「人生、無事是名馬」

2006年創刊の雑談競馬ブログ。主に毎週のレースや好きな馬・ジョッキーについて。時に野球やドラクエについて熱弁。

先週でガンバ大阪が今季の全日程を終了。16位か17位でフィニッシュ。
もう毎年こんなんか。
復活の基盤すら築けず、何もない状態からやり直してばかりである。

しかし夏に勝ちまくった時には久々に「始まったな!」と思ったけどな。
特に等々力で川崎に4-3で攻め勝った試合なんかは往年の姿を見たんやけど。
他の試合も「勝つべくして勝った」試合がたくさんあって、メンバーもまずまず固定されてどこに出しても恥ずかしくないサッカーできてるやん感すごかった。

佐藤と福岡が恐れず前にボールを運び、黒川と半田は攻撃面でも大きく貢献。
中盤もダワン・山本・ラヴィが核になって、左ウイングでは食野が復調。右サイドのアラーノは超人的な頑張りを見せ、そして頂点のジェバリは起点になって技ありのゴールも連発。

このままいけば中位から上位を目指せると書かれた記事も多く見た。

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これまで東京ダート1400〜1600mを主戦場とし、速い上がりを叩き出して安定した成績を残してきたレモンポップにとって、中京ダート1800mというのはその経験が全く活かせない条件。
まずゲートが登り坂の途中という特殊な設計、すぐにコーナーに突入するというコース形態もまるで違う。
そしてこの時期は雨でも降らない限りダートはパッサパサ。
上がり34〜35秒台を何度も計測しているイマドキの「切れるダート馬」にとっては、適応が難しい馬場。
まして大外15番枠が当たったとあっては、「危険な人気馬」認定されるのが自然な流れですらあった。

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土曜日も競馬を見たし忘年会から帰ってきてもブログ書いてる!すごい!!

しかしモレイラはすごい。
チャレンジCのボッケリーニも、脚色では劣勢ながらあれだけ際どい写真判定まで持ち込んだ。
G2G3あたりの馬の力が拮抗した条件なら何とでも勝たせられるわくらいの腕っぷし、今回の短期免許がいつまでかは知らんけど来季以降も来てもらわなければ困るレベル。

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朝日チャレンジCが朝日チャレンジCじゃなくなって10年になるらしい。
かつて朝日チャレンジCといえば9月阪神開幕週、秋競馬の開幕を彩る存在だったが、もうそんなことを知っているのも一定のラインより上の世代か。

つーかいつから年末に移行したんやっけ。その記憶もすでにない。
キャプテントゥーレが弱メン相手に無双してたのが最後?

そんなわけでもはや何にチャレンジするのかもわからないチャレンジC。
天皇賞5着の「白いキタサンブラック産駒」ガイアフォースが人気を集めそうだが、G3ならモレイラでしょう。
阪神2000mの池江泰寿厩舎てことを加味してもボッケリーニ。
評価を落とし気味のフェーングロッテンあたりとの組み合わせはいかがでしょうか。


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午後にイクイノックス電撃引退との見出しが踊ったが、ちっとも電撃じゃないよね。
何を言うてるの、お前。見てたらわかるやんか。
ルメールの涙と、出迎えた厩舎スタッフさんの「やり切った」表情を見てたら。

しかしクラブ所属馬が、どこも悪くないのに4歳で引退ってのもレアケースよな。
会員さんからしたらあと1年走らせて10億円稼いでくれよって人もおるでしょうに。
種牡馬になったらおいくら万円とかあるんでしょうか。

個人的にはこのタイミングでの引退はナイス判断。
4歳でサクッと引退する名馬の成績って美しい。スペシャルウィークしかり、ディープインパクトしかり。
レイデオロだった4歳で幕引きしてたら印象全然違ったはず。

古馬路線を2周するとさすがにマンネリ感もあるし。

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急にパーソナルな話をぶっ込む。

昨年まで10数年、知人が起こした会社で仕事をしていたのに終止符を打って転職した。
マネジメント職で迎え入れられたことで、人生で初めて「上司」になったわけだ。

それから約1年が経ち、つくづく思う。上司って「人生を預かる存在」よなと。

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「セ・リーグMVPは村上頌樹やろ!」とあちこちで言いふらしていたので受賞が決まったのはうれしい。
10勝6敗という数字だけ見ればインパクトに欠けるかもしれないが、勝ち負けの数で先発投手の貢献度を語る時代などとっくに終わった。
特筆すべきは歴代最強クラスのWHIP、防御率1.75、そして登板全試合で初回を無失点に抑えたという安定感。
38年ぶりの日本一をもたらした最強投手陣は、間違いなく彼を中心に回っていた。

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競馬脳が活性化すると、週末の終わりに次の週末を考えるようになる。
チャンピオンズCは今のところ参戦するかどうかも未定だが、とりあえずレモンポップは中京1800mの馬じゃないだろうとは思ってる。
東京1400mとか1600mとか、ワンターンでそこそこ上がりも速くなるような条件が本領発揮の場。
ポジション取りに行ってそのまま踏ん張り切るような芸当ができるのか。雨でも降ればサクサクかもしれんが。

なのでたとえ人気を裏切っても坂井瑠星の責任じゃないということは今のうちに伝えておきたいw

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競馬ファンとしてなぜか忘れつつあった、心の昂りを取り戻させてくれた。
この日が来ることが楽しみで楽しみで待ち遠しい。
枠順が出たらすぐに確認して、前日の夜からグリーンチャンネルの参考レースと追い切り映像をダラっと鑑賞。
当日も早い時間からレース中継に目をやり、パドックが始まる瞬間そのボルテージはピークに達する。

デデーン!

