「人生、無事是名馬」

2006年創刊の雑談競馬ブログ。主に毎週のレースや好きな馬・ジョッキーについて。時に野球やドラクエについて熱弁。

2014年12月

2014年のリーディングジョッキーランキングはこうなりました! →
公営から移籍2年目で戸崎圭太が全国リーディングの座に。
146勝という勝ち鞍自体は十分に評価できる数値だと思いますし、
「無冠の帝王」のままでは困ると苦言を呈そうとした矢先に、
有馬記念でジェンティルドンナを完璧な騎乗で勝利に導いた。

同じ関東では北村宏司の躍進が目立った。
117勝はキャリアハイ、秋の天皇賞をスピルバーグで制し8年ぶりにG1も勝った。
幸さんの専売特許であるはずの年間1,000回騎乗の記録を打ち立てるなど、
充実感いっぱいの1年だった。

G1戦線で存在感を見せた蛯名正義横山典弘といったベテランが続き、
コパノリッキーでの大波乱劇やサマーシリーズでの活躍が目立った田辺裕信も5位につけた。

一方、関西では岩田康誠がトップに。
今年はまた後藤浩輝を落馬負傷に追い込むなど、
そのラフプレイが物議を醸すこともあったが、
ヌーヴォレコルトやダノンシャークといった伏兵を勝たせる「ここ一番」での強さは健在。
来年はどうぞ騎乗停止のないように..
その後は浜中俊福永祐一川田将雅と続いて武豊と、
ここ数年の勢力図が大きく変わることのない結果に。
若手では菱田裕二が台頭、
ルーキーの松若風馬が47勝、小崎綾也が38勝、義英真が17勝と上々のスタートを切った。

ただ最近ではエージェント制が騎手の勝ち数にも大きく影響を及ぼしていることはご存知の通りで、
単純にこの順位だけが騎手の優劣を決める尺度であるとは考えづらいのが個人的な思い。

じゃあ騎手の優劣は何で決めればよいのかという話だが、
そりゃやっぱり重賞でどれだけ仕事ができるかではないかと思ってます。
重圧がかかる舞台で、どれだけいい馬を任され結果を残すことができるか。
それが乗り役としての務めではないかと。

そこで今年度の中央競馬の全重賞競走を対象に独自の集計を行い、
騎手ランキングを再編することにした。
年末年始のヒマつぶしにはちょうどいい企画である。
それでは早速、順番に結果を発表していこう。続きを読む
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チャンピオンズCで悲願の中央G1制覇を成し遂げたホッコータルマエが、
返す刀で東京大賞典連覇を達成。



非の打ち所のない強さ。
コパノリッキーも全く相手にせず楽に交わした圧勝ぶりを見ると、
どうしてこれでフェブラリーSを負けてしまったのか..と悔やまれてならない。
まあ当時は完全なダークホースでしたからね..甘く見てたよね..
ともかくこれでJRA賞のダート部門も文句ナシでいただけることでしょう。

そして自虐的なコメントを残す幸さん。

1着 ホッコータルマエ(幸英明騎手)
「強かったです。すごい馬です。今日はコパノリッキーを見ながらレースを進めました。手ごたえは抜群で、早目に抜け出しすぎたかなと思いましたが、それでも勝てると思いました。GI最多勝の国内記録である『GI9勝』は抜けると信じています。僕が乗っていても1番人気にしてくださったファンの皆さん、ありがとうございました。」
■【東京大賞典】(大井)〜ホッコータルマエが連覇を達成 (ラジオNIKKEI)


僕が乗っていてもwww
G1勝利数に関してはJRAでの勝ち数をもう少し伸ばしてこそな気もしますが、
まだ来年でも6歳という年齢を考えれば十分に加算できそう。
陣営はドバイへの野望もまだ捨てずにはいないようなので、来年の動向も楽しみ。
恐らくまた川崎記念→フェブラリーSというローテで行くと思われますが。

それから3着にサミットストーン、4着にハッピースプリントと地方馬が存在感を見せた。
特にハッピースプリントはまだまだ成長していってほしい素材。
高齢化の進む中央の古参たちにここで先着できた意義は大きい。
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>12月28日
◇中山10R 有馬記念
■レース結果(netkeiba)
予想エントリ:【予想:有馬記念】勝算半分、願望半分..それでも揺るがぬ◎ゴールドシップ
【投資:1,000円 回収:0円】

国内外で、誰もが認める実績を積み重ねてきたジェンティルドンナの引退戦。
この秋は天皇賞2着、ジャパンC4着と、
タイトルを重ねるには至らずも名牝未だ健在なところは存分に見せていながら、
初めての中山、最近の東京コース以外での低調なパフォーマンスが懸念され、
単勝4番人気の評価に甘んじることとなった。

しかし、終わってみれば全てがこの馬のための舞台。

木曜の公開抽選で決まった枠順は2枠4番。
同じくこのレースで引退を迎える戦友ヴィルシーナが引っ張る超スローペース、
そして今年は秋に開催がなく、最終週でもキレイなまま保たれたインコース....
これだけ見事に条件が揃えばね。必然の勝利。

それからアドバンテージを無駄にしなかった戸崎圭太の好騎乗も見逃せない。
全国リーディング騎手として相応しいタイトルを、年末の最後に掴み取った。



一方で外枠に集まった「3強」にとっては悔しいレースに。
◎ゴールドシップは遅いペースを外から追いかける形で3着。
想定よりは前のポジションを取れたものの、
それでもあの形になると器用さに欠ける分だけ厳しい。
まだまだやれるところは見せてくれたが..
それにしても岩田康誠が乗るとポンとゲートを出るのはなぜだw
続けて乗っているわけでもないのに。
来季はジョッキー固定で戦っていけるとうれしいのだが、どうですかね....

ジャスタウェイはメンバー最速33.4秒で上がるも4着まで。
戦前は「外をぐるっと回るだけでも勝てるんじゃ」という声もあったが、
そこまで大雑把な展開にはならなかった。
この戦況で勝つにはジョッキーのアシストが必要だったが、
ひとことで言えば「無策」に終わった。

5着のエピファネイア
想像していたよりは随分ちゃんと折り合えていたし、
ペースを考えると向こう正面の時点では「コレに勝たれる」と覚悟したもの。
結果的にだが後ろを待たず、もっと早めに勝負に出れば、
ジャパンCと同様に振り切れたかもしれない。
それはそれで勇気が必要な選択だろうけど。



2着にトゥザワールドが潜り込んだこともあって、
競馬ってつくづく「適性ゲー」なんだなということを再認識。
誰が一番強いか、ではなく誰が力を出せるか。
コース・馬場・展開・枠順・騎手。
実は展開以外の要素はレースの前からわかることであり....
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◆阪神12R 2014ファイナルS
◎ キョウワダッフィー
○ ナガラオリオン
△ コーリンベリー

近年でも最悪クラスに当たらなかった2014年の締めくくり。
いつだってダート千四は心の支えであってほしい。

この条件の番長キョウワダッフィーを素直に信用。
G3プロキオンSでもベストウォーリアと差のない競馬をしているように、
1400mでOP特別となれば実力は一枚上。
中団から差す戦法にもソツがなく、
58kgがガッツリ影響しない限り結果はついて来るのでは。

ナガラオリオンは1200mでOP勝ちがあるものの、堅実さでは1400m。
ペースは速くなりそうなので、外でジッとしてれば展開は向くでしょう。

先行勢からはコーリンベリー。同型との兼ね合い次第だがハイペースでも粘れる馬。

こういう何のヒネリもない予想が当たってほしいです。
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◆中山10R 有馬記念
◎ ゴールドシップ

勝算半分、願望半分の気持ちでゴールドシップの単勝を買います。
前売り段階では意外にも1番人気。
もっとも連複系は13-15の組合せの方が売れている通り、
「勝つか、それとも大敗か」というのが大方のジャッジのようだ。うん、合ってると思う。

舞台は相性バッチリの中山、追い切りを見た限りコンディションも整ったと判断しよう。
当面の相手であるエピファネイア、ジャスタウェイが外枠に入ったのも運が味方した。
あとはペース。
だいたい60秒ちょいくらいで入ればまずまず流れたと見ていいが、
今回は恐らくヴィルシーナの単騎ハナ。
例年より1秒くらい遅く入るんじゃないかという想定。
阪神大賞典では思いがけない先行策を取った岩田康誠が、
今回14番枠からどんな位置を取ろうとするのか、そして実際どうなるのか....
さすがに2年前のように最後方からでは間に合わないと思うのだが、はてさて。

もしペースの想定がハマって展開が落ち着くようなら、
エピファネイアのスタートからホームストレッチまでの道のりは苦しいものになるだろう。
ブレーキを踏みながらコーナーの外を回るロスは大きいし、さらには大歓声のおまけつき。
最悪の場合、制御不能からの逃げなんて形になるかも。
そうなればこちらからすればシメたもんだが..

