「人生、無事是名馬」

2006年創刊の雑談競馬ブログ。主に毎週のレースや好きな馬・ジョッキーについて。時に野球やドラクエについて熱弁。

2017年05月

日本ダービーで「スローペースが..」と嘆いていたジョッキーたちが口を揃えて、
「ペースが速くて厳しかった」てコメントしててワロタw
そんなに速かったですかね?
大逃げのメイショウカドマツが60.8秒で1000mを通過して、
先行集団はそこから1秒は離れているように思えたけど。
このへんのレースに出てくるメンバーは普段から緩いペースに慣れっこだから、
平均ペースくらいで厳しい流れに感じるんでしょうかね。

それにしてもみんなワガママですねw

● 2017年5月28日/東京12R:目黒記念
□ レース結果 (netkeiba.com)
予想エントリ:【予想■目黒記念】勝負は祭典のあとに

それを尻目に後方からズドンと突き抜けたのが、
老兵△フェイムゲームとダービージョッキーのルメール。
スタミナ自慢の個性が存分に発揮できる展開に乗り、見事に復活へと導いた。
天皇賞を諦め、ここに照準を合わせたのも結果にこだわる判断だったか。
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少し前にこんなことを書いたことがあった。
超スローペースに関するあれこれ。
要点を添えながら紹介する。

■ 【考察】なぜ、超スローペースは生まれるのか (2016年1月13日更新)

○ 要点
・ 逃げ馬の騎手はだいたいペースを落としたいと考えている
・ そうでないのは玉砕覚悟の伏兵か、ごく一部の強い逃げ馬
・ 後ろの騎手はペースが落ちてしまうともう逆らえない

要は超スローってのもいつだって起こり得るものだし、
一度そうなってしまうと抗うのは困難であるということ。

そして..

この大混戦の日本ダービーで、
マイスタイルの横山典騎手が絶妙のスローペースを作り出した。
前半1000m通過が63.2秒。
8R青嵐賞が2:23.8で決まる馬場であることを加味すれば、
額面以上に遅いラップと言ってもいい。
さすがはノリさんのマジック。魔術というよりは呪術と呼びたくなる。
こうなってしまっては後ろは動かない。動けない。
誰か動いてくれ、前は止まってくれと願うしかない状況へと追いやられた。

● 2017年5月28日/東京11R:日本ダービー
□ レース結果 (netkeiba.com)

そんな中、この展開を的確に察知し、
いち早くバックストレッチで進撃を開始したのが、レイデオロのルメールだった。
呪術を打ち破る判断力と勇気、
そして一度ギアを上げながら番手で控えられる操縦力。
もしあの位置に甘んじていたら勝てなかっただろうし、
再びニュートラルに戻す作業に失敗していたら、
たちまち「暴走」として批判を浴びる対象となっていただろう。

紙一重のところですべてを好転させるすばらしい騎乗。
まさにダービージョッキーの称号を得るに相応しいものだった。
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勝負は祭典のあとに待っている。
日本ダービー当日の最終レース、目黒記念。

● 2017年5月28日/東京12R:目黒記念
◎ ヴォルシェーブ
○ モンドインテロ
▲ ウムブルフ
☆ カフジプリンス
△ サラトガスピリット
△ アルター
△ フェイムゲーム
△ ワンアンドオンリー
△ クリプトグラム
× メイショウカドマツ
× レコンダイト

額面通りキッチリ走れそうな人気どころが内枠に入り、
順当な決着になるかなと思われる。
昨秋のアルゼンチン共和国杯で上位を争った、
ヴォルシェーブとモンドインテロを素直に。

特にヴォルシェーブは早くから期待されていた素質が開花した感。
長期休養を乗り越えた不屈の精神が報われるレースになれば。

一角を崩すなら堀厩舎の上昇馬ウムブルフ。
カフジプリンスはこのパンパンの馬場だとまた切れ負けしてしまうか..
何らかのひと押しがあれば連対圏内へ。

あとはパラパラと。馬連で◎から○▲☆が本線。○と▲からも印へ。

ヒットザターゲットはもう押さえなくていい、ですよね..?
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前売り終了時点で単勝1番人気がアドミラブルで4.1倍。
最終的な数値は変わってしまうと思うが、
もしこのまま1番人気のオッズが4倍台となると、
ちょっと記憶にないレベルの混戦模様。
近年では恐らく08年のディープスカイ(3.6倍、1着)が、
1番人気馬の中では最も支持が少ないケースだったかと思われる。