チャラチャラチャラチャラ チャラチャラチャララ〜♪

栗林さみさんの振りと同時にいつものBGMが流れ、イクイノックスのゼッケンとリバティアイランドの馬体が大映しになる。
このワクワク感が戻ってきた。イクイノックスが戻してくれた。

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ジャパンC前夜。さすがにワクワクしている。
天皇賞でさらにレベルアップした姿を見せつけたイクイノックスと、恐ろしさすら感じさせる強さで牝馬三冠を成し遂げたリバティアイランドの対決。
世界中を探してもこれだけハイレベルな戦いは見られないんじゃないのと思えるくらい、この2頭は強い。
進化を続ける日本競馬を象徴するような存在。

当初は少頭数になるとの話もあったが、結局フルゲートに。
条件馬や地方馬の参戦というネタ要素もあれば、世界の快速パンサラッサも名乗りを上げレコード更新の可能性もグッと高まった。

おもしろい。



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「なあ、そろそろ外に出しといた方がいいって。ほら、大丈夫? あぁもう〜」。

ビッグシーザーのオパールSを見ながら口走ってしまったのは、初心者のクルマの助手席に座ってる人のボヤキに似ていた。
結果、まともに前が詰まってしまい全く力を発揮できず12着と大敗。
直進したいのに二車線の右側レーンをいつまでも走り続け、右折車に巻き込まれてしまっているかのようだった。

2歳時から卓越したスピードで4連勝を飾り、サクラバクシンオーの血統後継者に名乗りを上げるほどの活躍だったが、葵Sから数えて単勝1番人気で3連敗。
せっかく主戦を務めていた幸さんもさすがに降板不可避だと、前走の時点で察した。

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パンサラッサがジャパンCに出走するぞーというニュースが飛び込んできた瞬間、ああこれやばいことになると察した。
まず感じたのは「条件馬とか地方馬が生命の危機」ということ。
先週ウインエアフォルク藤田菜七子が参戦とかでほのぼの和んでいたのに、雰囲気ガラリと変わって修羅場に。
明らかに力の足りていない面々が世界レベルの逃げ馬が刻むハイペースにお付き合いされたら、もう最後は目も当てられないほどバッタバタになってしまうんじゃないかと。
クリノメガミエースがもし出られたらどうなっちゃうのか、ちょっと見てみたさもある。

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武豊のコメントから「想像以上に治るスピードが遅いため..」なんて言葉を聞くことになるとは。
これも時代というやつだろうか。
彼に限らずジョッキーという人種はだいたいいつも、発表された全治期間をはるかに上回るスピードで戦線に復帰し、その度に驚異的なフィジカルの持ち主であることを思い知らせてくれるものなのに。

真っ先に思い起こすのは02年の2月に落馬で骨盤を骨折する大ケガを負ったとき。
全治3ヶ月〜半年という診断を受けながら、わずか2ヶ月で復帰し翌月にはタニノギムレットで日本ダービーを勝っちゃった。
そのイメージがあまりにも強すぎて、今回もまさかここまで長くかかることになるとは思いもよらなかった。

近年も10年の毎日杯での落馬事故ほどのことはないにせよ、ちょくちょくケガで休むことも増えてきており、さすがのレジェンドも抗い切れないものとの戦いを余儀なくされているなと実感。

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恐ろしいまでの迫力をまとった、本物の「豪脚」を久々に見た。
イクイノックスやリバティアイランドの強さにも戦慄するものがあるけれど、それらとはまた趣の異なる凄みがナミュールの末脚からは感じられた。

これぞ覚醒の証。
富士Sの勝ちっぷりがこれまでとは明らかにレベルの違うもので、ついに本格化を予感させるものだった。
中3週のローテでも馬体も増減なしにとどめ、パドックを見てもトモの踏み込みが力強くて気配は絶好。
充実ぶりは明らかだった。

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いくらブログ再開宣言をしたといっても、終電まで飲んで帰ってからパソコン開くだけの気力は残されてへんからな。でもたぶん昔は似たようなシチュエーションでも意地と根性で土曜競馬の予想とか書いてから寝てた。恐ろしい話やで。

でも今日も午前のレースからチラッとぐりちゃ見てたし、徐々に競馬との距離感が詰まってきた印象。もちろん東スポ杯2歳Sも見た。激しく行きたがりながらも脚を残してたシュトラウスもたいしたもんだが、それ以上にあの猛獣を御してしまうモレイラが恐ろしい。乗り手を選ぶタイプだけに来春まで短期免許外国人リレーで戦うしかなさそう。

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昔から言いたかったんですけど、良血馬がいつの間にか名門厩舎から追放されてる姿って哀愁を誘うよね。開業直後の厩舎の練習台みたいな扱いされてりしてさ。
そういうケースってもれなく結果が出なくなって「馬房のムダ」と見切られてのもんだから、転厩後もまあ巻き返せる気配などだいたい皆無。

そんな話をしているのも、アンドロメダSの出走馬をダラーっと見ていたらとあるパワーワードが目に飛び込んできたから。

コマンドライン セ4 (美・武井亮)



うん、どこからツッコむ?