一方ジャスタウェイはどうするか。
恐らくわざわざ出して行くことはない、出たなりの位置で最初はジッとしているはず。
ざっくり10番手くらいのポジションか。こちらは折り合いはそこまで気にせずOK。
問題は3角過ぎからジワジワとスパートを仕掛ける形がこの馬に合うのかという点。
どうしても長い直線でドーンと伸びるイメージしか持てなくて..



そんなこんなで、ゴールドシップが勝つ場合、人気を分け合う2頭はコケている可能性が高いと判断。
なので立ち回りゲーになった場合に浮上してきそうな伏兵をお楽しみで買ってきた。ウインズで。

☆ トーセンラー
☆ ヴィルシーナ
☆ ラキシス
☆ トゥザワールド
☆ ラストインパクト

ゴールドシップからこの5頭への馬連。2年前にオーシャンブルーを拾ったのと同じ発想。
さらには万が一ゴールドシップがダメだった場合にも備えて☆同士のワイドBOXも買った。
でもオッズ見たら全然たいしたことないなw ヴィルシーナでも来ればアツいけど。これは保険。

ジャスタウェイ有終の美、新王者エピファネイアの誕生に比べれば、
やや飽きられつつある感のゴールドシップは感動を呼ばないかもしれない。
それでも、一番多くの票を集めたことと、ファンが馬券を買ってくれていることを誇りに、
思う存分、走ってきてくれればと思う。
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◆阪神11R 阪神カップ
◎ ロサギガンティア
○ クラレント
△ サンカルロ

昨年はリアルインパクトが意表を突く逃切りを決めたが、
基本的には前傾ラップからの外差し決着がデフォで考えていい。

ただ、逃げ宣言ミッキーアイルの同型コパノリチャードが大外に入り、
ハクサンムーンは最近ゲートが悪いとなると、
結局フォーエバーマークくらいしか競る相手がいない。
思った以上のハイペースにはならないのかなという想定から入る。

水準級の瞬発力を持ち、なおかつ初の1400mで新味が出そうなロサギガンティアから。
やはりフジキセキ産駒の本領発揮は距離短縮でこそ。
折り合いに気をせず中団で脚をタメる形に持ち込めれば直線は期待十分。
G.ブノワの騎乗は前走に続き2回目。
今年の凱旋門賞ではエクトーに騎乗していたが、
同じくお手馬のアヴニールセルタンとかち合うほど、現地では強い馬を任されている。
来日当初は穴馬を持ってくる謎ジョッキー扱いだったが、
そろそろこのあたりで重賞タイトルを取りたいところ。

クラレントはマイルCSで大敗。
坂の上りで脚を使ってしまっては直線バッタリもやむなしだった。
昨年も同じくマイルCS11着から巻き返しており、その再現..それ以上を狙う。
こちらも内枠で揉まれるよりはスムーズに外を回った方がいい。

最後にラストランとなるサンカルロ。このレースは6年連続出走となる。
それだけでも凄いのに、
昨年までの成績が<2着→6着→1着→1着→4着>と超優秀。
さすがにアタマまでは厳しいかもしれないが、連対圏内なら十分に。

ミッキーアイルが残るほど負荷の軽いレースになればウリウリとかがついて来るだろうし、
クラレントが弾けないほどの消耗戦になったらサダムパテックやリアルインパクトが来るんだろう。
ちょうどその中間くらいのレースになれば....
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今日は事務所の大そうじをさっさと終わらせ、ウインズ梅田に寄ってきました。
枠順発表を受けて穴を狙っても面白そうだなということで、
ちょっと夢見がちな組合せの馬券を買ってきました(・∀・)ニヤニヤ

それはさておきジャスタウェイ。
4歳秋からの覚醒ぶりが凄まじく、
天皇賞でのG1初制覇からドバイデューティフリー、そして安田記念と、
あっという間に国内外のタイトルを一気に積み重ねた。
特にドバイでの、後続を画面から消してしまうような圧勝は、
日本の競馬史に色濃く残る場面。

凱旋門賞挑戦から帰国後初戦となったジャパンCでも、
エピファネイアには離されたとはいえ2着を確保。
かつては苦戦を強いられた2400m前後の距離でも、
国内レベルであれば十分にこなせる裏付けになる結果だった。

その型にハマらぬ破天荒な道のりは、
個人的にどことなくオグリキャップを思い起こさせる。
最適カテゴリはマイル〜2000mでありながらも、
あえて長い距離にも挑戦するその姿勢。
今回がラストラン、決して得意ではない中山2500mに挑むその気概やよし。
最後に大きな勲章を手土産にスタッドイン、となるか。

楽しみな参戦だっただけに、ピンク帽が当たってしまったのが痛恨。
うまく馬群に潜り込めればいいが、距離ロスが大きいと苦しくなりそう..
鞍上の福永祐一は今季、この馬に乗る予定を騎乗停止で二度もフイにしてしまった。
さらにジャパンCでは同じく主戦を務めたエピファネイアに完敗と、
G1を勝ったパートナーでありながら苦い記憶も味わった。
泣いても笑っても、ジャスタウェイに跨るのはこれが最後。
勝つには「普通の騎乗」ではなく「好騎乗」が必要。さあ、できるか。
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枠順公開抽選は実況を追うだけでしたが、なかなか楽しかったですね。
やっぱり人気は内の偶数枠。
1番クジを引いたジェンティルドンナが4番に飛び込んだのを皮切りに、
内から順番に埋まっていきました。
偶然かそれとも運命のイタズラか、
上位人気に支持されるであろう3頭は最後まで待たされることとなり、
ゴールドシップが14番、エピファネイアが13番そしてジャスタウェイが15番に。
各馬とも決して楽な条件ではありませんが、
枠順の不利を跳ね返すことができれば、その強さもより際立つというものです。

さて、きのうの続き。
今日は2年ぶりの優勝を目指すゴールドシップ。
宝塚記念も連覇しており、
もはやグランプリでの無双ぶりは説明する必要もないでしょう。
凱旋門賞後は早々に有馬記念参戦を表明したこともあり、
ファン投票でも宝塚記念に続き1位の座に輝くこととなった。

条件的には文句ナシ。
コンビを組む岩田康誠も、春の阪神大賞典で息の合うところを見せており、
久々の騎乗もむしろ楽しみ。
水曜朝の坂路では併走馬をぶっちぎる動きを見せており、
帰国初戦ながらもいいコンディションで走れそうな様子がうかがえる。

00年以降、5歳で有馬記念を勝ったのは、
昨年のオルフェーヴルと09年ドリームジャーニー兄弟の2例のみで、
あとはフレッシュな3歳馬、脂の乗った4歳馬の活躍が顕著である。
現役きっての個性派として快走と凡走を繰り返してきた「黄金の船」も、
気づけば5歳の暮れを迎えた。年が明ければ6歳、いよいよベテランの域。
ここで勝つことで、未来は変わるのだろうか..
結局、パワー馬場専用キャラのレッテルは剥がせないままではないかと考えると、
少し虚しさがこみ上げてくる。
宝塚記念を勝ったときにも同じことを考えたものだが。

ラストランとなる同厩の宿敵ジャスタウェイとは対象的に、
6歳の来年も現役を続行することが内定している。
たとえ6つ目のG1タイトルを手に入れられたとしても、
それがすぐに婿入りの勲章となるわけではない。
走り続ける道を歩むことになったゴールドシップ。
彼と喜びを分かち合うためにも、
今年の暮れも14番の番号が入った馬券を買おうと思っている。
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今年の有馬記念は12月28日に行われる。

ということは.....

