「人生、無事是名馬」

2006年創刊の雑談競馬ブログ。主に毎週のレースや好きな馬・ジョッキーについて。時に野球やドラクエについて熱弁。

2015年09月

チャンピオンズC〜フェブラリーSを頂点とした、
秋の中距離ダート路線がここから幕を開ける。
つまり僕の馬券もようやく秋の開幕を迎えることに。

■シリウスS 主な出走予定馬
アウォーディー/55武豊
アメリカンウィナー/54幸
キクノソル/55ルメール
グランドシチー/58津村
ダノンリバティ/55戸崎
トウケイヘイロー/58◯◯
トウシンイーグル/55和田
ナムラビクター/58M.デムーロ
ニホンピロアワーズ/58.5酒井学
マルカプレジオ/57福永
ランウェイワルツ/56浜中

こういう顔ぶれになると、前か後ろかの二段構え作戦を取りたくなる。
ダノンリバティが番手からサクッと勝つようなら、
機動力で優るランウェイワルツの台頭も。

一方で、差し追込みも届きやすい過去の傾向を考えると、
グランドシチーあたりまで圏内突入を想定しておかねばならない。
うーむ、展開がどうなるか..

そのカギを握るのが初ダートのトウケイヘイローというのがまた難解で。
屈腱炎による長期休養もあって最近は結果が出ていないが、
武豊とのコンビで重賞3連勝を決めた時のインパクトは相当のものがあった。
香港Cの2着も立派。
ゴールドヘイロー産駒ならむしろダートでこそという後押しもあって、
いわゆるネタ要員の初ダとして軽く扱うのは禁物。



いやー、難しい。どうするか全然決まらない。
いつもだいたい同じメンバーだというのにw
ナムラビクターとかサクッと勝ってもおかしくないのに、
このところジリ脚気味だし。
ダノンリバティもハンデを考えると楽じゃないし。2000mをこなせるかも疑問符。
アウォーディーの前走も、
初ダだけにインパクトがあったけど内容はそこまで..?
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芙蓉Sが2000mになっていたのは特別登録が発表された段階から知ってた(ドヤ

2歳戦の番組整理が進むここ数年ですが、
早い時期からクラシックへの関連性を高めていくことで、
より皐月賞や日本ダービーに相応しい馬が賞金を重ねやすくなるのも、
ひとつの狙いなのでしょうきっと。
今のうちに稼いだ賞金で記念出走みたいなパターンをなくしていきたいという思惑が。
クラシックのクオリティとしてはそれでいいのかもしれませんが、
小規模の馬主さんにとっては夢を見るチャンスが少なくなることでもあり..

リアルスティールの全弟であり、
セレクトセールで1.8億円でトレードされたプロディガルサンが、
新装第1回の勝ち馬というのもそれを象徴しているのかもしれない。

ただ、内容は濃かった。モノが違った。
超スローで3Fだけ速い足を使う上がり勝負になるかと思いきや、
三浦騎手のストロングタイタンが前半60.9秒と快調に飛ばしたことで、
長く脚を使えるかどうかが問われるレースに。
プロディガルサンは残り600mあたりから鞍上のゴーサインが入り、
ジワジワと加速しながら4角を回ると、
直線では先に抜け出したプランスシャルマンを半馬身差捕らえて差し切り勝ち。
勝ち時計は2:01.2、上がり3Fは34.4秒と優秀な数値が並んだ。

もしかしたらこういう展開が得意なのかもしれないが、
ディープインパクト産駒にありがちな、
広いコースのヨーイドン専からは早くも一線を画そうとしているあたりに、
奥の深さを感じる。
これでトライアルまでは不自由なく出走できる賞金を手にしたことになり、
今後のローテーションもグッと楽になった。完全な出世コース。

JRAさんの思惑が見事にハマる結果となりました。
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FM802のサンデーサンセットスタジオが最終回。ショック。
次の日の仕事に関することが脳内を駆け巡る日曜の夕方に、
メンタルを安定させてくれる神番組だったというのに。
お出かけ帰りのクルマの中で聞くのも好きだった。
仕事を始めた約10年前から、
聞けるときは欠かさず聞いていた気がする。惜しまれる。

神戸新聞杯。ちょっと思ってたのとは違う結末に。
リアファルが逃げ切り。
いくら古馬相手の準OP勝ちは評価できるとはいえ、
正直パワー馬場専で阪神外回りじゃ苦しいだろうと思っていたら..

