「人生、無事是名馬」

2006年創刊の雑談競馬ブログ。主に毎週のレースや好きな馬・ジョッキーについて。時に野球やドラクエについて熱弁。

2015年02月

■後藤浩輝騎手が自宅で首つり自殺 (ニッカン)

JRAの後藤浩輝騎手(40)が27日朝、茨城県阿見町の自宅で死亡した。

 牛久警察署は事件性はないとしており、自殺とみられる。阿見町消防本部によると、27日午前8時ごろ、同騎手の家族から「首をつっている」と119番通報があった。救急隊員が駆けつけたが、既に死亡していたという。

 同騎手は92年デビューで、通算1447勝は歴代16位、現役では10位。12年の頸椎(けいつい)骨折後は復帰と落馬による負傷を繰り返し、昨年11月、長期離脱から7カ月ぶりに復帰したばかり。先週21日のダイヤモンドSで落馬して頸椎(けいつい)捻挫と診断されたものの、翌22日は京都で2勝。今週末も中山競馬場で土日計15鞍に騎乗する予定だった。

 前夜の26日にもフェイスブックを更新。笑顔のツーショット写真を掲載するなど、元気な姿を見せていた。


ちょっと訳がわからないです....
落馬負傷から復帰後、バリバリ乗ってたというのに、突然の知らせ。
何があったの一体....

本当に解せないんですよ。
度重なる大ケガをして、それでも必死でリハビリして、競馬に戻って....
生命あることの尊さを誰よりも重く感じているはずの彼が、
どうしてそれを粗末にするようなマネをしてしまったのか....
死ぬなら馬に乗って死ぬのが彼の生き様じゃないのかよ....

昨年秋の戦線復帰後は、派手さこそないもののコツコツと勝ち鞍を挙げ、先週までで11勝。
関東リーディングでも5位と堂々の結果を残していた。
それなのに...
これまでの名声も含め、誰がどう見ても成功者であるはずの人でさえも、
何らかの理由で自らその人生に終止符を打つようなことがあるのかと。
わからない。わからない。
もしかしたら理由は他のところにあるのかもしれないけれど。

ニュースが飛び込んできた瞬間はさすがにショックで、
とても今週の競馬を楽しめるような気分ではなかったけれども、
少し時間が経ったことで「それでも競馬は続く」という気分に切り替わってきた。
今週も競馬を見よう。別に誰のためでもなく、自分がそうしたいから。
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■関西騎手リーディング/2月22日終了
02節
※クリックすると拡大

特記事項無し。
短期免許で暴れ回ったC.デムーロが首位で、あとはいつものメンバー。
しかし、まだまだ甘さの残る若造にトップを走られるのは忸怩たる思いでしょうな。
吉田照哉さんが気に入っちゃったからね、仕方ないね。

さてクリスチャンは今週いっぱいで離日。
そして、いよいよミルコとルメールが参戦。本当に楽しみです。
上位騎手への駒の行き届き方も変わってくるでしょうし、
もしかしたら大きく成績を落とす騎手が出てきても不思議じゃない。

幸さんクラスにもシワ寄せが来てもおかしくないと思う一方、
これまでと同じく地味にコツコツ白星を積み重ねていく未来も見えるw
今開催も6勝、未だに特別勝ちナシというアンチャンみたいな平場特化ぶりですが、
少なくとも見栄えは悪くない数字。
来月はドバイもありますし、いいリズムで挑戦したいですね。
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僕はノースフライトが好きでね。
リアルタイムでその走りを見ることはできなかったんだけれど、
別冊宝島やらでその足跡を辿るだけでガッチリ心を掴まされた。
遅いデビューからエリザベス女王杯に間に合わせ、
翌年からはマイル戦線で牡馬を相手に無双。
サクラバクシンオーとの激突。
11戦【8.2.0.1】という美しい通算成績。
角田晃一がまとった深紅とブルーの勝負服。
すべてが魅力的に映った。

だから産駒はキコウシから応援してた。エスフライトって何。
ミスキャストが出てきた時のワクワク感。
弥生賞で3着に滑り込んで皐月賞に出たときは嬉しかった。
なかなか出世できる仔が出ない中で、
コンスタントに特別戦を走ったハウオリは優秀な部類に入る方だったと思う。