次の日も休み〜年末年始休暇の真っ最中〜(∩´∀`)∩ワーイ

しかも金杯まで1週間しか空かない〜オフなし(∩´∀`)∩ワーイ

ということで浮かれまくっております。有馬記念はよ。

■第59回有馬記念 出走予定馬
ゴールドシップ/57岩田
ジェンティルドンナ/55戸崎
ジャスタウェイ/57福永
フェノーメノ/57田辺
ワンアンドオンリー/55横山典
エピファネイア/57川田
ウインバリアシオン/57藤岡康
メイショウマンボ/55武幸
ラキシス/55C.デムーロ
トゥザワールド/55ビュイック
ヴィルシーナ/55内田博
トーセンラー/57武豊
ラストインパクト/57菱田
オーシャンブルー/57蛯名
サトノノブレス/57池添
デニムアンドルビー/55浜中

フルゲート16頭が集結。枠順はあす木曜日、12時から公開抽選で決定。
インターネッツでやってよ。昼間にBSフジとかどうやって見ろと。

いきなりですが勝ち馬は3頭の中から出ると思ってます。
ゴールドシップ、ジャスタウェイそしてエピファネイア。
実績ではジェンティルドンナも負けていませんが5歳秋にして初の中山。
荒れた馬場ではG2でも敗れてきた経緯を考えると、ここで巻き返すのは難しく、
それ以外となると能力面で見劣りします。
展開その他のアヤで馬券圏内までは突入できても、勝ち切るまでは厳しい。

ただ、優勝候補3頭がそれぞれ弱点を抱えていることから、ヒモ荒れの可能性は十分かと..。

今年の展望エントリは「3強」に絞って、それぞれの見通しを書いてみようと思います。
ただ明日は会社の忘年会があるので書けるかどうか自信がありません(予防線)。
まずはジャパンCで見事に復権を果たしたエピファネイアの巻。

正直なところ、ジャパンCが終わった瞬間は「有馬記念も持って行くな」と確信したものです。
番手先行、コーナー6つで息を入れながら回って来られれば、
前走に近いパフォーマンスは出せるだろうと。
ただ、C.スミヨンが乗れないということは頭になく..
代わりの鞍上は川田将雅が務めることになったが、
有馬記念といえば日本ダービーと並んでテン乗りでの勝利が難しいことで有名。
※記憶を辿ってみても近年ではヴィクトワールピサくらいか..あとはオグリキャップw
乗り手を選ばない馬ならともかく、
あれだけ折り合いに気を使うタイプで乗り替わりとなると、
たとえ誰がバトンを受けるであれ気がかりなもの。
川田くんという人選は現実的にベストとはいえ、不安の方が先に立つ。
今回は逃げ馬が不在、
積極的に行きそうなのがヴィルシーナくらいしか見当たらず、道中はペースも落ちそう。
もしヴィルシーナより内が当たったりしたら、序盤から厄介なことになりそうな予感。

もうひとつは「ジャパンCからの連勝」という側面から行方を占う。
2000年以降、JC→有馬記念を連勝したのは3例。
テイエムオペラオー(00年)、ゼンノロブロイ(04年)、そしてディープインパクト(06年)。
いずれも一時代を築いたスーパーホースばかり。
逆に連勝に失敗したのは、
タップダンスシチー(03年)、スクリーンヒーロー(08年)、ブエナビスタ(11年)。
※10年ローズキングダムは取消

テイエムオペラオーとゼンノロブロイは秋の天皇賞も勝っての「グランドスラム」、
ディープインパクトは凱旋門賞から帰国しての連勝、この年は国内では無敗。
現状のエピファネイアがこちらのカテゴリに属しているかと問われると....?

秋はまだ2戦しかしておらず、お釣りがない状態ということはないだろう。
荒れた馬場に滅法強いのは、前走を見ても菊花賞を見ても明らか。
乗り替わり、スローペースで折り合えるか..ポイントはそこに尽きる。

もし歯車が狂うようだと、思いがけない結果が待っているかも..
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サッカーがオフシーズンに入ると自宅待機が捗りますね。
冬場の競馬が好きなのは、その辺も関係しているのかもしれない。
年をまたぐことで回収率がリセットされるモチベーションもさることながら。

さて。ニホンピロアワーズあかんかったですね..
2着とはいえ、エーシンモアオバーに負けているようでは..
最後は2頭の叩き合い、どちらもバテバテ..
フットワークもガタガタに乱れていて、
途中でやめていた前2走以上に消耗も大きかったように思います。

とはいえ、こうして相手に恵まれれば稼げることはわかったので、
当分は現役を続行させるのではないでしょうか。
もし種牡馬になれないようなら、
グッドルッキングホースなので誘導馬に転身してくれれば..とも思うのですが。

■レース動画


今、最も好きなあの馬も似たような末路を辿りそうな予感がしていて、
恵まれたバックボーンを持たないというのは引き際にも影響を及ぼすものかと、
持って生まれた運命を勝手に恨んでしまいそうです。
もちろん、それを切り拓く力があったからこそ数々の栄誉を授かったわけですけれども..
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みやこS7着、チャンピオンズC13着と、
かつての最優秀ダート馬が不振にあえいでいる。
7歳馬ニホンピロアワーズ、このまま終わってしまうのだろうか。

2年前のJCダート勝ち馬だが、さすがに衰えは隠せなくなってきた。
昨年は大崩れこそなかったもののG1のタイトルを重ねられず、
そして今年は東海S・ダイオライト記念を勝ったが、
G3アンタレスSでも3着に敗れるなど王座から陥落。
夏の休養明けをひと叩きされての激変に望みが託されたチャンピオンズCは前述の通り大敗。
わずか中1週の強行軍で臨む交流重賞、
相手関係こそ多少は楽になるが、ガラリと変わり身を見せられるかどうか見通しは不明瞭。

JRAから参戦するのは、
トウショウフリーク・ソリタリーキング・エーシンモアオバー・シビルウォーと、
おなじみの古参メンバーたち。
これまでなら問題なく一蹴していた顔ぶれだが、
果たして彼らを相手に意地を見せることはできるだろうか。

仮にここを勝てたところで苦しい状況は変わらないが、
それでも一花咲かせられることを祈る。
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>12月21日
◇阪神11R 朝日杯フューチュリティS
■レース結果(netkeiba)
予想エントリ:【予想:朝日杯FS】◎ブライトエンブレムが勝てば冷たい雨にも感謝の念を
【投資:1,000円 回収:0円】

■馬券
141221_HSN11

評価を下げた単勝1番人気馬が華麗に勝利。
これはバーニング土下座するしかありません。
ダノンプラチナ強かった。

スタートは五分に出るも、あえて後方から。
すんなりと馬場の悪いインから外の進路を取った鞍上のファインプレー。
うん、先週もたぶん似たようなこと書いた。
3角過ぎからジワッと前を射程圏に入れ、直線は外へ。阪神マイルのセオリー通り。
先に抜け出したクラリティスカイに並びかけた際の脚色は明らかにこちらが有利で、
その瞬間に勝負の行方は悟りました。

うーむ..マイラー色の濃いディープインパクト産駒で、
抽選待ちにもかかわらず早めの栗東入りでバッチリ照準を合わせてきた臨戦過程。
ベゴニア賞の内容を素直に評価して買うのが正解だったか。
ちょっとこの条件では力が抜けていた。
現時点では距離はマイルがベストっぽいので、
クラシック路線にどう適応していくかは陣営の手腕が改めて問われることに。

先週のショウナンアダラとは色々と共通点が並ぶことは話題になっていたが、
下河辺牧場に続き老舗の千代田牧場の生産馬が勝った点も見逃せない。
米国からの輸入牝馬で当たりを引いたことで活性化が望めそう。

2着は単勝14番人気のアルマワイオリ。はいはい土下座。
4角までラチ沿いにいたが、馬群を割ってジワジワ伸びてきた。
内容的には勝ちに行ったクラリティスカイの方が強い競馬をしているとは思うが、
それでも2着は2着。
先週もアルマオンディーナが見せ場を作ったこの勝負服だが、
地味な血統背景ながらなかなか侮れない。

○クラリティスカイは成功法の競馬で3着。勝ち馬とは力の差、2着馬とは次やったら勝てるはず。
しかしクロフネ産駒は3歳のG1になると分が悪くなるので、
どのタイミングで見切りを付けるかは注意しておきたい。

あとはメモ書き程度に。

●4着 ネオルミエール
最内枠で出遅れる厳しい競馬。直線はイチかバチかでインへ。
どうにか伸びてきたが圏内まで来るには厳しいレースとなった。
水準級の能力は感じさせる内容。

●5着 アクティブミノル
戸崎圭太のセカンドテーブルに突かれながらの逃げ。
勝ち馬にはあっという間に交わされたが、掲示板キープは大健闘。

●7着 ◎ブライトエンブレム
不利なく外を回って、馬場のいいところを回ってくる形は理想的だったのだが、
この条件で伸び切れなかったのはややショック。
ただ、鞍上はマイルで脚をタメられなかったとのことなので、
距離が延びればまだ前進の余地も。

●8着 △アッシュゴールド
出遅れ最後方から。まだマトモに競馬ができる状態ではないか..
入線後には兄と同様ジョッキーを振り落とそうとする仕草も見せたらしく、
気性面での成長が待たれる。
ただ、リヤンドファミユが大成しきれていない現状を見ると、
そろそろこの血統も限界が見えつつある気も..

