「人生、無事是名馬」

2006年創刊の雑談競馬ブログ。主に毎週のレースや好きな馬・ジョッキーについて。時に野球やドラクエについて熱弁。

2013年12月

おはようございます。今年最後の更新です。
今、これを沖縄へのフライトの最中に書いています。

ウソです自宅の書斎です(・∀・)

今年は家を建てました。
2年前に結婚して、ここまで順調すぎるくらいです。
仕事も、大儲けとまではいきませんが少しずつ結果が出ています。
競馬も節度を守りながら毎週楽しめていますし、
サッカーでも何度か遠征したりと十分にサポ活動できています。
また、自転車でロングライドに出かけたり、フットサルで大会に出場したりと、
何かもう今までの自分では信じられないような世界が広がりました。

こんなん言うたら変なフラグになりそうだけど、
今「これが欲しい」と思うものってほとんど手に入れられた状態なんですよね。
決して何の不自由もないわけではありませんが、
身の丈に合った満足は十分に得られていると実感しています。
一応、若い頃からそれなりに計画性を立てて貯金した成果なんでしょう。

来年は本格的に生活スタイルを一新います。
家計はほぼ自分ひとりの稼ぎで賄う形になります。だいじょうぶでしょうか。
おこづかいは何と野球協定の限度をも下回る前年比33%DOWNです。
でも、長年バリバリ頑張ってきた奥さんがプレッシャーから開放されてうれしいです。
家に帰ればおいしいごはん作って待っててくれるのが一番です。
あとクルマほしいですw

趣味の面では色々と制約がかかってくることでしょうが、
それでも今まで以上に充実した生活を送れる予感がします。

これからも、よき仕事よき家庭よき趣味よき友を大事にしつつアレですね。
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圧倒的1番人気のジャパンCダートで3着に敗れたホッコータルマエが雪辱。
最後の直線はワンダーアキュート、ニホンピロアワーズと3頭の競り合いとなったが、
楽な手応えのまま突き抜けた。
これで今季は、かしわ記念・帝王賞・JBCクラシックに続き統一G1を4勝。
充実のシーズンを快勝で締めくくった。

終わってみれば余裕たっぷりの勝利だったが、
もしここを落としていたら、この秋は南部杯、JCダートに続く「取りこぼし」だったわけで、
ひょっとしたら乗り替わりみたいな話に発展していたかも。
鞍上にとっても負けられないレースだったことだろう。

1着ホッコータルマエ(幸英明騎手)
「本当に嬉しいです。強い競馬ができました。手応えもありましたし、最後まで押し切れると思いました。強かっただけに、前走のジャパンカップダートで負けた悔いが残ります。申し訳ないと思います。馬はどんどん良くなっていますし、4歳で力を付けてきています。来年もホッコータルマエとともに、ダート界を盛り上げたいと思います。」

(西浦調教師)
「前回は負けているので、今日は負けられないレースだと思い臨みました。最後の最後を締めくくるレースに優勝できてホッとしています。亡くなったオーナーに良い報告ができます。ジャパンカップダートを使った後から東京大賞典は視野に入っていましたので、順調に調整ができて、良い結果が出せました。スタートしてからも安心してレースを見ることができました。4コーナーでバランスを崩してヒヤッとする場面もありましたが、何もなくてホッとしました。どこに行っても能力を出せれば良いのですが、これを境に新たなスタートを切って、どんどん強くなってほしいです。来年は、1月の川崎記念からフェブラリーステークス、そして3月のドバイへ向かうスケジュールを考えています。何とか上手くこなしてほしいと思います。」

■【東京大賞典】(大井・GI)〜ホッコータルマエが最後の大一番を制しGI4勝目(ラジニケ)

しかし幸さんのコメントにもあるけど、
これだけサクッと勝っちゃうと余計にJCダートを落としたのが勿体なく思っちゃう。
来年はドバイも見据えてのローテになるけれども、ぜひJRAのG1を取りたい。
何となくフェブラリーSは合わない気もするので、中京の新しいやつを仕留めたい。



ニホンピロアワーズは最後に力尽きたが3着。
休養明け2戦目、しっかりと見せ場は作った。
しかしこれで対ホッコータルマエは4連敗と分が悪くなってきた。
どこかで一矢報いてほしいが..
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まだちょっと早い気もするけど、ブログで振り返る2013年。
今年も色々ありましたねー。

>1月
・ 新しい馬券の買い方スタート、気合いが入る
・ いきなり京都金杯でスマッシュヒット!
・ ノーブルコロネット菜の花賞で盛大にコケ桜花賞へ黄信号
・ ホッコータルマエ東海S3着に(´・ω・`)ショボーン
・ AJCCベリー騎手の制裁について考える

>2月
・ 増長するマスコットキャラのうざさについて書く
・ トライアンフマーチ東京新聞杯3着で馬券を取り逃す
・ アンカツさん引退
・ 京都記念で1ヶ月ぶりに会心の一撃!! 息を吹き返す
・ 戸崎圭太のJRA移籍が決定
・ カレンブラックヒルのフェブラリーS参戦は大失敗に終わる
・ 中山記念、ナカヤマナイト柴田善臣の手綱さばきを絶賛

>3月
・ 須貝厩舎の不調を気遣う
・ 「エイシン」の平井豊光氏が逝去
・ クラウンロゼらマイナー種牡馬の産駒の活躍ぶりが話題に
・ ゴールドシップ阪神大賞典はすんなりと勝って始動
・ 「デカい馬狙い」でファルコンS的中
・ 高松宮記念、ロードカナロア完勝! スプリント王者の風格
・ 武豊が毎日杯を勝って感慨に浸る
・ オルフェーヴル大阪杯で始動、すんなりと快勝

>4月
・ 桜花賞、レッドオーヴァルがアユサンにやられ単勝的中ならず
・ アンタレスS、ニホンピロアワーズでホッコータルマエに挑むも完敗
・ 「ローマン..何やったっけ?」に声出してワロタ
・ 同一重賞連覇について調べてみた
・ ゴールドシップ高速マラソンと化した天皇賞で散る

「1年の計は金杯にあり」って言いますけど、あれウソですよ。
本当、しょっぱなだけいい感じであとは停滞アンド停滞の馬券成績でした。
マイナーな種牡馬の活躍、確かに今年は目立ちました。
その中でもメイショウマンボが出世頭になるとは、この時まだ誰も知らない。
天皇賞のゴールドシップはショックでしたね。
見に行ってたんですけど、レース後すぐ競馬場を後にする怒りの撤退芸。

>5月
・ Wiiでドラクエ3、めっちゃおもしろかった
・ トライアンフマーチ京王杯SC2着、惜しい..これがラストランに
・ サウンドオブハート、ヴィクトリアマイルで故障引退..悲しい
・ ニホンピロアワーズ平安S貫禄勝ち
・ オークスはローブティサージュで穴狙いに行くも玉砕
・ 藤田伸二の「騎手の一分」感想文でアクセス数を稼ぐw
・ 時計の針を巻き戻した武豊
・ 目黒記念で3ヶ月ぶりにスマッシュ決めて息を吹き返す
・ 初めてのヒルクライムで挫折

>6月
・ マイルも極めたロードカナロアをただただ称える
・ 阪神の優勝争い、違反統一球について語る
・ ゴールドシップ宝塚記念優勝で超すっきりする
・ 帝王賞ホッコータルマエが強敵破る

>7月
・ 炎天下のもと、自転車で大阪→嵐山でくたくたに
・ その間にプロキオンSで1着3着ひどい話である
・ JDDクリソライト圧勝! これは古馬との対戦も楽しみやで
・ ハープスターとの出会い
・ 幸さんがJRA通算1,000勝を達成
・ 馬券を買わなくなる
・ 引越し

>8月
・ ジューダの消息をつかむ
・ ゴールドシップの秋天回避が決定し賛否両論
・ ハープスター新潟2歳S圧勝! ええの獲ったわ!
・ 東京ドーム「マートンの捕球、そしてノウミサンの怒り」

藤田騎手の本の感想文、だいぶ検索キーワードにも引っ掛かってアクセスされましたね。
あんまり大したこと書いてなかったけどw
その内容を象徴するようだった日本ダービーは印象に残りましたねえ。
今年どんな1年だったかと言われると、あのダービーの熱狂がまず思い出されるような。
そして宝塚記念。
今年のゴールドシップは悔しい思いが重なりましたが、
このレースだけは本当にうれしかった。内田博幸とのコンビ最高や!と心底思いました。
プライベートな話では、家が完成して引越しなんかもあってバタバタした時期。
夏シーズンということもあって馬券はしばらく休業しました。
そんな中、ハープスターが新しい楽しみを提供してくれました。

>9月
・ トウカイテイオーを偲ぶ
・ ドラマ「孤独のグルメ」を絶賛
・ オルフェーヴルもキズナも勝ったー!!
・ ブログ10年目突入
・ シリウスSケイアイレオーネで幸さん骨折しながら今年も重賞勝ち
・ スプリンターズSも落とさないロードカナロア最高や

>10月
・ ゴールドシップ京都大賞典でまさかの撃沈
・ 凱旋門賞はオルフェーヴル残念ながら2着、トレヴ強すぎんよー
・ 朝日杯阪神へ移設、JCダート終了のお知らせ
・ はしもとキャンプへ行く
・ 阪神あっさりCS敗退
・ ブラジルCで3ヶ月ぶりに馬券戦線復帰、華麗に1着3着
・ 菊花賞エピファネイア福永祐一よかおめ
・ スワンSマジンプロスパーの失速にがっかり....

>11月
・ ガンバ大阪のJ1復帰が決定
・ アルテミスSで久々にいい馬券げっと
・ キズナ有馬記念参戦表明でwktk!!
・ 9日の京都競馬が豪華番組すぎて朝から駆けつけた
・ 武蔵野S、ハナ差でベストウォーリア3着..もうええわ..
・ ゴールドシップJC大敗で魂が抜き取られる

>12月
・ JCダート、幸さんのダンスにドン引き....
・ 阪神JF、ハナ差で3連単を取り逃し魂を抜き取られる
・ ロードカナロア香港で有終の美、来年からモテモテ不可避
・ バンドワゴンとは何者なのか
・ 年末五番勝負で馬券を買いまくるが撃沈w
・ 有馬記念でオルフェーヴルに役者の違いを見せつけられ唖然....