そのハウオリの初仔キロハナ。父はディープインパクト。
正直デビュー戦は半信半疑で見ていたし勝ちっぷりも印象的ではなかったのだが、
2戦目で父の特徴を色濃く受け継いでいることを確信。
ちょっと内に切れ込みながら一瞬でギアを上げるあの脚は、
まさに成功するディープインパクト産駒のもの。
金子真人さんの馬に乗る時の浜中俊おなじみ馬なり舐めプも飛び出し、
ここでは性能が一枚上だったと見るべきだろう。

こうなると夢は膨らむ。
毎日杯からNHKマイルC。これしかないわ。
ノースフライトの孫が無敗の3歳マイル王に輝こうものなら、
日本の競馬も捨てたもんじゃないとさえ感じるほど。

勝手に期待しちゃってます。
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>関連エントリ: ■ダート界のロマン砲ゴールデンバローズ、ヒヤシンスSで3連勝へ

いやいや、出ましたねついに(・∀・)ニヤニヤ
直線で外から一頭だけ違う脚で突き抜けてきたのを見て、
軽くディープインパクトの若駒Sを思い出しましたよ。
それだけ待ち焦がれていた、ダート路線のスーパーエース候補。
このままどんどん強くなってくれゴールデンバローズ。次のダート界を頼んだぞ。

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終わってみればコパノリッキー。危なげのない内容で連覇達成。
しかしゲートはお世辞にも上手とはいえず、
隊列が固まるまでは多少ヒヤヒヤしながら行方を見守っていたことだろう。
馬券を買っていた方々は。

3連単12,370円はイージーなようでリスクも伴う勝負だったかと。
取られた方々おめでとうございます。

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――ブログをサボれる背徳感を味わえるのは、サボらずに更新を続けているものだけだ。
別に誰の名言でもありませんけど、
ここ数日ちょいと忙しくて更新すっぽかしておりました。
ラブリーデイが頑張ってくれた京都記念が昨日のようです..

さてさて明日はフェブラリーSも楽しみですけどヒヤシンスSがワクワクですわ。
G1と同じ日に若駒の激突が繰り広げられることで、
「この中に来年のフェブラリーSに出る馬が」云々と言える楽しみ。
古くはノボジャック、アグネスデジタル、ダイヤモナーク、スリーフォーナイナの激突、
ドンクールの進撃、フラムドパシオン圧巻の走りなど、
記憶に残る名勝負が繰り広げられました。
サクセスブロッケンなんかは実際に1年越しに大願を成就させましたからねえ。

今年も3歳ダート路線のど真ん中を駆け抜けて、
そのままユニコーンSからジャパンダートダービーまで引っ張っていく新星の誕生に期待。
最近はどうもこの路線の圧倒的主力がいなくて寂しい気がする。
バーディバーディが最後だろうか....。



今年は久々に粒揃いな気がする。
全日本2歳優駿の勝ち馬ディアドムスが58kgの無理ゲー承知で参戦。
ドバイ遠征も視野に入れているらしいので、
ここ大敗からションボリ渡航のパターンか。
同じくタップザットも次はUAEダービーを予定。
こちらは1キロ増の57kgで出られ、
東京マイルでも勝ち鞍があるので最低限の結果を出しておきたいところ。
ドバイとかいいから国内に専念してくれればいいのに....w

全日本2歳優駿組からは3着のタイセイラビッシュも参戦。
クラシック候補のルナプロスペクターが出るなど、
3歳世代が絶好調のカンパニー産駒である。
絶好調のカンパニー産駒ですよ。
正直、一線級相手だとちょっと厳しいかなというのが本音で、
ここは先につながる内容を示してもらえれば。

そしてそしてゴールデンバローズ。
前走の平場戦は出遅れながらも3馬身半差の楽勝。
頭数が増え、メンバーも強くなると少しのロスも勝敗に響きかねないが、
この馬のスケールの大きさはそんなものも跳ね除けてくれそうな期待感を持たせてくれる。