●11着 ナヴィオン
意外と見せ場なく終わってしまった。
パドックでもやや迫力不足に映ったので、勝負になるのはG3までか..



アルマワイオリの大激走で波乱の決着にはなりましたが、
枠順に左右されることのない2歳王者決定戦として定着しそうな、
阪神移設1回目の朝日杯だったかと思います。
ただ、ますますマイルへの適性と完成度が問われる舞台設定になったようにも映り、
クラシックとの関連性という意味ではヒモ付けは難しいかもしれません。
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◆阪神11R 朝日杯フューチュリティS
◎ ブライトエンブレム
○ クラリティスカイ
△ アッシュゴールド

久しぶりにガッツリ雨が降ったオレたちの関西。
土曜の阪神競馬も見る見るうちに馬場状態が悪くなり、
メインの頃には「不良」の発表に。
さすがに夕方ごろには止んだとはいえ、
日曜もその影響が残らないとはまず考えられない。

当初は買うかどうか迷っていたレースなのだが、
渋った馬場を味方に付けられそうということでブライトエンブレムから狙うことにした。
大外から追い込んで勝った新馬戦が稍重でのレース。
札幌2歳Sでもパワーを要する馬場で豪快に突き抜けた。
ただでさえ冬場の阪神に強いネオユニヴァース産駒、
まして適性を証明済の道悪となれば持ってこいの条件。
ゲートが課題となるが、コーナー2つのコースならそこまでのロスにはなるまい。
外の偶数枠を取れたのも好材料。

クラリティスカイは新設重賞いちょうSを勝っての参戦。
そこそこ速いペースで流れ、レベル的にも高い一戦だったと思うが、
2着のネオルミエールを2馬身離しての勝利は内容が濃かった。
今回もセカンドテーブルやアクティブミノルがそこそこのペースで行く想定。
ヨーイドンでなくとも好位からまとめられる能力を素直に評価。

オリエンタルアートの仔らしく徐々に力をつけてきたアッシュゴールド。
まだ完成度では見劣るとは思うが、
馬力勝負の阪神コースなら未完成の今でも上位争いへ。
折り合いも気にせず運べそうで。

馬券はいつも通り(華麗に省略)。

ダノンプラチナが売れているのはわかる。ベゴニア賞は強かった。
問題はこの馬場。
土曜はインからでも伸びてくる馬がいたが、そこから傾向が変わる可能性も。
そもそも多頭数の阪神マイルG1で内枠というのはなかなかストレスが溜まるもの。
同じくネオルミエールも最内枠だと窮屈な思いをさせられそうで評価を下げた。
不気味なのはナヴィオン。
相手が強くなった方が持ち味を出してきそうなハーツクライ産駒。
2着ならあるかも....もう一頭、印を回すならこの馬だった。

阪神に替わって1年目の朝日杯。
関西の競馬ファンとしては正直なところ、
ラジニケ杯を取り上げられ、扱いに困るG1を押し付けられた感は否めないが、
せっかくだから阪神JFと同様、
レベルの高い2歳G1として定着させていきたいですね。

とりあえずブライトエンブレムが勝てば真冬のクソ冷たい雨にも感謝しないとね。
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以前は本屋に行くと自己啓発系や生き方系のジャンルが気になって仕方がなかったが、
最近は全く気にならなくなったあたりに自分のメンタル面の好調具合が見て取れる。
さて今回は何を買おうかと、
マーケティング関連かそれともクリエイティブ系に目を通すか迷った結果、
レジに持っていったのがコレ。



けっこう目立つところに置いてあったせいです(断言)。
それは冗談として、
スティルインラブを世の中に輩出してくれたノースヒルズの前田幸治さんの本である。
これは目を通しておかねばという責任感に駆り立てられて読むことにした。
そして3日ほどで読了。

簡単に内容をまとめると「僕はこんなことをしてきましたよ」という紹介。
それ以上でもそれ以下でもなかった。
参考になること、ナシ。驚きや発見、ゼロ。
淡々と前田さんの足跡を辿ったという感覚であった。
むしろ序盤は「わしらの若い頃は〜それに比べて最近の〜」論がちょくちょく出てきて、
軽く面倒くさいとさえ感じたほど。
こういう自伝系を読むたびに、やっぱり本は作家が書くべきだと再認識する。

所有馬に関するエピソードもメディアを通じて聞いたことのあるような話ばかりで、
たとえばキズナの幼駒時代のことにも触れられてはいるが、
もっともっと、オーナーにしか書けないようなことあるだろうと思う程度には物足りない。

素人から始めたオーナーブリーダーで成功を収めたコツ、
苦境から這い上がっていくメンタル、組織トップとしての人心掌握術..
それらを学びたい、参考にしたいというのであれば他の本を読んだほうがいい。

だいたい知っていることが載ってる、前田さんが書いた本。
それくらいの認識で手に取れば、落胆することなく最後まで読めるんじゃないですかね。
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先月の平場500万下を勝ち、カンパニー産駒初の2勝馬の称号を獲得。
瞬く間に代表産駒の座に上り詰めたタイセイラビッシュが全日本2歳優駿に出走。
残念ながら3着に敗れたものの、
同世代のダート戦線で今後も存在感を示していけそうな予感が漂ってきた。

なお勝ったのは北海道2歳優駿からの連勝となったディアドムス。
三浦皇成はここで初めてのG1タイトル制覇。ものすごいガッツポしてた。
かつてサマリーズで藤岡佑介が勝ったり、
ヴィクトリーで皐月賞を勝つ前、中央G1で連敗が続いていた田中勝春が勝ったり、
そういう舞台なのかなあと思う。そういう舞台、とは。

なお、勝ち時計1:45.3というのは過去のレースに比べても相当に遅い。
この日の馬場状態がどうだったのかはわからないが、
レベル的にやや疑問符がつくのは否めない..

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普段、電車の網棚を使うときは必ず手持ちの荷物すべてを置くようにしている。
そうすることで忘れ物の予防になるという、自分で始めた心がけである。

しかし今朝は長岡天神の駅で入手したエルゴラを早く読みたいがために、
お弁当の入った手提げ袋だけをポイーしてしまい着席、
カバンをひざに置いた状態で爆読を始めてしまった。

破滅の予感である。

案の定、淡路で乗り換える際には網棚に乗せていたことなどすっかり忘れて降車。
電車はそのまま堺筋線へ、僕は梅田へ。永遠の別離。

四つ橋線に乗り換えようと歩いている途中に「あっ」と気付き、
お忘れ物センターに電話したものの発見されないまま今日は幕を閉じた。

たかがお弁当箱、されどお弁当箱。
無くしたと気付いた瞬間のショックはなかなかに大きかった。
まずは、「もったいない」という気持ち。
食べ物は粗末にしてはいけないという先祖代々の教えはしっかり受け継がれているようだ。
そして何よりも「せっかく作ってくれたのにこんな形でフイにしてしまい申し訳ない」という気持ち。
どうにかして取り戻して、いつも通りおいしくいただかなければ..という使命感に駆られた。
※たとえ戻ってきたとしても食べるべきではなかっただろうが

