「人生、無事是名馬」

2006年創刊の雑談競馬ブログ。主に毎週のレースや好きな馬・ジョッキーについて。時に野球やドラクエについて熱弁。

ラジオNIKKEI杯が阪神2000mに帰ってきたぞーということで少しテンションが上がっている。京都2歳Sの重賞昇格後はクラシックで勝ち負けできる馬が出てこないが、コース替わりで流れは変わるだろうか。結局みんなホープフルSに行っちゃうのだろうか。

今年のメンバーはそれなりのレベルにあると思っている。アイビーSでオーソクレースと接戦したラーゴムはこの条件が合いそうだし、ワンダフルタウンは萩Sの敗戦だけでは見限れない叩き上げタイプ。グロリアムンディは新馬戦の内容を見ると内回りコースが良さそう。福永祐一も絶賛の素質がいきなり開花するか。

それらを相手にバスラットレオンがどんな競馬を見せてくれるだろう。一週前追い切りではあのコントレイルと併せ馬で先着、時計も優秀で改めて能力の片鱗を感じさせた。引き続き鞍上を務める坂井瑠星にとっては何度も負けていられないクラスの馬。このチャンスを活かせるかどうかで騎手人生が決まる、それくらいの気持ちで乗ってもらいたい。

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先週も2歳戦は盛りだくさんだったので木曜になっても配信を続けるよ。



# ブエナベントゥーラ脱落、ミルコが追うことすらなく馬群に沈む
# そもそも平場1400mを使ってきた時点でなあ
# 赤松賞、アカイトリノムスメは優秀な勝ちっぷり
# 新馬戦大敗からよくここまで巻き返した
# 阪神JF回避は既定路線でしょう、次は恐らくクイーンCかな?
# 「残り物」レフトゥバーズは相当な素質
# 小柄な馬体が今後のネックに

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東スポ杯2歳Sは単勝1番人気に応えてダノンザキッドが勝利。プラス24キロで発汗も目立つなど、ちょっとコンディション面が心配にも映ったが、問題なく力を出し切った。

しかし何なんでしょうねこの「ここらが限界でしょ」感は。

少なくとも「これで日本ダービーも決まった!」的なインパクトはなかったですよね。安心と信頼の東スポ杯だというのに。ダノンだからか、安田隆行厩舎だからか。何となく皐月賞3着くらいが限度のような。同じジャスタウェイ産駒のヴェロックスが低いようで高いハードル。

関連エントリ: ■ 【POG】「幻の指名馬」ダノンザキッドが評判馬揃いの新馬戦を圧勝..! (2020年6月30日)


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3日間開催は忙しい。ガンバ大阪の試合もまだ振り返られてなくてスタエフ配信が全然間に合ってない。死ぬw
とりあえずマイルCSについて。



# 圧巻のグランアレグリア
# インディチャンプを先に行かせてから突き抜ける瞬発力
# 単勝1倍台でマイルCSを勝つのは98年タイキシャトル以来
# 同年にスプリンターズSとマイルCSを勝つのも97年タイキシャトル以来
# 開催時期的に調整が難しい短距離路線で1年間ほぼパーフェクトで駆け抜けた偉業
# サクラバクシンオー→タイキシャトル→ロードカナロアに続く短距離最強馬の系譜
# 香港スプリントを勝ってほしかったという「ないものねだり」
# 来年2000mも極めたらとんでもない話

# インディチャンプ、アドマイヤマーズもカンペキなレース運び
# スローペースをあの位置で立ち回った福永祐一と川田将雅の騎乗は100点
# それとは対照的にサリオスのミルコは..
# この速い馬場で外枠から消極的な騎乗にしか見えなかった

# あとはスカーレットカラー岩田康誠のイン付きに執念を感じた
# 高橋亮調教師とマイルCSの因縁、もうあれから20年

# このメンバーならもうちょい速いペースで流れてほしかったが
# 全体的には好レース
# 強い馬がみんな国内にいる「特別な秋」を引き続き楽しみたい

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朝日杯FSやNHKマイルCのイメージがいつまでも色濃く残っているせいか、どうもグランアレグリアは思わぬところでコロッと負けてしまう印象があったのだが..強い。スキを見せないレース運びでスプリンターズS→マイルCSの連勝を達成。同一年に両レースを制したのってもしかして97年のタイキシャトル以来?

まあ色々と振り返りたいこともありますが明日も競馬がありますのでね。東スポ杯2歳Sは今さら説明するまでもなく来年の日本ダービーに直結するレースですが、どうも今年はバリバリのクラシック候補!みたいな馬が見当たりませんね。このへんもノーザンFのエリート候補が思い通りに勝ち上がれていないのが影響しているのかも。

ダノンザキッドは宝塚記念当日の新馬戦を制して以来のレース。負かしたワンダフルタウンも未勝利戦を圧勝したし、改めてレベルの高い一戦だったことはわかっている。完成度なんかを加味しても、連勝の可能性は十分。ただその先は知らんw 
スケール感でいえばむしろドゥラヴェルデ。もしかしたら明日は勝ち切れないかもしれないが、来年になってブレイクしてそう。そのためにも早めに賞金は加算させておきたい。もう一頭のドゥラメンテ産駒ジュンブルースカイはOPでのレースを経験しているのが強み。

