「人生、無事是名馬」

2006年創刊の雑談競馬ブログ。主に毎週のレースや好きな馬・ジョッキーについて。時に野球やドラクエについて熱弁。

タグ:ゴールドシップ産駒

盒桐攷佑帰ってきましたわ。7回10奪三振無失点。キレキレの直球と鋭く曲がるスライダーで中日打線に付け入るスキを与えず。大野雄大との息詰まる投手戦で、復活の白星をつかんだ。

いやー、これが見たかったんですよ。

実は先週、彼の一軍復帰試合を甲子園に見に行ってたんですけど、初回から5失点という散々な内容で。現地ではめったに見ることのなかったワンサイドの負け試合を見せつけられるという苦痛を味わったわけですが、残り試合もこの快投を続けてくれるようならそれもチャラにしてあげましょうw

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土曜はあまり注目レースが多くなかったので、代わりに日本海Sに出走するエドノフェリーチェに関するコラムをnoteにアップしました。



ミルコとの出会いで積極的な競馬ができるようになったかな..? と思ったんですが、今回はまたいつも通り後ろからの競馬にw 直線で強引に外へ持ち出し2着まで追い上げたものの、残念ながら連勝とはいかず。

現級にメドは立つ内容だったので、次以降に改めて期待ですかね。

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こんなクソ暑い中でも東西の期待馬が続々デビューでございます。

明日は宮田敬介厩舎のフォラブリューテを最初に取り上げたい。マイル女王ブルーメンブラットの仔はこれまでなかなか大成する馬が出てこなかったが、デビュー前から調教の動きが評判になっておりこれは楽しみ。特に上は瞬発力に欠けダートを主戦場にする馬が多かっただけに、新潟外回りでスパッと切れる脚を使えるかが注目点。

個人的にブルーメンブラットは現役時代まあまあ応援していたので、一頭くらいは走る仔を出してもらいたい。

同レースには矢作芳人厩舎のディープインパクト産駒パーソナルハイやシルクのドゥラメンテ産駒アルファカリーナもスタンバイ。ただ馬券を買う上では先週と同じく前残りに警戒すべし。

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ラジニケ杯京都2歳Sはワンダフルタウンが勝利。序盤はじっくり構え、直線で大外から力強く末脚を伸ばしてきた。萩Sでは期待はずれの3着に終わったが、ここでしっかりと前進。ノーザンファームの生産馬でありながら、叩き上げタイプのキャラというのが少し異質。外厩はしがらきを使っているようだが、高橋義忠厩舎のスタンスなのだろうか。
デビューから4戦すべて上がり最速をマークする一方、34秒を切る戦況は未経験。現状だと皐月賞の方が自信を持って望めそうな予感がする。恐らく次はホープフルSになると思われるが、そこも速い上がりは不要。デビュー戦で敗れたダノンザキッドら強敵との対戦になるが、十分やれるだろう。


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もう木曜になろうというのに先週の話をまだやってるブログがこちらになります。しかも話して済ますスタイル。



#京都ジャンプS
#オジュウチョウサン敗れる
#単勝<複勝マニア歓喜とはならず
#福島記念
#池添謙一JRA全10場重賞制覇
#さすがは勝負強い男
#オルフェーヴル産駒も調子いいですね
#武蔵野S 
#サンライズノヴァが2度目の制覇
#昔このレースで買ったら沈んだよな!?
#3歳勢..ケンシンコウとデュードヴァン..
#武豊100勝、エージェント効果もあるけれどすごい
#あとは大舞台で脚光を
#タンジェリンムーンは昇級後も相手なり!

