「人生、無事是名馬」

2006年創刊の雑談競馬ブログ。主に毎週のレースや好きな馬・ジョッキーについて。時に野球やドラクエについて熱弁。

2017年04月

「2強対決」。
当然のようにキタサンブラックとサトノダイヤモンドに人気が集中。
前売り段階でこの2頭の馬連3-15は2.6倍。ひえっ。
次の組み合わせからはもう10倍以上つきます。

「両雄、並び立たず」。
トウカイテイオーとメジロマックイーンがそうであったように、
ナリタブライアンとマヤノトップガンがそうであったように、
メジロブライトとシルクジャスティスがそうであったように、
一騎打ちムードの結末は平穏には終わらぬもの。
これは天皇賞に限らず競馬の鉄則。

「魔物との戦い」。
06年のディープインパクトを最後に、単勝1番人気に支持された馬が11連敗。
オルフェーヴルやゴールドシップが単勝1倍台の圧倒的人気を裏切ったように、
なかなか厄介な魔物が棲みついている。
春の京都、高速馬場で行われる3200mという特殊な条件が、
他のレースでの実績や結果とリンクしづらいのが原因なのは明らか。
前売り段階では、
意外にも外枠のサトノダイヤモンドの方が単勝は売れている模様。
もっとも直前まで動向は読めないし、
「2番人気の方を買えばいい」なんて安易な話をするつもりもない。

これまでの実績、パフォーマンスが抜きん出た2頭の激突。
勝負の行方はもう見えている気がする。だが、しかし。

さあ、どうやって買います天皇賞。
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青葉賞って「ゴールデンウィークの始まりだああ!」感すごいですよね。
まあそんな感があるだけで実際のところ月曜火曜は仕事しますけど。
そもそもゴールデンウィークの予定も「休養」しかないですけど。

そんな前置きでふと思い出すのがペルーサのこと。
彼が青葉賞をぶっちぎった2010年は前職がクレイジーに忙しく、
ただ連休だけはたっぷり取れる態勢で、
GWやお盆の長期休暇が心の拠り所でした。

さあ連休の始まりだ目一杯楽しもうと、
癒やしを求めて訪れた京都競馬場のターフビジョンで見たペルーサの勇姿は、
今もなお色々な想いとともに記憶に残り続けている。
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早くから楽しみで仕方がなかった天皇賞がいよいよのいよ。
キタサンブラックとサトノダイヤモンド。
昨年末の有馬記念で死闘を繰り広げ、
この秋には凱旋門賞参戦を見据える日本の両エースが再び激突する。
今度の舞台は京都の3200m。
あのディープインパクトを最後に、
11年間も単勝1番人気馬が敗れ続ける「魔境」である。

果たして最高峰の戦いはどんな決着を迎えるのか。
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いつか行きたい、行かねばと思いながら実現に至らないものって色々ありますけど、
長年の念願だったドラクエコンサートに初めて行ってきました。

■4月20日のフェスティバルホールのやつ



1月末に「題名のない音楽会」でドラクエの特集があって、
それを見ていると衝動に駆られて放送終了直後にチケットを取ったった。
しかしご存じの通り現在は育児モードの真っ最中。
行ける保証などなく、ただその日が近づくのを黙って待つのみ。
そして約1週間後に迫ったある日、
火種がくすぶっていないことを確認し、「行ってきていい?」と聞く交渉術。
無事に「行っといで」の返答をもらうことに成功した。長い3ヶ月であった。
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マイラーズCは馬券を買う予定で前日夜からマジメに検討してみたんだけど、
考えても考えても買い目が作れず「くあああー!」ってなって寝た。
なので日曜付のエントリはお休みとなりました。

それでも昼からは京都競馬場へ。あおくろ競馬部の季節。

■見慣れた景色がまばゆく映る


いつもの大時計を見た瞬間、ちょっとジーンと来るものがw
ここ最近、休日は家事育児を手伝うか、家族揃って出かけるかに専念し、
個人でのフリータイムは慎むという縛りプレイを3ヶ月ほど続けていた。
それはそれで有意義だし、
奥さんに協力するのは当たり前のことなんだけど、
とはいえ楽しい予定が全くないというのはなかなかしんどくてですね。
ついに解禁してしまいました。