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東スポ杯2歳Sといえば、今も昔もクラシックの登竜門。ここからスターホースへの道を駆け上った名馬は数知れず。
しかし、その裏で終わりを告げられた夢があることも忘れてはならない。

ここ数年、POGで指名した馬がこのレースに臨み、しかも上位人気にも支持されるほどで期待に胸を膨らませては、これでもかというほど現実を見せつけられる歴史を何度も経験してきた。軽い無限ループ。

19年:ラインベック(3着)/勝ち馬コントレイル
21年:ダンテスヴュー(4着)レッドベルアーム(5着)/勝ち馬イクイノックス
22年:フェイト(5着)/勝ち馬ガストリック


後から見返してみれば勝てるわけないマッチメイクなんだけど、そんなものはこのレースが終わるまでわからない。敗れた面々はいずれも有力馬の一角としてここに乗り込んでいたわけだし。
しかしよりによって歴史的名馬クラスのコントレイルやイクイノックスと遭遇してしまっているのは運も悪い。

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きょうも適当にスポナビアプリで競馬ニュースをザッピングしてたら、日刊のこんな記事が。



ほう、藤田菜七子がジャパンCに参戦とな。2頭回避待ちらしいけど、流動的な馬も多いので何とかなるかも。
イクイノックスvsリバティアイランドの世界最強級決戦に条件馬ウインエアフォルクでは割って入るチャンスも限りなくゼロに近いが、リンク先の記事では若かりし頃の根本康広師が学んだ心得が書かれている。ええ話や。

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先週土曜は熊沢重文騎手の引退セレモニーが行われた。

デビュー38年目の55歳、現役へのこだわりはありながらも落馬負傷の影響は深刻で、「日常生活で転んでも生命に危険が及ぶ」状態でジョッキーを続けるのはあまりにも無謀。惜しまれながらもターフを去ることになった。

言わずとしれた「競馬界の二刀流」である。
僕が競馬を見始めた90年代後半から、リーディングで20位前後に入り平地でも存分に活躍の場がありながら、危険を伴う障害競走にも積極的に参加する異色の存在としてキャラを確立していた。コスモドリームのオークスやダイユウサクの有馬記念はさすがに間に合わなかったが、エイシンワシントンやストーンステッパーらとともにG1を争い、そして何よりもステイゴールドとの意外性と歯がゆさを兼ね備えた名コンビが強く印象に残っている。

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久しぶりにマジメに予想して馬券を買って外したら何か書きたくなったので来ました。

いや、最近ホンマに競馬離れが著しくてですね、まともに馬券を買ったのなんて昨年の日本ダービーがたぶん最後。今年じゃないですよ昨年ですよ。ドウデュースですよ。
これといった原因は思い当たらんのですけど、「悔しい想いをするくらいなら最初から勝負なんてやめとけ」の精神が自分の中に定着しすぎて、こんなことになったのかもしれん。

ただ、新しくなった淀に10月になってようやく足を運んで(春に行ってない時点でもうね)、我が聖地の空気を吸ったのが刺激になったのだろうか、「エリザベス女王杯はマジメに予想して馬券を買うぞ!」というモチベーションが湧いてきた。

勝負師の帰還である。


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若駒Sはグダグダなレースになってしまったなあ。
みんな逃げたくないので無理に引っ張り込んで、それでもなおリューベックもグランディアも抑え込めず道中から隊列がぐちゃぐちゃに。
最内の番手で控えていたリアドにとっては、常に外にいる馬がコロコロ変わる状況が続き、最後まで外に出すタイミングが訪れず。
結果、追い出しのタイミングを待たされてしまい、残り200mを切ってからようやくスパートに入れたものの時すでに遅し。完全に参考外の一線となってしまった。
これならいっそ出負けして後方から構えた方がスムーズに競馬ができただろうに..不完全燃焼。

新馬戦のブリッツファングは楽しみ。坂路で好時計をマークし評判になっていたようだが、期待に応えての圧勝。三代母にミルダンス。あのランニングゲイルと同じ牝系からホッコータルマエ産駒のエースが出たらうれしい。


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しばらく週末の見どころ的な話をツイッターでちょろちょろ書いてたんですけど、どうしても全てを網羅するのは難しくて..
何も書かずにいるのも寂しいのでブログに戻ってきた。



明日は重賞もない静かな土曜日だけど、若駒Sがあるからね。武豊とリアドのコンビ結成には驚いた..てっきり大塚亮一氏とは給付金の件で切れたと思ってたから。
もちろん福永祐一の代打という特殊な事情ではあるものの、こうして「割り切った関係」が再構築されるとは。

肝心の実力はどんなもんか。秋の阪神1800mではディープインパクト産駒らしい瞬発力を発揮。今回はまるで求められる適性が異なる中京2000mになるが、上を目指す馬なら細かいことは言っていられない。
この馬が大活躍となると少し複雑な気分になるが、馬には罪はないので楽しみにしておこう。

グランディアは金杯当日の1勝クラスを辛勝。正直まだそこまで強いとは思っていないので「2強」みたいな取り上げられ方をするようなら異を唱えたい。エンタングルメントあたりが割って入ると見た。

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1年前に購入した独自ドメインを更新せず、ライブドアブログのドメインに戻したらgoogle師の検索結果からほとんど脱落してしまったようで殆ど誰も来なくなりました。いいけど。
過去を遡るとたくさん読み応えのあるエントリがあるんですけどねえ〜復活してくれたらいいんだが。