あとはヴェローチェオロも上位に食い下がりたいよね。芙蓉S・百日草特別とそこそこ頑張ってはいるものの、現状やや力の差を感じずにはいられないだけに。

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近年まれにみるハイレベルなメンバーとなったマイルCS。コロナ禍の影響で香港への遠征が難しく、本来であればサリオスあたりは確実にそちらをターゲットにしてそうなところを、仕方なし感たっぷりにこちらへ回ってきた。グランアレグリアだって本当なら間隔をしっかり開けて香港マイルをターゲットにしたかったところじゃなかろうか。
その影響もあって、上位人気はみんなノーザンFの生産・クラブ所有馬。中距離戦線ならともかく、マイルG1でこんな現象が起こるのは珍しい。昨年の勝ち馬インディチャンプ、底力は現役屈指のアドマイヤマーズあたりも含めて、迫力ある戦いになるのは間違いなさそうだ。

中でもグランアレグリアは時計勝負にも強く、阪神コースの実績も十分。どこをどう切り取って死角はなさそうに思うのだが、ルメールも含めて勝ちっ放し感が強くここでコロッと負けちゃっても不思議ではないような。何とも説明しがたい話だが。サリオス・インディチャンプあたりも普通に走れれば上位争いは必至。それくらいしか言いようがないw


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きょうは都合でテキスト更新。

土曜の注目は何といってもブエナベントゥーラ。まさかの平場1400m戦に投入されるとは思ってもみなかった。一部ではベゴニア賞みたいな話を聞いていただけに。
しかしどうなんでしょうね1400mって。本当であればもっと長い距離を活躍の場にしたい馬。にもかかわらずマイル戦どころかさらに距離を短縮してくるとは、よっぽど気性面のコントロールが難しいのだろうか。恐るべしモーリスの血。明日も抑えきれずグイグイ行ってしまうのだろうか。

相手は何ともいえないがブルーメンブラットの仔ブルメンダールは個人的に応援したい一頭。この馬もモーリスな。

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もう木曜になろうというのに先週の話をまだやってるブログがこちらになります。しかも話して済ますスタイル。



#京都ジャンプS
#オジュウチョウサン敗れる
#単勝<複勝マニア歓喜とはならず
#福島記念
#池添謙一JRA全10場重賞制覇
#さすがは勝負強い男
#オルフェーヴル産駒も調子いいですね
#武蔵野S 
#サンライズノヴァが2度目の制覇
#昔このレースで買ったら沈んだよな!?
#3歳勢..ケンシンコウとデュードヴァン..
#武豊100勝、エージェント効果もあるけれどすごい
#あとは大舞台で脚光を
#タンジェリンムーンは昇級後も相手なり!

#箇条書き芸も板についてきたな
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先週の2歳戦、まあまあ盛りだくさんだったのでstand.fmでは抜粋して話してます。



#デイリー杯2歳S
#レッドベルオーブが人気に応えて勝利
#折り合いとか反動とか、今後に向けて課題も
#ホウオウアマゾンも優秀よね、順調に賞金加算
#この世代のキングカメハメハ産駒は好調
#カイザーノヴァは折り合いが..まだまだこれからやね
#坂井瑠星とのコンビで一進一退でいこう

#黄菊賞、クインズラベンダー敗れる
#サトノレイナス勢としてはライバル台頭といかず安堵w
#とはいえオークスには間に合わせてくるでしょう

#ルージュアドラブルいいねえ、アーモンドアイみたいな瞬発力
#しかし390kgしかないのが悔やまれる
#全弟は個人馬主さんがセールで落札、どこまで走るか

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エリザベス女王杯の振り返り。



#2歳からトップクラスで走り続けるラッキーライラックすごいよね
#自ら動いて後続をねじ伏せる王道の競馬
#終わってみれば「グランプリ血統」4角でのコーナリングが秀逸
#手薄なメンバーになりそうな有馬記念、ぜひ行っちゃいましょう

#サラキアはいつの間にこんな強くなったの、マイルG3くらいが限界だったのに
#北村友一も当たり前のようにG1で馬券になるジョッキー

#ラヴズオンリーユーは復活の兆し、来年もうひと花を
#適鞍は海外にありそうだが、陣営の判断に注目
#センテリュオはできれば外に持ち出して追い上げたかった

#3歳勢ではウインマリリンの4着が最高位
#ソフトフルートもリアアメリアも見せ場なく終了
#デアリングタクトのジャパンCへの評価にも影響するかも

#ノームコアの逃げはよかった、よかったが..
#問題はペース、スローに落としてレースをコントロールしたかった

#ウインマイティーは秋3戦いいとこなし、オークスの粘りをもう一度..
#サトノガーネットは出番なし、前崩れは起こらず

#3連複4,260円、3連単21,050円は人気決着ながら高配当
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エリザベス女王杯は何を基準に考えたらいいのかわからない。例年とは違う阪神での開催。4角手前から各馬がスパートするスリリングな攻防になりそうだが、その一方で時計がめちゃくちゃ速い馬場なので前もそう簡単には止まらなさそうという..