他にもダート無敗のペプチドウォヘッド、クロスクリーガー、
松若風馬と共に東上してくるプレシャスルージュなど、
勝てばこの先の楽しみが膨らむ好素材がズラリ。

いや、それでもやっぱりゴールデンバローズですよ。
来年のフェブラリーSはこの馬だと宣言できるような、ダート界のロマン砲に期待。
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クラシックへの選抜試験もぼちぼち熱を帯びてきたところ。
最近は2歳の重賞も増えたことで、その争いもますますシビアに。
そんな中、1戦1勝のキャリアで重賞をつかみ取ったリアルスティールの反則感。
なかなかできる芸当ではありませんよこれ。

●メンバー構成
セントポーリア賞をぶっちぎったアドマイヤグルーヴの仔ドゥラメンテが、
中1週の強行軍で出走。何をそんなに力んどるんや(ry
中山のトライアルを使う前に賞金を確保しておきたいという意図だろうか。
それらを迎え撃つのが重賞2着2回のアヴニールマルシェ、
こちらも堅実なソールインパクト、
ホープフルS大敗から巻き返しを期すダノンメジャー、
2戦2勝のアンビシャスなど。
その中に混じって、暮れの新馬勝ちから挑むリアルスティールも、
単勝3番人気とまずまずの評価を得ていた。

●ラップタイム
12.7 - 11.1 - 11.4 - 12.2 - 12.6 - 12.6 - 11.8 - 11.0 - 11.7 = 107.1 (av. 11.9)

シゲルケンカヤマが思い切りの良い先行策。
後続も離れず追走したことで、そこそこ締まった流れに。
61〜62秒台で入ることも多い共同通信杯だが、
例年に比べ序盤から負荷のかかる展開。
ただ、歴史を紐解くと60秒台を刻んだ年の勝ち馬が、
メイケイペガスターだったりブレイクランアウトだったりでそっ閉じ。
イスラボニータやゴールドシップの年はダラっと62秒台で入ってます。
レースのレベルと将来性は必ずしも合致しないという例。

●ひとことメモ
・ 1着 リアルスティール
水準級のメンバーが揃った重賞を、キャリア1戦で持っていきやがった。
全兄ラングレーがあれだけモタついたのとは対象的....
最内枠からロスなく立ち回ったとはいうものの、
レースの内容的には決して位置取りゲーではなく、
ある程度は外を回る形になっていたとしても結果は同じだったのでは。
この後はスプリングSに行くとのこと。
ダノンプラチナやベルーフと当たっても、遜色ないレースができるだろう。

・ 2着 ドゥラメンテ
敗れたとはいえ、むしろ期待値を高めたのはこの馬の方かも。
一瞬でグンとスピードアップできる脚、
あれはきっと皐月賞で大きな武器になりそうな気がする。
コディーノぽいというか。
キングカメハメハの悲願はこの馬が叶えるか。
ただしバックストレッチで行きたがり、
引っ張ったらズルっと下がってしまったように操縦性は難しそう。
まあ戸崎圭太が乗れば上手に御すか....

・ 3着 アンビシャス
すでにC.ルメールが「乗るぞ」と宣言しているらしいだけあって、なかなかの高性能。
上手に流れに乗って脚を伸ばしたが、ちょっと前の2頭が強烈過ぎた。
特に減点することもなく、次も普通に有力。毎日杯とか。

・ 4着 ミュゼエイリアン
一瞬やったかと思わせる脚色。
うまく噛み合えば権利取りも望めそうなのだが、
結局500万下すら脱出できぬまま。少しもったいない気がする。
かといって自己条件に回れば取りこぼしそうな..難しい。

・ 5着 アヴニールマルシェ
久々ながら崩れてはいないのだが、
さすがにこのメンバーだと今までのように甘くはないというか、
ちょっとパンチ力不足のように感じた。
叩いての上積みがだいぶ必要。



G2、G3で掲示板を外すことはクラシック制覇へ向けほぼ赤信号。
昨年、新馬戦12着から奇跡の上昇カーブを描いたワンアンドオンリーはレアケース。
すでにホープフルSで大敗していたティルナノーグやダノンメジャーはそのまま失脚、
堅実だったソールインパクトも出遅れに泣き6着に敗れた。

この後はいよいよ弥生賞、スプリングSへ。
祭りの準備も佳境である。
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>2月15日
●京都11R 京都記念
■レース結果(netkeiba)
予想エントリ:【予想■京都記念】充実一途◎ラブリーデイ、2強の競演を台無しに
【投資:1,000円 回収:1,700円=単勝◎850円×200

■現地で仕込んだお楽しみ馬券も的中(・∀・)!!