大事なものは失った時に初めてその尊さに気付くというが、
不本意ながら今日のできごとで日頃からお弁当を作ってくれる奥さんへの感謝の思いを再発見した。
やらかしてしまったことは反省しつつ、いいキッカケになったような。

すんませんで済ませるわけにもいかず、
帰りは阪急百貨店で五感の「ええもん」をお詫びの品として買うことにした。
当然、その紙袋は通勤用のショルダーバッグと一緒に網棚へ。
もう二度と同じミスは犯さない、その第一歩が始まった。
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>12月14日
◇中山11R カペラS
■レース結果(netkeiba)
予想エントリ:【予想:カペラS】ジワジワと力を蓄え◎メイショウノーベル初重賞へ
【投資:1,000円 回収:0円】

■馬券
141214_NKY11

( ゚д゚)ポカーン

ダノンレジェンド、5馬身差の圧勝。これが単勝12番人気、46.8倍の走りか。
オータムリーフSでサトノプリンシパルに競り落とされたのが印象を悪くしたか、
今回ここで逆転できるイメージを描けなかったのは事実。
ましてハナ争いはさらに激化必至だったわけだし。
ところが最内枠から好発を決め先制に成功すると、
そのままお構いなしに前半600m33.3秒の猛ラップを計測。
普通なら止まってしまってもおかしくないペースだが、
バテるどころか直線入り口で後続を突き放し、残り100mの時点でもうセーフティリード。
終わってみれば力が違ったとしか言いようのないワンサイドゲームだった。

例年のパターンだとこの後は根岸Sに行くことになると思われるが、
一本調子のスピード馬だと軽視したら東京でも粘り腰を見せる例は過去にもあった。
気が早い話かもしれないが、警戒しておいて損はないだろう。

そういえばこの馬も前走千四組で4歳馬と好走のキーワードは備えていたんだっけ..
と気がついたのはレースが終わってから。
同型が多いココはしんどいだろう、で済ませてしまった自分の力不足。

とまあ、これだけ悔しい思いが募るのも、
2着がサトノタイガー、そして3着がメイショウノーベルと印を入れた伏兵が善戦したから。
だからこそ何とかモノにしたかったような、何ともできなかったような..複雑な気持ち。
△サトノタイガーはテンに置かれながらも大外から追い込んできた。
浦和競馬へ転厩後は短距離を中心に使われ、その素質が花開きつつある。
来年は7歳になるが、交流重賞で十分に活躍の場が巡ってきそう。
◎メイショウノーベルは重賞だとワンパンチ足りないかとも思ったが、大外枠から正攻法の競馬で健闘。
このレースを見る限りだと千四だと少し甘くなるのもわかる。次も狙いは千二で。
あと○タイセイファントムも直線入り口では最内を突いて伸びそうな気配はあった。
さすがにこのペースに付き合わされて最後は脚をなくしてしまったが。

上位人気3頭を危険視できたように全体のジャッジはまずまず。
ノーザンリバーはどちらかといえばスローが得意な差し馬。
58kgも苦しい材料だったし、紛れの多いコースで連覇は難しい。
1番人気のダッシャーワンは臨戦過程を見れば一番に買いたくなる馬だが、
やはり千四での実績が皆無ではこの厳しいレースは乗り切れない。
OP特別までだろうか現状は。
一方サトノプリンシパルは前走よりも速いペースを刻まされてお手上げ。
むしろこの馬はもう1Fあった方がペースを握りやすいだろうし、度外視できる一戦ではないか。
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個人的にコレといって期待している馬もおらず、
始まりから終わりまでふわっと過ぎていった感のあった阪神ジュベナイルフィリーズ。

りんどう賞を勝ったコートシャルマン、
アルテミスSで負けて強しの競馬を見せたレッツゴードンキ。
馬券を買うならこのへんかなと考えていたけれども、結局スルー。

1戦1勝ながら単勝1番人気に支持されたハービンジャー産駒のロカが、
大きく出遅れる波乱のスタート。
前半3F35.0秒、4F47.2秒とキレイな平均ペースで流れ、
ポジション不問で脚のある馬が上位に来られる展開。
直線入り口で前に躍り出たのはアルマオンディーナ。
先週に続き幸さんのケチャドバ(そもそも瓶にそんな入ってなさそうだが..w)と色めき立つも、
内から馬群を割ってレッツゴードンキ、
さらにその内からはアルテミスSの勝ち馬ココロノアイが接近。
ゴール前は横一線の争いとなったが、
さらにその外からショウナンアデラがまとめて差し切った。

ロカほどではないがスタートで立ち遅れたものの、腹を括って道中は後方待機。
この判断が結果的に揉まれずレースを運べた要因となった。
さすがは経験豊富な蛯名正義、そしてさすがはディープインパクトの血。
ファーストクロップからの桜花賞5連覇も現実味を帯びてきた。

ちなみに生産者はダノンシャークでマイルCSを取った下河辺牧場。おめでとうございます。
この馬の母オールウェイズウィリングは米国産で、
父Elusive Qualityはダートの短距離で主に活躍馬を輩出している。
※ダートで3勝馬サンライズマーチを受胎中に輸入された様子
芝の適性は問題ないのだろうが、距離には限界を示すことになるかも。
オークスでの取捨選択に悩まされそうだ。

レッツゴードンキはメンバー中、唯一1800mで勝ち鞍があった。
札幌2歳Sでも3着と善戦していたように、
早くから長めの距離で経験を積んだことが活かされるはずだった。
その一方で陣営が折り合いへの不安を口にしていたのが気がかりで、
それでもテン乗りの浜中俊がどうにか馬群に入れてなだめるのに成功。
※ただし内斜行で過怠金50,000円の刑
マルトクの仔がクラシック路線で主力を担うとは、
彼女の現役時代を思えばちょっと想像できないw

期待していただけにコートシャルマンの大敗は残念。
ちょっと気分良く行きすぎてしまったか..
春にはもうワンランク上に行けますかね、ハーツクライの後押しで。

昨年の1、2着は順番が入れ替わっただけで桜花賞でもワンツーと、
ばっちりクラシックへつながることになりましたが今年は果たして。
ブエナビスタやウオッカ、あるいはアパパネ級の圧倒的存在感までは感じられず、
まだまだ他の路線から来春の主役が現れそうな気もしています。
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今週の参戦レースはこれ。

◆中山11R カペラS
◎ メイショウノーベル
○ タイセイファントム
△ サトノタイガー

「前走1400m組」 「差し馬」 「4、5歳」が優勢な傾向。
昨年のスイートジュエリーやその前のスリーボストンなど、
スピード勝負の1200mで勝ってきた馬がタフさの前に死亡するレースという認識でいいだろう。
旧ガーネットS時代から、年明けの根岸Sと関連性が高いことからも、
東京1400mでもこなせそうな馬を狙うのがセオリー。

ちょっと足らんかなあ..と思いつつ5歳の差し馬メイショウノーベル。
室町S2着、オータムリーフS3着とOP特別で勝負になるレベルにまでは到達してきた。
前走は勝ち馬にか完敗の形も、2番手以下にとってはスローの展開。
ペースひとつで逆転も可能だろうし、
あれだけ2頭でスイスイ行くような流れにはならないだろう。

タイセイファントムは◎と2戦続けて接戦。
今さら重賞戦線に羽ばたくイメージもないが、無欲のチャレンジが実を結ぶかも。
内田博幸が乗っててこの人気なら。

最後はサトノタイガー。JBC2着の底力を。
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ラピスラズリSに出走する藤沢和雄厩舎のアピア
まったく耳慣れない名前で戦績を辿ったら、
何と大井競馬で【8.1.0.0】と怪物ぶりを発揮している3歳馬だった。
中央転厩初戦で芝も初めてという厳しい条件。
つまづきながらであっても、花開いてほしい素質馬である。
ちなみに勝負服は緑一色。見たことがない。こういうのもヴェールに包まれてる感じで(・∀・)イイネ!!
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なお得票数は66,000票あまりとのこと....
ざっと歴代のファン投票1位の歴史を調べてみたけれど、
こちらのサイトによると1位の馬が7万票を切るのは1977年のテンポイント以来になるらしい。
※77→78年の間に票数が爆上がりしてるのはなぜだろう
つまりグレード制導入後は最低の数値。