秋はやっぱり凱旋門賞ですかねえ。
今年こそは今年こそはだったのですが、あんなチート牝馬がおったら無理ですわ。
同じ日にゴールドシップが京都大賞典で負けたもんだからすごい打ちひしがれた。
ゴールドシップ関連ではJCでも有馬記念でもガツンとやられた。
他にもホッコータルマエが訳のわからん負け方をしたり、
ハープスターがハナ差で負けたりと色々グギギな思いが重なる時期でしたねw



僕もゴールドシップも悔しい思いが重なった1年でした。
来年は絶対にやり返してやろう!
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今年も敗戦の弁を述べるコーナーがやってきました。
「楽しめたからOK」とか「趣味の範囲内だし」とか言うのやめたい。

■2013年 馬券成績まとめ
投資:102,000円
回収:067,830円
収支:-34,170円
回収率:66.5%

はいありがとうございました。
ご存知の通り、長年のスタイルだった単複中心から馬連へ切り替え、
ツボにハマった時の回収金額の上積みを見込みたかったのですが、
残念ながらなかなかツボにハマることがありませんでした。

■数少ないツボにハマった馬券
01月05日:京都金杯....回収08,600円
02月10日:京都記念....回収09,520円
05月26日:目黒記念....回収11,120円
11月02日:アルテミスS......回収06,970円

たったの4回。これじゃあ勝てませんわ。(声:有田修三さん)
結局のところ「軸馬を据えてちょっと薄めのところに流して好配当狙い」という技が、
僕にとって高度すぎたことがよーくわかりました。
特に軸馬を選ぶセンスね。

そういうの無理ってだいぶわかってきたので、
12月は3連複6頭BOXのお試し期間にしてみたんだけど、これまた難しいねw
とりあえず来季はこれで始めてみようと思ってるけど。

なかなかいい思い出は作れなかったですけど、
複勝時代の「当たった! → ふーん、で?」な感覚から脱却し、
的中した時の大きな喜びを味わえたのはよかったと思っています。
それでいて、回収率は例年に比べても大きく落ち込むこともなかったし。

来年こそは。(10年連続10回目くらい)
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(二)ロードカナロア .342 12 55
(右)メイショウマンボ .277 8 41
(遊)キズナ .314 19 83
(左)オルフェーヴル .294 32 86
(中)ジェンティルドンナ .331 20 76
(一)ゴールドシップ .282 16 65
(三)ジャスタウェイ .273 11 43
(捕)ホッコータルマエ .305 9 50
(投)エピファネイア 10勝8敗 2.85

控え:フェノーメノ、トーセンラー、エイシンフラッシュ、ベルシャザール、アユサン、グレープブランデー、ロゴタイプ、ニホンピロアワーズ、デニムアンドルビー、エスポワールシチー、メーデイア、ワンダーアキュート、トウケイヘイロー、ダノンシャーク、ダノンバラード、アジアエクスプレス、レッドリヴェール、ハープスター



核弾頭ロードカナロアは歴代最強クラス。
主砲オルフェーヴルともども、今季限りでの引退が名残惜しい。
となると来季はジェンティルドンナに期待がかかるが、
フル出場が望めるタイプではないので四番の座は荷が重いか。
となると必然的にキズナのさらなる飛躍を待つことに。ここ育成失敗すると痛い。

チャンスでの凡退が目立ったゴールドシップは六番に降格。
いつまでも過去の貢献に免じて応援してくれるほどファンは優しくない。

エピファネイア投手も15勝くらい目指してほしい。

一番と四番が抜ける来シーズン。
新しい力の台頭を待つ。
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>12月21日
◇阪神11R ラジオNIKKEI杯2歳S
■レース結果(netkeiba)
予想エントリ:【予想:ラジオNIKKEI杯2歳S】ネタでは終わらぬモンドシャルナ
【投資:2,000円 回収:0円】

■馬券
131223_HSN11

ボックスの6頭目をどうするか悩んだ結果、
ワンアンドオンリーではなくビップレボルシオンを選択したのが私です。

東スポ杯6着からの前進。
確かにサトノアラジンらとは差のない競馬だったけれども、
重賞で勝ち切るにはちょっとしんどい印象。
それをグイッとひと押ししたのは、やはりルメールの手綱ということになるのかな。
ハーツクライ産駒を2014クラシックへと導く殊勲の勝利。
数多くの外国人騎手が日本にやってくる時代だが、
それでも「父子で重賞勝ち」を成し遂げられるのは、ミルコとこの人くらい。

有力馬がスムーズさを欠いたこと、時計のかかる馬場だったことなど、
いくらかは割り引いて考えなければならない部分もあるが、
それでも来年が楽しみな一頭が現れたことは間違いない。

2着の☆アズマシャトル、この馬いいわー。
しれっと皐月賞でも馬券になってそうな渋さがある。
賞金加算には成功。もう少しどこかで頑張れば日本ダービーまで行ける。

☆サトノアラジンは最後は来てるけど、いろいろと注文がつくなあ。
一般的な評価ほど強いと思っていないので、別にもどかしくはない。
逆に☆モンドシャルナはちょっとショックというか。
じっくり運んで最後ズドンと来る予定が..本当、見る目ない..

荒れ馬場こなしそうな☆デリッツァリモーネがあっさりギブアップするなど、
ちょっとよくわからない部分も多いレースだった。



少し寂しい話だが、阪神で行われるラジニケ杯はこれが最後。
古くは「ラジたん」の愛称で親しまれ、
そのかわいい語感に似合わずスーパースターを次々と輩出する暮れの名物レースだった。
やはり今でも思い出すのはアグネスタキオンですかね..



テイエムオペラオーの独裁政権にうんざりしつつあった高校3年の冬。
新しい時代の訪れを確信させる一筋の光、それはもう眩しいものでした。

来年からは「ラジオNIKKEI杯京都2歳S」として、舞台と時期を移すことになる。
11月最終週京都の土曜なら、観戦にも訪れやすい条件。
次の名物レースは、できるだけ現地で見守りたいものです。
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>12月22日
◇中山7R ホープフルS
■レース結果(netkeiba)
予想エントリ:【予想:ホープフルS】素質馬クラリティシチーに伏兵を絡め好配当狙う
【投資:2,000円 回収:2,990円

■馬券
131222_NKY07


印を入れておいてアレだが、☆エアアンセムの快走にはビックリした。
うまく内を抜けてきたとはいえ、
人気のベルキャニオン、クラリティシチーを楽に封じるほどの力があるとは。
それにしても祖母にエアデジャヴーがいる良血でありながら、
デビュー戦から続いて単勝8番人気で穴を開けまくっているのが面白い。

☆クラリティシチーはまた3着。
ジョッキーもやりきった感を出していて、もうこんなもんなの?って印象。
確かに今回は外を回ったとはいえ脚を余した風にも見えなかったしなあ..
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>12月23日
◇中山11R フェアウェルS
■レース結果(netkeiba)
予想エントリ:【予想:フェアウェルS】タフな馬場でベテランの奮起に期待
【投資:2,000円 回収:0円】

■馬券
131223_NKY11


時計速いし上がりも速いし、思ってたのと全然違うw
☆ジェベルムーサはまだしもワイルドフラッパーに来られた時点で読み違え。
とはいえ勝ち馬はなかなか見栄えのする内容。
これで過剰人気するとちょっと心配だが、重賞への再挑戦が早く見たいところ。

☆コパノリッキーは4角までいい感じだったがそこから失速。
次あたり上向いてきてほしいところだが。
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>12月23日
◇阪神11R 阪神カップ
■レース結果(netkeiba)
予想エントリ:【予想:阪神カップ】今年も差し馬たち逆襲の舞台
【投資:2,000円 回収:0円】

■馬券
131223_HSN11

外差し大前提で予想を組み立てたら、まさかの行った行ったですよ....
コパノリチャードがハナに立つことすらできず、
レースを引っ張ったのはリアルインパクト
これが前半3Fを34.9秒で入るスローペースを作った。
馬場差も多少はあるとはいえ、例年の基準からコンマ5秒から1秒近く遅い流れ。
完全にしてやられました。そのまま逃げ切り。
2着は今年も☆ガルボ。忠実に激走パターンを守った。
このペースで道中で息が入った分、クラレントは最後ひと伸び。
スローペースなら率先して買える駒であることは改めて分かった。

☆サンカルロは不向きな展開ながら、見せ場を作る4着。
枠が外か、もう少し流れていたらもっと際どいところまで来られたはず。
ロジユニヴァース世代の生き残り、2014年も阪神千四で輝きを放つ。

あとはちょろっと。

■5着 ラトルスネーク
案の定、出遅れ後方からイン詰まり。この枠じゃどうしようもないね..
人気が落ちるまでは消し続けていいんじゃないかという気がしてきた。
もしくはこの馬が出るレースは買わないw

■7着 ☆ダイワマッジョーレ
崩れるとすれば乱ペースに巻き込まれた時かなと思いきや、
道中スムーズに進められた割には伸びず。
ジョッキーは馬場を気にしていたとのことだが..ちょっと原因不明。

■8着 ☆サダムパテック
ちょい出負けが響いた感じ。スパッと切れるわけでもないのでペースも向かず。

■9着 ☆スギノエンデバー
まずまずスムーズに運べていた。前が止まればという形まで持ち込めたが..
ただ本質的には千二ベストなのは確か。

■10着 コパノリチャード
行き脚がつかず3番手に控える形。
馬場を気にしたとのことだが、コンディションもイマイチだったか。
マークの緩む外回りコースの方が合いそう。

■12着 ☆マジンプロスパー
不可解だったのはこの馬。いつでも動ける位置を取れていたのに..

来年は有馬記念の「前日」に開催されることになるので、そこまでアツくならずに済みそうですw
でも、このファイナル3日間開催もいい感じに定着しそうな予感はありますけどね。
もちろん暦に左右される時点で難しい部分もありますけど。
「有馬の翌日も競馬とか..」とボヤく気持ちもわからんではないですが、
変化は受け入れつつ最善の楽しみ方を見出しましょうというスタンスでこれからも行きましょう。
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>12月22日
◇中山10R 有馬記念
■レース結果(netkeiba)
予想エントリ:【予想:有馬記念】ゴールドシップの復活とヒモ荒れを願って....
【投資:2,000円 回収:0円】

■馬券
131222_NKY10

一陣の風が、すべてを吹き飛ばしていくかのようだった。
オルフェーヴルの豪快なマクリ、そして独壇場となった直線。
凱旋門賞で2年続けて2着に入る、世界トップレベルの何たるかをまざまざと魅せつけられた。
この馬が取りこぼすことで好配当を得てやろうと少しでも企んでいたのが恥ずかしく感じるほど。
まったく付け入るスキを与えることすらなかった。

しかし、思うに最後まで「何かやらかすんじゃないか」と、
心配させたりちょっと悪い期待をさせたりする危なっかしさこそが、
この馬の魅力だったんだなと改めて認識させられた。
紆余曲折を経て、積み重ねたキャリアはめでたく21戦12勝でフィニッシュ。

個人的には馬券でいい思いをさせてくれたのは3歳時の有馬記念くらいで、
それ以外はそこまでリンクすることはなかった。
三冠ロードも完全に後追い。
4歳春のゴタゴタの際には随分と印象を悪くしたにもかかわらず、
凱旋門賞に臨む時には必死で応援するなど、
ちょっと都合のいい見方ばかりしていた気がする。

これほどまでに美しく最後を飾ってくれたおかげで、快く戦場を送り出せたのは救い。
インタビューで感情を露わにしていた池添謙一の最後の演説も、
実に堂々たるもので素直に耳を傾けることができた。素晴らしかった。
※引退式の吉田俊介代表のハラハラするスピーチに比べればよっぽど..