#箇条書き芸も板についてきたな
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藤川球児の引退セレモニーを追っかけで見てたらくっそ遅い時間になったので今日はテキストでいこう。

先週の2歳馬でいえば、まず百日草特別を勝ったエフフォーリアですよね。札幌の新馬戦を勝った段階で話題になってたけど、個人的にはそこまでって印象だった。しかし2戦目でその成長力を見せつけられた。スローペースを我慢してズバッと差し切り勝ち。上がり3F33.4秒をマークした瞬発力の裏付けも今後への期待を高めてくれる。
困ったのは次走を含めたローテーション。同じ鹿戸雄一厩舎にはランドオブリバティが、キャロットCにはオーソクレースがおり、それぞれホープフルSへの参戦を予定していることを考えるとこの馬の参戦はなさそう。となると年内は使わず年明けの京成杯か共同通信杯あたりになるのだろうか。これだけ間隔が空くのはもったいない気もするが、さすがにこの使い分けは批判するようなものではないのでご注意を。

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京王杯2歳S・ファンタジーSについて初めてLIVE形式で配信してみたけどほぼ誰も来なかったよね。



京王杯2歳Sはリフレイムを含め上位人気どころがあまり信用できなさそう。フルゲートでもありどこに伏兵が潜んでいるか。レガトゥスの覚醒もひそかに期待している。初距離で重賞参戦と楽な条件ではないが、気性的には1400mがハマる可能性も。

ファンタジーSはメイケイエール・ヨカヨカ・サルビアの争いか。サルビアいいよねえ、1400mで連勝中のダイワメジャー産駒。こういうのでいいんだよ。



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結局そこまでボルテージが高まることもなく菊花賞を迎えることになってしまった。しかし裏を返せばコントレイルの凄さを物語っているのかなとも。三冠すら当然、通過点と思わせるズバ抜けた能力。勝ってほしいというよりも負けてほしくないという感情で見守りたい。



相手はヴェルトライゼンデでいいんじゃないでしょうか。馬連3倍のガッチガチ決着。買わないけど。

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秋華賞のウインマイティーは残念な結果に終わったけれど、先週のゴールドシップ産駒ではクロノメーターが日曜東京12Rの鷹巣山特別を勝ってくれました。これはうれしい。



ゴールドシップ初年度産駒のマイル路線のエースである。デビューからここまでまだ馬券圏内を外しておらず、順調にステップアップを果たして準OPまで上り詰めてきた。焦らずじっくり仕上げてきたこともあって、まだまだ上積みは大きそう。
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デアリングタクトが無事に牝馬三冠を達成。ああよかった、ホッとした。ゴール前の拍手はよかった。思わずジーンとくるものがあった。



と言いつつ、牝馬三冠についてはもはや「偉業」というほどではなくなりつつあるようにも感じている。理由についてはラジオでしゃべってるけど、時代の変化ですよね。三冠牝馬が頻出するようになったのと、競馬界をリードする牝馬が多く出てくるようになったのも同じタイミング。そういうことよ。

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はい、ヨーホーレイク勝ちましたね。まあでもここまではクロウキャニオンの最低保証。問題はここからどれだけ伸びしろが残ってるか。G1で勝ち負けレベルではないだろうと言い続けたい。
府中牝馬Sは8頭立てで嫌がらせのような荒れ方。下位人気3頭でワンツースリーという。ラヴズオンリーユーは馬場かなあ、にしても伸びなかった。

秋華賞も含め明日の見どころもラジオでしゃべってますよー。



デアリングタクトは外枠ゲットでもう死角ないよね。ついでにウインマイティーもいいところが当たったのでこの組み合わせを軽く買おうかなと。ワイド1点とかでもいいですかw

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週末雑談もラジオ化の流れである。



注目はヨーホーレイクの紫菊賞。この馬そんなに強いと思ってないので早くも壁にぶち当たるかもしれない。雨だしゴールドシップ産駒2頭・アオイゴールドとマカオンドールに期待である。

府中牝馬Sは少頭数とはいえラヴズオンリーユーが登場。普通に走れれば勝てるんじゃないでしょうか。ダノンファンタジーもG2なら何とか頑張りたいが、実力的には一枚レベルが落ちるのかな。あとはシゲルピンクダイヤと幸さんのコンビで次につながる競馬を。

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今日は朝から..といっても9時過ぎてからの出発でしたが「近江富士」こと三上山を登ってきた。JR琵琶湖線の車窓からも拝める、何ともいえない存在感を放つその姿が印象的。トレッキングシューズを探しに行った際、モンベルの店員さんも勧めてくれたとあって一度は行ってみたかったのだ。

しかし登山の話はしないw

ひと通り登って充実感に浸りながらの帰り道。JRで野洲駅始発のガラガラ電車でレモンサワーを飲みながら見届けたのはサフラン賞。今週イチのビッグイベントで我がドライチのサトノレイナスがどんな走りを見せてくれるか、期待と不安が入り混じる心境だったが..