今まで当たり前のように通っていた日常の場が非日常の場に。
そんな変化を感じ取る一日でした。

次はまた秋の京都に行けたらいいなあ..
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皐月賞が終わったということは、
今年の全日程の約1/3が消化したことになります。
そんな節目に関西の騎手リーディングを振り返っておくコーナー。

■関西騎手リーディング(4月16日終了現在)
170416_leading


安定のデムルメ時代。
中でも2月からエンジンかかりっぱなしのミルコが首位を快走。
このままいけば170勝くらいのペースかな。
重賞無双期はひと段落したけど、まだまだ順調に白星を伸ばしそう。
騎乗停止で闇落ちしなければ..

ルメールは2年続けて桜花賞で人気を裏切ることに。
今ひとつこの時期は印象が良くない。
花粉症だったりするのでしょうかw

日本人トップは意外にも和田騎手。年始から好調をずっとキープ。
ケガで離脱もあった川田騎手・福永騎手もそこそこの位置につけ、
復活ムードの岩田騎手もここに。
そして皐月賞でG1初制覇の松山騎手も。
元々勝ちクラだけならこれくらいの順位につけていた彼ですが、
タイトルを手にするとその重みも増してきますね。

年始は好発進だった武豊騎手はやや足踏み状態。
エアスピネル→エアウィンザーの兄弟で2週連続重賞を落としたあたりから、
どうにもこうにも停滞ムード。
それでもキタサンブラックで大阪杯を勝つなど、
さすがの一面は見せていますが。

2年目の若い衆もがんばってます。
坂井騎手、荻野極騎手が20位以内にランクインし、森裕騎手も7勝とまずまず。

そして幸さんもきっちり20勝、このままいけば60勝ちょい。ブレない。
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ああ..これはショックすぎる。
シゲルノコギリザメが調教中に骨折し、
そのまま安楽死処分が取られることになった。

あまりにも突然のことで、さすがにダメージが大きい。

前走の船橋市市制施行80周年で3着と好走し、
準OPでもバッチリやれまっせという手応えをつかみ、
次は確か今週の彦根Sを予定していたはず。
そこでの調整中に悲劇が起きてしまった。
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大阪ダービーが1-1のまま最終盤へ突入し、
ああチャンネルここで替えるわけにはいかんと、
皐月賞はiPhoneでぐりちゃで見ることにしたら、
ちょうどレースの途中でガンバさんが痛恨の失点。
その時点で思考停止状態になってしまい、
小さい画面で繰り広げられる激戦はもうアタマに入ってこない。
ゴール前でサンデレの勝負服が並んだときは、
「もしやユタカ氏がやりおった???」と思ったけどアルアインの方でした。
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ファンディーナの参戦から何かを語れそうな気もするが、
どうもこれといって思い浮かばないので普通に勝負の行方を占うw

前売り終了時点で単勝1番人気。
連複系だとカデナやスワーヴリチャードと同程度の評価だが、
それでも期待は大きい。
混迷の牡馬路線、
そして彼女自身のデビューからここまでのレースを見れば、
高い評価を集めて当然といえば当然。

しかし、あれだけキレイな走りをする牝馬にとって、
日本ダービーはともかく皐月賞は厳しいはず..
序盤からそこそこ流れて馬場も荒れ気味、
「力を出し切れれば」という前提条件を満たすのが困難。

勝機は薄いと見た。もし勝てば大快挙に拍手である。
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乗り替わりはこの世界の常である。
しかしグレンツェントがシレッとルメールに替わっているのは、
さすがにちょっと恐ろしさを感じずにはいられない。

マカヒキの日本ダービーが完全な「代打」だった川田騎手の扱いにも重なるけれど、
横山典騎手ほどのベテランが、
カンペキな手綱さばきで東海Sを勝ちながら、
「次はルメール空いてるから」と簡単にスイッチされてしまう現実。