産駒のデビューがこんなに待ち遠しい引退というのも、ディープインパクト以来のような気がする。
圧倒的な能力と、一筋縄ではいかない気性を受け継いだ仔をたくさん出して、
どうか長生きしてくださいね。



しばらく時間が経ったからこそ、
素直にオルフェーヴルの門出を祝うことができるが、
レース直後はショックが大きくてそれどころではなかった。
ゴールドシップ、完敗――
同じステイ×マック配合の先輩と、最初で最後となる直接対決。
この中山が舞台なら、
互角に、いやあわよくばそれ以上の結果がと期待したものだったが、
現実はそう甘いものではなかった。

やや出負け気味のスタートながら、
流れに乗り遅れまいとムーアが激しく手綱を押し、
1周目ホームストレッチでは後方4番手と好ポジションを確保。
しかし、2周目3角で押し上げていきたいところで、
外から一気にオルフェーヴルにマクられた時点で勝負あり。
懸命に食い下がろうとしたが、
同じく後ろからチャンスをうかがっていたウインバリアシオンにも先着を許し、
悔しい3着での入線となった。

全く見せ場がなかったわけではない。
何もできなかったジャパンCに比べれば、随分と復調したとは思う。
だからこそ、これだけの差を付けられた事実が重くのしかかる。
これほどまでの差があったのか、と。

戦場に残されることへの虚無感。
ただでさえ、この先がどうなるのかわからないのに、
どれだけ頑張っても到底かなわない存在がいる事実を突きつけられ、
しかもその相手とはもう二度と戦うことができないという..
一体どうすればいいのだろう。
まさかの3連敗で幕を閉じた4歳秋。出口は見つかるのだろうか。

「今はゆっくり休ませてやりたい」という須貝調教師と、思いは同じである。



馬券はウインバリアシオンが拾えず保険すら引っかからず。
ルルーシュが60.8秒なんかで飛ばした時点で破綻してました。
4角先頭で最後まで見せ場を作ったカレンミロティックは立派。
来年はG1の常連になるんじゃないですかね。
ダノンバラードはこの展開だとバテるのは仕方ない。
勝ち馬と一緒に上がっていったヴェルデグリーンはまだ力不足。

ハッピーエンドと重い現実。
両方の余韻を残す、忘れられない有馬記念になりました。
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◆中山11R フェアウェルS
☆ クリールパッション
☆ ナイトフッド
☆ ジェベルムーサ
☆ コパノリッキー
☆ ドコフクカゼ
☆ ボレアス

昇級組で人気を集める馬が何頭かいるが、
OPで揉まれてきているベテランたちの奮起に期待しながらのBOX買い。

とはいえまず名前を挙げたいのはコパノリッキー
3歳世代のダート最強クラスの一頭であることは間違いなく、
骨折明けの前走を叩いて実績ある千八なら変わり身を見せなければならない。

1番人気になりそうなジェベルムーサも3歳馬。
550kgの超大型で、中山や福島のような小回りコースをマクる形が板についてきた。
水分を含んでいるとはいえ冬場のタフな馬場でパワーが活きるはずだ。

あとはチョロっと差してくるベテラン勢を警戒。
昨年ホッコータルマエを破った相沢厩舎のクリールパッション
重賞でもそう差のない競馬をしているナイトフッドに、
2走前がゴールスキーとタイム差なしのボレアス
上がりがかかる展開になれば台頭してくれることだろう。
あとは同じく我慢比べに強そうなドコフクカゼまで。



ワイルドフラッパーは前走が圧巻も条件がまるで違うので軽視でOK。
ここでも走るようなら来年の牝馬交流重賞はこの馬のものになるかもしれない。
同じくロイヤルクレストも速い上がりで結果を残しており、ペースも厳しくなりそう。
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◆阪神11R 阪神カップ
☆ ダイワマッジョーレ
☆ サンカルロ
☆ サダムパテック
☆ ガルボ
☆ スギノエンデバー
☆ マジンプロスパー

阪神カップは日ごろ苦戦を強いられている、
短距離の差し馬がここぞとばかりに猛威を振るう舞台。
高速馬場、スローペースの速い上がりの決着では太刀打ちできない歯がゆさを、
一気に晴らしてしまうためのレースである。

サンカルロなどはまさにその典型例。
他力本願の追い込みタイプで、上がりが速くなるとまず間に合わないが、
前が崩れる展開になれば俄然その存在感は増す。
今季はここまで一度も馬券圏内に入れないままだが戦況に恵まれなかっただけ。
3連覇を達成しても何ら不思議はない。

過去の実績でいえばガルボも要警戒。
こちらは差し馬というわけではないが、
G1マイルCSで完敗を喫した後ここで巻き返すのが仕様となっている。
さすがに2年連続ワンツーというのは考えづらいが、
少なくともどちらかは圏内を確保してくれるんじゃないか。

前述のような差し有利の傾向だけあって、枠順的には外が断然有利。
それだけでも人気薄のスギノエンデバーを拾う価値はある。
京阪杯ではラチ沿いを立ち回って3着だったが、
本来はじっくり構えて前崩れを願うのがパターン。
幸さんはプレミアムボックスに乗るつもりで何も考えず外差しに徹してくれればOK。
あとは同じく外枠のマジンプロスパー
スワンSが絶好の展開から失速しガッカリだったが、引き続きピンク帽子で巻き返しを。

サダムパテックのマイルCSはちょっとキレ負けの印象。
それでも大きく負けてはいないし、最後はジリジリ伸びていた。
この秋は悪くない競馬ができている。57kgでG2、そこまで上がりが速くならなければ圏内へ。
最後は1番人気のダイワマッジョーレ
スロー専ということもなく、小柄な馬体ながら坂もこなす万能戦士で、
よほどのことがない限りは無難にまとめてきそうだが、
内枠だと序盤から競り込まれて厳しい競馬を強いられるのが例年のパターン。
プレッシャーにどこまで耐えられるか。



ラトルスネークは折り合いに気を使わなくて済む一方、
最内枠から外に出して..ではさすがに間に合うまい。
たぶんバルザローナくんには無理w
ニンジャは外枠ならたぶん印を入れてた。ルメールだし不気味なんだけどね..
人気を落としてるクラレント、これは道中で息の入る展開の方が合うのでパス。

スローの逃げで結果を出してきたコパノリチャード、
これが残る展開になったら全てが水泡に帰すことになる。
前半600mで35秒みたいなぬるい逃げは許さん。

この6頭で3連複BOX。ほとんどが万馬券です。
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年末五番勝負、今日はここと有馬記念。
ホープフルSとか買うの初めてかもしれない。

◆中山7R ホープフルS
☆ エアアンセム
☆ アグネスドリーム
☆ ベルキャニオン
☆ シャンパーニュ
☆ マイネグレヴィル
☆ クラリティシチー

ラジニケ杯ほどではなくとも、
東西からクラシック候補を生み出してきたレース。
中山2000mと聞くと、どうしても器用さが求められるイメージがあるが、
たぶん後ろからでもチカラが足りれば間に合う。

クラリティシチーは新潟の新馬勝ちが印象的だった。
その後は前が詰まったり出遅れたりで3着が続いているが、
いつ2勝目を挙げても不思議のない素質馬である。
レース運びが上手なわけではないので、大外枠はむしろハマりそうな気がしている。

1番人気はベルキャニオンか。
急に単勝オッズが1点台に突入したと思ったら、
何と1000万円の大口が入ったとか何とか。
ディープインパクト産駒でもクロウキャニオンの仔はパワーにも優れ、
全兄カミノタサハラが弥生賞を勝っていることからもコースは問題なくこなしそうである。

あとはちょっと人気薄っぽいところを絡める。
シンボリクリスエス産駒でエアシェイディの甥っ子エアアンセムは中山向きそう。
アグネスドリームは単騎逃げに持ち込めれば。
チチカステナンゴ産駒のシャンパーニュも中山ならキレ負けの心配がない分、
案外と食い下がれるのでは。豊富なキャリアは馬鹿にできない。

マイネグレヴィルは2歳女王と互角に渡り合った経歴の主。
東京で負けてここで巻き返すイメージは容易に想像がつく。
何年か前にもマイネルの牝馬で好位から粘った馬いたよね。

トレクァルティスタの初戦は勝ったものの印象薄。間隔が開いたのも気に入らない。
ウインマーレライは前走で底が割れた感。距離延長もどうか..
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最大で670倍つく組合せを懐に潜ませての有馬記念であるw
ゴールドシップの復活、オルフェーヴルとの名勝負、
そして可能なことなら大万馬券と、
色々なものを追いかけるグランプリ。

◆中山10R 有馬記念
☆ ダノンバラード
☆ ヴェルデグリーン
☆ カレンミロティック
☆ オルフェーヴル
☆ アドマイヤラクティ
☆ ゴールドシップ

てめえはゴールドシップ1着固定の馬券でも買ってろよと言われそうだが、
さすがに今回は半信半疑。
いい具合にパワーを要しそうな馬場なので、
ここで復調の兆しが見られないようではちょっと厳しいことになる。
何としても頑張ってもらいたい。

とはいえ戦況はオルフェーヴル断然。
道中はこれを意識しながらの競馬になることは間違いなく、
強力な先行馬も不在とあっては10年や11年のようなスローからの瞬発力勝負になりそう。

3番手以降はそのへんを強く意識して選んでみた。

まずはアドマイヤラクティ
エイシンフラッシュの回避で、とうとう単勝3番人気にまで押し上げられてしまった。
G3を1つ勝っただけの実績にしては随分と買われている印象があるが、
思えば4着だったジャパンCも単勝4番人気。
もうそこまで格負けする器ではないのかもしれない。

あとは内枠の3頭。
1番ダノンバラードはわかりやすい東京大敗→中山で巻き返しのパターン狙い。
位置取りが後ろになったら終了なので、
好枠を活かした積極策を取りたいところ。1周目4角までが勝負。
もしかしたらオルフェーヴルのラビット役を仰せつかっているかも。そのまま逃げてしまえ。
その隣のヴェルデグリーンはオールカマーの脚が忘れられない。
大外を回って33.6秒で突き抜けた芸当は並の馬にはできないもの。

最後の1頭はウインバリアシオンと迷ったんだけどカレンミロティックにした。
前で立ち回れる機動力と、
暮れの中京みたいにパワーのいる馬場でも持ち味を発揮できる適性を買っての判断。
ウインバリアシオンは長期休養明けでいきなり動けたが、
そもそもコーナー6つの回るコースはあんまり得意じゃない気がする。
それにG1でキレ勝負というのもちょっと劣勢な気がして。



ルルーシュ、ナカヤマナイトらも押さえておいてもいい実績馬だが、
有馬記念で穴を開けている馬はだいたい初参戦で一発かましている傾向にあり、
昨年ダメだったこの2頭は今年もスルーでよさそう。
過去2回走って結果が出ていないトーセンジョーダンもしかり。
3着が2回のトゥザグローリーもさすがに力の衰えは否めず....
地味にラブリーデイがそのトゥザグローリーの1回めの3着当時に雰囲気が似ている気がするけど、
気のせいにしておこうと思っている....