強い。

出遅れながらも一頭だけレベルが違う末脚。コースロスを防ぐルメールの騎乗もカンペキだったが、その能力の高さも確信させるものだった。これなら重賞、いやG1に出ても引けを取らないどころか十分に主役を張れるのでは。次は阪神ジュベナイルFへ直行しそうな気配だが、年末に向けて一気に期待が膨らむ勝利。この結果にはニヤニヤが止まらず、瀬田〜石山あたりの景色を見るふりをしながらごまかしていたw

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武豊が凱旋門賞に参戦することが決まった。パートナーはジャパン。キーファーズの共同所有馬ではあるが、昨年に続き外国調教馬に騎乗することになった。
しかし思い返せば昨年の今ごろは、野路菊Sをぶっちぎったマイラプソディに大きな夢を見たものだ。今でもあの勝ちっぷりは相当なスケールを感じさせるものだったと思うし、まさか春を迎えてこれほど苦戦を強いられるなんて想像もしなかった。秋は神戸新聞杯から菊花賞という道を歩みそうだが、あのワクワク感が肩透かしに終わるとはどうしても思えないので、どこかで覚醒イベが起きると信じている。




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春のクラシック戦線で活躍した実績馬と夏に台頭してきた上がり馬の対戦は興味深いものだったが、結果的には前残りの淡白なレース内容に終わってしまった紫苑S。京成杯オータムハンデも似たような決着だっただけに、土日を通じて中山の馬場状態がそうさせたのかもしれない。

こういう条件になると強いのがマルターズディオサ。チューリップ賞でも2歳女王レシステンシアを負かしたが、これで春秋のトライアルを制覇したことになる。機動力が活きる展開になると持ち味を発揮できる反面、桜花賞やオークスのように持久力を問われるレースになると脆さも見せるだけに、この勝利で秋華賞での期待を高めると肩透かしに終わってしまいそうな予感。

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当初はローズSで始動かとも言われていたデアリングタクトが、結局トライアルを挟まず秋華賞へ直行することが決まった。近年はもう「ぶっつけ=割引」という時代ではないが、あらかじめ決まっていた予定通りのプランではない点に一抹の不安が残るのは確か。紫苑Sで中身の濃いレースをした上で本番に向かえれば、三冠を阻止することだって不可能ではないかもしれない。

すでに賞金を持っている「足慣らし」、ここで権利を取りたい勝負の一戦と置かれている状況はさまざま。春はG1の舞台に立たなかったシーズンズギフトやスカイグルーヴ。一流の壁にはね返されたマルターズディオサ、ホウオウピースフル、マジックキャッスル。夏に実績を積み重ね勝負に出るミスニューヨークにパラスアテナ、坂井瑠星とのコンビで権利取りを目指すラヴユーライヴ。

さすが近年は本番との関連性が増してきている紫苑S。粒ぞろいだ。

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ゴールドシップ産駒の大挙5頭出しとなった札幌2歳Sは、残念ながら昨年のブラックホールに続く連覇こそならなかったものの、ユーバーレーベンが2着に。他にもアオイゴールドが4着、ヴェローチェオロが5着とそれぞれよく頑張ってくれた。小回りコースの開催最終週、上がりのかかる展開でのロングスパート合戦という条件はピッタリ合うのだろう。来年以降も得意の舞台になってくれそうだ。そのためにもまた一頭でも多くここに送り込めるように..