石山繁がファレノプシスから降ろされるのとは訳が違いまっせ。

その場で使えるベストな鞍上を選びたいという、ノーザンファームの流儀。
武豊騎手を重用しない理由もよくわかる。
あのレジェンドまで便利屋扱いするわけにはいかないという配慮が見て取れる。
あるいはユタカさんサイドからの願い下げか。

そういう時代だといえばそれまでだけど、ノリさん自身はどう思っているんだろうか。
淡々と受け入れるのか、ふざけんなと闘志を燃やすのか。

その答えは、ミツバへの騎乗に込められているはず。
逃げてよし、控えてよし。
変幻自在のコンビでグレンツェントに対抗する。
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ウオッカ、ブエナビスタ、ハープスター、ルージュバックそしてメジャーエンブレム。
阪神競馬場が新装オープンしてから行われた桜花賞10回のうち、
その半分にあたる5回で、
単勝1番人気馬のオッズが2倍を切る「大本命」が存在してきた。

ちゃんと調べたわけではないが、
これだけ頻繁に圧倒的支持を集める馬が出てくるG1も珍しいのではないか。

桜花賞の場合、
特に外回りコースになってからは純粋な力比べの舞台となり、
同じコースで行われる阪神JFやチューリップ賞の結果ないしは内容が、
反映しやすい設計なのが大きな理由と考えていいだろう。

しかし、言い方は悪いがしょせんは3歳春の牝馬。
前述の5頭の成績は【2.1.0.2】と、
グリグリの本命馬としては不甲斐ない成績に終わってしまっている。

そして今年も、デビューから4戦4勝の2歳女王ソウルスターリングが、
単勝1.4倍の大きな期待を背負って出走。
そのレースぶりにはスキがなく、
ここ2年続いた「背信」を心配する必要はないかと思われたが..
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前売り時点で単勝1.1倍を叩き出すソウルスターリング。
これまで無敗、レースぶりにもスキなし。
そして王道トライアルを使って本番へという臨戦過程。
どこを取ってもケチのつけようがない。

さすがに明日になれば少しは票も落ち着くとは思うが、
それでも1倍台前半はほぼ確実。
その期待に応えられるだろうか。
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降ったり止んだりの桜花賞ウィーク。
当日まで微妙な空模様は続きそうで、
馬場状態はどうなることか最後までわかりませんな。
有力各馬はそこそこ道悪も上手そうなので、
ひょっとしたらそこまで大勢に影響はないのかもしれませんが..
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どうしても、あの歴史的敗戦を思い出さずにはいられなかった。
01年の大阪杯で、
前年8戦8勝で古馬王道路線を制覇したテイエムオペラオーが敗れたあのレースを。

勝てば勝つほど消耗は大きくなるし、他馬からのマークも厳しくなる。
キタサンブラックも明け5歳、
その初戦はどこまで耐えられるかの試金石になると同時に、
多少なりとも思い通りの競馬にはならないのではないかと心配していたが..

強い。盤石の勝利。
派手さはなくとも取り口にスキがない、まさに横綱の風格。
パドックの気配からして抜群。
この馬の仕上りや体調を危惧する必要などあるのだろうかと思うほど。

ちゃんと本気でした。

レースでも、五分のスタートを切ると外から主張する逃げ馬を行かせて、
4角手前からやや早めのスパートで後続を完封。
よほどのアクシデントでも起こらない限り、
何度やっても結果は同じだっただろうと確信できる強さだった。
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紆余曲折を経てG1にリニューアルされた大阪杯。
施工時期や条件はG2時代と変わらないものの、
「獲物」が大きくなった以上、
ここを狙ってくる馬の思惑はガラリと変化したに違いない。

ヤマカツエースのように、前哨戦もバッチリ使って照準ピタピタの馬もいれば、
キタサンブラックのように、
あくまで昨年と同じローテを組んだだけですという馬も。

この「温度差」こそがG1大阪杯の特徴であり、
馬券を当てるための大きなファクターになると見た。
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