ゴールの瞬間、静まり返るスタンドで一人「よし!!」と勝利の雄叫びを上げる快感。
たまらん。最高。楽しかった。

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>関連エントリ: ■2月3週〜京都記念/本番前の直接対決!キズナvsハープスター〜

キズナとハープスターの直接対決。
馬連は2倍を切っています。
しかしあくまでここは足慣らし。
付け入るスキは十分あると見た。

●展開と隊列
スズカデヴィアスは昨年11月に準OP比叡Sを逃げ切っており、
鞍上も当時と同じ藤岡佑介であれば迷わず先手か。
小細工を利かせて勝てる相手ではない。
そうなれば隊列はすんなり決まりそう。
好位にレッドデイヴィス、ハギノハイブリッド、
ラブリーデイはその後ろ。
アクションスターやノーステア、ヒラボクディープらは後ろから。
注目のキズナはブランク明けで折り合い最優先。恐らくどっしり構えるはず。
ハープスターもドバイの前哨戦で余計なクセはつけたくあるまい、
徐々に脚質の幅は出てきたとはいえ慎重な策を取ると見た。

1000mの通過は61〜62秒の想定。
マイネルディーンの和田竜二が思い切った手を打たない限りは、
淡々とした流れで坂の登り下りに差し掛かるだろう。

●馬場
Bコース替わり3週目を迎えたが、今開催は馬場の傷みが遅い。
土曜の競馬を見ていても有利なのは先行&インコース。
外を回る追い込み馬はいくら脚色が有利でも、
前もそれなりの上がりを使えてしまうがゆえに差を詰めるのが難しい。

●結論
◎ラブリーデイ
○キズナ
△ハープスター

充実一途ラブリーデイがスター2頭の競演を台無しにするw
もちろん順当な結果に終わればそれはそれでめでたいけれども、
状況を考えればツッコミどころ満載だもんなあ....

勝機はある。
そりゃヨーイドンでは分が悪いですわ。
けれども2強がどっしり構えるスタイルなのに対して、
自在に立ち回れる強みを最大限に活かせる展開であり馬場であり。
5、6番手から坂の下りを使ってグーンとスパートをかける形は、
恐らく母父ダンスインザダークから受け継いでいるだろう。
無双状態キングカメハメハと合わせて、血のアシストも心強い。
初コースとはいえ京都はむしろ向くはず。

これで2頭のマッチレースになったら仕方ないわ。
唯一、納得がいかないとすればラブリーデイ自身が位置取りに失敗して、
キズナやハープスターを見る形になった場合な。
前で、内を通るのがマスト。

単勝で8倍、馬単で◎→○なら30倍近くついてますわ。
うむ楽しみになってきた。

....ただ10Rの飛鳥Sでトーセンマタコイヤがズバッと大外一気を決めるようだと勝算は薄まるw
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先週だけでもルージュバックにクルミナルと、
無敗の女王候補が誕生し桜花賞のハードルが日増しに高くなってきております。
こないだまでコンテッサトゥーレで決まりやなと思っていたくらいなのに..

2歳女王ショウナンアデラすら影が薄くなるほど賑わう桜戦線。
今週はクイーンC。勝てば文句なし、2着でもほぼ本番への切符は手中に。

キャットコインが何となく好きです。猫に小判。
新馬戦がとんでもない脚でハナ差の勝利、
そして2戦目のひいらぎ賞は中山マイルの大外枠を克服。
それぞれ単勝6番人気、8番人気の低評価を覆しての勝利というのがステイゴールド産駒らしい。
マスター二ノ宮敬宇厩舎、そして柴田善臣とのコンビ。
消耗戦の中山を勝っての東京マイル、
評価急騰のココはいかにも危険そうにも映るが....楽しみ。