● ラップタイム
12.6 - 11.1 - 12.8 - 12.9 - 13.0 - 13.1 - 12.7 - 12.4 - 12.0 - 11.0 - 11.4 - 11.7

ここ3年ほどは60秒前後で流れる厳しいペースだったのだが、
今年はルメール騎手が主導権を握ってのスロー。
伏兵の玉砕逃げとは趣の違う形。
1番人気のリアルスティールも、後ろ過ぎない位置は取れたのだが、
さすがに自ら突っついていけるほどの立場でもなく、
単騎逃げが決まった時点で後続は為す術がなかった。

これでダート路線から一躍、菊花賞の有力馬へと上り詰めたわけだが、
本番でもここまで注文通りのレース運びができるかどうか。
重馬場にでもなれば話は別だが、ちょっと厳しいような気がしている。

リアルスティールも同様。
骨折明けでも、瞬発力が生きる展開で前と変わらない上がりしか使えないのは、
距離の限界もしくは成長度の乏しさを感じずにはいられない。
もちろんまだ巻き返しのチャンスは残されているけれど、
それは3000mの舞台ではないと思う。

トーセンバジルは4角後方からの追込みで3着確保。
こちらはまだどうにか菊への望みをつないだ感。
どうせ人気にはならないし、乗り方次第では。
母父ダンスインザダークが不気味なバイガエシも、ひょっとしたら。

休養明けでの挑戦はさすがに無謀に映ったキロハナはともかく、
2番人気に支持されたマッサビエルの大敗にはガッカリ。
大外枠がとか休み明けがとか言えるレベルの負け方じゃない。
これじゃいくら菊花賞に出られたとしても..
秋の楽しみがひとつ消えた。

セントライト記念と同じく、
菊花賞への関連性は「あれも違うこれも違う」という印象。
それでも勝ち馬はどこかにいるわけで、
例えばそれが九十九里特別の勝ち馬スティーグリッツだったりするかもしれない。

ジャパンC、有馬記念へと一気に成り上がれる可能性がある、今年の菊花賞である。
馬券はともかくとして、楽しみに見守りたい次第。
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ようやく神戸新聞杯が楽しみになってきた。
よかった。病気じゃなかったオレ。
過去の神戸新聞杯の動画を見ていても、
やっぱりこのレースは見応えがある。
阪神競馬場のリニューアルで外回り2400mになった07年以降、
勝ち馬は「G1連対馬」か「イコピコ」のどちらかという格式の高さ。
なぜかペースもあまり緩まず、
全体的にビッシリ負荷がかかって力通りに決まりやすい傾向にあり、
ここで大敗してしまうと菊花賞でもほぼ出番なしという、
やり直しの利かない過酷なサバイバルレースである。

その傾向どおりにいくならば、今年はリアルスティールで何もない。
ドゥラメンテが戦線を離れた今、
3歳牡馬路線をリードしていくのはこの馬。
だが、今回は軽度とはいえ骨折明けで、
最後に伸びを欠いた日本ダービーの内容的にも、
もしかしたら2400mはちょっと長いのかもしれないという疑念も。

場合によってはイコピコの再来が出現するかもしれない。

ここで馬券になるかは別にして、注目しているのはマッサビエル。
あのメジロドーベルの孫が、4戦3勝の実績を積み重ね菊路線に挑む。
先日もトウショウ牧場の閉鎖というニュースがあり、
もう昔からの牝系をつないでいくにも、
大正義ノーザンファーム様のお力添え無しには難しい時代がやってきたようだが、
形はどうあれ競馬を好きになり始めた頃の名牝の血が再び脚光を浴びることになれば..