連覇を目指すラッキーライラックはパッと見た限り不安材料はない。ただ目標にされる立場でロンスパ合戦に付き合うとなると、まだ動きたくないタイミングで動かざるを得なくなり、最後の脚を失くしてしまうかも。同じ2200mなら京都の方が向くのは間違いない。条件的にはラヴズオンリーユーは好転しそうだが、この馬の場合はコンディション面がどこまで戻っているか。矢作芳人厩舎をナメてはいけないが..
札幌記念で久々の2000mを楽にこなしたノームコアは消耗戦向き。一昨年そこそこ走れたことを考えても2200mは守備範囲か。オールカマーを勝ったセンテリュオも息の長い末脚が武器。あとは関西G1で戸崎圭太を信用するかの話。

ここまで書くと人気どころで最も信用できそうなのはノームコアかな。でもちょっと何かが起きそうな気がするんだわ。

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デイリー杯2歳Sは少頭数ながら期待馬が集まった。



レッドベルオーブの勝ちっぷりにはシルバーステートみを感じた。タメてキレるよりスピードを前面に押し出すスタイル。この前進気勢の強さを福永祐一がどうコントロールしていくか。
カイザーノヴァも坂井瑠星ともども頑張ってステップアップしてほしい。初距離になるので折り合いをつけたいですね、それが朝日杯にもつながる。

武蔵野Sはタイムフライヤーが中心でいいんじゃないでしょうか。チャンピオンズCよりむしろこちらが勝負レース。59kgのモズアスコットなら勝たなければ。毎度おなじみサンライズノヴァも引き続き有力、あとは3歳のデュードヴァン・ケンシンコウがどれだけやれるか。カフェファラオに続く古馬撃破なるか。

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いやー、今日はこの話題に尽きる。やっとおもしろくなってきましたね。



アーモンドアイのジャパンC参戦、そして引退が決定。てっきり香港でラストランかと思いきや。意外な決断。間違ってもファンの期待に応えるためとかではないと思うし、今のアーモンドアイの状態から東京2400mでコントレイル・デアリングタクトと戦うのはまあまあ分が悪いはず。

きっと馬券はこの3頭が集中的に売れると思うんですけど、他もぜんぜん狙えると思ってます。色んな意味で今から2週間後が楽しみになってきた。
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昨日の藤川球児さんの引退試合&セレモニーはよかったですね。



色々と思い出に浸りながら過去を振り返ってみると、なぜか強く印象に残っているのは「あの試合」。必ずしも全盛期の輝きだけがレジェンドの足跡を彩っているというわけではないのです。

そうこうしているうちにシーズンも終了。何とも言えない余韻が残る1年でしたが、まあほぼ楽しかったです。来年また頑張ってほしいなと思いつつ、大野雄大さんの残留が決まって早くもつまづいた感w

シーズンの振り返りもできたらいいな。
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藤川球児の引退セレモニーを追っかけで見てたらくっそ遅い時間になったので今日はテキストでいこう。

先週の2歳馬でいえば、まず百日草特別を勝ったエフフォーリアですよね。札幌の新馬戦を勝った段階で話題になってたけど、個人的にはそこまでって印象だった。しかし2戦目でその成長力を見せつけられた。スローペースを我慢してズバッと差し切り勝ち。上がり3F33.4秒をマークした瞬発力の裏付けも今後への期待を高めてくれる。
困ったのは次走を含めたローテーション。同じ鹿戸雄一厩舎にはランドオブリバティが、キャロットCにはオーソクレースがおり、それぞれホープフルSへの参戦を予定していることを考えるとこの馬の参戦はなさそう。となると年内は使わず年明けの京成杯か共同通信杯あたりになるのだろうか。これだけ間隔が空くのはもったいない気もするが、さすがにこの使い分けは批判するようなものではないのでご注意を。

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京王杯2歳SとファンタジーSも簡単に振り返っております。



モントライゼは結果もさることながら内容が優秀。マイルまでこなしちゃうのだろうか。朝日杯FSはなかなかメンバーも揃いそうで、そこでも通用するだろうかどうだろう。たとえそこで壁にぶち当たったとしても、この時点でこれだけ稼いでくれるのはダイワメジャー産駒の鑑。すばらしい。
一方レガトゥスはチグハグな競馬で力を出し切れず。1400mでもあれだけ引っ掛かってしまうのはつらいな。

ファンタジーSのメイケイエールも折り合いに苦労しながらセンスのあるところを見せつけての3連勝。もう少し抑えが利くようになれば、阪神JF・桜花賞でも馬券になるかもしれない。
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アルゼンチン共和国杯とみやこSの振り返りを簡単に。



骨折明けでも能力全開オーソリティ。これならどこかG1でも出番があるかも。当たり年のアルゼンチン共和国杯か。ユーキャンスマイルは内を突く形になったのがキツかった。叩いてジャパンCは前進が見込めるが、三冠馬2頭に太刀打ちできるかは謎。

みやこSは時計も速く消耗戦に。逃げたベストタッチダウンをめがけて早めにエアアルマスが動く展開はクリンチャーにとって絶好の形。ダート転向後なかなか勝ちきれなかったが、ここで初勝利を重賞勝ちで決めた。

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明日のレースについてもstand.fmで収録しようとしていたんだけど、配信途中で奥さんが寝室から出てくるというアクシデントが発生したため中断。音声はこれがあるから難しいな、特にLIVEの場合は。

ということで今日はテキストで。アルゼンチン共和国杯はユーキャンスマイル、オーソリティとG1を狙えるポテンシャルの主が参戦。どちらかが勝てばゴールドアクターやシュヴァルグランのような出世が見込めるかも。サンレイポケットは新潟記念・毎日王冠と善戦が続く。距離延長とハンデ差を活かせばもしかしたら。