馬券ではスマートプラネットがおもしろそうです。
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第二のラブミーチャン的なアレなんだろうか。
道営競馬で2戦2勝のコパノハートが、JRA転入初戦を迎える。
昨年8月以来のレース、
その間のブランクが意図的なものだったのかそうでないのかは知らないけれど、
とにかくキニナル存在である。

デビュー戦が大差勝ち、
そして2戦目のフルールCが8馬身差と、圧勝の連続。



ここではレベルが違うとしか言いようのないワンサイド勝ちである。
前述のとおり久々の実戦で、
しかもJRAの1勝クラスが相手となればそう簡単ではないだろうけれども、
未知の魅力という意味ではタップリ。
このところガッチリな武豊×コパのタッグであることからも、
人気を集めることになるのでは。

ちなみに父はコパノフウジン。
ディープインパクトの同期で、短距離戦線で活躍した名脇役である。
クリスタルCで万馬券を取らせてくれた若き日の思い出が蘇りますわ。
少ない産駒の中からちょいちょい勝ち上がりも果たしており、
ここらで一発、奇跡のブレイクがあればおもしろい。
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――プルルルル..(ガチャッ

ちょっと待って、こないだこのネタやりましたよね。
それでゴールドシップ負けましたよね、AJCC....

冗談はさておき京都記念ですよ。
菊花賞や天皇賞が凋落の一途を辿る中、
今や京都競馬場で行われる最も価値の高いレースと言えるかもしれない。
足慣らしとはいえ、ドバイを目指す中距離王道路線のスターが顔を出してくれる。
ありがたいことである。このクッソ寒い時期に。

キズナとハープスター。
ともに、手にしたG1のタイトルこそ一つずつだが、
それ以上に見るものを惹きつける何かを持った馬。
G2とはいえ初の直接対決にワクワクさせられるのがその証拠。
ハープスターはドバイ遠征を見据えての壮行戦、
そしてキズナは昨年の骨折から休養明け初戦。
位置付けこそ違うが、どちらにとっても大事なレースである。
それぞれの目標に向けて、よいステップを。

とはいえ楽観視は禁物。
昨年デスペラードが逃げ切ったように、波乱劇もしばしば起きてきたのが京都記念の歴史。
中でも思い出すのは01年のマックロウ。
当時はアグネスフライトとナリタトップロードというG1馬2頭が人気を分け合う状況で、
マックロウは900万下(当時)すら勝ち切れない伏兵中の伏兵。
単勝56.9倍という評価も何ら不思議のないものだった。
それが直線、大外から追い込んで人気の2頭を負かしてしまった。
このレースは現地で見ていたけれど、
ゴールの瞬間の( ゚д゚)ポカーンな空気は未だに忘れられない。

ちなみにマックロウは二冠牝馬ベガの弟。ほらハープスターとつながったw

せっかくなので今週は競馬場でレースを見ようと思う。
ハープスター、京都で走るの初めてですし。最初で最後かもしれないですし。
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今週の馬券は「我慢」がテーマでしたので、
きさらぎ賞も東京新聞杯も大人しく観戦しておりました。
いや、見応えあるレースでしたね。きさらぎ賞。
ルージュバック? 関東の牝馬が遠征してきて勝てるわけないやんと、
完全に侮っておりました。

もはや常識は常識ではない....

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デムーロだルメールだ合格だと騒いでいた2月5日の夕刻に、訃報が飛び込んできた。
種牡馬ステイゴールドが急死。
21歳、種付けの仕事もまだまだこなしていた矢先での出来事だっただけに、
驚きを隠せなかった。

オルフェーヴルやゴールドシップに続く大物の輩出が待たれていたことだろう。
しかし三冠馬に天皇賞馬、グランプリホースを続々と送り出し、
もうこれ以上の心残りは殆ど何もないのではと思わせるほど、
充実した種牡馬成績を残しての逝去。
ある意味で快く、「黄金旅程」の終着点を見届けることができたと思っている。

波瀾万丈の現役生活は、今さら振り返るまでもないだろう。
当時から人気のある馬だったが、
個人的にはそこまで好きだったわけではなかった。
ただ、それでも香港ヴァーズの勝ちっぷりには感動したし、
未だに最後に手前を替えてからありえない脚色でエクラールを捕らえにいく映像は、
鳥肌がブワッと立つだけの破壊力を持っている。