欲を言えばここは4着5着くらいで爪を隠しておいて、
本番で大駆けみたいな形になれば馬券を買う甲斐も出てくるというもの。

うん、とりあえずトライアルはリアルスティールに持って行ってもらおう。
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クロスクリーガーの急死が心から悔やまれる。
ニュースが飛び込んできた時には、
「は? なに言ってだ」とすぐには事態を理解できなかった。
競走馬とは常に生命の危機に脅かされながら生きるものではあるが、
まさかこんな形で、若く有望な生命が奪われてしまうとは..
本当に、残念としか言いようがない。

いくらこんなことを書いても仕方がないかもしれないが、
こうしてクロスクリーガーの将来に大きな期待を寄せたファンがいたことを記すことが、
せめてもの供養になれば..と思うばかり。

短いキャリアの中に可能性がギュッと凝縮された、
すばらしい競走馬でしたクロスクリーガー。どうか安らかに。
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この時期のプレップレースは、
休み明けの馬のコンディションの見極めと、
夏に使われていた馬の力量差を測るのが非常に難しいので、
基本的に馬券は買わない方がいいと思っている。
なのでローズSもセントライト記念もマジメに検討すらせず、
ならばとダートのラジオ日本賞でもとメンバーを見てみたら、
勝てそうな馬が全く見当たらず。
そんなわけで馬券的にはほぼ何もできなかった3日間開催でした。

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「武豊にもう一度ダービーのタイトルをもたらした馬」という功績は、
過去の幾多の名馬に比べても見劣りしないものだと思います。
第80回日本ダービー馬キズナ引退。
この春シーズンは骨折による休養からの復活を目指すも3連敗。
馬場や展開に泣かされる面もありましたが、
故障前の輝きを完全に取り戻すには至らぬままターフを去ることになりました。

過去ログ: 【レース回顧:日本ダービー】時計の針を巻き戻した武豊





かつて「日常」でさえあった風景が遠い昔のこととなり、
もう二度と目にすることができないほど過ぎ去ってしまった時間を巻き戻してくれたこと。
あの日の「ユタカコール」を聞いて胸に去来した思い。
いつもの競馬場が、ものすごく懐かしい場所のように感じられた。
生きていると「あの頃に戻りたい」という叶わぬ願いを抱くことがあるけれど、
あの日本ダービーのウイニングランでは、束の間のタイムスリップを楽しませてくれた。

フランス凱旋門賞での4着善戦などはあったものの、
G1のタイトルを積み重ねることはできぬままキャリアに終止符が打たれることになりました。
しかし、その歩みは決して色褪せるようなものではありませんし、
むしろ偉大さは正しく後世へと語り継がれていくべきものだと思います。
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今日は仕事でドン引きする出来事がありましたね。
とある商品撮影にモデルを使って何やかんやと手配してできあがった写真を、
「気に入ってないから使ってない」と一蹴される始末。
幸いにも料金は先にもらっていたから最悪のシナリオは免れたものの、
完全に金持ちの気まぐれに付き合わされるだけの仕事でした。結果的に。
撮影に入るまで、さらにデータ納品の段階でも「カッコいいね」と満足げだったのに..
その後どうですかと聞いたらバッサリ。意味不明。

カメラマンと協力して衣装やスタジオまで手配した苦労が水の泡という虚脱感もすごいけど、
もしまたこんな目に遭ったらどうしようという恐怖感もまたすごい。
最初から若干そういう系の人物だとは思っていたけど、
それにしてもビックリしましたわ。気の変わりっぷりに..