みやこSはダート重賞にしては珍しく少頭数になった。砂をかぶりたくないエアアルマスにとっては好都合。あとは骨折明けで仕上がり具合だけがポイント。ベストタッチダウンは武豊と手が合いそう。強気の先行策で後ろにも脚を使わせたい。

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京王杯2歳S・ファンタジーSについて初めてLIVE形式で配信してみたけどほぼ誰も来なかったよね。



京王杯2歳Sはリフレイムを含め上位人気どころがあまり信用できなさそう。フルゲートでもありどこに伏兵が潜んでいるか。レガトゥスの覚醒もひそかに期待している。初距離で重賞参戦と楽な条件ではないが、気性的には1400mがハマる可能性も。

ファンタジーSはメイケイエール・ヨカヨカ・サルビアの争いか。サルビアいいよねえ、1400mで連勝中のダイワメジャー産駒。こういうのでいいんだよ。



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初めて京都競馬場に行ったことを思い出している。1997年11月16日。その日、僕は友達2人と京阪御殿山駅下車すぐのところにある「御殿山バッティングセンター」にいた。なぜ京都の家からわざわざという疑問は今も残るが、それはさておき..ひと通り凡打を積み重ねて京阪電車に乗って帰る途中のことだった。

「ちょっと..今、淀で降りたらマイルチャンピオンシップ見れるんちゃう?」

僕が言い出したのか、友達が言い出したのかは覚えてない。とにかく誰かの提言で、本当なら中書島まで行くはずのところを淀で飛び降りた。時間もたまたま15時過ぎ。何と行きあたりばったりな競馬場デビューだろう。

旧駅舎から入場門までの道のりはさっぱり覚えてない。15歳の少年3人だから入場時も「馬券は買うな」みたいにクギを刺されたことだろう、どうせ。そこからスタンドまでもどうやって歩いていったか覚えてない。覚えてないばっかり。

しかし、たどり着いたスタンドの大観衆と、その先に無限に広がるターフに圧倒されたことはハッキリ覚えている。まずお客さんの多さ。あとで調べてみると、この日の京都競馬場の入場者数は92,540人。えげつない。レース直前に着いた僕らは座れるわけもなく、ぎゅうぎゅう詰めの通路にしがみつくように立つのがやっと。それでもどうにか見届けることができた。

今もなお歴代最強級マイラーとして語り継がれる、タイキシャトルの圧勝を。

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昨日はブエナベントゥーラとソダシについて語ったら時間切れになってしまったので続きを改めて。しかも音声収録は厳しそうなのでテキストで。

まずは萩Sで1番人気に支持されたものの3着に終わったワンダフルタウン。ハイレベルと見られていたダノンザキッド組の2着馬で、新潟の未勝利戦を圧勝したキャリアからも期待はどんどん大きくなっているが、トントン拍子で連勝していくタイプではなさそうだ。「ホープフルSから逆算して使う」と計画のもとで、京都2歳Sも挟んでいく叩き上げスタイル。まだまだ見限るのは早い。

シュヴァリエローズは新潟2歳S5着で早々に底が割れたようにも思えたが、ここで消えまいとひと踏ん張り。ただこれ以上の上積みは見込みづらいのが正直なところ。フォティノースはどうしてしまったのか。4角で大きく逸走。内容は違えど、牝馬路線の有望株ダノンシュネラと同じくOP特別でシンガリ負け。

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先週はPOG戦線での注目馬が大挙出走で盛り上がりましたな。まとめて話そうと思ったけど長くなりそうなのでブエナベントゥーラとソダシについてだけとりあえず。



ブエナベントゥーラはこのままだとキツいよね、どれだけ上積み変わり身があるか。一方ソダシはなかなか優秀。サッと好位から速い上がりでまとめるセンスの良さ。ただ、サトノレイナス勢としては実績で劣っても実力では負けてませんよの気持ち。テンハッピーローズも流れが向かない中でしっかりと脚を使ってくれたし、サフラン賞のレベルも低くなかったということで。

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天皇賞について感想を簡単にしゃべってます。



これまでほど圧倒的な勝利ではなかったこと、ルメールが感じていた重圧などを考えても、アーモンドアイのパフォーマンスは下降線を辿っていたのではないかと。「ラストチャンス」をモノにしての八冠達成でした。

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土曜の夜は更新できないのでもう日曜のレースのことも書いちゃえ。出走取消やらで状況が変わってたらゴメンやで。
アーモンドアイが威厳を保つか、よもやの一撃を食らうのか。言われているほど絶対的ではない状況だと思っているので、この攻防は楽しんで見ることができそうだ。ダノンキングリーの馬券ちょっと買おうかな..