あわよくばオルフェーヴルがやらかしてくれれば好配当..を願いつつ、
ゴールドシップとの最初で最後の勝負が見応えのあるものになってほしいというのが第一。
そのためにもゴールドシップはしっかり走ってほしい。

とにかく、いい有馬記念になりますように。

■自作自演の復活劇へ


勝ってほしい、というよりは「目を覚ませ!」って感じ。
全力を出し切っての敗戦ならば甘んじて受け入れよう。
もうジャパンCみたいな喪失感は味わいたくないんだ。
それはお前も同じだろう?
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今年の馬券もいつも通りの回収率に収束しそうなところだが、
最後に「泣きの1万円」をPATに投入してきた。
有馬記念ウィークのファイナル3日間開催。
これを軍資金に最後の五番勝負を楽しむ。

◆阪神11R ラジオNIKKEI杯2歳S
☆ シンガン
☆ サトノアラジン
☆ デリッツァリモーネ
☆ モンドシャルナ
☆ アズマシャトル
☆ ビップレボルシオン

その第一弾がラジニケ杯。阪神では最後の開催である。
上位に抜けた人気馬が居座り、
なかなか配当面での妙味は期待できない年も多いものだが、
今年はいい具合に混戦模様で狙いが立ちそう。

冬の阪神開催らしく、ギュンギュンに速い上がりが求められるわけではない。
数字だけで言えば、上がり3Fを34秒台後半から35秒台前半でまとめられればOK。
それでも数多くのクラシックホースを輩出してきた出世レースだけに、
そう簡単に上位に食い込める、ぬるいレースではない。



モンドシャルナは本物なんじゃないか。
ウインドインハーヘアの評判倒れパターンはもういい加減にしてよと思いつつ、
新馬戦で見た、あのフットワークはまさにディープインパクトを想起させるもの。弾んでた。
ならば本領発揮は高速馬場かと見せかけて、
父ネオユニヴァースといえば初年度産駒から、
ロジユニヴァース→ヴィクトワールピサと過去2頭の勝ち馬を産んでいる得意の条件。
単なるネタ馬では終わらない予感を、ここで確信に変えてもらおう。

配当面を考えると、サトノアラジンにはご遠慮頂きたいところ。
東スポ杯は休み明けだったことを差し引いても案外で、
コース的にもコーナー4つの舞台は減点材料ではないかと。
もちろん評判通りに来られても仕方ないけど、あくまで押さえ程度の感覚。

一角崩しに期待したいのはシンガンアズマシャトル
シンガンはゲートが改善してきて、前走で初勝利。
その楽勝ぶりも目を引くものだったが、それ以上に前々走の追い込みが印象的であった。
アズマシャトルの新馬戦も外を回って決め手の違いを見せる完勝。
距離は初めてだが、血統的にはこなせそう。
ゼンノロブロイに母母はプラダマンテ。スティルインラブの甥っ子である。

あとは粘り込みがありそうなデリッツァリモーネ
そして新馬戦がえらく派手な内容だったビップレボルシオン
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王将の社長が銃撃されたというニュースに輪をかけるかのごとく、
衝撃的なニュースが飛び込んできた。
エイシンフラッシュが追い切り後に脚を傷め、
まさかの出走回避となってしまった。
昨日のエントリで「ジャパンCも有馬記念も4年連続」と書いた矢先のアクシデント。
残念ながらこのまま現役を引退、種牡馬入りすることとなったが、
どうやら大事には至らなかったのが不幸中の幸いである。
長い間お疲れ様でした。

■有馬記念 出馬表
01.☆ダノンバラード/57川田
02.☆ヴェルデグリーン/57田辺
03....カレンミロティック/57戸崎
04.☆ウインバリアシオン/57岩田
05....デスペラード/57横山典
06.☆オルフェーヴル/57池添
07....タマモベストプレイ/55和田
08....ラブリーデイ/55蛯名
09....ルルーシュ/57福永
10.☆アドマイヤラクティ/57ウィリアムズ
11....ラブイズブーシェ/57武豊
12....テイエムイナズマ/55M.デムーロ
13....トゥザグローリー/57ルメール
14.☆ゴールドシップ/57ムーア
15....ナカヤマナイト/57柴田善
16....トーセンジョーダン/57内田博


大サービスで現時点の印も入れておいたぞ。
狙ってみたいなーと思っていた馬がこぞって内枠をゲット。
最終的な取捨選択はギリギリまで悩みたい。

オルフェーヴルは偶数内枠と理想的なところに入ったんじゃないですか。
壁を作りながら折り合い専念という形になるんだろうけど、
あとは外へ持ち出すタイミングさえ失わなければ。
そしてゴールドシップは14番。最近よく当たるオレンジ帽である。
皐月賞・有馬記念を勝った縁起のいい色だったのだが、
前走でそれも途切れてしまった感じ。まあそれはいいでしょう。
どうせ後ろから..といつもなら思うところだけどムーアならどう乗るかわからない。

馬券は一部ウインズで明日から発売開始。いよいよである。
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1年の総決算である有馬記念も、
いわゆる最強メンバーが集結することはなくなってしまった。
有力厩舎、大規模クラブに強い馬が集まるようになり、
どうしても使い分けを余儀なくされるのがその最たる原因だろう。
ジェンティルドンナとオルフェーヴル、
ゴールドシップとジャスタウェイが、
この秋に一度も直接ぶつかることがなかったというのが、一番わかりやすい例。

もっともそれは有馬記念に限った話ではなく、
この秋は天皇賞もジャパンCも、どことなく物足りなさを感じる顔ぶれだった。
凱旋門賞という選択肢があったことは、
日本競馬全体のことを考えると喜ばしい話ではあるのだが....
何とも皮肉な話である。

本当なら3歳の主力キズナ、エピファネイアもここに参戦し、
オルフェーヴルのラストランを盛り上げてくれるはずだったのだが、
いずれもコンディションが整わず回避。
ならば、同じ「ステイ×マック配合」の後輩ゴールドシップが、
最初で最後の勝負を挑むはずだったのだが、
ジャパンCで15着とまさかの大敗を喫し、ちょっとそれどころではない様子。

それでも全力で楽しみたい有馬記念である。

■オルフェーヴル引退戦 勝てば21戦12勝で現役生活終了
オルフェーヴルも見納めである。
最初から最後まで色々あったが、タイミング的にもちょうどいい引き際。
勝てば21戦12勝、
つまり祖父メジロマックイーンと全く同じ数字を残しての引退となる。
何とも素敵な偶然である。ちなみに父ステイゴールドは50戦7勝な。
三冠馬の先輩ナリタブライアンも21戦12勝。

引退戦を勝利で締めくくる難しさ、凱旋門賞遠征以来となるローテーションなど、
忍び寄る不安要素を押しのけて、最後を飾れるか。

■ゴールドシップ復活へ 中山コースと名手の腕に託す
苦戦を予感したジャパンCではあったが、まさかの15着大敗。
ゴール前ではテレビ中継のカメラからもフレームアウトしてしまうほど。
どうしたというのだゴールドシップ。

陣営は前走後すぐさま鞍上の交代を断行。
英国の名手ライアン・ムーアに有馬記念での手綱を託すことに決めた。
さらに最終追い切りではブリンカーを着用するなど、
本来の闘志を呼び覚ますべく様々な工夫を凝らしている。

パワー馬場なら滅法強いタイプだけに、暮れの中山は巻き返すには絶好の舞台。
逆にここでも結果が出ないようであれば、事態はますます深刻なことに。
オルフェーヴルとの最初で最後の対戦は心待ちにしていたのだが、
復調に気を配らなければならないのは何とも残念なことだ....

■こちらもラストランのエイシンフラッシュ 最後にもう一度輝くか
2010年の日本ダービー馬エイシンフラッシュもこれを最後に引退する。
ハマったときの末脚は鮮烈で、
そして何よりも絵に描いたようなグッドルッキングホース。
勝った時に好配当をもたらしてくれる激走力もあいまって、ファンの多い馬だった。
冒頭に書いた通り、有力馬のG1使い分けが主流になる中、
ジャパンC・有馬記念ともに4年連続の出走である。えらい。

■オルフェーヴルを見送る同期生たち
三冠ロードでは脇役に甘んじたメンバーが、
オルフェーヴルの見送りがてら一角崩しを狙う。
ナカヤマナイト、ダノンバラードそしてウインバリアシオン。
このところトーセンラーやベルシャザールがG1を勝って、活気ある世代でもある。
エイシンフラッシュやゴールドシップが信頼を置ききれない状態だけに、
台頭の可能性は十分にありそうだ。



本来ならゴールドシップの連覇を願って全力応援だけしていればいいのだが、
状況が状況だけに半信半疑でいる。
なので楽しみはどちらかといえば「馬券を取りたい」という方面にシフト。
もちろん、この馬の馬券も持つつもりではいるけれど、
しっかり勝負の行方を検討した上で決戦の日を待ちたい。そんな気分。
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■ひいらぎ賞


G1朝日杯FSをも上回る時計でスイスイと逃げ切り、2勝目を挙げたミッキーアイル
未勝利戦の超抜時計も含め、
「影の2歳王者」の称号でも与えたくなる活躍ぶりだが、この馬の将来は果たして。

一般的なディープインパクト産駒のイメージとは違って、
テンから凄く行きっぷりがよく、気がつけば先行しているというのがここ2戦の形。
このあたりは、母スターアイルの影響を強く受けているのだろうか。
小倉ダ1000mで活躍していた、現役時代の印象はなかなかに鮮明だ。
確か最後の方はゲートを出なくなっちゃったはずだが..

前向きな気性を考えると、距離はマイルくらいが限度ではないかと考える。
逆に言うとそれ前後の距離、さらに直線短めのコースであれば、
同世代に負かせる馬はそうはいないんじゃないかという感覚。
馬群の中に入れて我慢を覚えさせることができれば、
大きいところも見えてくるんじゃないだろうか。

しかし難しいのは、教育だ折り合いだと無理に苦しい思いをさせてしまうことによって、
メンタル面を崩してしまい育成失敗というケースにも陥る可能性があるということ。
そのあたりは陣営のハンドリングに託される部分が大きい。

1着 ミッキーアイル R.ムーア騎手
「強かったです。しかし、右に左にヨレたりとまだ子どもっぽいところがあります。その点で、まだ距離適性はわかりません」

音無秀孝調教師のコメント
「ここまでにレースを挟むとあまりよくないので、楽をさせながら使ってきました。マイルの重賞は少ないですが、来年のこともありますし、疲れがなければ放牧には出さずに、様子を見て次を決めたいと思います。重賞で3着続きの馬を離しましたから、強いと思います」

■【ひいらぎ賞】(中山)〜関西馬ミッキーアイルが3馬身半差で快勝(ラジニケ)

音無さんのコメントから察するに、次はシンザン記念だろうか。
快進撃にストップをかけるのは、簡単なことではなさそうだ。
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カレンブラックヒルを降ろされ、ローブティサージュを降ろされ、
デビュー2年目から継続させてきた連続重賞勝ちの記録もストップ濃厚。
悔しい思いをさせられた2013年の暮れに、秋山真一郎の意地を見た気がした。

負かした相手に、
2走前まで手綱を取っていたハートビートソングがいたのも象徴的というか。

十分な実績がありながら、
G1で勝ち負けを競う馬との出会いに恵まれないまま送り続けた十数年のキャリア。
そのせいで実力不足のイメージを持たれがちで、
乗り替わりの選択を取られることもしばしば。
彼ほど不遇の目に遭っているジョッキーはなかなかいないのではないか。

ナムラビクターは所属していた野村彰彦厩舎の管理馬でもある。
かつてカネトシガバナーやキョウエイマーチらの手綱を任された師も、
来年2月をもって定年を迎えることになる。
もちろんこの勝利も格別のものかと思うが、
年明けには東海Sもあるし、うまくいけばフェブラリーSも..

