「人生、無事是名馬」

2006年創刊の雑談競馬ブログ。主に毎週のレースや好きな馬・ジョッキーについて。時に野球やドラクエについて熱弁。

2009年09月

◇札幌9R 札幌2歳S
■レース結果(netkeiba)

うっかり予想エントリを書き忘れていました。そりゃもう完璧に。
なので結果だけサラッといきますが、
上位に来た馬はこの先もそこそこ期待していいんじゃないでしょうか。

まずはサンディエゴシチー
ソツなく好位を取れて、瞬発力勝負にも対応できる機動力はいかにも実戦向き。
対戦相手のレベルが高くなってくるとやがてしんどくなってくると思いますが、
少なくとも年内は崩れず走ってくるのではないでしょうか。
東スポ杯→ラジニケ杯くらいまでは。

続いて2着のモズ
この日もゲート入りを嫌がったように、
精神年齢はメンバーの中でも最も幼かったように思います。原石。
それでもポンとゲートを出ると先行集団に取り付き、
3角過ぎからは自らレースを作っていきました。
伸びしろ、成長力は勝ち馬以上のものがあるんじゃないでしょうか。
そして矢作芳人厩舎の2歳勢は層が厚い。

目を引いたのはアーバンウィナーの末脚。
最後方待機からグーンと大外から差して、最速34.7秒の上がりで3着に突っ込んだ。
レースのラスト2Fが11.7-11.6秒の瞬発力勝負になっただけに、
なおさら末脚の鋭さが際立った。
さすが新潟の開幕週新馬を33.6秒の上がりで勝っただけはある。
・・ん?だったらなぜ新潟2歳Sに行かなかったのか??

この切れ味が好位からコンスタントに使えるようになれば、
厩舎の偉大な先輩であるバランスオブゲームやウイングレットの領域に行けるのだが。
ちなみに父はタヤスツヨシ。恐ろしくイメージとかけ離れた血の主です。

・・・・・・
ダノンパッションは1番人気に支持されるも4着。
せせこましいコースで勝ち切れる機動力があるとは思えないので、
これくらいの結果が妥当ではないかと。
ただ、広いコースに替わったからといって即前進かといえばそうでもなさそうで。
しばらく取捨選択に頭を使うことになるのでは。

藤沢和雄厩舎のベビーネイルサトノサンダーはともに振るわず。
うーん、厩舎のイメージからしてポンと2歳重賞を勝つとは思えなかっただけに、
ここは消しで正解だったのでしょう。
それぞれ8番人気、10番人気と評価も高くなかった。賢明なジャッジだと思います。

うーん、アーバンウィナーが気になるなあ。ぜひ大成してほしい。
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◇新潟11R 新潟2歳S
■レース結果(netkeiba)

2歳馬に32.9秒で追い込ませるなんて虐待でしかないやろ岩田康誠(笑
昨年のセイウンワンダーよろしくシンガリ待機から直線一気。えげつない!
それにしてもシンメイフジはいい脚持ってるね。
デビューからの2戦を見た限りでは、
自在性、器用さで勝負するタイプなのかなと思っていたけど、
タメればこれだけ切れるんですね。
かといって追い込みに拘り続けるのは賢くないとは思いますが。

岩田は函館2歳S(ステラリード)に続き今季の2歳重賞2勝目をゲット。
武豊からの乗り替わりが決まった時点で勝ちフラグを察知しましたが、
まさにその通りの結末となりました。

一方、管理する安田隆行厩舎はレパードS(トランセンド)と合わせて新潟重賞を2勝。
これまで、良血馬を多く手がけている割に重賞と縁がないなという印象がありましたが、
この夏の新潟遠征は大成功を収めることになりましたね。

・・・・・・
で、2着にフローライゼ。
うーん、人気薄が2着に突っ込んでくるのが新潟2歳Sの仕様なのでしょうか?
シャランジュとかツクバホクトオーとか。

3着のクロフォードもそこそこ人気していた馬なんですが、
すいませんあんまりこの馬のこと知りません(笑

密かに注目していたプリンセスメモリーは11着。
低評価を跳ね返す2連勝で注目していたのですが、
重賞の壁はさすがに厚かったようです。
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◇小倉10R 小倉2歳S
■レース結果(netkeiba)