● 阪神C
幸さんの相棒ルークズネストがルメールに乗り替わり。スワンSの不完全燃焼ぶりを考えると仕方ない。外から前に入られると簡単に引いてしまうのは昔からの傾向。内でどんどん位置取りが悪くなってしまった。
皮肉にも今回は大外枠。ただでさえ極端な脚質の馬が強いイメージのある阪神Cで、先週からの馬場傾向を考えても正攻法の外差しが決まりそうな条件が揃っている。
こうなったら坂井瑠星のホウオウアマゾンの方を応援しようか。マイルCSも5着と踏ん張ったが、あれはペースだいぶ落としたからなあ..あまり高くは評価できない一戦。でも来年が楽しみになるようなレースができれば。
連覇を狙うダノンファンタジーとかマイルCSをパスしたソングラインとかはここ全力で。グレナディアガーズは壊れかけのFrankel。不振に陥ると長そうだが一変なるか。
人気薄で一角崩しがあるならシヴァージどうでしょう、この馬は人気薄でこそ。3着の列には塗っといてください。

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● 朝日杯FS
ふむ、困った。てっきりセリフォスが圧倒的な1番人気になると思ってたのに、前売り時点ではジオグリフと競るくらいの数字で推移してる。単勝で2倍台後半か..
最終的には2.5倍は切ってくると思うけど、「ジオグリフたいしたことない論」を提唱する身としてはそれでも勝負する価値はあるよなこれ。

セリフォスの課題ってペース経験くらいだと思うんですよ。新潟2歳Sもデイリー杯2歳Sもスローペースで上がりがかなり速い展開。
今回は多頭数のG1で先行馬も揃っているし、前半46秒台が刻まれるのはほぼ確実。そこに戸惑わないかが焦点になるのだが..
ダイワメジャー産駒ですよね? しかも母父Le Havle を筆頭に欧州の血が入ってる骨太の血統構成。前が流れたからといって脚を削られるほどヤワじゃないと見てます。

ジオグリフの札幌2歳Sは見た目こそ派手だが、内容はハイペースでみんなバテたところを後ろからマクッたもので過剰な評価は禁物。
今回も後方でタメる競馬になると思うが、マイルの2歳G1で末脚が通用するかどうか。2着はあるかもしれないがセリフォスには勝てないと見ている。
ダノンスコーピオンはセリフォスと同様にハイペース経験が乏しいのがどう出るか。上質のロードカナロア産駒は瞬発力勝負でこそ強いイメージがあるだけに、追われて案外だらしないかも。
もしスローで流れるようなら好勝負必至。ただそうなるとセリフォスにとっても得意の条件になるのが。
あまり注文がつかなさそうなのがドウデュース。どんな条件になっても力は発揮できると思う。あとはそれが通用するかどうか。

伏兵の台頭があるなら先行馬の前残り。オタルエバープルパレイに激走の気配。ドーブネはかなり前進気勢が強いだけに、ワンターンのマイル戦はちょっときついかと。
うまく馬群に入れられればいいがこの枠だと息を入れるのも難しそう。
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● ターコイズS
いつものことながら何を基準に考えればいいかわからない謎重賞のひとつ。波乱になっても順当決着でも「はえー( ゚д゚)..」な感想しか生まれないw
時期的にも現5歳のクラブ所有牝馬は現役生活のカウントダウンが始まる頃。アクアミラビリスドナウデルタドナアトラエンテの3頭はまだ重賞のタイトルがなく、残り少ないチャンスを活かしたい。勝機はあるはず。
あとはアンドラステとのコンビで悔しい思いを何度もしてきた岩田望来にとっても、この馬の手綱を取れるのはあとわずか。自身の初重賞をかけて。

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● 京阪杯−必殺の大外一気エイティーンガール、豪脚はまだまだ健在
鮮やかな外差し決着。先に動いたタイセイビジョンをめがけてスパートを開始したエイティーンガールが大外から突き抜けた。
昨年のキーンランドCに続く重賞2勝目。久々に「必殺技」が炸裂した。今回は坂井瑠星じゃなかったけど仕方ない。
タイセイビジョンは幸さんが「前を標的に動いた。失敗した」と振り返る通り、ちょうどいい的になってしまった感。
ただ、自分から動いて勝ちに行けるだけの状態にはあったので次以降も楽しみ。冬場のスプリント路線で十分に出番がありそう。
ところでこの2頭ってスプリンターズSでメイケイエールに不利を受けた仲間なんですってね、後からtwitter見てハッとさせられました。

シヴァージの他力本願感は案の定。ちょっと人気が落ちたところで見直したい。
オールアットワンスレイハリアと3歳牝馬はいずれも不発。先行勢にも厳しい競馬になってしまったので仕方ないか。
そんな中、3着に踏ん張ったファストフォースはたいしたもんである。
今後も前残りの展開になればまたいいところが見られそう。
ミッキーブリランテの不発は何となくイメージの範囲内。阪神Cか阪急杯で展開の乱れに乗じて差し込みたい。
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● ラジオNIKKEI杯2歳S−人気2頭不発、ジャスティンロックが長く脚を使って快勝
思わぬ波乱の決着。
勝ったのはジャスティンロック。新馬戦ではトゥデイイズザデイに敗れたが、2戦目で勝ち上がってここへ。
序盤は後方に控えるも、長く脚を使って押し切る。阪神2000mの適性ドンピシャ。
人気の2頭の凡走があったせいで辛く評価してしまいそうだが、[62.8-60.5]の後傾ラップで、しかも内有利な馬場状態だったことを考えれば侮ってはいけない。母父アッミラーレでクラシックに殴り込みをかけるとかロマンしか感じないです。
余談ながらこの馬は同厩舎のアカデミーともよく併せ馬をしていて、そちらも甲乙つけがたい動きをしていた記憶。2戦して勝ち上がれていないが、相乗効果で軌道に乗りたい(POG指名者より)。