そして京都は正真正銘の最終日。2年半もレースがないとかさみしすぎる。カシオペアSもいろんな思い出があるレースですわ。今年は休み明けばっかりだけど誰が勝つのやら...w そして10R栞Sのハギノリュクスはまだ行けるかな。

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明日はアルテミスS。阪神ジュベナイルFでサトノレイナスの強敵となる馬は現れるのか。

実績では札幌2歳Sでワンツーを決めたソダシとユーバーレーベン。どちらも小回り洋芝の方が合いそうで東京マイルに替わってどうかだが、今の時期ならまだ能力と経験で適性面を補えるのでは。ウインアグライアも同様に。
サフラン賞組のテンハッピーローズもなかなか強いと思うんですよね、この馬が頑張ってくれればますますサトノレイナスの評価も上がるってことで。タウゼントシェーンは前走が案外、コース替わりが吉と出るか。

いずれにせよ多頭数で厳しい経験は積めるのが、各馬にとってアドバンテージになるだろう。

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天皇賞のアーモンドアイはちょっとスキありと見ている。八冠を取るならここしかないけど、過去の歴史的名牝たちも「5歳秋の天皇賞」は苦戦を強いられてきた。これまで格下と見てきた相手に下剋上を許すシーンは想像しがたいが、だからこそ波乱の妙味もあるというもの。



スローペースの上がり勝負になればダノンキングリーあると思うねんなあ。それとあと一頭、波乱の一角を担えないかなと密かに期待している馬が..という話をラジオでやってます。

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昨日はオーソクレース民の方々に聞いていただけてよかったです。内容はぐう凡でガッカリだったでしょうけどw





シャフリヤールいいね、タメて切れるディープインパクト産駒の優等生。これが今季の牡馬エースかもしれない説。それにひきかえアークライトは..崖っぷちとか言うてると松岡昌宏くんに「あなたは崖の下に落ちてしまっていることに気付いていない」と言われそう。絞って出てこないとこのまま終わる。
そしてリフレイム。阪神ジュベナイルFでサトノレイナスの強敵になるかも。京王杯2歳Sでも勝負になりそうで..注意して見ておきたい。
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これは思った通りの大物かもしれない。札幌の新馬戦で非凡な素質を見せてくれたオーソクレースが、アイビーSも勝ってデビューから2連勝。期待の良血馬がクラシック路線に乗った。



まずは新馬戦直後に書いたエントリを改めて読み返してほしい。これだけ手放しで称賛していたわけだから2戦目も楽しみにしていた一方で、本来はじっくりと力をつけていく血統だけにいきなりOP級を相手にするとちょっとどうかなという思いもあったのだが..







改めて誉めて誉めまくることになってしまった。ラジオで触れるの忘れたけどあのド根性こそマリアライト譲りよな。

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もしも例年通り大観衆がスタンドに詰めかけていたら、歓声と悲鳴が入り混じっていたことだろう。無敗の三冠を目指して先頭に躍り出るコントレイルに、外から猛然と襲いかかるアリストテレス。あわや差し切ろうかという勢いで馬体を併せながらのデッドヒートが約200mにわたって続いたが、最後の最後は辛うじてコントレイルがクビ差だけ退けた。

まずはコントレイルが背負った使命を果たしてくれたことに安堵したのと同時に、強烈なインパクトを残したのが「敵に回ったルメールの恐ろしさ」。真っ先に思い出したのが、あのハーツクライでディープインパクトを破った05年の有馬記念。日本のほぼ全競馬ファンをフリーズさせたあのドリームクラッシュが15年の時を経て再現されるのかと、迫りくるアリストテレスを見ながら軽く恐怖した。
道中はコントレイルを執拗にマンマーク。動くタイミングも合わせて4角で外から併せにかかると、鬼気迫るアクションで最後まで抵抗し続けた。入線後はてっきり福永祐一に手を差し伸べて祝福でもするのかと思ったがそんな素振りもなく。馬上の姿からも悔しさがにじみ出ているように感じた。

JRAの所属となった近年はアーモンドアイを筆頭に圧倒的人気を背負う立場の乗り役となったが、短期免許で騎乗していた頃は代打の必殺仕事人として鳴らしてきた。カワカミプリンセスを破ったリトルアマポーラ、ヴァーミリアンを破ったカネヒキリなどその実績は枚挙にいとまがないが、当時の職人ぶりを思い出させるナイスファイト。週ナカの展望では「誰かコントレイルを本気にさせてくれ」というテーマで話したが、その答えはここにあった。

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結局そこまでボルテージが高まることもなく菊花賞を迎えることになってしまった。しかし裏を返せばコントレイルの凄さを物語っているのかなとも。三冠すら当然、通過点と思わせるズバ抜けた能力。勝ってほしいというよりも負けてほしくないという感情で見守りたい。



相手はヴェルトライゼンデでいいんじゃないでしょうか。馬連3倍のガッチガチ決着。買わないけど。

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さっきまで久々にオンラインでしゃべってたので今日はラジオ録る気になれず通常のブログ形式で。たぶん訪問者の皆さまとしてはこっちの方がいいのだろうw

明日は全国各地でPOG的注目馬が走りますが、まずは格を重視してアイビーSの話からしましょうか。オーソクレース、どうでしょうね。新馬戦の内容がインパクト十分だったのに対して、まだまだ完成はこれから。それなりに揃ったメンバーを相手にどこまでやれるか、結果が出ればすばらしい!ダメでも切り替えていける、そんな現状ではないだろうか。

立ちはだかる相手としてはバニシングポイントが筆頭に挙げられるだろうが、この馬は芝でどこまで行けるのか。狙うはケンタッキーダービーと聞いているが、それなら早めにポイントを確保できるレースに使わないの?いけるところまで芝で、という気持ちもあるのだろうか。明日も雨の影響が残るようならまだ走れるかもしれんが。