まあ、あれですね。
真剣に予想もせずぼんやり眺めてただけではマトモな回顧記事なんぞ書けません。

【戦前の見どころ】
・松永幹夫厩舎の小倉重賞グランドスラムなるか
・ジュエルオブナイルというのが強いらしい
・ファイティングピサにドタキャン食らった武豊の命運やいかに

こんなレベルですわ。
なのでせめてジュエルオブナイルが勝ってホッとしましたよ。
それでもネタになるのは、

・鮫島良太の「代打の神様」っぷりがすげえ
・デュランダル産駒が早くも重賞勝っちゃった

くらいのレベルですわ。
デュランダルは遅咲きの名マイラーだったので、
産駒の成績もスロースターター気味なのかなと思ったりしたのですが、
この小倉2歳Sに2頭がエントリーしていたように、
早い時期からエンジンがかかっているようです。

SS後継種牡馬の中でも「当たり」の部類に入ってきそうな予感。
少なくともジェニュインとかよりは格上になれそう。

鮫島良太はこれがJRA重賞5勝目。
そのうちエイジアンウインズの阪神牝馬S以外は乗り替わりでの勝利となった。
まあ、一見すると好記録のようだが、
実はコンスタントに重賞を勝てるくらいの馬に乗れるほどの信頼はないのかも。
「今回は主戦の○○が乗れないから子サメくんよろしくね」的な。
その証拠に、アストンマーチャンにせよトーホウアランにせよエイジアンウインズにせよ、
次のレースではまた乗り替わってるでしょ?
武豊なり藤田伸二なりに。
なのでプレミアムボックスでは頑張れよと。

あれ、話がよくわからん方向になってきた。 
つーかそもそもジュエルオブナイルは次以降どうなるのかもわからんてば。

以上。

ほんとうに以上です(笑
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JRAのファンサービスにはいちいち気に入らないことが多いんですけど、
いわゆる「お得意様」に対する工夫はなかなかのものがあると感じます。
つまりは有料サービスの充実ぶりが光るということ。

私が利用しているのは「JRA-VAN」の携帯版と、「JRAレーシングビュアー」。
「VAN」のほうはちょっと説明が難しいので割愛しますが、
「レーシングビュアー」はかなり頑張っていますよ。

というのも、開催全場全レースの動画が、
ゴールからわずか3分後に再生できるようになったんですよ奥さん!
確定情報が出る前からレースが見られるなんてかなり革新的。
これじゃほとんどオンタイム、
疑似グリーンチャンネルみたいなもんですわ。

これで関東の平場戦で馬券を買っている時、
確定メールが届くまでソワソワせなあかんあの苦しい時間から解放されます。
外れてるなら少しでも早く「外れてますよ」と伝えてほしいんですよね(笑

そんなわけで、JRAも頑張ってるんですよ。
お金を落としてくれるお客さん相手には。
・・誉めているのか貶しているのか。
ただ、サービスへの対価を払う意思のある客に対して、
優先的にクオリティの向上を図るのは当然ですからね。
なので「GJ!!」ということにしておきます。

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◆札幌9R 札幌日経オープン
◎ホクトスルタン

■【札幌日経オープン】ホクトスルタン復活への序章。(こないだのエントリ)

こんなことを書きましたが、その通り勝負に出ようと思います。
このオープン特別のメンバー。
純粋な力比べなら、天皇賞4着馬に敵う馬はいません。

問題はコンディション面に尽きます。
この春は日経賞、天皇賞、目黒記念と大敗続き。
目黒記念でアルナスライン以下を完封した08年の春に比べると、
どうしても見劣りしてしまいます。
ただ今季の3戦は展開や馬場が特殊で、
大きく崩れてしまったのも仕方なかったのではないかと。

そこで今回は3歳時に1000万下を勝った札幌2600mのオープン特別。
コーナー6つの小回りコースなら、
息を入れながら容易く主導権を握れそう。
中舘英二のドリームサンデー@なぜこんなところに!?が気になるけれど、
外枠からの発進ならば出方を探りながらの先行策が可能。