どこまで恩返しができるか。
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>12月14日
◇中京11R 愛知杯
■レース結果(netkeiba)

1着:フーラブライド/12番人気..複勝1,160円
2着:キャトルフィーユ/14番人気..複勝1,180円
3着:コスモネモシン/13番人気..複勝1,050円

馬連:58,120円
3連複:744,520円
3連単:4,712,080円

何なんすかこれ..
昨年も訳のわからん前残りで〜という話はしたけれど、
それを上回るびっくり決着。
おめでとう魔重賞の仲間入りです。

■ラップタイム
12.9 - 11.5 - 12.8 - 12.4 - 12.4 - 12.4 - 12.4 - 12.3 - 11.4 - 11.6

前半1000mが62秒ちょうど。
上位3頭は先行集団を見ながら、いつでも動けるポジションから脚を伸ばしてきた。
フーラブライドが34.0秒、
3着のコスモネモシンでも34.8秒でまとめており、
これらをひっくり返すには33秒台前半の上がりが必要となるわけだが、
時計を要しがちで長い坂も待ち受ける中京でそこまで抜けた脚を使うのは至難の業。
斤量もそこそこ背負わされていればなおさらのこと。

そんなわけでフーラブライドが初重賞勝ち。
50kgの軽量で大穴、これぞ酒井学の真骨頂である。
ニホンピロアワーズやハクサンムーンの乗り味を知っても、本質は変わらない。
牡馬相手に1000万下を勝つ程度のエンジンがあれば、
あとはハンデ差やら仕上りの差でどうにでもなるという基準ができた。

上位人気勢はことごとく不発に終わり、
いかにも前残りの展開に泣いた形となったが、
1番人気のスマートレイアーはこうなることを予見したか、
割と前のポジションで競馬を進めていた。
ところが反応がイマイチだったのは、
もっとパンパンの馬場がいいのか、それともグッとタメた方がいいのか、
ハンデのせいもあったのか..たぶん全部。

これを踏まえて来年再チャレンジするか、
もう手に負えないと判断して馬券は退散するか。
きっとスルーが正解なんでしょうね。
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>12月15日
◇中山11R 朝日杯FS
■レース結果(netkeiba)

90年代の日本競馬を席巻した「マル外」の脅威を思い出させてくれた。
新馬・特別とダート戦を連勝してきたアジアエクスプレス
芝への初参戦がG1という厳しい条件にもかかわらず、
外から豪快に突き抜けて2歳王者の座を射止めた。

エルコンドルパサー、アグネスデジタルにクロフネ、イーグルカフェ。
芝ダート不問で大活躍を見せた外国産馬は枚挙にいとまがないが、
10年以上の時を経てその系譜に新たな仲間入りを果たした。
当初は全日本2歳優駿に出るつもりが、
補欠2番手に甘んじることとなり朝日杯へ目標を切り替えたあたりの経緯も、
どことなくクロフネのダート進出を思い出させたり。

芝でG1を獲得した以上、
今後はNHKマイルCを中心にしたローテが組まれることになると思うが、
既存の観念のみに固執しない、大胆なレース選択も見てみたいところ。
幅広い適性という才能を活かすには、それが一番だろう。

もしかしたら規格外の大物に育つかもしれない..
楽しみなチャンピオンを最後に輩出し、朝日杯は阪神へと舞台を移す。

以下、簡単に。

■2着 ショウナンアチーブ
思い切ったマクリが決まったかと思ったが、勝ち馬に一瞬にして交わされた。
とはいえ初めてのマイル戦でこれだけやれれば十分でしょう。
大きいところを狙って欲しいショウナンカンプ産駒。

■3着 ウインフルブルーム
先行脚質だけに外枠がどうかと思ったが、
プレイアンドリアルを標的にしながら道中はうまくクリア。
こちらも早めに進出し、押し切りを図ったが..
千両賞から中1週のローテはいつぞのリベルタスしかり、ちょいちょい来る。
来年はどういう番組編成になるのかわからないが、覚えておいて損はない。

■5着 アトム
川田将雅は2週連続で1番人気のチャンスを生かせず。
今回は有利と思われた内枠発進だったが、
4角まで動けず、外をマクっていった馬に進路を取られて後手を踏んだ。
残り1Fはそこそこ脚は使えているので、展開によっては3着くらいまではあったかな。

■7着 プレイアンドリアル
パドックなど見られてないけど、けっこう気負いが目立ったみたいですね..
コスモバルクの時から何も成長してないんじゃ..
ここから立て直せますかね。中央にはまだまだ強いのいますよ。

■10着 ベルカント
望む形には持ち込めたわけだし、悔いはないでしょう。
やっぱり武豊が逃げると後ろはピッタリ来ますね。
トウケイヘイローの天皇賞もそうでしたけど、なかなか楽には行かせてもらえない。



重賞勝ち馬が牝馬ベルカントのみで、レベルが疑問視された朝日杯でしたが、
上位3頭はいずれも着外経験がなく底を見せていない素材であり、
マイル路線を中心に、もしかしたら今後も活躍が見込めるかもしれません。
ただ、走破時計は残念ながらひいらぎ賞のミッキーアイルに負けてしまいましたが..
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中山マイルのラスト朝日杯である。
クラシックへの関連性の薄さは別にどうってことなく、
あくまで2歳で一番強い馬を決める舞台であればいいと思っているが、
それにしても枠順が結果に大きく影響を及ぼす舞台が、
G1に相応しいかと言われると答えはノー。
前売りでアトムがプレイアンドリアルを抑えて1番人気なのも、
たぶん枠順が原因だろうというのは察しがつくし。

実績は物足りなくとも、人気サイドで決着しそうなので馬券はパス。
一角崩しでおもしろそうなのはツィンクルソードですかね。
ベルカントは1円もいらんと思ってるw

明日はベテルギウスSをどうするか、オッズの動向を見ながら決めようと思う。
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愛知杯は週半ばから「スマートレイアーのハンデ重すぎじゃね?」という話題が。
秋華賞でそこまで差のなかったリラコサージュやシャトーブランシュに比べ、
2〜3kg重いのはどうなのという意見もわかる。
ただ、ハンデって1戦だけの結果で決められるもんじゃないし、
1000万下を勝っているかどうか等、勝ち鞍の格差が重視された結果だと思う。
印象的に「重い」と感じるのはもっともだが、
その内容を紐解いてみればそこまで疑問視されるものでもないのでは。という見解。

ただ馬券的にどうなのかは不明。
昨年もエーシンメンフィスの逃げが決まってキレイに行った行ったで終わったし、
ムキになって当てに行くレースでもなさそう。



阪神ではマイルのOP特別リゲルS。
プリムラブルガリスはけっこう出世すると思っているので、
休み明け初戦からどこまでやれるのか見ておきたい。
あとはブレイズアトレイルも。内ピタピタを回って脚を伸ばしてきそう。
ここから京都金杯へ向かう馬も多いと思われるので、しっかり見ておきたい。

中山のディセンバーSではサクラアルディートが戦線復帰。
コーナー4つのコースはどうなんでしょう..ここは叩き台と見たがムーアは確保してる。
とりあえず様子を見ておくとしよう。
こちらはもちろん、ひいらぎ賞も注目。ミッキーアイル連勝なるか。

POGメモ:クールオープニング中京の未勝利を武豊さんで。何かキッカケほしいね。
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突如として始まった「好きな店シリーズ」。
先週の日曜日に「祇園キャレドミュー」へ行ってきた。
そう、ハープスターのハナ差負けで涙をのんだ直後のことである。

■写真は外観だけ


花見小路をちょっと入ったところにある。
うまいもん好きで常連と化しているうちの両親に連れてきてもらったのがキッカケで、
以後何度か一緒に訪れたものの夫婦ふたりだけは今回が初めて。

最近は「京町家を改装」言うとけばいい感じになる風潮にあるようにも思うが、
僕はこの雰囲気が大好き。
ちょっと和モダンな仕上がりにしておいてくれると尚更のことである。
店内は5卓ほど、20人も座れば満席になるような、心地よい空間。

おフレンチを食べに現れながら、乳製品が苦手な嫁さんのために、
この日は特別なメニューを用意してもらった。

● オードブル 鯖をフランボワーズでいただく感じの
● サラダ 京野菜(大根とか)にヒラマサの刺身をアレンジ
● パン おいしい
● フォアグラのソテーひと口大を芽キャベツにくるんだかわいい一品
● スープ 鯛をうろこ付いたままパリっと焼いたやつに和風だしをかけて
● メイン イベリコ豚のソテー
● 締め 上品なカレーを控えめボリュームで
● デザート マカロンとかロールケーキとか柿とかひと口ずつたくさんいただける

たぶんこんなんだったはず。何か忘れてたらごめん。
本来はもうちょっとクリーム系のソースを使ったメニューが多いんだろうけど、
親切に対応してもらった。親切なお店。
スタッフの人も温和な感じで、リラックスした時間を過ごすことができる。

この日いただいたワインはメルロー。サンテミリオンのシャトー・フェゾー、2009年産。
すごいおいしかった。渋み控えめで、きめ細かい舌触り。スイスイいける感じ。
どう、何かちょっとワインわかってる雰囲気出てますか?

あと忘れちゃいかんのが、ほぼ必ず「おみやげ」をくれること。
前にもジャムの詰め合わせをいただいたことがあったが、
この日はロールケーキをいただいた。ありがたいことです。



ディナーのコースは6,000円から。
祇園で肩肘張らずにフランス料理が楽しめるお店。よかったらどうぞ。

■祇園キャレドミュー ※店舗サイト
京都市東山区祇園町南側572
京阪祇園四条駅 徒歩5分
TEL : 075-551-0431
LUNCH 11:30〜14:00 (l.o.14:00)
DINNER 17:30〜21:30 (l.o.21:30)
定休日 火曜日


予約の際は「人生、無事是名馬」を読んで来た、と言えばスムー..。いえ、やめてください。
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■エリカ賞


07年以来6年ぶりに土曜日に行われたエリカ賞。
G1前の高まるムードの中で行われるのもいいが、
土曜の穏やかな雰囲気がかつての「出世レース」感を醸成させ、
アドマイヤベガやクロフネ、キングカメハメハが羽ばたいたあの頃を思い出させてくれる。

今年の勝ち馬は、もしかしたらそこに名を連ねるかもしれない。
9月の阪神で新馬戦を圧勝したバンドワゴンが、
それ以来の実戦ながら5馬身差の圧勝。
スタート直後は控える素振りを見せながらも、
1Fを過ぎる手前からハナに立ち、直線は後続を突き放しての逃げ切り。
弾むようなストライドが非常に特徴的で、
これは順調に育てば大きいところも視野に入ってくるかもしれない。
さすがに陣営も高まる期待を隠せずにいる。

1着 バンドワゴン(和田騎手)
「ゲートをゆっくり出たので2、3番手でもいいかなと思いましたが、トビが他の馬と違って自然にハナに立つ形になりました。前走も、調教でもモタれていて、今日も直線ではモタれていましたし、行けている分にはいいと思いますが、控えた時にどうなるかでしょうね。能力は夢を抱かせてくれるものがありますし、あとはどうコントロールしていくかでしょう。今日もまっすぐ走っていたらもっと伸びていたはずです」

(石坂正調教師)
「期待通りでした。ああいう感じになれば勝てるんじゃないかと思って見ていました。カリカリしている馬ですが、心臓がすごく強いのでしょうね。この後はオーナーと相談ですが、ここで勝てましたし、来年の春に向けて展望がひらけました」

■【エリカ賞】(阪神)〜バンドワゴン 無傷の2連勝(ラジニケ)

和田竜二の「まだまだ課題が」というコメントが大物候補っぽさをうまく表現してるよなあ..w
完成したらどうなるんだというワクワク感を持たせつつ。

それにしてもプロフィールは異色である。
父はホワイトマズル。
数多くの強豪を送り出した種牡馬ではあるが、
G1を複数取るほどの産駒にはこれまで恵まれておらず、
そのイメージはどちらかと言えば「個性派」に強い。
そして母はピラミマ。
たぶんノーザンファームが2009年くらいに輸入した繁殖牝馬で、
上にはナンヨーカノン(2勝、父フジキセキ)がいる。
バンドワゴンのひとつ下はサムライハート産駒であり、
お世辞にも超期待されている肌馬ではなさそうな待遇である。
新馬戦でトゥザワールドらの影に隠れ、
単勝4番人気にとどまったのも仕方ない「地味な」血統背景。
だからこそ、規格外の怪物が出そうな気もしてるんだけど..