ここ2年は、あのオルフェーヴルですら10万票にも届いておらず、
どんな名馬が現れても往年の数値を叩き出すのは難しい状況。
競馬の人気そのものの陰りもあるだろうが、
それ以上に「ファン投票」という行為自体にやや時代遅れ感が。
プロ野球のオールスターも、
この先どんなスターが出てきても100万票なんて二度と届かないだろうし。
僕だって今回もゴールドシップ1頭にだけポチッと投じただけで、
そもそもこの馬がいなければ投票自体やらなかっただろう。

とはいえ、最も多くの票をゴールドシップが集めたのも揺るぎない事実。
今年の宝塚記念に続き2度目の栄誉である。胸を張って臨んでほしい。
2週前の追い切りも順調に消化できたようで、
エピファネイアやジャスタウェイ、ジェンティルドンナら強敵を負かしてくれることを今から期待してる。
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>12月7日
◇中山11R ターコイズS
■レース結果(netkeiba)
予想エントリ:【予想:ターコイズS】適鞍で◎マーブルカテドラル久々の勝利を
【投資:1,000円 回収:0円】

■馬券
141207_NKY11

◎マーブルカテドラル、あと一つ前のポジションを取れれば勝てたなあ。
ゲートは互角に出たものの、ダッシュが今ひとつで中団から。
開幕週の馬場を考えると、やや後手を踏んだ印象。
外には出せず、あるいは出さずラチ沿いで我慢し、
前が開いてからインを突いて一気に差を詰めるもクビ差及ばず。
ゴール前の脚色は明らかに優勢だっただけに、踏み遅れが悔やまれた。
見込み通りのレースは見せてくれたが..

それにしてもミナレットとは。
前走は準OPで大敗、ハンデ50kgの伏兵。
ケツから行ったりハナを切ったり脚質も不安定で、
まさか今回この馬が逃げ切るだなんてシナリオは全く描けなかった。
47.0-46.7秒の絶妙ラップを刻んだのはルーキー石川裕紀人。
今季ここまで10勝と奮起する中でつかんだメイン初勝利だった。

○アミカブルナンバーはマーブルカテドラルの進路をついて行く形で4着。
上がりの脚は最速タイだが、それでも圏内に及ばなかったことを考えると、
結果的に鞍上のもっと強力なアシストが必要だったということだろう。
△ウイングドウィールは最後ちょろっと脚を使っているが、
買っていたからこそ目に留まっただけで客観視すると空気。回ってきただけだった。
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>12月7日
◇中京11R チャンピオンズC
■レース結果(netkeiba)
予想エントリ:【予想:チャンピオンズC】◎コパノリッキー中央G1完全制圧で真の王者へ
【投資:1,000円 回収:0円】

■馬券
141207_CKY11

何と恥ずかしい馬券....みっ、見ないで///
ぐりちゃの映像だとスタートが下からの迫力あるアングルだったのだが、
ゲートが開いた瞬間に◎コパノリッキーが映らなかった時点で察した。
週半ばから「登り坂のスタートなのでダッシュがつくかどうか..」という談話はあったが、
結果的にその通りになってしまった。
何とか馬群に取り付いて追走するも、どうにもチグハグ。
3角過ぎから外を回って差を詰めにかかったが、
スローペースであれだけ無駄に脚を使ってしまっては直線でガス欠するのも当然の結果だった。
今回は力負けではないとはいえ、こういう形でキャリアに傷をつけてしまうのも勿体ない。

○インカンテーションは1角でコパノリッキーがバタバタしている巻き添えを食う形で手綱を引くロス。
そのまま回ってくるだけに終わってしまった。
ペースが落ち着いてしまったのが敗因とはいえ、
もとは先行して勝負するタイプなだけに、そこは柔軟に対応したかった。
結果論だが、みやこSで脚質転換に成功したのがアダになってしまったような。

印を入れた馬で唯一まともに競馬をできたのは△ローマンレジェンド
好位から差して見せ場十分の3着だったが、
それでも鞍上は「もうひとつ前の位置を..」と悔やんだくらい先行有利の展開だった。



がっちり2番手マークから抜け出したホッコータルマエ
昨年、圧倒的人気に支持されながらみっともない負け方を喫した悔しさを晴らした。
悲願の中央G1初勝利は、
主戦の幸さんにとってブルーコンコルドで成し得なかった勝利でもある。
ドバイ遠征帰りのダメージはそう簡単に拭えるものではなく、
JBCでの敗戦はいかにもその影響を色濃く感じるものだったが、
わずかに一度叩いただけで劇的に良化を遂げたバイタリティを称えたい。

本当こういうときの馬券を取れないとかバカヤローですわ。

8番人気のナムラビクターが2着。
東海Sで買おうと思ってたのに..やめろよw
本当ナメた気性で、こうして人気を落とすとマジメに走りやがる。
今後も取捨選択に悩まされる一頭であることは間違いない..

ところでホッコータルマエが変わらぬ強さを見せてくれた一方、
ニホンピロアワーズが往年の走りの片鱗すら見せられず馬群に沈むのを見るのは心が痛む。
単勝も33.3倍で単勝12番人気と完全に見切りをつけられた恰好。
さすがにそろそろ潮時..なんだけど名古屋グランプリ(23日)に登録されてますね...
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チャンピオンズCの馬券がオオハズレだったので別のうれしい話をしておく。
ガンバ大阪がJリーグ優勝しました。
05年以来9年ぶり。
2年前にJ2降格の憂き目に遭いながらも、
全力で立て直して復活、いや別のチームとして生まれ変わりました。

■日曜日のニッカン




野球もそう、競馬もそう、サッカーもそう。
応援する気持ちが結果として実を結ぶことなんて簡単に起こるもんじゃない。
むしろ裏切られるのが当然の世界であり、
報われることだけを望んで応援するわけでもない。
だからこそ。簡単ではないからこそ成就したときの喜びというものもひとしお。
本当よくできたバランスだと思います。

喜びを、感動を分けてもらうためには、ひたすら応援し続けること。
それだけを肝に銘じてこれからも楽しんでいきたいですね。

ホッコータルマエの中央G1初制覇も一緒に喜びたかったぜバカヤロー!
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装いも新たに中京1800mで行われるダートのG1。
名前はともかくとして、
フェアなコースで多方面からの参戦が望める距離という舞台設定そのものは、
今後しっかり根付いていってほしいものだ。
また、招待レースではなくなったものの、
米国からインペラティヴが参戦してきたことは朗報と言えるだろう。

◆中京11R チャンピオンズC
◎ コパノリッキー
○ インカンテーション
△ ローマンレジェンド

フェブラリーSを勝った時点ではその実力にまだ疑問符がついたコパノリッキー。
しかしその後も交流G1で2勝2着1回と、
単なる一発屋ではなかったことをこれでもかと見せつけている。
特に前走JBCクラシックでは、
思い切ってハナを切りクリソライト、ワンダーアキュートらを完封。
交流G1専用機にありがちな、
頭数が増えて紛れると脆さを発揮するような器ではなく、
行ってよし控えてよしの自在な脚質で、どんな戦況にも対応できる引き出しが備わっている。
2000mもこなすが、距離が短縮する分には好材料。
中央G1完全制圧で真の王者への道を歩む。

相手筆頭にも4歳馬インカンテーションを挙げたい。一気に世代交代だ。
昨年、挑んだJCダートではさすがに歯が立たず大敗を喫したが、
休養を挟んで今季は絶好調。
みやこSではこれまでのイメージよりも後ろから競馬を進め、外から一気に差し切り勝ち。
あの勝ちっぷりに新境地開拓を見た。

あと1枠は最後まで悩んだがローマンレジェンドに。
過去2年のJCダートではともに上位人気に推されるも完敗。
しかし一昨年は初G1の洗礼、
昨年は良化途上、最内枠で馬群に揉まれる展開で力を出し切れなかった。
それゆえ今回も内枠なら用ナシと見ていたが、12番発進なら気分よくレースができそう。
エルムS以来となるがポン駆け自体は利くので問題ないと判断。