それにしてもユーバーレーベンのレースぶりはお父さんにそっくり。序盤は流れに乗れず後方に構え、向こう正面から一気にスパート。4角で先頭集団に並びかけると、そこからさらにもうひと伸びで勝ち馬に迫った。普通の馬なら脚を使い切ってもおかしくないところでもうひと踏ん張りが利く。たいしたもんだ。
これで賞金加算にも成功し、来年の春まで青写真を描ける立場になった。問題はこの適性をどこで発揮するかだw 牡馬ならホープフルSや皐月賞に照準を定めればいいが、牝馬の場合は..祖母マイネヌーヴェルが変態的な追い込みで勝ったフラワーCを全力で狙いに行って、あわよくばオークスもくらいがいいかもしれんね。

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この夏、各地で奮闘を見せた第二世代のゴールドシップ産駒たちにとって集大成というべきレースとなった。何と札幌2歳Sに怒涛の5頭出しである。大挙出走もありえるなとは考えていたが、まさかこれほどまでの一大勢力を築き上げることになるとは。昨年のブラックホール−サトノゴールドに次ぐ朗報は届くだろうか。

とはいえ、1番人気を背負った勝ち上がった馬は一頭もおらず、このレースでも伏兵の立場から一撃を狙うことになりそうだ。それでこそゴールドシップ産駒である。しかしどうやら土曜の札幌は雨が降りそうな予報で、重めの馬場を苦にせず初勝利を挙げた面々にとっては好材料となりそうだ。

自分の中での期待度もほぼ横一線だ。アークライトを完封したウインルーア、メンバーの揃っていた東京での勝ちっぷりが印象的だったユーバーレーベンあたりがやや優勢に映るが、連闘で臨むヴェローチェオロも調子は良さそう。アオイゴールドは単勝10番人気で勝ったように意外性は十分。コスモアシュラは豊富なキャリアが武器に。

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はい、またしても。

日曜札幌5Rの新馬戦を勝ったのは、ゴールドシップ産駒のヴェローチェオロ。藤沢和雄厩舎のディープインパクト産駒バッソプロフォンドが重馬場に苦しむ中、それを全く気にする素振りも見せず鮮やかに差し切ってみせた。

これはいつもの勝ちパターンやろ、と単勝だけ軽くポチっておいたので、今週どこかでおいしいお昼ごはんでも食べに行こうと思う。

父を手掛けた須貝尚介厩舎が送り出す、今季の期待馬の一頭である。早い時期から栗東坂路で乗り込まれ、好時計をマークしてから北海道へ移動するのはサトノゴールドと同じパターン。札幌入厩後も順調に調整は続き、初戦から色気は持っていたが..見事に結果を残してくれた。余談ながらPOGでも指名候補の一頭に入れていたのだが、残念ながら牡馬の指名枠がすでに尽きてしまい見送らざるを得なかったという事情がある。

どうやら連闘で札幌2歳S参戦も視野に入れているようで、実現すればゴールドシップ産駒は最大5頭出しということに。せっかくだからぜひとも実現させてもらえれば。

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今日は朝から夕方まで娘とよう遊んだ。朝は家プール2時間コース。お父さんは折りたたみイスに座って足だけ涼みながら音楽かけてアイスコーヒーを飲むスタイル。にしてもシャボン玉でほぼ2時間ずっと通しで楽しめる根気強さすごい。
午後はどっかでお茶でもしよかとクルマで出かけたら寝落ちしてそのまま1時間以上ぐっすり。その間はうろうろドライブしながら目覚めを待ち、結局マクドでソフトクリームを食べることに。コーンだけ分けてもらいました。

帰ってきてからは簡単に夕食を準備して、一緒にドラクエタクトやった後におふろも入りおやすみなさい。そして今しがた半沢直樹をディレイで見終わって何とも言えん余韻に浸っているところである。

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もはや見慣れた光景になりつつある。パワーを要する馬場に後続がもがき苦しむ中、唯一スイスイと脚を伸ばすゴールドシップの娘たち。連日の雨で不良馬場の中で行われた日曜新潟1Rを制したのはスウィートブルーム。単勝5番人気の評価に甘んじていたが、2着に6馬身もの差をつける圧勝だった。

これで2歳世代の勝ち上がりは5頭目。うち4頭が牝馬と優秀さが際立っている。

東京でユーバーレーベン、福島でアオイゴールド、函館でウインルーア、そして新潟でスウィートブルームと各地でゴールドシップ旋風が巻き起こっている。まあ全部ちょうどいい具合に時計のかかる馬場だけれども。先日も書いたが、すでに勝ち上がりを決めていた3頭はいずれも札幌2歳Sへの参戦を予定しているらしく、どうせならスウィートブルームも突撃して祭り状態に持っていけないだろうか。