フィデルは展開も位置取りも申し分なかっただけに、2着にも上がれなかったのは痛い。言い分があるなら仕上り面ということになるが..ここを使ってどれだけ変わり身があるか。
パドックから気負いが目立ったトゥデイイズザデイ。後方からのレースとなり、これはこれで新味が出そうでいいかなと思っていたが3角過ぎで前方のアクシデントに巻き込まれる形で加速に失敗。
力負けではない。力負けではないが、こういう不運で戦線離脱を余儀なくされてしまうのもクラシック路線の厳しさ。巻き返すなら次しかない。

ちなみに大きな不利を受けてしまったのはキャンデセント。福永祐一があわや落馬しそうな躓き加減だった。
ただ、加害馬ライラックのミルコは過怠金1万円どまり。そこまで悪質な進路取りでもなかったということか..

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エピファニーは100mしか追ったらあかんルールでもあるんか? ハンデか???
直線どん詰まりで3着。そこに至る過程には色々と問題があったのは確かだが、2戦して全く力を発揮しきれないまま。
勝てば2月の共同通信社かセントポーリア賞が視野に入っていたところだが、それも白紙に。
脚元がデリケートな馬だけに続戦も難しかろう、恐らく年明けに改めて初勝利を目指すことになるだろう。ああもったいない。ポテンシャルは間違いないものがあるだけに。

そしてラジニケ杯京都2歳Sも思わぬ結末に。
トゥデイイズザデイは出遅れ後方からの競馬になったまでは許容範囲だったが、いざ押し上げていこうというタイミングで不利を受け加速に失敗。
フィデルは絶好のポジションでレースを進めたが伸び切れず、外から長く脚を使ったジャスティンロックに屈した。

何だか不完全燃焼な一日でした。明日はスッキリといいレースが見たいですね。
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いつもの見どころ&振り返りエントリをツイッターに書き込むテストを1ヶ月ほどやってみたんですけど、どうにも収集がつかなくなってきたので戻ってきました。ただいま(何度目
こういう迷走を続けながら細々やってきたんでね、まあまあ。

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常に脚元の不安との戦いだったエピファニーにとっては、まず無事に初戦を終えることができたのが何より。しかも、敗れたとはいえ大器の片鱗を十分に見せてくれたのだから前途は明るい。
坂路中心のソフトな調教、そしてパドックでは堂々と馬っ気を披露..とても競馬に集中できている状況ではなく、スタートも出遅れ。前半1000m通過が63.7秒というスローペースで4角ではまだ後方..最後の直線も進路を探しながらの追撃となったが、ラスト1Fでムチが入ってからの脚が強烈だった。先に抜け出したライラックがセーフティリードに入ろうかというところを、猛然と差を詰めたフットワークは迫力十分。この一戦を経験した上積みも考えれば、次以降もかなりレベルの高いパフォーマンスを見せてくれると確信に近いものを得られた。

手綱を取ったルメールも、アーモンドアイを引き合いに出してその能力を評価。ぜひとも次はスムーズな競馬で勝利に導いてほしい。

あとは次のレースをいつ迎えられるか。早々に天栄へ放牧に出たのは想定通り。東京開催のうちに2戦目を迎えられれば、来年の春に大きいところを狙う態勢は整うと見た。

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つくづくサトノレイナス不在が惜しまれる秋華賞である。阪神ジュベナイルF、桜花賞と続けてソダシに惜敗。その後は陣営の強いこだわりもあって日本ダービーに参戦し、5着と善戦はしたもののタイトルには届かず。最後の一冠こそ、そして今度こそソダシに雪辱をという舞台にたどり着けず。無念でしかない。

能力は絶対にG1を勝てるものを持っているだけに、来年はその瞬間が訪れることを願っている。

個人的には少しがっかりムードではあるが、それでもおもしろい戦いになりそう。桜花賞馬ソダシとオークス馬ユーバーレーベンが揃って出走。ファインルージュとアンドヴァナラウトもそれぞれトライアルで強い勝ち方を見せているし、アカイトリノムスメもあと一歩でG1に手が届いてもおかしくない力を持っている。

誰が勝つかは..例によって知らんw 何となくだが阪神2000mという舞台設定を考えても少し前がかりな展開になりそうな。ソダシはどうせ勝ちに行く競馬をするだろうし。
となると有利なのは後ろ。長く脚を使えるユーバーレーベンは状態さえ問題なければ得意な条件になるだろう。あとはその後方から着拾いを狙う伏兵の台頭も考えておきたい。
アールドヴィーヴル、サルファーコスモス、アナザーリリックあたりに警戒が必要と見た。

結果はどうあれ、いいレースになりますように。

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府中牝馬Sがにぎやかですなあ。7頭立てだった昨年とは大違い。メンバーも揃いました。