ワンダーアキュートはヒモ候補としては有力だったが、わずかの差で脱落。
4年連続2着とかそんなんありますかね普通。
調教で動いたホッコータルマエは中央G1獲りへのチャンスだが、
やはり前走がドバイ帰りのダメージを感じずにはいられない内容。
完全復調にはもう少し時間がかかると見た。
ニホンピロアワーズは評価急落で心苦しいところだが、やや限界を感じつつある。
ナムラビクターは来年の東海Sで買う予定なので中京でのレース内容を見ておきたい。

馬券はいつも通り◎○の単勝と馬連◎○△BOX、馬単◎→○△。
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◆中山11R ターコイズS
◎ マーブルカテドラル
○ アミカブルナンバー
△ ウイングドウィール

G1では足りないけど機動力抜群でレース上手な馬を狙う舞台。
コスモマーベラスとかウイングレットとかの伝統。

昨年からずっと馬券を買ってきたマーブルカテドラルはまさにそのイメージ。
桜花賞はともかく、オークスや秋華賞は距離が長かったし、
レベル的にもちょっとしんどい部分があったように思う。
適鞍のOP特別で、芙蓉Sを勝っている中山マイル戦なら巻き返さないと。
ここは久々に勝利のチャンス。
春はゲートの失敗にも泣いてきたので、
テン乗り後藤浩輝の腕の見せ所でもある。

アミカブルナンバーは3年連続の出走。
昨年は10着と結果が出なかったが、その前は3着。
条件馬も多く混じっている今回のメンバーでは格上の存在で、
極端に後ろのポジションにならなければ。

ウイングドウィールは母の血が騒ぐ舞台。
外枠を引いてしまったのは残念だが、うまく好位を取れれば。
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ジャスタウェイが有馬記念で引退だそうですね。
すでにトーセンラー、ジェンティルドンナも同じ舞台でのラストランになることが表明されており、
なかなか豪華な顔ぶれになりそうな状況です。
エピファネイアも川田将雅とのコンビで参戦することが決まったそうですし。
ちなみにメイショウマンボやワンアンドオンリー、トゥザワールドあたりも出るらしいですぜ..

さて金鯱賞。
昨年はここを叩いたウインバリアシオンが、
一昨年はオーシャンブルーがここの勝利を足がかりに2着に飛び込んでおり、
有馬記念の裏ルートとしての地位を確立させつつあります。

注目はやはりウインバリアシオン。
宝塚記念後に軽度の屈腱炎で休養し、今回もここがステップレース。
まともならG1級の底力があることはわかっており、
本番へメドの立つ内容を残せるか。
..ところで乗るのは内田博幸じゃなかったの。
気がつけば藤岡康太になってるし、パッションダンスの敗戦処理やらされてるし。

あとは京都大賞典からの連勝を目指すラストインパクト、
有馬記念は無理でも来季への飛躍に期待したいエアソミュールあたりですかね。
順当な結果になりそうです。
ペルーサにK.デザーモというお笑いコンビ、
レッドデイヴィスと松若風馬の師弟愛コンビも。

ステイヤーズSは、こちらも長期休養から帰ってきたスカイディグニティの浮上に期待。
3歳時の有馬記念では5着と善戦しており、
ブライアンズタイム産駒らしい成長力と持久力を発揮した。
天皇賞3着馬ホッコーブレーヴ、好調のクリールカイザーも、
胸を張って有馬記念に行きたいところでしょう。

余談ながらステイヤーズSや葉牡丹賞、アクアマリンSという並びを見るだけで、
年末感がそこはかとなく漂ってきますね。
そしてこの時期といえばJリーグ最終節。
明日はちょっと徳島まで行ってきます。

日曜のチャンピオンズCは王者の風格をまとわせながら観戦したいものだ.....
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やあどうもどうも。忙しいですねえ。

■関西騎手リーディング(11月30日集計)
11月30日


最近のジョッキー関連の話題で言えばユーイチリターンですよね。
G1で2週連続2着。どちらも有力馬とはいえ「取りこぼし」ではないレース。
それ自体は誉められこそすれ責められることではないのだが、
いずれも前走で手綱を取っていた馬にやられるというのがタチが悪い。
特にエピファネイアに関しては、
デビューからほぼ全戦でコンビを組んできただけに..
もちろんジャスタウェイも彼にとっては特別な一頭であろうけれども。

さてリーディング争いに目を移すと、岩田康誠が関西首位の足固めに入った。
マイルCSで見せたイン突きは彼の真骨頂。
全国トップの戸崎圭太との差は「8」、
残り1ヶ月でひっくり返すのは絶望的だが、最後まで勝ち星を伸ばしてきそうだ。

2番手争いは混戦。2位の福永祐一と3位の浜中俊の差は「1」。
浜中は先週のWSJSで0勝ながらも総合優勝に輝いた。
川田将雅はその争いからも脱落する形で4位。
ただしエリザベス女王杯をラキシスで制し、内容面での充実ぶりは見せた。
武豊はこの期間で10勝。
しかしマイルCSのトーセンラーは4着に終わり、今年のJRAでのG1勝ちは絶望的な状況に。
8歳馬ワンダーアキュートが大仕事をやってのけるか....

今年も残り1開催。最後は誰も大きなケガをしませんように....
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11月23日の自転車ひとり旅ログ。

■今回のルート
保津峡〜亀岡ルート

みんなで走るツーリングも楽しいけど、自分で引いたルートをマイペースで進む楽しさもまた捨てがたい。
しかし初コース、なおかつ悪名高い峠を越えるとなるとなかなか不安なもので、
迷って余計に足を使ったりせぬようストリートビューなんかで事前に入念な下調べを済ませておいた。
写真で見る登り坂って何であんなにチョロそうなんだろう。

自宅から桂川沿いを遡上し、嵐山から六丁峠に進入、
保津峡を通り過ぎて神明峠〜府道477号線で亀岡に到着からの、
府道6号線〜733号線から逢坂峠を下って帰宅するコース。
今回の峠は3つ、数え間違えてない。
それにしてもなかなか波乱万丈の旅であった。



とりあえず嵐山は人が多すぎw
紅葉シーズン。

■渡月橋から
写真 2014-11-23 9 39 22

ええやん。

■六丁峠の入り口の鳥居
写真 2014-11-23 9 58 39

ええやん。

いよいよここからが自分との戦い。
相当しんどいとは聞いている六丁峠、
でも距離にしてみれば一瞬。エイヤーで登り切ってしまえば....!と意気込んではみたのだが。

■ご覧のような有様
写真 2014-11-23 10 01 13

いきなりからこれ。
ヘアピンカーブ曲がってから、さらにワンランク上のヤツが待ち構えてる。
あれはもはやカベやった。どうかしてるぜ。写真を撮る精神的余裕すらなかった。

しかしヒルクライムに挑むと、
毎回のように「今までで一番キツい」って思ってしまいますね。

「歴代最強と言われた堀越峠を上回る」
「ここ1年のロングライドでも最も激しい坂」

みたいな。ボジョレー理論。

■JR山陰線 保津峡駅


保津峡の景色を眺めてると、さすがに達成感あったなー。

ここから亀岡市街までの道のりは、水尾〜樒原を通っていくことになります。
京都府民でもあまり耳慣れない地名。
なぜなら神明峠がデデーンと構えるような山村だからだ。

■のどかな景色
写真 2014-11-23 10 40 35




■しかしだんだん険しくなってゆく道のり
写真 2014-11-23 10 51 10

神明峠は傾斜もさることながらジワジワと体力を奪いにかかる仕様。
距離にしてみればそんなに大したことないんだろうけど、
体感的にはずーっと登らされてる感じ。

■神明峠


この標識が見えてからもしばらく登らされた。ぬか喜び。

やがて樒原に着くと巨大なタルが見えてきます。これが登り終了の目印。
ここからは北上しつつも下り坂。勝利の下り坂である。

■477号線は台風の影響で通行止め
写真 2014-11-23 11 21 38

本来ならもう少し短い距離で亀岡に出られるんだけど、
台風の影響で迂回を余儀なくされることに。
まあ事前に教えてもらっていたのでこの程度で動じることはないがな。ふふっ。
ちなみに通行止め期間は2014年11月いっぱいだったそうです。相変わらず持ってない。

■快適な迂回ルート


このへんでちょっと疲れてきたので羊かん補給。はしもとの キズが かいふくした!
嵐山からここまで約2時間。
途中で写真とか撮りまくってたので、普通に走ればもう少し早く行けると思います。
参考までに。

亀岡は20年少し前まで住んでいた街。
あちこち回ると変わった場所、変わらない場所..それぞれだった。

■住んでいた団地
写真 2014-11-23 12 30 33

■通っていた小学校
写真 2014-11-23 12 36 25

小さい頃はすごく遠い場所に感じていたところも、
今こうして改めて同じ道を歩むと、ほんの一瞬でたどり着く。
自転車で5分くらいの距離を、毎日30分くらい一生懸命歩いて登下校していたんだな。

という知らんがな話も交えつつ。

ひと通り、懐かしポイントを巡った後はコンビニで休憩兼昼食。
今回は新ソバとかそういうのはなし。
ローソンで梅おにぎりとLチキ食べました。これはこれでうまいんだよなあ....