むしろ警戒すべきは力のいる阪神の馬場で勝ち上がったラーゴムと、坂路で動けているアドマイヤハダル。どちらもここで好走できればなかなかのレベルまで出世できるのでは。





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個人的にはまだ盛り上がってこない菊花賞の簡単な展望をしゃべってます。



日本ダービーは完全な舐めプで勝ちやがったコントレイルに冷や汗くらいはかかせてやりたい。その上で本気のコントレイルがディープインパクトに続く「父仔二代で無敗の三冠」を成し遂げてくれればめでたしめでたしである。
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中継ぎ転向後、160km/hオーバーを連発している藤浪晋太郎の今後について思うこと。先発で結果が出ない中、ずっとモップやらせて復調させろと言い続けてきたので今の状態には納得している。 そういうことやんか。 続きを読む
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秋華賞のウインマイティーは残念な結果に終わったけれど、先週のゴールドシップ産駒ではクロノメーターが日曜東京12Rの鷹巣山特別を勝ってくれました。これはうれしい。



ゴールドシップ初年度産駒のマイル路線のエースである。デビューからここまでまだ馬券圏内を外しておらず、順調にステップアップを果たして準OPまで上り詰めてきた。焦らずじっくり仕上げてきたこともあって、まだまだ上積みは大きそう。
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デアリングタクトが無事に牝馬三冠を達成。ああよかった、ホッとした。ゴール前の拍手はよかった。思わずジーンとくるものがあった。



と言いつつ、牝馬三冠についてはもはや「偉業」というほどではなくなりつつあるようにも感じている。理由についてはラジオでしゃべってるけど、時代の変化ですよね。三冠牝馬が頻出するようになったのと、競馬界をリードする牝馬が多く出てくるようになったのも同じタイミング。そういうことよ。

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はい、ヨーホーレイク勝ちましたね。まあでもここまではクロウキャニオンの最低保証。問題はここからどれだけ伸びしろが残ってるか。G1で勝ち負けレベルではないだろうと言い続けたい。
府中牝馬Sは8頭立てで嫌がらせのような荒れ方。下位人気3頭でワンツースリーという。ラヴズオンリーユーは馬場かなあ、にしても伸びなかった。

秋華賞も含め明日の見どころもラジオでしゃべってますよー。



デアリングタクトは外枠ゲットでもう死角ないよね。ついでにウインマイティーもいいところが当たったのでこの組み合わせを軽く買おうかなと。ワイド1点とかでもいいですかw

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週末雑談もラジオ化の流れである。



注目はヨーホーレイクの紫菊賞。この馬そんなに強いと思ってないので早くも壁にぶち当たるかもしれない。雨だしゴールドシップ産駒2頭・アオイゴールドとマカオンドールに期待である。

府中牝馬Sは少頭数とはいえラヴズオンリーユーが登場。普通に走れれば勝てるんじゃないでしょうか。ダノンファンタジーもG2なら何とか頑張りたいが、実力的には一枚レベルが落ちるのかな。あとはシゲルピンクダイヤと幸さんのコンビで次につながる競馬を。

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はい、懲りずにラジオ収録したので聞いてねー。



結局ちまちま編集とかしてたらブログ書くのとそないに変わらんくらい時間かかったけどな!w
デアリングタクトは当初ぶっつけだとどうなのと考えたりもしてたけど、帰厩後まったく問題なく動けているのでもう大丈夫でしょう。あとは枠順が極端な内に当たらなければ。

ウインマイティーも頑張れるはず。ドラマの脇役にはミスニューヨーク。
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アルマドラードも新馬勝ちならず。知ってた。今季ここまでの2歳戦を見ていたら何ら驚きはない結果。4角まではいい位置につけていたけど、そこから伸びきれないどころかゴール前は突き離される完敗だった。
期待の大きい一頭だけに、1戦しただけでネガるのも早計かもしれないが、馬場ガー仕上がりガーと言いながらきっちり巻き返した例もあまり思い浮かばないのが現実。東京開催のうちにもう一回は使うだろうけど、そこで一変なるかどうか。

あんまり言い過ぎるとアークライトにブーメランが返ってくるからやめとくけどw

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この春、競馬のラジオを始めるなど試行錯誤を重ねてきたが、これといった形が定まらず頓挫した。しかしサウンドメディアへの参入を諦めきれず、再チャレンジを目指そうとする火が灯り始めた。
具体的には「ブログのラジオ化」について。もう少し詳しく書くと、普段こうして更新を続けているブログには当然ながら文章の熱量に差があって、例えば毎週末の雑談なんかはまあまあ適当なんですよね。あれを書くのに時間を使うより、わーっとしゃべったものを配信しちゃった方が楽なんじゃね?という気持ちがあったりして。んで、しっかりアーカイブとして残したいものは従来どおりのテンションで書き続けるという。

具体的な形になったらまたお知らせしますんで、ぜひお付き合いくださいな。
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サウジアラビアロイヤルCは案の定というか、血統的に道悪適性の裏付けがある2頭が力通りにワンツーを決めた。
それにしてもステラヴェローチェは強かった。行き脚がつかず心配させたが、大外から見事な末脚。鞍上の横山典弘いわく「馬場は得意じゃなかった」とのことで(ホンマかいな)、それでこのパフォーマンスなら先がますます楽しみ。ターゲットは朝日杯FSになるのかな。最近ちょっと低迷気味だった須貝尚介厩舎も牝馬のソダシと合わせて2歳勢が好調。