人気になるのはマジックキャッスルやデゼルでしょうが、個人的に注目したいのがミスニューヨーク。ついに加藤祥太とのコンビ解消でミルコが騎乗することに。
上がりの速くなるコースで相手も強いとなるとちょっと厳しい戦いになるかもしれないが、いつも崩れず走れるのがこの馬の良さ。

馬券を買うのを推奨しているわけではありませんのでくれぐれもご注意をw

あと横山典弘とアカイイトの自由なコンビが外から吹っ飛んでくるのも密かに期待してる。

いやでもこれどの馬が勝ってもおかしくないというか、納得しそうな顔ぶれ。

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まずはサウジアラビアロイヤルCのコマンドラインから。
超スローペースで勝ち時計は1:36.4と遅くなったが、瞬発力勝負でステルナティーアを寄せ付けなかったのは評価していいでしょう。
初戦はどちらかといえばギアチェンジ時の反応の鈍さが気になっただけに、ひとつ課題をクリア。こういうセンスがいかにも一流って感じ。
まだ馬体の仕上がり具合も余裕たっぷりに映りますし、来春にはもっと良くなっているはず。

ただ、日本ダービーを勝つのかと言われるとまだちょっと微妙w

マイラーだというつもりはないですし、そもそも3歳春の時点であれば多少の距離適性など能力とコース適性で何とでもなると思うんですけど、他にもいい馬は揃ってるのでまだナンバーワンとまでは..
この後も必要最小限のレースを使って大舞台へ向かうことになると思いますが、一戦ずつ見落とすことなく変化を見守っていきたいですね。

ステルナティーアは賞金加算にこそ成功したものの、このヨーイドンなら勝ちたかったのが本音じゃないですかね..まあサンデーレーシング的にはこれでよかったのかもしれませんけどw
初戦の鮮やかな脚を考えると、ちょっと物足りなく映りました。

スタニングローズも新潟2歳Sに続き後方から差を詰める形で見せ場を作っている。どこかでうまいこと賞金を積んでG1に出たいですね。
そして出遅れながらも懸命に追い込んだウナギノボリも重賞でやっていける可能性を十分に感じさせた。どこかでズバッとハマってくれるのを期待。

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サウジアラビアロイヤルCはコマンドラインが順当勝ち。まだ仕上がり具合はお釣りたっぷり残ってると思うんですけど、それでもヨーイドンでステルナティーアを退けたのは高く評価できるかと。
おかしい、POG1番人気馬がこんな順調に活躍するなんてw

あとは地雷扱いしてたショウナンアデイブもまずまず見どころのある内容。後ろから長く脚を使いながら、上がり3Fも33.9秒をマーク。
この展開で好位から伸びたアートハウスを捕らえるのは至難の業。勝ち馬も強かったし。

どちらも引き続き動向に注目です。

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「10.8」決戦は完敗。勢いという言葉だけでは済まされないほど力差を感じる試合でした。
これでヤクルトにマジック「11」が点灯。投打にスキのない原状を考えると、ここから足踏みすることはまず考えられません。すなわち阪神は終戦近し。
言いたいことはたくさんあるけれど、まずは残り試合を全力で。このままガタガタと崩れてしまってはここまでの戦いは何だったのかということになる。

最後まで意地を見せようぜ。

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まずはダンテスヴューの話から始める。なぜならPOG指名馬だからだ。
いやいや、とりあえずひと安心。ここで負けてちゃ重賞戦線には名乗りを挙げることすらできなかった。
初戦はじっくり構え過ぎたのが仇となったこともあり、川田将雅は「絶対に負けない競馬を」と先行集団を見る形での位置取り。
直線入り口で外に持ち出し前を射程圏に入れると、しっかり脚を伸ばし後続を置き去りにした。

前半1000mが60.6秒とそこそこ流れ、以降も12秒前後の締まった流れになったこともありラスト1Fは要したが、こういう展開を経験できたことは今後にも活きてくる。
その反面、やはり新馬戦のような瞬発力特化の勝負では分が悪そうだと再確認。となると最大目標は弥生賞ですね。そこ目指して年内もう1走からの若駒S経由で向かいたい。それ以上は望みませんw
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G1が始まったとはいえ、引き続き一戦必勝態勢で馬券とは付き合いたいと思います。「G1だから買う」は負ける発想。

とはいえ、このスプリンターズSはダノンスマッシュに対して確信に近い期待を寄せていいだろう。前走の香港チェアマンズスプリントは人気を裏切ったが、もともと間隔が開いてこそ力を発揮できるタイプ。
その反省も活かして今季はセントウルSをパスしここへ直行。一週前にしっかり負荷をかけ、直前はさらっとまとめた調整過程もパーフェクト。
にもかかわらず、前売り時点ではレシステンシアに1番人気を譲る程度の支持にとどまっているのはチャンスとしか言いようがない。最終的にはもう少し売れるだろうが、それでも単勝3倍程度つくのなら買いの一手。
昨年の香港スプリントを制した世界レベルの短距離王をナメてはいけない。
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シリウスSは難解ですねえ..ハンデ戦でもあって非常に悩ましい。