このあたりでだいたい60km少々。
ひとヤマ含めた残り30km弱、万が一のガス欠に備えてスニッカーズ(小)を買っておいた。

■京都縦貫道をくぐる
写真 2014-11-23 13 30 48

この日だけ自転車が通ってもアリってことにしてほしかった。

府道6号線もジワジワ系の登りが続く。
ほぼ一本道なので迷うことはありませんが、
これはみんなで走ってると確実に置いていかれるヤツです。
途中で堅田トンネルというものが見えてまいりますので、ここを過ぎると府道733号線との分岐が来ます。

733号線は最初ずっと平坦で快適な道のり。

■細々とした道でした
写真 2014-11-23 14 15 36

あれー逢坂峠は?? このままもう終わっちゃうの??と思っていた矢先にガツンと来ましたけどね。
この最終盤、まさにクライマックス。
ラスボス感たっぷりの中、「敢然と立ち向かう」が脳内BGMとして鳴り響いた。

※敢然と立ち向かう


■終着点
写真 2014-11-23 14 22 49

この標識が見える直前に、
本気で踏まないと押し戻されてしまうくらいの激坂がありました。ほんの少しだけ。

■京都市内を一望


こんな景色にお目にかかれるとは思っていなかったので素直に「うおーっ」て思いましたね。

あとはピヤーッと下って終了、だと思っていたのですが.....

下りの斜度がハンパない。何これ。
全力でブレーキかけてもスピードが殺せない。
しかも道が細いからハンドリングで攻略していくことも不可能。
普通に曲がりきれずにコケましたからね....
ホンマに死ぬかと思った。
怖くて最後ちょっと押して歩いた。
ブレーキ要交換。今のでは勝負にならん。

命からがら坂を下りきると、そこは向日市。
ほどなく丹波街道に出て、下がったテンションが回復しないまま帰宅した。

保津峡や水尾の景色、懐かしい亀岡の町並みと、
色々と心に残るポイントはあったのだが、
最後の下りの恐怖がすべてを上書き保存していった気がしますw
また行きたい、といえば行きたいけど、
ちゃんと装備を整えていかないとまた大変な目に遭いそう。

ダンジョンへ突入する前にしっかり補給すること、
道に迷って消耗しないこと。
しっかり装備を整えていくこと。

ひとりロングライドはRPGに似ている。楽しい。
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結局、ジャパンCの馬券を買ってしまった..。

■馬券
141130_TKY11
【投資:1,000円 回収:1,780円=単勝◎890円×200

8月30日以来の馬券的中(∩´∀`)∩ワーイ

東京9RのキャピタルSを見ていると決着が1:33.6と遅く、
土曜からの雨でだいぶ時計のかかる馬場になっていると判断。
ならば内枠のジェンティルドンナを嫌った勝負ができるな、と。

ユーイチリターンで前進期待のエピファネイアと、
高速決着の菊花賞で沈んだワンアンドオンリーの巻き返しに狙いを絞った。
どちらも時計のかかる馬場で浮上するタイプ。
それに、凱旋門賞でも末脚だけは際立っていたハープスターを加えた3頭で勝負。

結果は◎エピファネイアの圧勝。
逃げ馬の直後で懸命に折り合いをつけると、
手応えばっちりのまま先頭に立ち、
そのまま押し切るどころか後続を突き放しての4馬身差。
昨年の菊花賞以降、不完全燃焼に終わっていたが、
久々にそのポテンシャルを爆発させた。

行きたがるのをギリギリなだめたC.スミヨンの勝利。
ブエナビスタの屈辱をようやく晴らした。
今回も短期免許での来日ではなく、
WSJSへの参戦で得た騎乗機会であり、
まだまだ「問題児」のレッテルを剥がせたわけではない。
..それどころかこの日も重量超過とかやらかしてるし。
しかしそれらの欠落した部分に目をつぶってでも、
馬の力を最大限に発揮させるジョッキーとしてのスキルには卓越したものがある。

デキも最高によかったと思う。
パドック診断なんか素人もいいところなのに、抜群の気配に見えた。
気合いを出しつつ、イレ込まない程度にオブラートに包み込んでの周回。
これならギリギリ折り合えるのでは..と期待が膨らんだ。本当にギリギリだったけど。

菊花賞を圧勝してからは順調に使えず、
大阪杯でキズナに完敗を喫するなどその威光にも陰りが見えつつあったが、
休み明けだった天皇賞を叩いてガラリと一変。
またこれからが楽しみになったし、
直近のところで言えば有馬記念は普通に持って行かれそう。
コーナー6つで息を入れながら番手キープなら他の馬は負かせないよきっと。
せっかくゴールドシップあるでと思ってたのになあw
しかし前述のとおりスミヨンの騎乗は望めるかどうか微妙。
ジャスタウェイが出ないとしたら福永祐一に戻すのか、
あるいは他の外国人騎手へバトンタッチか。
血統的には福永で勝ってナンボの馬だし、きっと福永に戻るんだろうけど、
それでまたチグハグな競馬になったら大炎上不可避。

2着はジャスタウェイ
距離不安、凱旋門賞帰りの仕上りも心配されたが、
ナンバーワンレーティングホースの意地。
予想していて、真っ先にこの馬は消したもんね..有力馬の中では。
馬連が41倍つくのも納得。
完敗とはいえ、この距離で連対できたのは収穫だったはず。
今後の選択肢がまた広がったのでは。
しかし2週連続G1で2着に食い込んで「これだから..」と呆れられる乗り役というのも気の毒やな。

天皇賞馬スピルバーグが3着。確実に強くなってる。
馬群の狭い合間を縫っての追込み。
距離にもメドが立ったし、あとは東京以外のコースでどうか。



あとはひとことずつ。

●4着 ジェンティルドンナ
三連覇を目指した一戦は残念ながら彼女の舞台にはならなかった。
前日からの雨に加え、
サトノシュレンがそこそこのペースで逃げたもんだから脚を削られた。
それでも大きくは崩れていない。
ラストに有馬記念を..という話もあるようだが、さすがにそこは?

●5着 △ハープスター
戦前のコメント通り、「出たなり」ではなく心持ちポジションを取りに行った。
それでも後ろのほうだったけどw
直線では大外から伸びてはいるのだが、
その前に3角過ぎで故障馬と接触する不利があったのが痛恨。
あれがなければもしかしたら..
恐らく年内はこれがラスト。
札幌記念から凱旋門賞、そして帰国後にジャパンCと、
強敵相手に挑む果敢なローテで楽しませてくれました。

●7着 ○ワンアンドオンリー
こちらもハープスターと同様の不利があった。
直線ではそれなりに伸びてはいる。
しかし古馬トップ級を相手にコンスタントに走るにはもうワンランク成長が必要か。

●8着 フェノーメノ
一瞬は「おっ」と思わせる場面も。
ステイゴールド産駒ながら荒れ馬場より高速馬場を得意とする傾向にあるだけに、
条件が合えばまた復活のチャンスはあるかも。

●9着 イスラボニータ
スローならまだしもこのペースでの2400mは適性外。
来年はマイルから2000mに専念ですかね。
そういえばハープスターとも久々の再戦だったけどまた勝てずでしたね。

●17着 サトノシュレン
59.6秒と締まった逃げを打ったことでスリリングなレースになりました。感謝。

余談ながら「ロンジン賞」のジャパンCはカッコよかったですね。
ゲートとか外国のレースみたいでした。
いつもと違う感の演出には十分な役割を果たしてくれたのではないでしょうか。
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