強引に話をつなげると、「馬を持つ」ってのもお金持ちの道楽のひとつですよね。
そんな中、以前から少しウワサにはなっていたミュゼ冠の所有名義が次々と変更されています。
今週のセントライト記念に出走予定のミュゼエイリアンとミュゼゴーストも。
そこそこの良血馬も持っていましたけれど、脚光を浴びたのは一瞬でした..
こういうケースで後釜になるのは吉田千津さんが様式美なのですが、
なぜか今回は坂本肇さんという個人の馬主さんが多くを引き継いでいます。
「ヤマイチ」の冠名の人。絶対こういう大きな動きとは縁がなさそうな人なのに。ナゾ。

これもお金持ちの気まぐれなんでしょうか。
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歴代顕彰馬のラインナップを見ると、
血眼になって集めたサラブレッドカードのメモリアルを思い出しますね。
97年くらいのやつ。
あれにつぎ込んだ数万円、今も後悔はしてませんよ。

さて、新たに顕彰馬に選出されたオルフェーヴル。
その偉大な功績を振り返れば、極めて妥当な結果と言えるでしょう。
ステイゴールド×メジロマックイーンという純国産血統。
「あわや」の場面まで迫った凱旋門賞2着、それも2年連続の2着、
ラストランの有馬記念8馬身差圧勝と、
後世に語り継がれるべき要素は枚挙にいとまがないです。

現役時代は、その危なっかしい気性もあって、
彼自身の「立ち位置」を掴みきれなかった気がしますが、
現役を退いてからしばらく経って、改めてその足跡を思い出してみると、
間違いなく歴代最強級のパフォーマンスを見せてくれたと断言できます。

前述のとおり、世界を極めるところまで迫ったことや、
国内での圧倒的な勝利の数々もさることながら、
これだけ適性が細分化され、
馬場や展開の違いにより様々な条件下でのスペシャリストが誕生する中で、
あらゆる条件のもとで問答無用の強さを見せたことは、
近年の日本競馬においては最も価値のある要素といえるのではないでしょうか。

これだけの名馬が現れるには、10年くらい待つことになるかもしれません。
そして短距離界のロードカナロアと合わせて、
スーパーホースが並び立った時代のありがたさを、
過ぎ去った今こうして遅ればせながら感じているところです。
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セントウルSは単勝10番人気の伏兵アクティブミノル
ハクサンムーンの出鼻をくじく先行策を決めると、
あとはノーマークの逃げで前半600m33.9秒と完全にペースを掌握。
開幕週の馬場も味方につけて、わずかにハナ差の逃げ切り勝ち。
10R西宮Sのリメインサイレントに続き、
波乱を演出した藤岡康太騎手の奮闘ぶりも際立ちました。

しかし、このレースの主役は別にいた気がしています。
2着に敗れたウリウリと、その鞍上・岩田騎手。
元々そのユニークな名前とは裏腹に、度胸の据わったイン突きが得意な牝馬。
前走のCBC賞でも馬場の悪い中をグイグイと末脚を伸ばしており、
今回もできることならロスなく内を立ち回るのが狙いだったはず。
ところが当たったのは大外16番枠。
イン突きは諦めて出たなりの位置から競馬をするのか、それとも..

答えは「NO」でした。
意図的だったのかはわかりませんが、
やや遅れ気味のスタートから3角までは後方で待機。
しかし、いつの間にかスルスルと進路を内に取り、
3角を回る頃にはラチ沿いを確保してしまいました。
※ホウライアキコの池添騎手がブロックするも、うまくすり抜けている
前が詰まらぬよう4角も巧みなコーナリング、
そして直線は空いたスペース目がけて一直線!
これはいつものウリウリのパターン。

前述のとおり、展開や馬場を味方につけたアクティブミノルを捕らえるには至りませんでしたが、
不運な状況下で人馬ともにやれる限りのことはやれた納得感はあったのではないでしょうか。
負けてなお「巧し」。
岩田騎手の勝利への執念を強く印象づける、秋競馬の開幕戦となりました。



余談ながら、もしあれが届いていたら、
若き日の武豊騎手がやってのけた「伝説のシャダイカグラの桜花賞」の再現と称えられたはず。

■1989年 桜花賞

当時の武豊騎手は(20)。おそろしい..
出遅れはさすがに意図的ではないにせよ、そこからのリカバリー能力な。
G1で単勝1番人気を背負う立場でこれだけ臨機応変に仕事ができますか?