ちなみにバンドワゴンとは「パレードの先頭の楽隊車」のことらしく、
「バンドワゴン効果」という政治経済用語もあるらしい(知っとけよ)。
こういうのが流行してますよという情報が流れることで、
ますますそれに乗っかる人が増えて指示が強まるという意味ですって。
なるほど近年の選挙戦とかまさにそんな感じですね。

勝ち馬に乗りたい群集心理を引き連れて、馬群の先頭を征くバンドワゴン。
その将来は果たして――

というキレイな締めで本日は終わる。
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>12月8日
◇中山11R カペラS
■レース結果(netkeiba)
予想エントリ:【レース予想:カペラS/3複6頭BOX】
【投資:2,000円 回収:0円】

■馬券
131208_NKY11


前半600mを34.3秒で入る流れは、
時計のかかる良馬場とはいえ過去6回のカペラSで最も遅いペース。
昨年が34.2秒なので大差はないのだが、
かつて33秒台前半で突入するガーネットSを楽しんだ身としては物足りなく感じる。

それでも差し馬が台頭するのがこのレースの特徴なのだろうか。
勝ったのは道中、先行勢の直後イン付けで脚をタメた☆ノーザンリバー
余裕たっぷりの手応えで直線に向くと、
トシキャンディが失速して生まれたスペースに突っ込んでグイッとひと伸び。
芝でも戦ってきたキレを感じさせる内容だった。

ご存知の通り11年のアーリントンCの勝ち馬で、
皐月賞・日本ダービーではオルフェーヴルと戦った経歴の持ち主。
JCダートを勝ったベルシャザールによく似た足跡である。
その後は長期休養から立ち直り、ダートを主戦に準OPから再出発しここまで復活した。
これはうれしい。

復帰後は何だかんだで8戦してるし、詰まった間隔でも使えているあたり脚は問題ないのだろうか。
賞金も加算できたことだし、
根岸SをステップにフェブラリーSにエントリーできないかと期待。

2着のスノードラゴンが拾えず馬券は的中ならず。
4角では最後方にいたが、イン狙いのギャンブルがハマって突っ込んできた。
これぞ大野拓弥クオリティ。
☆シルクフォーチュンが久々に見どころのある脚で追い込み3着。
さすがに往年の勢いは影を潜めつつあるが..今後も展開次第か。

1番人気の☆スイートジュエリーは後方まま何もできず。
「内にモタれる面がある」とは鞍上のコメントだが、それにしても..
重賞で人気を背負うにも関わらず貸服だった時点でイヤな予感はしたけど。

ほか、印を打った馬を中心にひとことずつ。

■4着 ☆セイクリムズン
ゴール前は脚を伸ばしてきているが、
さすがに年を重ねたこともあってズブさが増している印象。
JRAの6F戦だと対応が難しいか。チカラの衰え自体はさほど感じないのだが。

■7着 ☆ケビンドゥ
素人ながらにデキはすごく良く見えた。
しかしこのスローな展開だと外を回すロスが大きい。
大きくは負けていないので、ジャニュアリーSなら圏内まであるかも。

■11着 マルカバッケン
勝ち馬に先に前へ入られ仕掛けが遅れる形に。
鞍上のリズムの悪さを感じずにはいられない一戦だった。
大量投票の人、息してるかな..

■12着 ☆ティアップワイルド
自分の形には持ち込めたように思うが..
これで残れないと厳しいかも。
それともペースがもっと速くなったほうがよかった?

■15着 サマーウインド
これがラストランだとか。
一時はダート短距離界のスターになれるほどの輝きを放っていたのが、
最後は別馬のようになってしまった。
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■香港スプリント


昨年、日本調教馬初の快挙を成し遂げた舞台で、鮮やかに現役最終戦を勝利で飾った。
龍王ことロードカナロア、香港スプリントを5馬身差の圧勝。連覇達成。
もしかしたら二度と見られないかもしれない記録を、さらっとやってのけた。
期待度マックスだった昨年に比べ、
今年は「まあ普通に走れば勝つんじゃね?」とスルー気味だったのが申し訳ないw

これで予定通り現役を引退することになる。
通算19戦13勝、【13.5.1.0】とついに一度も馬券圏内を経験することはなかった。
消耗が激しいとされるスプリント界で、
これだけレベルの高いパフォーマンスを長きにわたって発揮することも、
距離の壁に挑んで安田記念まで制したことも、
ここ10年の短距離界ではお目にかかることができなかった。
その偉大な功績は、
サクラバクシンオーやタイキシャトルと比べても、
優れこそすれ劣ることはないはず。
長年、主役不在で見応えが薄れつつあった短距離G1を、
ワクワクさせてくれる戦いに変えてくれたことには感謝しかない。

改めてその足跡を振り返ってみると..最初から妙に雰囲気のある馬だったなあ。
小倉で新馬戦をぶっちぎったのとか、はっきり覚えてる。
ただ、陣営はデビュー当初からここまでの器であると見抜いていたのだろうか。
このあたりは一度聞いてみたいものである。
「完成は先」と見越して若いうちにムリをさせなかったのも正解だったような。



来年からは大きな期待を背負ってのスタッドインとなる。
これだけ輝かしい実績を残した名馬が、
サンデーサイレンスの血を持っていないというだけでもモテモテ不可避である。
初年度からお嫁さんのラインナップはきっとすごいことになるだろう。
縁起でもない話だが、どうか長生きしてたくさんのいい仔を出してほしい。



ロードカナロアの影に隠れる形となってしまったが、
海外初挑戦だったトウケイヘイローが香港カップで2着と善戦を見せた。
いやー惜しかったですね。
武豊の絶妙のペース配分で勝てる展開へと持ち込みましたが、
最後はアキードモフィードに捕まりました。くやしい。
これは来春もう一回、クイーンエリザベスなんちゃら行くべきでしょう。

最後にアスカクリチャンも遠征お疲れ様でした。
ベストターンドアウト賞おめでとうございます。
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>12月8日
◇阪神11R 阪神ジュベナイルフィリーズ
■レース結果(netkeiba)
予想エントリ:【レース予想:阪神JF】必勝◎ハープスター大外から突き抜ける
【投資:2,000円 回収:0円】

■馬券
131208_HSN11

■判定写真
201305090411B

あとちょっと..あとちょっと....!だったのですが。
◎ハープスターはハナ差の2着。
無敗での2歳女王の座とともに、
僕も3連単アタマ固定の当たり馬券を逃してしまいました。

道中はだいたい思ったとおりのポジション。
むしろ離れた後方ではなく馬群の中をスムーズに追走できており、
これなら問題なく届くだろうと安心して見ていました。
先に抜け出したレッドリヴェールの脚が思った以上に良く、
残り100mのところでは厳しいかと覚悟しましたが、
それでも間を割って追い込み馬体が並んだところでゴール。
その脚色は明らかにこちらが優勢で、
入線の瞬間は「よし!」と叫んだほどだったのですが、
ストップモーションを見ると、どうやらレッドリヴェールがわずかに前という..

敗れたこと自体はそこまで悲観していません。
むしろこの馬の能力を改めて示す内容だったし、来春の楽しみが増したほどです。
ただ、ひとつだけ気になるのは外を回さずに馬群を割る形になったこと。
果たしてベストの選択だったのかは気になるところです。

■ハープ松田博師「納得できん」/阪神JF(ニッカン)
1・7倍の圧倒的人気を背負ったハープスター(松田博)は悔しい2着。

後方14番手から直線で満を持して追い出し、ゴール前でレッドリヴェール、フォーエバーモアの2頭の間を割って、一瞬交わしたかに見えたが、写真判定は無情の「鼻差2着」だった。新潟2歳Sの勝利から3カ月ぶりの実戦。帰厩後はハードな乗り込みでスケールの大きい本来の走りが戻っていた。

レース前から自信たっぷりだった松田博師は「納得できん。勢いをつけて外に出したならいいが、中途半端な競馬だった。もったいない…」と不満を隠さなかった。

内に突っ込んだとはいえ、決して進路取りに手間取ることはなかった。
ブレーキを踏んだり、立て直したりする場面はなかったと思う。
ただ、それこそ新潟2歳Sのように、
大外をのびのびと走らせていれば、もしかしたらもっと弾けたかもしれないという思いは残る。



アンカツさんもこう言うてる。

POG的に賞金を取り逃したのも、3連単を取り逃したのも痛い。
だが、この経験はハープスターにとって大きな糧となったに違いない。
この1敗で、桜花賞のオッズが極端に高騰することはなくなったはず。
その時に必ず取り返させてもらうことにした。

..しかし、その時に鞍上に誰がいるかはわからんね。



ハナ差で色々と打ち砕いてくれたのは☆レッドリヴェール
何を隠そう須貝尚介厩舎のステイゴールド産駒であるw
これで厩舎も勢いに乗って有馬記念に臨んでいただきたいところ。
札幌2歳S以来の実戦でマイナス8キロの418kgとコンパクトな馬体だが、
エンジンそして闘争心が素晴らしい。
さすがは極悪馬場の函館を勝ち上がっただけのことはある。

厩舎としては、難しいのはここから。
昨年のローブティサージュは年明けのチューリップ賞で失敗し、
そのまま低迷から立ち直れないまま牝馬三冠シーズンを終えてしまった。
教訓を活かして、さらにタイトルを積み重ねられるか。手腕が問われる。

そして後はさくさくっと。

■3着 ☆フォーエバーモア
栗東留学もなしでよく頑張りました。
あえてアルテミスSをスキップし、ここ一本で狙ったのが吉と出たか。
前走でニシノミチシルベを負かしていたので、
きっとそこそこやれると思っていたが。
どこかで早めに賞金を加算させておきたい。

■4着 クリスマス
前走で完全に距離適性のなさを露呈したと思いきや、
出遅れ後方からの競馬で見せ場を作った。
この形が板につけば、マイルまでならごまかせるかも。

■5着 ☆マーブルカテドラル
成功法の競馬だったが、ややパンチに欠ける印象。
いい馬だが、現状ではトライアルまでが精一杯。
賞金はもう十分なので、アネモネSあたりで始動になるのだろうか。
そこなら十分こなしてくれそう。

■7着 ☆ホウライアキコ
パドックからややカリカリしていて、これはマズかろうと思っていたのだが。
先行したものの、タメが利かず最後に失速。
まあ、だいたい想定通りでした。

■9着 ☆レーヴデトワール
直線に入ったところではハープスターと同じくらいの位置にいたのだが、
追い出されてからの脚が今ひとつ。
やはり2歳牝馬が中1週でG1というのはしんどい条件なんだろうか..