みんな迷ってるんです。日本ダービー。

普通、皐月賞も終わって世代間の序列や個々の適性もわかってきて、
頂点を争う舞台の行方はだいたいこんな感じかなというのが見えてくるもの。
でも、今年はほんとうに見えない。頂点の行方が。
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歯車が噛み合えばこれだけ強い勝ち方ができても、
条件次第では同じような対戦相手に苦杯を舐めさせられることもある..
まさかの桜花賞から歓喜のオークス。
その一連の流れで競馬の奥深さ、そして楽しさを改めて感じた次第。

● 2017年5月21日/東京11R:オークス
□ レース結果 (netkeiba.com)
予想エントリ:【予想■オークス】桜花賞はノーカウント大作戦

強かったソウルスターリング。
藤沢和雄厩舎の重賞100勝目、
そしてルメールは母スタセリタと国境を飛び越えての二代オークス制覇と、
メモリアルな話題も華を添えての雪辱劇でした。
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どうも、ブラックジェイドの単勝をポチったらハナ差2着だった者です。

平安Sはおもしろかったですね。
グレイトパール強い。
このメンバーを自分から動いて4馬身差ですからね。
ゴルトブリッツが出てきたときの衝撃を思い出してる。

あとクリソライトの追い込みな。あれがユタカクオリティ。
ただの脚質転換だけじゃなくて最低限の結果を残す。
たぶん内枠が当たった時点で腹は括ってたんだと思いますが、
さすがのファインプレーでした。

それとシルバーステート。
長期休養明けで回ってくるだけかと思ったら勝っちゃったw
まあ、内容的には回ってきただけみたいなもんですが、
それでも1000万下でこの馬を負かせる駒はいなかった模様。
押し出されるようにハナに立ち、
スローペースを刻んで最後は11.5-10.5-11.3。ほぼ馬なり。

この後、無事に行ってくれることを願うばかり。
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アドマイヤリードがG1を勝ったタイミングと重なるのは運命だろうか。
屈腱炎で戦列を離れていたシルバーステートが、
1000万下のオーストラリアTで復帰する。
無事ならばサトノダイヤモンドやマカヒキらとクラシックを争ったかもしれない、
「天才少年」の再出発である。

実際、未勝利戦と紫菊賞の勝ちっぷりは相当なものがあったし、
故障の知らせを聞いたときの喪失感はまあまあ大きかった。
それだけに、時間はかかったとしても、
どうにかあの「予感」が正しかったことを証明してもらえるとうれしい。

それにしても、同じレースにバティスティーニまで出てくるのは運命のいたずらかw

野球で例えるなら、
甲子園を沸かせたスーパー1年生が、
紆余曲折を経て独立リーグでバッタリ対戦するようなものか。
わざわざ野球で例える意味は。

こちらも2歳時は将来を嘱望された逸材。
同じく故障でクラシック戦線からは姿を消したが、
ひと足お先に再起への道を歩んでいる。

単純に今回の勝ち負けでいえば、
順調度ではるかに上回るバティスティーニが優勢に映るが、
ただの1000万下特別では終わらない何かが感じられるレースになればいいと思う。
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「過去問は解けても当たらない」と嘆いていたヴィクトリアマイル。
今年こそはの気持ちで挑んだものの、
待っていたのは最悪の結末..w

残念ながらこれは怒りの撤退も考えなければならない。

久しぶりにがっくりな日曜の夕暮れ時を過ごしましたよ。
しかも明日は健康診断。
朝ごはん食べられません。ひもじい。
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うちの奥さんにとって初めてとなる母の日を迎えるにあたり、
花束とちょっとしたごちそうを用意しました。
喜んでもらえて何より。
我ながらこういうところは気が回る。
もっと他に気を回すべきところがありそうだけどもw

しかし育児タスクを背負うとワインには気をつけなければならない。
何しろ寝落ち厳禁。
色々と手伝うことがある中で、
ソファでぐーぐー寝てたらもうアレよ。
あとは夜中のお呼び出しに対応できる状態でないと。
深酔いしてたら泣いてても起きませんからね..