そして、種牡馬としての、予想をはるかに上回る大成功。
初期の頃にソリッドプラチナムがマーメイドSを勝ったり、
エムエスワールドが小倉の新馬を圧勝したくらいで、
「ほほうステイゴールドもそこそこやるやないか」と思っていたくらいで、
前述のような、G1を幾つも勝つような名馬を立て続けに送り出すだなんて、
まったく想像もできなかった。
母父メジロマックイーンとの謎ニックスも含め、神がかり的な産駒の活躍であった。

世代的には辛うじてリアルタイムで最初から最後までを見届けることができた。
最近の若者からすれば羨ましいことだろう(ドヤァ
でも本当に、現役当時はまさかこんな形で後世に語られるような存在になるなんて、
とてもじゃないけど予見できなかった。

こうして簡単に生涯を振り返っただけでも、とにかく驚かされることばかり。
競馬は意外性のスポーツだが、
その観点で言えばまさに競馬の魅力が凝縮された名馬だったと思う。

本当におつかれさまでした。
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一次試験合格の時点で確定の赤ランプは灯っていたようなものだが、
それでも正式な発表があるまではドキドキした。
ミルコ&ルメールおめでとう。
こうして日本の競馬はまた新しい歴史の1ページを刻んだ。

外国人騎手が重用される昨今の風潮は、
必ずしも好意的にばかり受け止められることではないが、
長く日本の競馬に親しみ、愛着を持ってくれているこの2人なら話は別だ。
1年間トータルでその手腕を遺憾なく発揮してもらいたい。

その一方で競馬学校出身の若手騎手育成は、ますます難易度の高い使命に。
ジョッキーを志す少年少女の数そのものにも影響が及ぶ心配があるが、
この件に関しては「外国人おるから受験やめとこ、進学しよ」という発想の持ち主である時点で、
たぶん勝負の世界に向いていないと思うのでそんなに心配していない。
世界のトップジョッキーを直接ぶっ倒せるチャンスが転がってる、くらいの感覚でないとねw

話が逸れたが....個人的にはやはりミルコの悲願が叶ったことがうれしい。

■M.デムーロ騎手「すごく嬉しくて泣きそうなぐらい興奮」 (ラジニケ)
騎手免許試験に合格したミルコ・デムーロ騎手のコメントが、以下のとおりJRAから発表された。

「香港で調教騎乗を終えて戻ったところに合格のお知らせをいただきました。すごくすごく嬉しくて泣きそうなぐらい興奮しています。日本で15年騎乗させていただき、第二の故郷と思うぐらい日本を好きになり、いつしか日本のジョッキーになるのが僕の夢となりました」
「二度目の受験で、競馬に関する知識はありましたが、それを日本の言葉で勉強し、香港で騎乗しながら試験に挑むのはたいへんなことでした。数々のサポートをくださった皆様、そして、応援してくださった日本のファンの皆様、本当にありがとうございました」
「日本競馬の一員となることができ、本当に嬉しいです。日本競馬のために、そして自身の成功のために、3月からの騎乗でベストを尽くしたいと思います」

かつてネオユニヴァースで日本ダービーを制したとき、
人目をはばからず涙を流して喜んでくれたミルコ。
そして、11年3月のドバイワールドカップを、
ヴィクトワールピサで勝ったときも日本に祈りを捧げてくれたミルコ。
日本に対する想いが、
あれからも何一つ変わっていないことが伝わってくるコメントである。



新しい環境でのチャレンジ。
きっと思わぬ障壁にぶち当たったりすることもあるだろう。
日本の、関西の夏の厳しさを知っているか?
小倉競馬でぶっ倒れたりしないだろうか?