だいたい予想通りの決着、しかし馬券はミスショットというよくある結末。
しかしアレですね、いざ払戻金で3連複が6,220円もあると聞くと、
無理してアタマ固定せんでも3複にして10点×200円にすればよかったんやと思っちゃいますね。
いつも考えてたんですよ、
鉄板級の馬をアタマ固定した3単を勝つメリットどこにあるんやと。
それなら3複にして1点あたり厚めに買ったほうがリスクヘッジもできるやんと。

馬券に関しては、今後に向けて考えさせられる結果となりました。
そしてハープスターは桜花賞を勝ちましょう。4ヶ月後、もう一度やり返そう。
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◆中山11R カペラS
☆ ノーザンリバー
☆ シルクフォーチュン
☆ ティアップワイルド
☆ セイクリムズン
☆ スイートジュエリー
☆ ケビンドゥ

前売りオッズ見てて「マルカバッケン1番人気?なんで?」と思っていたら、
どうやら大量投票が入ったみたいですね。すげえ。
それに反発するわけではないけど、ここは消した。

最終的に1番人気はスイートジュエリーになりそう。
現在3連勝中で、その内容がまたインパクト十分。
レコードで圧勝した前々走もそうだが、
揉まれながらもエンジンがかかってから一気に差した前走が強烈。
あれならクラスが上がっても通用するはず。
続いて楽しみなのがティアップワイルド
近走成績が悪く人気を落としているが、このレース2着が2回ある実績馬。
中山ダ千二との相性を考えるとここは巻き返していい。
実績という意味では昨年の勝ち馬シルクフォーチュンも。
前傾ラップで差しが決まる傾向にあるレースなので。
あとは好調キープのノーザンリバー、古豪セイクリムズン
そして重賞初挑戦のケビンドゥまで。
ケビンドゥは前走が余裕たっぷりの勝ち方で、スムーズならここでも。

3連複BOXで。
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◆阪神11R 阪神ジュベナイルフィリーズ
◎ ハープスター
△ レーヴデトワール
△ フォーエバーモア
△ レッドリヴェール
△ マーブルカテドラル
△ ホウライアキコ

6頭ボックスを基本に置きつつも、
「アタマこれで固定やろ!」と決め打ちしたくなる馬はいるもんで。
今回のハープスターはまさにそれ。
3連単1着固定の2、3着枠に5頭ずつを選ぶ形で20点勝負だ。

能力的な面はすでに説明不要だろう。
新潟2歳Sを4角最後方から残り2Fで豪快に差し切り。
「間に合った」どころか2着に3馬身もの差をつける圧勝だった。
しかもそれが後の重賞・OP特別勝ちイスラボニータ。
その他の負かしたメンバーの後の活躍、
そして父ディープインパクト、祖母ベガという優良血統が、
この1勝が「夏の珍事」ではないことを裏付けてくれている。

約3ヶ月のブランク明けになる今回は、
少し太めが残っているという情報もあるが、
ノウハウのない厩舎ならまだしも、
松田博厩舎とノーザンファームのタッグならヘタな状態で目標のG1には出さないはず。
ガレて帰ってきて調整に苦労したのならまだしも、
直前も重賞クラスの僚馬を相手にびっしり追われたのであれば問題ない。

来年のクラシックへ向け、ここは通過点だ。

同世代の牝馬は次々と牡馬を負かして重賞を勝っており、相手にとって不足のない顔ぶれ。
上位人気同士の決着になると思っている。

期待度順ではまずマーブルカテドラル。この馬の競馬上手なところが気に入っている。
東京・中山どちらでも勝ち鞍を挙げているように、能力発揮に条件を問わないタイプ。
続いてレッドリヴェール
不良馬場の札幌2歳Sを勝って以来で未知数な部分も多いが、
やはり実績ある関西馬はマークしておきたいところ。
ハープスターの同僚レーヴデトワールの参戦には驚いたが、
それだけこちらにも期待しているということか。
白菊賞からの強行参戦はあまりいいイメージがないが..
あとは2戦2勝の関東馬フォーエバーモア
マジックタイムとどちらを取るか迷ったが、スピード比べならこちらかと。

最後にホウライアキコはどうか。
大外枠で少し評価を下げそうだが、脚質的にはスッと前へ行けそう。
問題はそこからの折り合いでしょうね。
キャリアの少ない2歳牝馬のことだから、
先行馬の隊列もペースは速くなくとも出入りが激しくなりそう。
そこで気分を損ねることなく直線までやり過ごせるか。
個人的には、ちょっと厳しいんじゃないかと思ってますw
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どうにでもなーれって感じですけどw
年末開催、ハンデ戦とリニューアルされた昨年は、
出走全馬が0.6秒差以内に入線するというとんでもない大混戦だったわけですが、
そのイメージが強いせいか今年も一筋縄ではいかない予感がしております。

一応、3連複ボックスのシミュレーションだけ置いときますね。

☆ マイネルラクリマ
☆ タマモベストプレイ
☆ カルドブレッサ
☆ ラウンドワールド
☆ アルキメデス
☆ ヒストリカル

人気どころばかりだけど、組合せ次第ではそこそこつくんじゃないですか?
マイネルラクリマはトップハンデ。理想はコーナー4つのコースだろうけど安定。
菊花賞路線はさすがに厳しかったタマモベストプレイは、
これくらいの距離なら結果を残せるはず。
その隣のカルドブレッサは大穴要員となるか。帰ってきた藤岡佑介に期待。
あとはディープインパクト産駒の得意な形ということで、
ラウンドワールドと一頭飛ばしてヒストリカル。
最後に。ざっとメンバーを見渡した時には、連勝中のアルキメデスで行けると感じた。

PATに5,000円くらいしか残っていないので日曜に温存しておきます。皆さまご武運を。
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全国のハープスターPOならびに一口馬主の皆さまこんばんは。
いよいよ阪神ジュベナイルフィリーズですね。
今週になってメディアに取り上げられる機会も当然ながら増え、
どうしてもワクワク感を隠し切れずにいます。

フォトパドックではやや太めのシルエット以上に、
冬毛もふもふの姿に驚かされましたが、そこまで気にすることでもないでしょう。
最終追い切りでは重賞の常連ラウンドワールドを追走し先着するなど、
びっしり強めに追われて臨戦態勢は整ったと言えます。

前走から3ヶ月以上の間隔が開くわけですが、
その間にもイスラボニータやマーブルカテドラルが重賞・OP特別を勝ち、
他にもピークトラムやウインフェニックスが強いメンバーと互角に渡り合っており、
新潟2歳Sで軽く負かしたメンバーが強かったことを証明してくれています。
余計なレースを使うことなく、
ここ一本に絞ることで来年に向けてもお釣りを残して臨めるはずです。

相手は重賞2勝のホウライアキコが筆頭と見られていますが、
正直ここで負けるつもりは毛頭ありません。
誰も止めることのできない大外からの追い込みで、
ハイレベルの牝馬世代を「一強」へと塗り替えてしまいましょう。

アタマ固定の馬券も買いつつ、楽しませてもらう予定です。
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■ポインセチア賞
いきなりコレというのもどうかと思うが、インパクト十分だったので。
道営から転入初戦だったランウェイワルツが2番手から抜け出した。
単勝は何と15,380円。( ゚д゚)ポカーンである。
門別で2戦して1勝という謎のキャリア。
地方競馬を見てる人はこういうのも取れちゃうのだろうか。
調教の動きには定評のあるエイシンキサナドゥは、
ダート替わりでさらに前進が期待されたが伸びず7着。
4角で被された時に応戦できればよかったのだが..

■葉牡丹賞
黄菊賞4着のキングズオブザサンが完勝。
前走は馬っ気が凄かったことくらいしか印象にないのだが..///
やはりあのレースはレベルが高かったと思う。(何の)
にしてもスティンガーの仔なのに新潟で下ろされてる時点でお察しと思っていたのが、
意外にもトントンと勝って出世街道に乗ろうとしているのだからわからないものだ。

■サングレアルほか新馬戦
サングレアルはさすがビワハイジってとこですかね。
ただ、言われるほど強い印象を受けなかったのも事実。
むしろ日曜のミッキーデータの方がよさげ。
逃げる形になったけど、追われて味がありそう。
ベルシャザールを旗頭に、松田国厩舎復権の狼煙が上がったか。

■未勝利戦
POG戦線でリラヴァティが初勝利。
レースが上手なので、クラスが上がってからも楽しみ。
あとワールドインパクトガリバルディといった注目株も勝ち上がり。

うーん何これ全然おもしろくない...w
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暮れの阪神開幕週名物WSJSが今年も開催された。
いつしかジャパンCウィークの東京と隔年開催になってしまったが、
それでも世界と日本の名手が腕を競い合う舞台は単純に見ていておもしろい。

まだ阪神外回りコースができる前は、
とにかく各ジョッキーの位置取りがタイトで、
密集した馬群でラストスパートに入るもんだから、
おかげで各馬の進路が狭くなって審議のランプが頻繁に灯っていたことを覚えている。
いつの年かも覚えていないけど、
圧倒的人気だったエリモマキシムが最内枠発進からずっとラチ沿いに閉じ込められ、
直線でも出て来られず馬群に消えたレースとか何となく印象に残ってる。
(※■2002年のゴールデンブーツTのことだった)

外回りコースが設置され、
以前ほどビッシリ密集した馬群にはならなくなったが、
前への意識が強い外国人騎手がハイペースを演出してしまうのも恒例に。
おかげで最後に伏兵がザクザク飛んできて好配当が飛び出すのも仕様。
今年も、最終的に優勝を飾ることになるR.ヒューズのウエスタンレベッカが単勝2,800円を叩き出すなど、
馬券的な妙味もタップリなシリーズである。

しかし今年のメンバーを見ていると力量差が大きいというか、
さすがにどうしようもないやろ..という馬がけっこういたのも事実。
結果的に外国人騎手が上位を独占することとなったが、
騎乗馬の質にも大きく左右されるレースであり、
一概に日本人騎手が振るわなかったかというとそうではないはず。



ちなみに来年は通例どおりなら東京開催となるが、
その翌年つまり2015年は阪神で開催されるとして、時期はいつになるのだろう。
ご存知の通りジャパンCダートは廃止され中京へ移るし、
その翌週だと香港国際競走があっていずれにせよジョッキーが集まりづらい。
普通に考えれば朝日杯の週へスライド、ということになりそうだが..さてさて。
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ダイジェストに替わって前週のレースおさらいをしておく。

■金鯱賞
「サイレンススズカメモリアル」と銘打たれ開催された金鯱賞。
その期待に応えてか、
武豊とメイショウナルトのコンビがケレン味のない逃げを打ったが、
さすがに15年前の再現はならず直線は失速。シンガリ負けに終わった。
これでアルゼンチン共和国杯に続いて単勝1番人気を大きく裏切る形となったが、
どちらかと言えば買う方が悪い気がしているw