そういえばストレイトガールはシャダイカグラと同じ牝系の出身だったはず。
調べてみたら3代母のタイセイカグラがシャダイカグラの妹。

うむ。競馬はつながっている。
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デビュー日程が決まる前から評判になっていたものの、
エアメサイアの仔で笹田厩舎なら色々と察するところもあって、
果たしてどんなものかと思っていたけど..

いいですね、エアスピネル
好位策から速い上がりでまとめるキングカメハメハの良さが出てます。

■レース映像

武豊騎手とキングカメハメハ産駒のイメージがあまりなくて、
過去の重賞勝ち鞍を遡ってみたらローズキングダムしかいなかった。
ジャパンC繰り上がり優勝などはあるけれど、
決していい印象ばかりだとは言いがたい。
近年の重賞勝ちはディープインパクト産駒でのものが多く、
じっくりと脚をタメて直線でまとめて差す、
サンデーサイレンスの時代から培われてきたスタイルを今も継続している。
キングカメハメハの良さである機動力を活かす手綱捌きに今後も注目。

エアスピネル自身は完成度も高く、
マイルから2000mで最も力を発揮できそうなタイプか。
まだ気は早いけれど、クラシックに出るまでの賞金はソツなく加算できるのでは。
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「新人の頃の先輩が起業した会社に入るわ」と、
結婚が決まっていながらも自由気ままに転職をしたのが4年前。
あれから時が経ち、
己の力不足や将来への不安に悩まされたりもしましたが、
8月末の決算で初めて年間売上目標の数値を達成することができました。

給料をもらうには自分で稼ぐしかない立場なので、
クリアしてナンボの線ではあるのですが、
今まで届かなかったところに届いたことは素直にうれしいと思っています。
2年前の段階では具体性ゼロにしか感じなかったところが、
昨年度が終わると「目標」に変わり、そして達成できた。

数字が届かない頃には、
「今のままの自分では無理だ、変わらなければ」と思い詰めていたものだけど、
振り返ってみるとそんなに意識が変わったという実感はない。
そこそこに仕事もサボるし、土日は普通に休んでるし。
もっとこう、仕事一直線なマインドを手に入れないことには、
稼ぐことなんてできないと思い込んでいた。



ワガママな生き方をしていると思う。
上司の意向や会社のやり方に倣って成果を上げていく働き方がどうしても性に合わず、
自分の判断で仕事をする権利と、
結果が出なかった時に責任を負う道を選んだ。

一般的な企業で働く人からすれば、うらやましい部分もあるかもしれない。
その反面、同情を買う部分もあるかもしれない。

休みたい日に休める。眠い日は遅く会社に行ける。
受けたくない仕事は受けなくてもいい。
上司の顔色をうかがいながら「頑張ってますアピール」をする必要もない。
でも、それらも結局は結果を出してこそ。
結果を出しているから「自分のペース」が尊重されるのであって、
そこが伴っていなければただの勝手な振る舞いに過ぎない。

稼がなければならない。
ワガママな働き方をしているからこそ、稼がなければならない。
富裕層になりたい。

周りはどうだ。
大きな会社の名前を背負う重圧に負けじと、
複雑な人間関係が渦巻く中で必死に戦っている同級生たち。
ヤツらにはまだまだ大きく水を開けられているはずだ。
退職後の保障も今は何もない。

仕方ないのかもしれない。
そこに肩を並べようとしていること自体おこがましいのかもしれない。

でも、ワガママな働き方を選んだからこそ、
大企業と同じくらい稼げるという結果を残す方がカッコいい。
それでこそ、奥さんの支えも報われるし両親にも顔向けができるというもの。

僕は稼がなければならない。

でもこの1年は本当に自信になったし、
無理だと思うことがあっても、この数年の取り組みを思い出せば励みになるはず。

富裕層を目指す戦いは続く。
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最後の秋。まだローテーションは決まっていないw

■ ゴールドシップ復帰戦、近日中に発表(デイリー)
宝塚記念で15着に敗れたG1・6勝馬ゴールドシップ(牡6歳、栗東・須貝)の復帰戦が近日中に明らかにされることになった。

