーライラックの場合、
関東からの長距離輸送もなければローテも王道、
これまでのレース内容もクレバーなもので、
それこそ雨でも降らない限りは崩れる場面は考えづらいと、
枠順が決まるまではそう思っていたのだが..

メジャーエンブレムのルメールですらハマってしまった負けパターンに、
石橋脩騎手は抗うことはできるだろうか。
いくら阪神JFを勝ったとはいえ、
これまでとは違い厳しいマークに遭う立場。
無傷のコンビに洗礼が待っていてもおかしくはない。

逆に言えば、ここを乗り越えられれば人馬とも相当に強いと解釈することも可。

無風状態だった桜花賞が、一気におもしろくなってきた。
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引き続きしんどいのである。
くしゃみ鼻水もさることながら、どろーんとしたしんどさがのしかかってくる。
薬の副作用なのか、
それともこれシンプルに風邪かという説も浮上している。

せっかく元気に冬を乗り越えられたというのに、
季節の変わり目にやられてしまったか。

今日は軽く東京に出張してきたんですけど、
新幹線の中でもほとんど寝てた。昏睡。
普段はなかなか寝付けないんですけどねえ..
展示会をウロウロするのが主な目的だったんですが、
それもしんどかった..
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ここ2日ほど、くしゃみ鼻水が止まらない。
久々に花粉で体力を消耗させられてる。
頓服の副作用で風邪ひいたみたいにダルいし。アタマ痛いし。

かれこれ花粉症歴も15年を過ぎ、
最近はもう病院で薬もらって目薬も点鼻薬もバッチリ完備しており、
さほど脅威に感じることも少なくなってきたのだが..

やはり自然は恐ろしい。
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今年のドバイミーティングは、
残念ながら日本勢の勝利を見ることはできませんでした。
何度も書いている通り、
決して「勝って当たり前」のゲームではありませんので、
こういう年があっても何ら驚くことはない。

最大の関心はシーマクラシックのレイデオロだったのですが、
前走に続いて折り合いに苦労し末脚を伸ばせず4着に敗退。
ゴドルフィン勢のペースメイクに屈した感もあり、
決して力負けといった印象はありませんが、
京都記念に続いて課題が顔を覗かせ初めたのは事実。

もともと気が勝ったタイプで、
神戸新聞杯あたりまでは常にそこを心配していたのですが、
昨秋はそれを克服しつつあったのでもう問題ないかと思っていました。
こうなると今後は2000mくらいの距離でこそ、
ベストパフォーマンスを発揮できるのではないかと考えています。
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先週の高松宮記念では1番人気を裏切り、
ややその神通力が影を潜めつつあったミルコが再びG1で大仕事。
思い切ったバックストレッチからのロングスパートで、
スワーヴリチャードをG1馬へと導くと同時に、
4着に終わった有馬記念の雪辱を果たした。

さすがですね。

思い切って3角で先頭に躍り出ることによって、
脚を余すことも距離をロスすることも未然に防いだだけでなく、
内を回ることで右回りでのぎこちないコーナリングを補助すると同時に、
直線でラチを頼らせることで内にササる悪癖も解消。
理に適いまくっている。

しかし、簡単な仕事ではない。
あの位置から動こうと思える判断力、
そしてマクりきってからムダに脚を使わせない操縦力。
それからもうひとつ付け加えておきたいのが、
「こういうレースも選択肢の中にあった」という通り、
型破りな作戦すらも事前に想定できる計画力。

全てが揃っているからこそ成し得る業。
まさにG1制覇請負人の真骨頂。

こんな乗り方で勝たせるのなんて、
四位騎手にはきっとできないし、やらない。
いや、四位騎手に限らず、
旧来の中央競馬の型にハマったジョッキーにはムリな芸当。
ちょうど昨年の日本ダービーで敗れたレイデオロと同じ戦法というのも皮肉なもので。
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きょうは家族で「背割堤さくらまつり」に行ってきた。
ここ数年で一気にその名声を高めた感のある背割堤。
確かに、あの桂川と木津川の間を貫くようにして咲き誇る桜は圧巻。
以前、単独で軽く様子を見に行ったことはあった(ロードバイクで)のだが、
ぜひあそこは奥さんも連れて行ってあげたいと思っていたのだ。

しかしまあ人が多いw

今年から、阪急の西山天王山駅からシャトルバスが出るということで、
それをアテにして駅に行ってみると「定員オーバーです」。
仕方なく、京都競馬場ゆきのシャトルバスに乗って淀駅まで行き、
そこから京阪で八幡市まで行くというグダグダな往路で到着。
あんなに賑わってる八幡市の駅は初めて見たw

自転車乗りにはおなじみの御幸橋も恐ろしい人だかり。
いつもと同じ場所とは思えぬほどの盛況ぶりでした。

■でもやっぱり壮観


桜のトンネルもいいですが、
僕は土手に降りて並木を見上げるアングルが好き。
これ見せられるとまた行きたくなる。

そして帰りは反省を活かして出発30分前にバスのりばで待機。
もうこの時点で50人くらい待ってるwww
今度はどうにか乗車に成功し、西山天王山まで帰還。つかれた。

たぶん来年はこの反省を活かして大幅に増便とかしてくれると信じたい。

そして、これから同ルートで行こうと考えている人がいたら、
ぜひともバス争奪戦には気をつけていただきたい。
出発のかなり前に並ぶべし。
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