一方で、まだOPでの実績に乏しいカレンミロティックが、
単勝3番人気、660円しかつけていないというのは皆さん馬券がお上手。
確かに垂水Sの圧勝ぶりはインパクト十分だったが、
その後、謎の函館参戦そして大敗がいい煙幕になると思いきや..
どうやらこの後は有馬記念を予定されているらしく、
未知の魅力を漂わせながらの参戦となりそうだ。

あとウインバリアシオンが1年半ぶりの復帰戦で3着と好走。
脚元と相談しながらになるので、
なかなかビシッと仕上げるのは今後も難しいかもしれないが、
それでもいきなりこれだけ走れればこの先も十分に期待できそう。

■ステイヤーズS
トウカイトリックがゴール前、猛然と追い込んできたところがハイライトw
いや、このレースに限れば普通に買えるね本当に。頼もしい。
せっかくデスペラードが勝ったのに影が薄くなってしまった..
抜け出すときの脚が抜群でしたね。本当、ノリさん勝つ時はカッコいい。
ところでエックスマークが前走に続き掲示板にも載れず。
レインボーSを勝った時はやっと本格化したと思ったのにねえ。

ちなみに2着はユニバーサルバンクで3連複は7,720円。
うーむ、全く予想すらしていないレースだったので何とも言えんが、
もしかしたら取り頃の配当だったのかもしれない。

そうそう、3連複BOX作戦はジャパンCダートで幕を開けたわけだけれど、
そのウラのターコイズSも実は候補レースに上がっていて。
事前に予想だけはしてたんですけど妙味がなくてやめた。
結果的にミッドサマーフェアは買わない予定だったので正解。
レイカーラ・ノボリディアーナが絡んでも6,610円いくんだから、こういうのをねえ。難しい。
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突然ですけどダイジェストやめます、たぶん。
もうちょっと考えて文章は書かれるべきである。

>12月1日
◇阪神11R ジャパンCダート
■レース結果(netkeiba)
予想エントリ:【レース予想:ジャパンCダート】ホッコータルマエほか6頭BOXで
【投資:2,000円 回収:2,160円=3連複2,160円×100

■馬券
131201_HSN11


ゴールの瞬間は何とも言えない気持ちだったなあ..。
☆ホッコータルマエは全力を尽くすことができたのだろうか?
前半1000m61.6秒のスローペースを、
2番手から追いかける絶好の展開で直線に向くことができたというのに..
早めに先頭に立ってしまったためにソラを使ってしまい、
後続の追い上げを許してしまうとか勿体なさ過ぎる。
最後、バテたわけじゃないでしょ?

幸さんの騎乗は、直線に入るまではカンペキだった。
さすがこの馬とのコンビで勝利を重ねてきただけはある、
まさに人馬一体となってレースを進められていた。ところが..
昨年、グランドシチーにやられたレースを思い出させる急失速。
1年間、何をやってきたんだろうと本当にガッカリさせられた。
もちろん、ソラを使うのは馬の悪癖なんだけれども、
それを防ぐのがジョッキーの役割なんじゃなかろうか。
ましてやずっとコンビを組み続けてきたというのに..

もしかしたらジョッキーを責めるのは的外れなのかもしれない。
でも、この大一番でビッグチャンスをモノにできない勝負弱さは、
ブルーコンコルドの頃から何も変わっていない。それが残念。
乗り越えて欲しかった。

本当、馬券を外したんじゃないかと錯覚するくらいに落胆したよ。



対照的に☆ベルシャザールはルメールの騎乗で勝った。
ゲートは速くなく、1角突入時は後方4、5番手。
しかしペースが遅いと見るや、
徐々に徐々に、負担をかけない程度に加速すると、
3角過ぎにはもうホッコータルマエらを射程圏内に入れる抜群のペース判断。
折り合いを欠くことなく道中をクリアしたことで、
新天地ダートで3勝を挙げた豪脚をフルに発揮してみせた。
こういう騎乗ぶりを見せられると、
G1で有力馬に外国人が起用されるのも当然だと思わされる。玉石混交とはいえ。

讃えられるべきは、長いブランクを克服して才能を花開かせたベルシャザールも然りである。
オルフェーヴルの日本ダービーで3着。
その後はノドや脚元の具合で表舞台から姿を消すこととなったが、ダートで見事復活。
若い頃からパドックで見せる馬体は凄まじい迫力を帯びていたが、
それが今、完成の域へと到達しつつある。

芝で頂点を競うだけのポテンシャルを備えているだけに、
来年のフェブラリーSも順調なら持って行ってしまう可能性は高いと見ている。
もちろんその先に見据えるはドバイ..。

死の淵から蘇ったかのように、快進撃を続けるベルシャザールの前途は明るい。



あとは簡単に。

■2着 ☆ワンダーアキュート
3年連続の銀メダル。陣営からすれば悔しいだろうが立派です。
勝ち馬に追従する形でレースを進めたが、
どうしても自分から動けるだけのチカラがないのも事実なのかな。

■4着 ブライトライン
坂のある1800mという条件にしては善戦したと言えるだろう。
ただ、現状ではスピードの活かせる馬場をゴリ押しする形が良さそう。
鞍上からはフェブラリーSを意識したコメントも聞かれたが..?

■5着 ☆ニホンピロアワーズ
残念ながら連覇とはいかなかったが、十分にこの馬らしさが見られて安心した。
好スタートからホッコータルマエを見る位置でレースを進め、
直線半ばまで食い下がった。
最後に離されたのは久々だったのと、序盤やや行きたがった分。
休み明けで走り過ぎず、ちょうどいい具合で戦線復帰できた。
この後は順調に使えますように。

■7着 エスポワールシチー
昨年より2秒ほど遅いラップで逃げたが、
二の脚を使う前にホッコータルマエらに来られて抵抗しきれず。
無事にラストランを終えられてよかった。

■11着 グレープブランデー
内枠に入ったが、徐々にポジションを下げてしまい4角では後方に。
途中で狭くなったのか鞍上も手綱を引っ張っていた。
不完全燃焼ではあるが、
昨年はここで5着と復調の兆しを見せフェブラリーSへの足掛かりにしただけに、
今回はやや手間取っている印象。

■13着 ☆ローマンレジェンド
早々とムチが飛ぶなど、闘志に火がつかぬまま終了してしまった。
今後も揉まれずにレースを運ぶのが好走の条件となるか。
昨年1番人気敗戦のリベンジはならず。

■15着 ☆クリソライト
いい位置を取れたが、4角で徐々に手応えが悪くなりそのまま失速。
こんなもんじゃないと思うんだけどなあ..
この馬の激走を楽しみに一週間を送っていただけにガッカリである。

■16着 パンツオンファイア
最後のJCダートを彩ってくれた外国馬。わざわざ来日ありがとうございました。
火曜日くらいには「この馬もボックス入れといた方がいいかも..」と警戒したこともありました。
それこそジャパンCの醍醐味だと思います。



ホッコータルマエの敗戦..というより負け方にはガッカリしましたが、
それでもダートの強豪が一堂に会するG1レース、楽しめました。
来年からは中京で装いも新たに行われることになりますが、
この熱気はぜひとも継承されていってほしいと思います。
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今年でその歴史に終止符が打たれることとなったジャパンCダート。
「国際招待レース」としては機能不全に終わってしまったが、
充実著しい日本のダート戦線の頂点を争う一戦としては、
それに相応しいだけの激闘をこれまで見ることができた。
東京2100mでもそうだったし、阪神に舞台が移ってからもそう。
今度は中京で行われるわけだが、その系譜はしっかり受け継がれてほしい。

◆阪神11R ジャパンCダート
☆ ローマンレジェンド
☆ クリソライト
☆ ホッコータルマエ
☆ ワンダーアキュート
☆ ベルシャザール
☆ ニホンピロアワーズ

来年から導入を検討している「3連複6頭ボックス」でいく。
まあ、それは知らんがなでしょうからピックアップした6頭に対する見解を書いておく。

まずはホッコータルマエ。
すっかりダート界の強豪の仲間入りを果たし、今年は交流G1を3勝。
JRAのレースに出るのはアンタレスS以来だが、
当時はニホンピロアワーズを(2キロもらったとはいえ)全く相手にせず圧倒した。
普通に走ればまず圏内は間違いないと言えるだろう。
ただ、実質5頭立て少々の交流重賞とはレースの進め方も違ってくる。
伏兵の立場だった昨年とは打って変わって、今年はマークされる立場。
フタをされて勝負どころでスムーズに動けないとなると..ここは鞍上のお手並み拝見。
幸い、機動力には長けたタイプだし枠もちょうどいいところを引けた。
行く馬を行かせて4番手くらいを取れれば、ってところでしょう。

続いて期待したいのはクリソライト。
JBCはジャングルスマイルにも先着を許す大敗ぶりだったが、
その前のジャパンダートダービーは歴代でも屈指の強さだった。
あれだけの勝ち方ができる馬を、一度だけの大敗で見限るのは愚策。
叩かれた上積みと斤量差で上位争いに食い下がる。

そして昨年の勝ち馬ニホンピロアワーズ。
復帰の予定が延び、とうとうぶっつけで間に合った形だが、底力でどうにかならないか。
この人気なら押さえておくべき。

ベルシャザールもダートでの走りがすっかり板についてきた。
左回りのほうがよさそうではあるが..
芝出身だけに高速決着には強いだろう。揉まれない枠を取れたのもいい。

あと2年連続2着のワンダーアキュート。
ハイペースで差しが届く展開になっても対応できる引き出しの豊富さはベテランの味。
忙しい展開になるとドッシリ構える武豊より、多少強引にでも動く和田の方が合ってる気もするが。

ここまでの5頭は割とすんなり。あと1頭で迷った。
みやこSを暴走気味ながら押し切ったブライトラインにするか、
未知の外国馬パンツオンファイアにするか..
それでも結局は昨年1番人気だったローマンレジェンドに落ち着いた。
今年は順調に使えず、みやこSも最後はバテる形で3着だったが、
叩いた上積みには期待できそうだ。

エスポワールシチーはさすがにこのメンバーになると、
南部杯やJBCみたいに楽なレースはさせてもらえまい。
ラストランとのことなので無事に回って来られれば。



レースのイメージとしては、
ブライトラインとエスポワールシチーがレースを引っ張り、
3角過ぎあたりからホッコータルマエ、ニホンピロアワーズらが進出。
前で残り切るには相当な持久力が必要になるはず。
クリソライトがそこを耐え切るか、
ワンテンポ仕掛けを遅らせて差すワンダーアキュートやベルシャザールが台頭するか。

土曜メインの準OPが1:51.7の決着で、これは過去の同番組と比較しても速い。
ちなみに昨年の堺Sは1:52.4(→JCダートは1:48.8)、
その前年のゴールデンブライドルTが1:52.8(→JCダートは1:50.6)。
これを踏まえると今年は相当に速い決着になりそう。
厳しいレースになること必至。

ちなみに前売りオッズでは20通り中、万馬券が10通り。
トリガミも2枚ほどあるがローマンレジェンド絡みなので仕方ない。
できれば薄めに抜けてほしいなーw 幸さんに勝ってもらいたいのはヤマヤマだけど。
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