もちろんそれらも吹き飛ばして、大暴れしてくれることを期待している。
リーディングの勢力図はどうなるだろうか。
デビュー戦から乗ることで若駒にどんな教育を施していくのだろうか。
色々と興味は尽きない。
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競馬に限らず地上波・民放のスポーツ実況が崩壊の一途をたどる中、
常に安定したクオリティを保ち続けてくれるラジオNIKKEIの実況アナウンサー大好きです。
とはいえ、声と名前が一致するようになったのは、
BS11で競馬中継が始まった2010年頃からで、
以前は「あーこの声の人、よく聞くなあ」くらいの認識でしかなかった。
それが徐々に、各アナウンサーの個性やセンスの区別がつくようになると、
次第に好き嫌いの順序も生まれてくるように。

そんなわけで自分の中でのラジニケアナウンサーランキングを作ってみることにした。
対象は、現在の中央競馬中継で実際に実況を担当している10名。
※最近デビューした山本直アナは除外
もう単純に、「好きな実況をしてくれるかどうか」だけで順序づけたものであり、
決して最下位だからダメだとかそういうことが言いたいわけではない。
10位でも、日本で10番目に競馬の実況が上手だと言っていいかもしれぬ。

それではレッツゴー。

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武豊がポルトフィーノの仔に乗ると聞いて、
かつてこんなエントリを書いた記憶が蘇ってきた。
もう4年も前の話である。

■【どうしてこうなった】武豊時代の終焉を語ろうか。 - 2011年2月24日

ふーむ。
こうやって読み返してみると、
確かに当時の暗黒具合はなかなか凄まじいものがあったことを思い出す。
そこから比べると、
キズナやトーセンラーとの出会いもあって、
現状のポジションまで戻してきた底力はさすがだな、と。
もう一度クラシック、しかも日本ダービーを勝てるとは思えなかったもんね。

で、ポルドドートウィユですよ。因縁の、ポルトフィーノの仔。
前走で手綱を取っていた福永祐一が東京で騎乗するための「代打」ではあるが、
父ディープインパクト、母父クロフネ、母母エアグルーヴと、
武豊の歴史を語る上で欠かせない名馬たちの血を受け継いだ若駒とのコンビは、
本人も楽しみでないはずがなかろう。
阪神の500万下条件シクラメン賞をきっちり勝って2勝目をマークしており、
優秀なDNAから受け継いだ素質は確かなものがある。
あとは08年の牝馬三冠路線を騒がせたドタバタ劇が繰り返されぬよう祈るばかりだ。

ところで武豊がエアグルーヴの子孫に乗るのも久しぶりに感じれば、
サンデーレーシングの勝負服で重賞に出るのも久しぶり。
手元の調べでは12年ジャパンCのローズキングダム以来....?
しかも勝ったのはいつかとなると、
あの10年のジャパンCのローズキングダム以来らしい。繰り上げ優勝の。

赤バッテンの良血馬に頼らずとも、
トップを争い続けていくのがプライドの現れであれば、
かつては自分が乗っていて当たり前だった「指定席」を、
一時的にであれ奪い返すのもまたプライドであり。

勝てば盛り上がるだろな、これ。
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馬券をハズす時はいつだって悔しくてイライラするものだけれど、
逃げ馬がスタートに失敗して先手を打てなかった時ほど腑に落ちないものはない。

■ゲートがこれじゃ....
negishi


>2月1日
●東京11R 根岸S
■レース結果(netkeiba)
予想エントリ:【予想■根岸S】前残り波乱の気配..◎サトノプリンシパル2走前の再現
【投資:1,000円 回収:0円】

サトノプリンシパルとポアゾンブラック、
あわよくば行った行ったで大波乱の演出を期待していた2頭が、
ともにスタートで出負けして先制に失敗。
大外枠から強引に好位へ取り付いたサトノプリンシパルはテンに脚を削られ、
馬群の後方をついて回るだけのポアゾンブラックに上位浮上の芽などなく。

スタートから5秒で敗戦を覚悟させられる、最悪のレースとなりました。

●ラップタイム
12.7 - 10.8 - 11.8 - 12.3 - 11.9 - 11.9 - 12.0 = 83.4 (av. 11.9)

前半が35.3秒、上がりが35.8秒とほぼ平均ペース。
この馬場で35秒台の入りになったのは、
前にいるはずの逃げ馬がいなくて序盤の主導権争いに戸惑いが生じたからだろう。
結局、好発を切ったグレープブランデーが予定外の先導役を買って出ることとなったが、
いつもと違う形では馬群に沈むのもやむなしであった。