3歳の王道を歩んできたゴッドセレクションに頑張ってほしい気持ちはあるが、古馬勢も簡単ではない。
好調のブルベアイリーデに末脚安定ハヤヤッコ、ハマれば強烈なウェスタールンドなどが有力視されるし、ダノンスプレンダーも重賞でそこそこ走れるように。
同型との兼ね合い次第ではサンライズホープの粘り込みもありえそう。

うむ、この条件で勝ち切れれば将来有望ですよゴッドセレクションは。

でもみんな一長一短でめちゃくちゃ難しいな馬券は。例によって静かに健闘を祈ります。
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もう木曜だというのに先週の話をしているブログへようこそ。

先週の2歳戦でまず取り上げるべきはロンですね。野路菊Sを4馬身差で圧勝。
控える競馬でも全く問題なく力を発揮できたのが大きいですね。折り合いも苦にすることなく、武豊も操縦しやすそうだった。上がり3Fもメンバー最速の34.8秒でまとめて一丁あがり。

高額馬が何度も夢破れてきたキーファーズ軍だが、石橋守厩舎のシルバーステート産駒がついに大輪の花を咲かせるとなれば改めて競馬のおもしろさを噛みしめることになるかも。少し気は早いけれども。

問題は今後のローテ。牝馬ながら2000mを連勝したということで進路も悩ましいところだが、本日の報道で「年内あと1走」ということになった模様。
阪神ジュベナイルFか、あるいは思い切ってホープフルSか..適性がありそうなのは後者だが、牡馬相手のチャレンジを選ぶかどうか陣営の判断に注目したい。

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重馬場の大阪杯でコントレイルとグランアレグリアを沈めた強さが衝撃的だっただけに、レイパパレには今後も「強い牝馬」の一角として活躍を見せてほしいのだが..
宝塚記念3着はともかく、G2オールカマーでも馬券圏内すら確保ならず4着に敗れた。

神戸新聞杯のシャフリヤールとは逆で、良馬場だとほかを圧倒できないのだろうか。あとは距離が少し長いか..確かに気性も勝ったタイプだけに、「あと1F」が重くのしかかるのかもしれない。

次はエリザベス女王杯へ。ここで一度使ったことでガス抜きになれば、どうにか克服できるかも。

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「大正義」神戸新聞杯も雨には勝てず。日本ダービー馬シャフリヤールが4着に敗れた。
敗因は馬場に尽きる。前日まではそんな素振りもあまり見られなかったのだが、レース当日は朝から強い雨。中京の芝コースも時間を経るごとにどんどんコンディションが悪化し、あっという間に「不良」の発表に。
毎日杯を超高速レコードで制し、日本ダービーでも抜群の瞬発力で制したシャフリヤールにとっては明らかに不得手な馬場。いつもの末脚が見られず、流れ込むように入線を果たすのが精一杯だった。

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伝統のトライアルレースが威信を失いつつある中、神戸新聞杯は今もなお3歳秋の初戦を迎える王道として君臨し続けている。
ぶっつけで皐月賞を制したサートゥルナーリアやコントレイルですらここを使うのだから、その存在価値は全く揺らぐところがないことを示している。

そして今年もその流れが変わることはなく、ダービーウィナーのシャフリヤールが参戦。秋のローテは未だに流動的らしいが、どこを使うにせよ滑り出しからおかしな競馬をするわけにはいかない。
ひと夏を越えてライバルも力をつけてきているとは思うが、それでも世代の頂点を極めた才能はズバ抜けている。エフフォーリアとのマッチレースを制した末脚で、秋の楽しみを膨らませてほしい。

日本ダービーで3着に追い込んできたステラヴェローチェも、菊花賞へ向け弾みをつけたい。マイル戦でのデビューから徐々に距離を延ばしながらも適応してきたのは、やはりバゴの血によるもの。3000mのラスト一冠に自信を持って向かうためにも、好結果がほしい。
春は順調さを欠いたワンダフルタウンも菊花賞へのモチベーションは高いだろう。瞬発力には欠ける一方で息の長い末脚は距離が延びてこそ。同じくここで手応えをつかみたい。

逆にここが勝負どころと見ているのはキングストンボーイか。藤澤和雄厩舎のスタイルから考えても菊花賞に向かうとは考えづらい。それでもルメールを確保してきたのは、一発お見舞いしてやろうという意欲の現れ。

もう一頭はセファーラジエルが気になる。白百合Sは強烈な脚で抜け出し4馬身差の圧勝。「前哨戦のキズナ産駒」はフランスでも通用する合言葉になったわけだから、ここも激走があっても驚かない。


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スプリンターズSに向けて調整が続いていたヨカヨカが骨折を発症し、残念なことに競走能力喪失の診断が下されてしまった。
先月の北九州記念では感動的な勝利を収め、自信を持って秋の大舞台に向かおうとしていた矢先の悲劇である。



とても感慨深い勝利だったのでコラムも書いた。それだけに落胆の気持ちも大きい。

しかし重度の骨折であったことを考えれば、一命を取りとめただけでも不幸中の幸いだった。無事に繁殖入りして、九州魂を感じさせる速い馬をたくさん出してくれれば。

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豪州の名牝ヤンキーローズが唯一残したディープインパクト産駒ロムネヤ。その半弟(父ロードカナロア)がセレクトセールで3.7億円で落札されたように、血統的な背景からも期待が集まるが、まだ繁殖成績が未知数な初仔ということで、POG検討期間での評価はそこまで高くなかった(日刊競馬POGで48位)。

東京ではなく中山マイルでの初陣。追い切りの動きも意図的なものかソフトなレベルにとどめられており、馬体も410kg程度と聞いていただけに、どこまで期待できるかと半信半疑な気持ちでデビュー戦を見守っていたのだが..

