まだヴィクトリアマイルを目指す路線というのがしっくり来ないが、
あと2年もすれば自分の中で習慣となるだろう。
5月の大舞台を目指して、今週は京都牝馬S。
どちらかというと実績馬受難のレースである。
昨年こそディアデラノビアが圧勝したが、
その前はヘヴンリーロマンスやサクラヴィクトリアなど、
重賞戦線での豊富な実績を評価された馬が不発に終わるケースが相次いだ。
冬場で仕上がりにも余裕を持たせる中、
他馬より重い斤量を課せられ、ペースはスロー。
こんな状況では「GI級の底力」など残念ながら何の自慢にもならない。
それをうまく逆手に取れたおかげで、
個人的にも何度か高配当にありつけた。
ところが02年は、道悪で58kgを背負った追い込み馬が鮮やかな勝利を飾った。
その名はビハインドザマスク。
セントウルSやスワンSで牡馬を打ち負かし、
短距離GIでも上位人気に支持された経歴を持つ。
結果的には単勝9.1倍の低評価は失礼に値したわけだが、
それでもこの悪条件であそこまで鮮やかに勝たれるとは思わなかった。
相手も揃っていた。
前走の阪神牝馬Sで重賞初制覇を成し遂げたエアトゥーレ、
順調にはレースを使えていないものの、
ローズSを勝つなど非凡な才能を示していたダイヤモンドビコー。
彼女らより3キロも重い斤量を背負っていたにもかかわらず、あの鋭い末脚。
「底力」を見せつけるのが難しいこの舞台。
それでもハイレベルの戦いを演じてきた意地で、
ちょうど10個目の白星をつかみ取った。
このレースを最後に、ビハインドザマスクは繁殖入り。
現役ではシュガーヴァイン(牝4)が河内洋厩舎で奮闘している。
新馬戦でオープン馬スリープレスナイトを下すなど素質は確かだが、
骨折などもあって出世が遅れており、現在は1000万下に所属。
ただ、末脚勝負に徹するスタイルは間違いなく母譲りである。
来年・・は厳しいかもしれないが、
再来年あたりにこのレースまで駒を進めてくれるかもしれない。
■2002年1月27日 京都牝馬S
1着ビハインドザマスク――58福永祐一
2着ダイヤモンドビコー――55K.ファロン
3着フサイチユーキャン――54四位洋文
・・・・・・
4着エアトゥーレ―――――55武豊
このシリーズ、2002年のレース多すぎ!
あと2年もすれば自分の中で習慣となるだろう。
5月の大舞台を目指して、今週は京都牝馬S。
どちらかというと実績馬受難のレースである。
昨年こそディアデラノビアが圧勝したが、
その前はヘヴンリーロマンスやサクラヴィクトリアなど、
重賞戦線での豊富な実績を評価された馬が不発に終わるケースが相次いだ。
冬場で仕上がりにも余裕を持たせる中、
他馬より重い斤量を課せられ、ペースはスロー。
こんな状況では「GI級の底力」など残念ながら何の自慢にもならない。
それをうまく逆手に取れたおかげで、
個人的にも何度か高配当にありつけた。
ところが02年は、道悪で58kgを背負った追い込み馬が鮮やかな勝利を飾った。
その名はビハインドザマスク。
セントウルSやスワンSで牡馬を打ち負かし、
短距離GIでも上位人気に支持された経歴を持つ。
結果的には単勝9.1倍の低評価は失礼に値したわけだが、
それでもこの悪条件であそこまで鮮やかに勝たれるとは思わなかった。
相手も揃っていた。
前走の阪神牝馬Sで重賞初制覇を成し遂げたエアトゥーレ、
順調にはレースを使えていないものの、
ローズSを勝つなど非凡な才能を示していたダイヤモンドビコー。
彼女らより3キロも重い斤量を背負っていたにもかかわらず、あの鋭い末脚。
「底力」を見せつけるのが難しいこの舞台。
それでもハイレベルの戦いを演じてきた意地で、
ちょうど10個目の白星をつかみ取った。
このレースを最後に、ビハインドザマスクは繁殖入り。
現役ではシュガーヴァイン(牝4)が河内洋厩舎で奮闘している。
新馬戦でオープン馬スリープレスナイトを下すなど素質は確かだが、
骨折などもあって出世が遅れており、現在は1000万下に所属。
ただ、末脚勝負に徹するスタイルは間違いなく母譲りである。
来年・・は厳しいかもしれないが、
再来年あたりにこのレースまで駒を進めてくれるかもしれない。
■2002年1月27日 京都牝馬S
1着ビハインドザマスク――58福永祐一
2着ダイヤモンドビコー――55K.ファロン
3着フサイチユーキャン――54四位洋文
・・・・・・
4着エアトゥーレ―――――55武豊
このシリーズ、2002年のレース多すぎ!