9日、須貝師が「来週には発表できると思う」と語ったもの。既に、有馬記念(12月27日・中山)での引退と来春からの種牡馬入りが決定している。現在は放牧中で、次戦までに発走調教再審査を受けて合格する必要がある。

90年代のテレビの企画っぽいな..。
ヘッドホンとアイマスクで移動、「はい着きましたよ」→「えええ、府中!」みたいなw

もしかしたら調整が遅れてるのかもしれんなあ。
調教再審査もあるし、ローテを組んだところでその通りに仕上げていけるかどうか。
有馬記念までに恐らく1、2戦することになると思うが、
一番勝算のあるレースから逆算してコンディションを整えていくことになるはず。

ぶっつけ天皇賞→ジャパンCで不発に終わり有馬記念で大逆襲。
そんな古風な復活劇と読みましたがどうでしょうか。
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あっという間にサマーシリーズも終了。
ここから秋のG1に向けてプレップレースの季節到来なわけですが、
セントウルS!ローズS!神戸新聞杯!と畳み掛けられても、
なかなか「うおおお!」と気分が高まらないのはなぜだ。倦怠期か。

■関西騎手リーディング/9月6日終了
09節


関西所属の有力ジョッキーも、各地に拠点を置いて白星量産の夏でした。
小倉は川田騎手(+13)と浜中騎手(+8)のマッチレース。
札幌では福永騎手(+12)と岩田騎手(+10)が幅を利かせ、ルメール騎手も(+9)と追撃。
そして新潟ではM.デムーロ騎手が(+13)の活躍。

ミルコはとうとう勝ち数で武豊騎手(+6)を追い抜き、
関西リーディングで5位に浮上。
ルメールもその直後につけており、
今季途中参戦の外国人騎手2人が「ユタカ越え」を果たすのは時間の問題となりました。

それ以下のジョッキーは平均的に5勝前後の上積みで大きな順位の変動はなし。
そんな中、四位騎手が2週連続重賞勝ちと気を吐いたのが印象的でした。

先日、引退を表明した藤田騎手は、
「エージェントの力でリーディング順位が決まる世界」というコメントを残しました。
ある意味その象徴的な存在とも言える福永騎手が、
かつて藤田騎手の居城であった札幌開催で、
2年連続リーディングを獲得したというのも時代の移り変わりを象徴していたように思います。
さぞかしもどかしい思いをしたことでしょうが、
変わりゆくのが世の中というものだとすれば仕方がないことかもしれません。
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シュウジと聞くと雛形あきこのストーカーを思い出す同世代の皆様こんばんは。
しかし強いですねシュウジ
これだけ先々への期待感を抱かせてくれる小倉2歳Sウイナーは、
03年のメイショウボーラー以来ではないでしょうか。
ゲートがイマイチで、これまでのように先制はできなかったものの、
余裕たっぷりに先行集団の中で流れに乗ると、
4角で外に出しながら進出する時の手応えが抜群でした。
あとは後続を突き放しての2馬身半差完勝。
中京2歳Sで一応マイルもこなしてはいますが、
この強さを見ると本質的にはスプリンターですかね。

キンシャサノキセキ産駒。
2着のサイモンゼーレとワンツーかよ!と思ったら5頭も出てたんですね。
仕上り早の短距離血統は重宝しますね。
とはいえ南半球産の父が完成したのは古馬になってから。
この中から歳を重ねて強くなっていく馬がいるかもしれません。
ダノンシャンティ産駒レッドカーペットも4着と善戦しておりフジキセキさすが。

岩田騎手。土曜は札幌で、そして日曜は小倉で2歳ステークス優勝。
ついでに函館も勝ってる。
先々週だかに重賞勝ち記録が途絶えたけれどもまた始まってます。

橋口厩舎。最後のサマー小倉で若い力の育成に成功。
輝かしい実績と、ラッパと泣きを使い分ける2着芸調教師という魅力あふれる方ですが、
改めて重賞勝利の記録を見ると凄まじいですね。
これでJRAの重賞だけで96勝目。
血のつながりや人の縁を大切にしながら築き上げてきた数字。
あと半年でどこまで伸ばせるか。