●隊列
思いもよらぬ形で進んだレース。
ハナを切ったのは前述のとおりグレープブランデーで、その直後にはキクノストーム。
もうこの時点でおかしい。
さらにはサトノタイガー、内からロゴタイプも応戦。
外からはようやくサトノプリンシパルも行き脚がついて先行集団へ。
人気のエアハリファは中団馬群のど真ん中、
レーザーバレットは揉まれない外を気分よさそうに追走。
キョウワダッフィー、アドマイヤロイヤルらも前を射程圏に入れながらの位置。
そしてワイドバッハは後方インをロスなく回って直線へ。

●直線の攻防
残り200mまでは横一線。そこから先行勢は脱落し決めて勝負へ。
グレープブランデーは坂を登ったところで失速、
ロゴタイプも見せ場は作ったがここまで。
アドマイヤロイヤルと併せ馬の形でエアハリファが伸び、
外からワイドバッハやゴールスキーが追撃したところがゴール。
正攻法の競馬で抜け出したエアハリファが人気に応えて重賞初制覇を成し遂げた。

●ひとことメモ
・ 1着 △エアハリファ
教科書通りの差し切り勝ち。そらそうよ。
1400mで位置取りがどうなるかと思ったけれど、
不利なく力を出し切れるポジションを取れた。ソツなく乗った鞍上の好プレー。
ただ、コパノリッキーらと戦ってどこまで対抗できるかは....やや厳しいと見たが。

・ 2着 ワイドバッハ
1400mでも、ハイペースじゃなくても、湿った馬場でもコンスタントに。
鞍上いわく「1400mだと脚が貯まらなかった」とのことで、今回は2着確保が限界か。
結果的に武蔵野Sと着順が入れ替わってのワンツー。
フェブラリーSでチャンスがあるのは展開次第でハマるこちらかも。

・ 3着 アドマイヤロイヤル
まだ終わっていなかった善戦マン。単勝15番人気での力走である。
キングカメハメハ産駒大活躍の波にも乗った。
ゴール前では勝ち馬と接触する場面が見られ、
最初はエアハリファの方がヨレたと思っていたのだが、
どうやらこちらから噛み付きにいったらしく..8歳でも闘志は健在ということか。

・ 4着 ゴールスキー
ベスト条件で健闘も、さすがに突き抜けるだけの脚はもうなさそう。

・ 5着 キョウワダッフィー
「ノースペースでした」。はいそうですか。
早めにレーザーバレットの外に出すタイミングはあったようにも見えるが..

・ 8着 ロゴタイプ
ひとまずホッとしたというか。
うまく砂を被らずレースを進められたと思うが、最後は一杯に。
これでダートは撤退ですかね。
フェブラリーSに出ても期待は..

・ 12着 ○ポアゾンブラック
一歩目でつまづいて後方に立ち遅れ。先週もこんなんあったな..
さすがにこの形では回ってくることしかできない。
これで人気が落ちればまた関西のOP特別で..といきたいところだが。

・ 14着 ◎サトノプリンシパル
ダッシュに失敗し後手に回る。
うーむ、いくら大外枠とはいえもっと早く前に取り付けられるはずなのだが。
そこまで速くないペースの追走も、
ロスを取り返すのに脚を使い早々にギブアップ。



思い切って先行馬を狙ってはみたものの、
仮にちゃんとゲートを出ていたところで差し馬の決め手には負けていたような気がするので、
来年はセオリーに従って東京で実績ある差し馬を中心視したいと思います。
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今年から馬券を買うレースに限定して、競馬ブックの電子版を買うことにしている。
1部だと500円(410円じゃないのね....)のところが1レースだと60円で買える優しさ。
僕みたいに重賞だとかに絞って買う人間にとっては都合のいい話である。
印のバラつき加減とか、中間の調教本数とか、
どうしてもJRA-VAN NEXTだけでは拾い切れない部分も補えるし、
PDFなので簡単に残しておくこともできオススメ。
ああそういえば昔は部屋の中に1ヶ月分の競馬新聞雑誌がたまりまくってたっけな....

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