最高のパートナー・横山典弘を背に、復活の逃走劇を。
そして風前の灯火となった「天皇賞四代制覇」の希望がつながるように。
北の大地が、奇跡への序章になる。

・・しかしドリームサンデーは邪魔やなあ(笑
登録してることすら気付かんかったし。

○マンハッタンスカイ
▲アメジストリング
☆ゼンノグッドウッド
△ナリタキングパワー

浅見秀一厩舎の3頭がそれぞれ個性的ですね。

※小倉2歳S、新潟2歳Sの予想は割愛することにしました。あしからず。
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◇札幌11R ハーベスト特別
■レース結果(netkeiba)
予想エントリ:【複勝コロガシ/ハーベスト特別予想】◎コロナグラフ
【投資:4,000円 回収:6,400円=複勝◎160円×4000

■馬券
0905ハーベスト特別_馬券


◎コロナグラフは前走に続きスタートが速かったですね。
鞍上が迷わず手綱を押してハナを取りに行き、主導権を握れたのがよかった。
4角を曲がった時点で3番手以下を大きく引き離していたのを見た時点で、
これは残れたなとほぼ確信しました。

ただ、勝ったロラパルーザは力が一枚上でした。
直線半ばで先頭に並びかけられると、あとは差を広げられる一方。
まるで前走のVTRを見ているかのように、7馬身(1.1秒差)をつけられてしまいました。
いや、普通にこの馬は強いですよ。
初勝利こそ芝で挙げたものの、その後は頭打ちになって初めて試したダートで500万下勝ち。
前走の2着を挟んで1000万下も勝ち上がって、すなわちダートは3戦して【2.1.0.0】。
底を見せていません。

で、勝ち馬の圧倒的強さの前に意気消沈したコロナグラフは、
ゴール前で猛追してきたフリソにも先着を許し結局3着。
3歳馬のワンツーということで、
そろそろ斤量のアドバンテージも含め若駒が有利な時期に差し掛かってきたでしょうか。

ただ、コロナグラフもまだ状態面は本物ではなさそう。
次こそ絞れてくれば、準オープン上位級の力を発揮できるのではないでしょうか。
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◆札幌11R ハーベスト特別
◎コロナグラフ

降級初戦だった前走は3着。
しかもそこで1秒離されたロラパルーザと再戦ということで、
非常に分は悪いかもしれない。
ただ、3ヶ月半ぶりの実戦で馬体重は重めだったので、
叩かれての上積みは十分に見込める。

すでに現級を勝って、準オープンでも好走している実績馬。
状態面で上積みがあれば、
前走の差は大きく詰められるに違いない。
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勝負事には運や巡り合わせが欠かせないが、
その点では今週の武豊は戦わずして負けてしまっている。
新潟2歳Sの有力馬シンメイフジへの騎乗をあきらめ、
小倉で乗ることになっていたファイティングピサがソエのため回避。
そのため小倉2歳Sで騎乗するのはメイショウヘミングに決まった。
決してメイショウヘミングに勝機がないとは言わないけれども、
シンメイフジを逃した代償は大きいのではなかろうかと・・

どうも、ここ数年は武豊の選択が裏目に出るケースが多い気がする。
「かち合ったお手馬のうち、乗らなかった方が勝つ」っていうね。
もちろん見る目がないというばかりではなく、
先約の関係でやむを得ず・・というケースもあるが、
それらも含めた「勝負運」が鈍っているのを感じる。
かつては「自分が切った馬には絶対に先着させない」とまで言われていたのにね。

そんなわけでシンメイフジの勝ちフラグが豪快に立った気がしております。
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昨日も触れたとおり、今週は2歳重賞が3つ組まれております。
もちろん楽しみではあるのですが、
どうしても馬券的には手を出しづらい、手を出すべきではないカテゴリ。
したがって、勝負は別のレースでと考えたくなるものです。

そこで気になったのが札幌日経オープン。
3ヶ月間続いた札幌開催のフィナーレを飾る古馬の一戦。
長丁場に自信を持つエアジパングや、
走る労働者マンハッタンスカイ、好調牝馬アメジストリングなど、
なかなか検討のし甲斐があるメンバーが予想されています。

その中でも最も注目すべきはホクトスルタンを置いて他にいないでしょう。
ご存じ昨年の目黒記念を勝ったメジロマックイーン産駒。
「天皇賞4代制覇」を至上命題に生まれてきた伝説の馬です。
その期待に応えるべく、昨春の天皇賞は見せ場十分の4着。
これなら夢が夢で終わらない可能性も・・とボルテージも上がったものでした。