きっとシュウジもその原動力になってくれるでしょう。
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予期せぬタイミングでの発表には驚いたけれども....
近年の低迷ぶりを見れば、
「来るべき時が来た」と言うべきかもしれません。
藤田伸二騎手が現役引退を表明。
90年代後半から数々の名勝負を見せてくれるとともに、
フェアプレーへの強いこだわりを結果として残した素晴らしい名手です。
その人柄ゆえにトラブルも絶えませんでしたが、
アスリートとしての価値を傷つけるものではなかったと思います。
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かつてアドマイヤベガやアドマイヤグルーヴらを擁し、
日本競馬の花形である3歳クラシック路線を彩った「アドマイヤ」の勝負服。
しかし近年は高額の期待馬が不発に終わるなど、
大舞台との縁は遠ざかりつつあった。

久々にクラシックのタイトルに手が届くかもしれない。
そんな予感を抱かせるのが、札幌2歳Sを制したアドマイヤエイカン
アドマイヤ冠の馬が2歳〜3歳春の重賞を勝つのは、
08年青葉賞のアドマイヤコマンド以来「8世代」ぶりになる。

デビュー戦は逃げて勝ったが、今回は中団から長く脚を使ってのスパート。
直線では1番人気のプロフェットとのマッチレースをハナ差だけ先着しての勝利。
2歳馬離れした、大人びたレースぶりが印象に残った。

札幌2歳Sはそのコースレイアウトがそうさせるのか例年ペースが速くなって、
早い段階からビッシリ負荷のかかるレースを経験できるのは大きな財産になる。
近年でもブライトエンブレムやレッドリヴェール、コディーノにグランデッツァと、
クラシックでも主力級に成長する馬が勝ち上がっている。

アドマイヤエイカンは血統的にも上積みが大きそう。
母母がラスティックベルということで、
フサイチエアデールなどと同族にあたりクラシック路線で活躍してきた裏付けがある。
そして須貝厩舎といえばジャスタウェイを育て上げた「ハーツクライ使い」の実績も。
完成度だけでなく、これからの成長力をしっかりと蓄えているであろうアドマイヤエイカン。
その視界は良好といえるのではないだろうか。
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最近はもう木曜の確定出走馬はまあまあ適当に流し見する程度ですが、
それでも土曜小倉の最終レースの中で、
この名前は異彩を放っているように映った。

オーシャンヒーロー。

2年前に新馬戦を楽勝すると、
その次の黄菊賞でも強いメンバーを相手に3着。
勝ったのがトゥザワールドで、
他に掲示板に載ったのがシャドウダンサーやキングズオブザサン、ヴォルシェーブといった錚々たる顔ぶれ。
彼らのチカラから測るに、
きっとオーシャンヒーロー自身も順調なら重賞を争えるだけのポテンシャルを秘めていたはず。

モーリスの台頭で名種牡馬としての地位を確立しつつあるスクリーンヒーローの産駒。
さすがにブランクが長く、今回は「まずは無事に」がテーマになってくるだろうが、
大事な大事な復活への第一歩。
しっかり見届けておきたい。

..そういえばバンドワゴンはどうなったのか。
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今年の3歳ダート路線こそは本物であってほしいと願わずにはいられない。
レパードS2着のダノンリバティが、
再び新潟の地へ臨みBSN賞で古馬への挑戦を見事に成功させた。
決して展開に恵まれてのラッキーパンチなどではなく、
自ら前を捕らえて突き放す文句なしの快勝。
OP特別とはいえ3歳夏の時点でこれだけやれれば先が楽しみだし、
もっと言えばこの馬をねじ伏せたクロスクリーガーの実力も再認識させてくれた。
さらにさらに言えばクロスクリーガーを楽に差し切るノンコノユメの実力..(ry