そんなこんなで元気にやってます。
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日曜はヴィクトリアマイルに参戦予定なのですが、
雨の影響が心配されますね。
それだけに土曜の段階で馬場の状態を見ておきたいところ。
しかし京王杯スプリングCはよくわからない。
スローになりがちだけれど、
昨年みたいにサトノアラジンが問答無用で差し切ったりする。
この謎重賞、あまり参考にしないほうがいいかもしれないw
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勝ち馬に携わる人が喜びを爆発させていると、
「敗者復活G1論」もどうでもよくなりますね。
アエロリットの菊沢隆徳調教師は騎手時代を含め待望のG1初制覇。
現役時代の童顔は歳を重ねても健在で、
義理の兄の手綱によってもたらされたタイトルの喜びをかみしめる様子が印象的でした。

そして横山典騎手も意地のG1制覇。
目を見張るロケットスタートを決めるとそのまま好位へ、
道中も少し引っ掛かり気味のところをなだめながらも、
馬群の外を気分良く走らせる。
そして直線でも馬場のいい外を選択し、2着に1馬身半差の完勝。

天皇賞の武豊騎手と同じく、
なにげないファインプレーが光る好騎乗でした。

一説によると最近はエージェントを付けていないんでしたっけ、
その影響もあってか乗り鞍が減少気味で、
この日も本拠地の東京でありながらわずか2鞍のみの騎乗。
また、その型破りな騎乗には賛否両論あるようで、
10RブリリアントSのミツバも乗り替わりになっていた。

先日はグレンツェントをめぐる境遇についても書いたけれども、
彼ほどの乗り役ですら便利屋扱いを受けてしまう時代の中で、
輝きを放ち続ける方法は「勝つ」しかない。

ゴール直後に飛び出した派手なガッツポーズには、
「オレを忘れるな」というメッセージも込められているように映った。

鬼才は死なず。
ベテランの存在感が際立つNHKマイルCでした。続きを読む
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歴史的な試合から一日が経ちましたが、まだ余韻が冷めませぬ。

● 5月6日 阪神×広島8回戦(甲子園)
C 220 230 000 = 9
T 000 017 31X = 12

こうしてランスコを書き起こしても、未だに信じられない思い。
お試しルーキー福永がお察しの通り打ち込まれ、
2番手の松田も3失点(おなじみの拙守も絡みながら)。
福留もさっさと早退させる完全な負け試合を、
ワーワー言いながらひっくり返してしまった。
しかもビデオ判定でセーフ→アウトなんて騒動もありながら。

よく優勝するチームはペナントのどこかでとんでもない勝ち方をすると言うが、
とりあえずそれに値するだけの印象的なゲームにはなった。

まあそれは冗談として。
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日本ダービーを目指した熱戦、藤田菜七子騎手の勝利など、
土曜はなんだか話題豊富な一日でしたね。

そんな中で印象に残ったのが、新潟メインの駿風S。

芝短距離準OPの軍曹プレイズエターナルが、
千直でまさかの豪快な追い込み勝ち。
これまで「いつ突き抜けてもおかしくない」と警戒されながら、
詰め甘キャラが定着し、
14年の夏に降級してから2年半、23戦も現級をウロウロしていた。
新潟の芝1000mは初コース。
思い切った挑戦が実を結んだ形に。

厳しい準OPの世界で戦い続ける軍曹キャラは愛すべき存在なのだが、
どうも最近は条件戦までアンテナを張れておらず、
他にどんなのがいるのかパッと思い浮かばない。
勝ち上がるほど強くもなく、
かといって空気で終わるほど弱くもない絶妙のさじ加減が求められるだけに貴重。
後釜を探しておきたい。
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コパノリッキーは何度復活するのかw
これで通算3度目かしわ記念優勝。
終わったと見せかけて蘇るパターンは昨年と同じで、
その後は帝王賞と南部杯を勝っており、
またしばらくコパノリッキーのターンがやってくるのだろうか。

それから、かきつばた記念は兵庫のトウケイタイガーが勝利。
最近、地方馬が交流重賞で頑張ってますね。
ソルテとか、あとカツゲキキトキトとか。
さすがに一線級相手ではしんどくても、
手薄なメンバーになるレースもあるのでそのへんどんどん狙ってほしいですね。
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06年春の天皇賞で、
ディープインパクトが生涯最高のパフォーマンスを発揮してから11年。
再び京都の3200mでとんでもない強さを見せた日本最強の名馬が、
フランスへの想いを燃えたぎらせてくれることになった。

■世界規格の衝撃。≪天皇賞回顧≫ (2006年5月1日)

今回のタイトルは11年前のエントリからのオマージュであるw

ディープインパクトと比肩するだけのスーパーホースは、
時を経てその兄ブラックタイドから生まれた。
本当に強かったキタサンブラック。黒い衝撃。
さすがは伝説のスーパーなんちゃらですわ。
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