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トゥデイイズザデイの新馬戦は皆さんの目にどう映りましたか。

まず驚いたのが「あれ、逃げちゃった」ってことですよね。7頭立ての少頭数。誰も先手を主張せず、1F目から13.7→12.4秒とまるでペースが上がらなかったため、好発を決めたこの馬が押し出されるようにハナへ。
それでもペースを乱すことなく馬群を先導し、その後も13.6→13.0→13.1秒とラップは上がらず、ラスト3Fのみ11.7→11.1→11.2秒とペースアップしそのまま逃げ切った。

上がり最速こそ、後ろから末脚を伸ばしたジャスティンロックに譲ったものの、「逃げ切った」というよりは「一番前から差し切った」という形ですかね。手綱を取った武豊も、池江泰寿調教師も改めて将来性を感じたようだし、まずは文句のない滑り出しとなったのでは。

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ソーヴァリアントが抜群の手応えで直線に向き、誰もが「勝った」と思ったその瞬間..大外から凄まじい勢いで末脚を繰り出してきたのがアサマノイタズラだった。
「菊花賞の権利が取れれば」と無欲の後方待機策を選んだのがドンピシャ。前走まで手綱を取っていた嶋田純次から乗り替わった田辺裕信らしい、大胆かつ自然体の競馬が実を結んだ。

春にもスプリングSでヴィクティファルスの2着があったように、重賞でも勝ち負けできる実力はあった馬。今回は何もかもがうまくハマった感があるが、今後も息の長い活躍が期待できそう。
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春の主力どころが不在で、桜花賞・オークス5着のアールドヴィーヴルが単勝1番人気という組み合わせ。新興勢力が風穴を開けるのも、必然の流れだったか。

1勝クラスを勝ったばかりのアンドヴァナラウトが好位から鮮やかに抜け出し秋華賞の優先出走権をゲット。

とはいえ単勝4番人気に支持されていたように、その隠れた実力は高く評価されていたようだ。加えて母グルヴェイグという良血。大事に使われてきた素質馬開花の瞬間が訪れた。
それにしても他馬が包まれたり展開に泣いたりと不完全燃焼なレースを強いられる中、実にスムーズな立ち回りを見せた福永祐一の騎乗も地味ながら光る。
紫苑Sでもファインルージュを勝利に導き、これで秋華賞トライアルは完全制覇。恐らく本番はファインルージュに乗ることになるかと思うが、どちらもすばらしい仕事ぶりだった。

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日曜の夜、ワインを飲みながらテレビで読売戦を見ていたら、序盤から前進守備で1点を防ぎにかかったところ7失点という最悪な展開を目の当たりにしたせいで早々に寝てしまいました。

そして、きょう月曜は大学時代の友達2人と山歩きをするという、とても健康的な約束をしていたのでブログの更新を怠ってしまいました。まあ、そういうこともあるよね。逆に毎日コツコツと書き続けられるのが不思議というか..

と、ここまで更新をサボった弁明を繰り広げました。

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いい景色。

ちょくちょく飲みに行ってた旧友との、1年半ぶりの再会。相変わらず中身の濃い雑談を繰り広げられる間柄は本当に貴重だと再認識させられました。不要不急の外出って何かね。

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盒桐攷佑帰ってきましたわ。7回10奪三振無失点。キレキレの直球と鋭く曲がるスライダーで中日打線に付け入るスキを与えず。大野雄大との息詰まる投手戦で、復活の白星をつかんだ。

いやー、これが見たかったんですよ。

実は先週、彼の一軍復帰試合を甲子園に見に行ってたんですけど、初回から5失点という散々な内容で。現地ではめったに見ることのなかったワンサイドの負け試合を見せつけられるという苦痛を味わったわけですが、残り試合もこの快投を続けてくれるようならそれもチャラにしてあげましょうw

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ヤクルトの奥川恭伸がすごい。今日の読売戦も勝って7勝目。前回登板の阪神戦でも簡単に抑え込まれてしまったが、もうこれはどこのチームでも打ち崩すのは困難なレベルですわ。

40イニング以上も無四球なんでしたっけ? 抜群の制球力も一つの武器になっているし、直球も変化球も質が高い。スライダーとかヘビみたいに曲がってくるし。あれは右打者にとっても左打者にとっても無理ゲー。しかもフィールディングも神。痛烈な投ゴロも簡単に捕ってアウトにするし。

チームの育成方針として、十分に間隔を開け、なおかつ100球に届かないくらいで降ろすのを徹底してきたのも大正解だったのだろう。これだけの快投を見せられると、いよいよ中6日解禁もしたくなってくるところだろうが、そこは高津臣吾監督はじめ首脳陣が鉄の意志でストップをかけるはず。

それが来季以降のエース誕生を呼ぶことになる。

四番には村上宗隆がどっしりと据わり、中堅の年齢に差し掛かった山田哲人がそれを支え、塩見泰隆が切り込み隊長として定着を遂げた野手の陣容も強力。
チームの柱が確実に築かれつつあるヤクルト、数年間はハイレベルな野球を見せてくれるのではないだろうか。

と言いながら好調が続かないのが仕様なんですけどね..w

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