気がつけばホッコータルマエの時代もかれこれ2年近く続いているが、
その間に若い世代の台頭が見られなかったのも大きな原因。
トランセンドの世代以来と感じさせる精鋭たちが、
秋から来年にかけて険しい牙城を崩しにかかれるか。
いい世代交代になりそうな気がしている。

「その間の若い世代」で本来なら代表格になるはずだったアジアエクスプレス。
骨折から立ち直って春から4戦するも勝てず、
とうとうOP特別で馬券圏内すら確保に失敗してしまった。
陣営の、砂を被るのを避けたい気持ちがそうさせているのだろうが、
行くだけ行って粘るだけの単調な逃げ馬に成り下がりつつある。
今後は恐らく距離短縮などのテコ入れも施されることだろうが、
ここから再びG1級へと戻るのは厳しい道のりとなりそうだ。
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わざわざ単独で記事を書いておきながら、
馬券購入を見送ってしまった、ひまわり賞のキリシマオジョウ
何の造作も無い圧勝でしたね。知ってた。
110円への投資に成功した人々おめでとうございます。

小牧騎手は「まだまだ一本調子」と振り返っていたようで、
この先の展望は決して明るいものではありませんが、
橋口調教師は「九州の星として桜花賞へ」と意気込んでいるとか。
来年の2月で定年を迎えるので、
その晴れ舞台には調教師としては携われないけれども、
そこへ連れて行くのは自身の仕事。
最後の最後に、また違った形での勲章を手にすることができるか。

ところで橋口厩舎の九州産快速牝馬といえばコウエイロマンを思い出しますね。
98年の小倉3歳Sを4馬身差で圧勝。
その後は阪神3歳牝馬Sや桜花賞にも駒を進め、
スティンガーやフサイチエアデール、トゥザヴィクトリーにプリモディーネと、
強い同期生たちと覇を競った。
当時はまだ競馬を見始めて間もない頃。
「九州産の新星!」と騒がれていたのは何となく記憶に残っていたが、
JRAの重賞を制することの偉大さは理解できずにいた。

コウエイロマンが桜の舞台に立ってから17年。
2016年の桜花賞へキリシマオジョウがたどり着くには、
まだどこかで本賞金を加算する必要がある。
空き巣のOP特別を狙ってもいい、交流重賞をこっそり回ってもいい。
あるいは真っ向勝負の王道路線か。

さあ、どんな手を使う。
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ワールドオールスタージョッキー。
最終戦まで武豊vsモレイラの優勝争いが熱く激しく続きましたね。
これは楽しいわ。
モチベーションの高いジョッキーたちが小回りコースに集結すれば、
自ずとポジション取りもペース配分も厳しくなって、
結果的にゴール前の激しさも増す。
もう夏の新しい札幌名物にすればいいんじゃないの。
フルゲートの関係でダートが使えないのだけがもどかしいけど。

優勝は香港から参戦のモレイラ騎手。
第3戦なんか武豊騎手がカンペキな位置取りでフェアラフィネを操りながら、
一頭分だけ空いた内を縫ってスルスルと追い込んで捕らえた手腕な。
土日で20クラ騎乗し7勝と見事な固め打ちが実現したのは、
決して騎乗馬の質に恵まれただけの結果ではない。
まだ31歳、83年生まれだから僕の一歳下ですね。
エイブルフレンドとかにも乗ってるんでしょ?



そして最終戦は豪州の女性騎手ターナーさんのウインフェニックスが勝利。
あのジリ脚が500万下から2連勝とはどうしたことかw
好位付けから早めに進出し、ビッシリ追うフォームは迫力十分。
1戦目の藤田騎手もそうだが、
こうやって平等にスポットライトを浴びる権利が用意されているのもWASJのいいところである。

最後に期待を裏切らないラジニケ小塚歩アナの実況もすばら。
1200mながら正確に馬群を追いつつジョッキーの名前までしっかりフォロー。
来年は4戦とも、この激戦にふさわしいアナウンサーが担当すべきだと思いますね。
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