インフィナイトは内で我慢して馬群を割る経験ができたのは収穫。なおかつ賞金も加算できたことで、手応えを持って阪神ジュベナイルFに臨めそう。

ちなみにサッカーみながら軽い気持ちでポチったこの2頭の馬連が当たったので来週もおいしいお昼ごはんにありつけそうだ。

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いよいよ明日から競馬場にお客さんが帰ってくる..!という記念すべき日です。でも台風です。特に東京は心配。ちょっと進路が逸れていきそうな予報でもあるので、開催は大丈夫かなーなどと思いながらも馬場への影響は避けられなさそう。

うむ、サトノレイナスはここ回避で正解だったのだ。

結局この雨だとバゴ産駒でいいんじゃないですか、ステラヴェローチェ。新馬戦も強かったですし。インフィナイトも不良の新馬戦を圧勝してる。さすがはキャサリーンパーの一族。この2頭が有力と見ていいんじゃないですかね。

本当ならブエナベントゥーラやレガトゥス、アークライトあたりが夏休み明けにここを使ってくる青写真だったんでしょうな。やや小粒な印象は否めず。

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今日は来年デビュー騎手の子らの模擬レースがあったんですかね。古川奈穂さんは入学の時に話題になってたのを覚えてます。藤田菜七子と同じくビジュアル的にも映えそうだなという記憶とともにw

そんなことを言いながら模擬レースの様子を伝えるニュースを見てて知ったことがある。

競馬学校37期生による第2回模擬レースが8日、千葉県白井市の競馬学校で行われた。

女性候補生の古川奈穂さん(20)の騎乗には、師匠の矢作師、兄弟子の坂井騎手も現地で熱視線を送った。矢作師は「随分上達している。乗馬未経験で(競馬学校に)入った子で他の経験者に比べると大変だったと思う。1Rの4角のさばきとかはまだ甘かったけど。でも、安心した。ジョッキーになるだけではなく、一流のジョッキーになってほしい。こちらも菜七子を超えられるジョッキーにしたい。大事に育ててあげたい」と朗らかに言った。

坂井騎手も“妹弟子”にエールを送った。「1回目の模擬レースと比べてきれいに乗れていましたね。回りを見ながら乗れていましたし、全体的に良かったと思います。デビューしたら一緒にレースに乗るので、それも楽しみです」と話した。

■ 古川奈穂の模擬レースに師匠、兄弟子もネッ視線 - ニッカン


わおー、新たな女性騎手が矢作芳人厩舎に。ご存知の通り、馬を勝たせるにしても人を育てるにしてもこの方はやると決めたらとことんやりますからね。ゴリ押..いや、強力なバックアップが得られるのは間違いない。
そして坂井瑠星も兄弟子に。これがキッカケとなってもうワンランク上に行ける可能性もあるので、環境の変化をうまく活かしてほしい。

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サフラン賞のサトノレイナスですっかり浮かれてしまいましたが、忘れちゃいけない芙蓉SとききょうSも簡単に振り返っておきましょう。
ヴェローチェオロ・ウインルーアのゴールドシップ産駒2頭出しに加え、新馬戦でアークライトを破ったアランデルも出走したことでも注目していた芙蓉S。勝ったのはランドオブリバティでした。単勝1番人気に支持されてはいたものの、新馬戦は正直そこまで強いと感じなかったのでどうなのよなんて思ってたらご覧の通り完勝ですよ。節穴。

「らしくない」ディープインパクト産駒ですよね。割と前に付けて長く脚を使って後ろを封じる形。時計のかかる馬場もむしろ向きそうな。アルアイン感。三浦皇成にビッグチャンス到来となるか。

アランデルは勝ち馬には完敗も2着。うむ、アークライトを負かした素質はダテではなかったということで。またドンと馬体が増えててブラストワンピース道まっしぐらであるw ヴェローチェオロが3着。札幌2歳Sに続きOPでも崩れていないのはよいことだが、高速馬場での争いになるとしんどくなるのかなあという印象。

一方、ウインルーアはブービー8着と大敗。しばらくはしんどいかな..できればアークライトに一撃ぶちかますのはご遠慮いただきたかったw

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出遅れて後方からのレースになり、4角に差し掛かってもまだ最後方..これはもうダメかと覚悟した、次の瞬間だった。ルメールの抜群のハンドリングに導かれながら、コースロスを最小限に留めつつコーナーをクリア。直線入り口でスムーズに外へと持ち出されると、余裕たっぷりの足取りでスパートに入り、先行するグランデフィオーレらをあっさり捕らえて先頭へ。そのまま1馬身半差の完勝。

見事な進化を遂げたサトノレイナス。新たな女王誕生の予感を漂わせる勝利だった。

追い出されてからの末脚は迫力満点。新馬戦での遠慮がちで頼りなげなフットワークとはまるで別物だった。他馬と少し並走するところもあったが、外に逃避するようなこともなく真っすぐに伸びてこられた。短期放牧も挟んでのこの4ヶ月、追い切りの時計もガンガン詰めてはいたが、実戦でもその成長ぶりを証明してくれた。これこそPOGドラフト前から期待されていた本来の姿。阪神ジュベナイルFはもちろん、桜花賞・オークスへ向けての手応えも感じさせてくれる勝ちっぷりだった。