長期休養明けの今季は3戦して見せ場なく大敗続きも、
馬場や展開に大きく左右されてのもので、衰えを感じさせるものではありません。
斤量56kgでオープン特別に出られるのはかなりのアドバンテージ。

長い休みで走る気持ち、闘う気持ちが失せていなければ、
ここではちょっとエンジンの作りが違うと思わせるだけに、
復活を期待させるレースを見たいものです。

そして複勝馬券もきっちり届けてくれるものと期待しています。
本来なら大敗続きの馬は買うべきではないと思いますが・・
たまには思い入れを具現化させた馬券というのも悪くないのではないかと。
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皆さんすっかりお忘れかもしれませんが、
私の最大の愛馬はスティルインラブです。
もう亡くなって2年になりますが、
その最初で最後の仔にあたるキングカメハメハ産駒が2歳を迎えました。

■スティルインラブの2007(netkeiba)

まだ馬名登録も済んでおらず、
いつデビューできるのか先行きは不透明そのもの。
まして母の面影を重ねられるほどのポテンシャルを持っている可能性なんて、
正直かなり低いと思っています。
リンク先の書き込みも、
一般ユーザーの方からの情報ながらあまり芳しくない内容が見られます。

正直、ひとつ勝てるか勝てないか・・
それくらいのレベルも覚悟しています。
競馬とはそう甘いものではないからです。

でもね、そんなことは関係ないと思うんですよ。
現役時代あれだけ夢中にさせてくれた名牝の、
たった一頭の子どもが競走馬としてターフを駆ける。
それだけでも十分、素晴らしいじゃないですか。
そりゃ願わくば、
母と同じくクラシック路線に乗って、
あわよくばタイトルの一つでも取って胸を張って種牡馬入り・・
なんて夢は膨らみますけど。

たとえどうしようもなく弱い馬だったとしても、
ガッカリするようなことはせずに、
「よくぞデビューまでこぎつけてくれた」と、その労をねぎらおうと思います。
だからせめてデビューだけは無事に果たしてくれよ。頼むよ。

今週は2歳重賞3連発。
順調に勝ち上がった若駒たちを羨みながら、ふとそんなことを考えました。
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◇新潟11R 新潟記念
■レース結果(netkeiba)
予想エントリ:【新潟記念予想】◎トウショウシロッコ

ホッコーパドゥシャが勝ってサマー2000シリーズの王者に。
シリーズを3戦して【1.1.1.0】とコンスタントに好成績を収めており、
王者と呼ぶに相応しいキャリアを残したのではないかと。

それにしても村山明厩舎はすごいと思う。
テスタマッタでいきなり交流GIを勝つと、
ひと息つく間もなく今度はJRAの重賞をゲット。

浜田光正厩舎時代は重賞の壁に跳ね返されていたのが、
転厩を境にグンとパワーアップに成功。
福島民報杯を1:57.8で勝ったのが、お目覚めの一撃だった。
その後は見違えるように重賞戦線で奮闘。
初重賞も、新しいトレーナーの手腕なしでは勝ち取ることのできない勲章だっただろう。

それでも師は「浜田先生のやり方を踏まえてやらせてもらっているだけです」と、
前任の先輩を立てることを忘れない。
正直、晩年は1つ勝つのもままならない状態だった調教師であるにもかかわらず。

浜田厩舎を悪く言うつもりはないが、
環境が変わって馬が目に見えて上昇カーブを描くのであれば、
今、リーディング下位の厩舎でくすぶっている馬にも、
もしかしたら飛躍のチャンスは残されているのかもしれない。
日々のトレーニングを指揮する調教師だけでなく、
ケイコで手綱を取る助手や身の世話を受ける厩務員も、
腕利きの人物に出会えれば変われる可能性は十分。

鮮やか過ぎる転身を遂げたホッコーパドゥシャを見ていると、そんな思いがした。

完。


・・お、おわり?
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◇札幌9R キーンランドC
■レース結果(netkeiba)
予想エントリ:【複勝コロガシ/キーンランドC予想】◎グランプリエンゼル
【投資:3,400円 回収:4,080円=複勝◎120円×3400

■馬券
0830キーンランドC_馬券


コンスタントに馬券を買い始めてからもう6、7年になりますが、
今回ほど「ラッキー」を感じたことはありません。

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