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くり返しになるが、グランアレグリアの強さはとんでもないものだった。出遅れて4角でもまだ最後方、わちゃーやらかしたかと思った次の瞬間、目の色を変えるようなスパートに転じるとあっという間に前との差を詰め、残り100mくらいの地点で勝利を確信。ギリギリ届いたレベルではなく、2馬身もの決定的な差をつけての圧勝に終わるとは。間違いなく世界レベルのスプリンターだ。
一つの勝因として、春に高松宮記念を経験していた点が挙げられるだろう。馬自身が6ハロンの流れを知ったことと、仮に後方からの競馬になったとしてもあれだけの脚を使えるエビデンスを得たことで、今回あの位置の競馬になっても鞍上は慌てずに済んだ。当時とは違う人が乗ってたけどw

一連の流れで感じるのは、ノーザンファームが本気で勝ちに来ているのかなということ。3歳クラシックをはじめとする中距離路線で圧倒的な強さを見せる一方、短距離路線はゴドルフィンら他のグループが互角以上の戦いを見せてきていた。ところが今季はグランアレグリアを1200mのG1に積極投入。アーモンドアイらとの使い分けという事情もあっただろうが、他にもインディチャンプも当初このレースへの参戦を計画するなど、有力馬を送り込む姿勢を見せていた。

今後もこのスタンスが続くようなら、ノーザンファーム色に塗り替えられてしまう可能性も十分。ダート路線と同様、多種多様なプロフィールの持ち主が活躍できるのが短距離路線の魅力だけに、他陣営からすれば全力で抵抗を示してほしいものだ。
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今日は朝から..といっても9時過ぎてからの出発でしたが「近江富士」こと三上山を登ってきた。JR琵琶湖線の車窓からも拝める、何ともいえない存在感を放つその姿が印象的。トレッキングシューズを探しに行った際、モンベルの店員さんも勧めてくれたとあって一度は行ってみたかったのだ。

しかし登山の話はしないw

ひと通り登って充実感に浸りながらの帰り道。JRで野洲駅始発のガラガラ電車でレモンサワーを飲みながら見届けたのはサフラン賞。今週イチのビッグイベントで我がドライチのサトノレイナスがどんな走りを見せてくれるか、期待と不安が入り混じる心境だったが..

強い。

出遅れながらも一頭だけレベルが違う末脚。コースロスを防ぐルメールの騎乗もカンペキだったが、その能力の高さも確信させるものだった。これなら重賞、いやG1に出ても引けを取らないどころか十分に主役を張れるのでは。次は阪神ジュベナイルFへ直行しそうな気配だが、年末に向けて一気に期待が膨らむ勝利。この結果にはニヤニヤが止まらず、瀬田〜石山あたりの景色を見るふりをしながらごまかしていたw

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で、皆さん指定席チャレンジはするんですか? 僕は一応アタックだけはしてみようかとは思ってるんですが、まあとんでもない競争率でしょうね。たった778席をめぐっての争い。普通の土曜日でも1万人以上が入るところに、改装特需も加わるとなかなかしんどそう。最後にもう一度だけ淀の空気を堪能したいんだけどな..

さて、明日のスプリンターズSは「春の再戦」がポイントになりそう。繰り上がりながらもタイトルを手にしたモズスーパーフレアと、惜しくも差し届かなかったが安田記念でアーモンドアイを破ったグランアレグリア。モズスーパーフレアにとっては得意の中山に替わるのが好材料である一方、時計は速い方が向きそうで。1200mの流れも経験したグランアレグリアの方がむしろ今回はしっかりと捕らえそうな気がしている。

あとは降着の憂き目に遭ったクリノガウディーですよね。その後は夏もフル稼働しながら大敗が続いているが、この馬はとにかく気分良く走れるかが重要。時計のかかる馬場は合うし、人気薄の立場なら再び激走があるかも。

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オイシン・マーフィーのコカイン使用疑惑が地味に気になってる。いや、地味にってのはおかしいか。どうなんでしょうねえ、これ。若くして欧州のトップジョッキーに上り詰めた彼のマジメさは、日本の競馬ファンが一番よく知ってる。それだけに道を安易に踏み外すようなことはまずやらないだろうというのが我々の共通認識のように思うが、誰もが必ずしもそのイメージ通りであるとは限らない。
すでにこの秋は新型コロナウイルスの影響で来日は難しいという話だが、今後も日本馬とのコンビで世界を沸かせてほしいという思いがある。どうか潔白が証明されますように。潔白でありますように。

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スプリンターズSには悪いけど今週最大の注目レースはサフラン賞です。我がPOGドラ1のサトノレイナスが出走。6月の新馬戦を勝って以来のレースで、どれだけ成長を遂げているか楽しみにしたい。美浦に帰厩後は追い切りの時計もデビュー前から大きく縮めており、進化の可能性を感じさせてくれている。
と同時にここで案外な結果に終わってしまうと、他に目ぼしい活躍馬がいない現状だけに早くもPOG終戦の危機にさらされてしまうという事情もw

どうにかビッグレースを狙えるだけの真価を見せてほしい一戦である。

新馬戦が地味な内容の勝利だっただけに、いきなり重賞で壁にぶち当たるよりもサフラン賞あたりで復帰するのがちょうどいいのではと考えていた。なので陣営の思惑は十分に理解できるが、問題はタウゼントシェーンという強敵とわざわざぶつかってしまうということ。分けて使ってくれればいいのに、ずいぶんとナメられたもんだ。

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