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先週土曜の福島芝1800mで行われた新馬戦を制したのは、ゴールドシップ産駒のアオイゴールド。単勝10番人気の低評価だったが、3角手前からスパートし、長く脚を使って最後は余裕を持って差し切った。これで2歳世代はユーバーレーベンに続き2頭目の新馬勝ち。相変わらず母系は無名の血統だが、そんなことは関係ないといわんばかりに活躍馬を輩出している。

それにしても、夏の福島は相性が良さそうだ。先日も芝2000mの新馬戦でソラフネが10番人気ながら2着と奮闘していたし、この時期に実戦で使えるだけの仕上がりになっているのであれば、パワー馬場をこなせると見ていいのかもしれない。どうせ血統は地味なんだから人気はしないし、狙い撃って損はないかも。

来年まで覚えておきましょう。

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きさらぎ賞6着以来、戦線を離れていたサトノゴールドが日曜函館の横津岳特別で復帰。実績のあるコース、G3札幌2歳Sのポテンシャルが評価されたか単勝1番人気に支持されたが、見せ場も作れず10着と大敗を喫した。

うーむ、これにはガッカリ。

確かにめんどくさいペースにハメられた感はある。逃げ切ったシンボが前半かなりスローに落とし、2周目バックストレッチからトロピカルストームがマクリを打って一気にペースアップ。残り1000m地点から11秒台が続くラップになると、なかなか後ろから差すのは難しい。札幌2歳Sのようなロングスパートをくり出せればよかったが、後方のまま伸びる気配も見られずに終わった。

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3歳の未勝利馬にとっては厳しい季節がやってきた。この時点で大敗が続いている馬の勝ち上がりは望み薄、「あと一歩」のところまで来ている馬も巡り合わせ次第ではタイムアップを迎えてしまうかもしれない。もちろん、地方転出からの出戻りというルートもあるとはいえ、能力の底が見えてしまった馬は「未勝利戦終了」が見切りをつけるタイミングとなってしまう。

そんな中、ようやくタンジェリンムーンが初勝利を挙げた。

タメると届かず、番手だと甘くなるというじれったい競馬を続けてきたが、今回で3回目の騎乗となった川田将雅が意を決したようにハナを奪うと、そのままレースの主導権を掌握。最大の相手と見られたヴィオリーナが4角で並びかけてきたが、余裕ある足取りで再び突き離すと、最後は2着のヤマカツパトリシアに5馬身差をつけての圧勝。これまでもどかしいレースがひたすら続いていたが、今回は安心して見守ることができた。

連戦に加え蒸し暑い時期に差し掛かってきたこともあるだろう、今回は馬体を維持するために1週前にはあえて追い切りをかけない苦難の調整で臨んだ一戦だった。それだけに、もしここを落としているようなことがあればいよいよ崖っぷちに追い込まれていたはず。ギリギリのところでつながった競走馬生活、将来に向けてまずはしっかりと英気を養ってほしい。芝の1勝クラスはどうせほとんどローカルでしか組まれないので、暮れの中京開催くらいで戻ってきてくれればいいのでは。

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昨夏、ゴールドシップ産駒の初勝利を飾り、札幌2歳Sでも2着と順調なキャリアのスタートを切ったサトノゴールド。その後、ひと息入れたのは父の血を熟知した須貝尚介調教師ならではの判断だったが、きさらぎ賞で戦線復帰後に蹄を傷めてしまったのは誤算だっただろう。賞金面では皐月賞に出られたものの、春のクラシックシーズンは棒に振ることになってしまった。
注目度や話題性は高い馬だが、肩書は条件馬に過ぎず、それゆえその後の情報もなかなか入ってこなかった。だが、函館開催が始まった頃から当地に入厩していることが判明。netkeibaでは札幌の阿寒湖特別で復帰との情報が出ていたが、それよりも早いタイミングで実戦を迎えることになった。

ステイゴールドが長らく「主な勝ち鞍」として引っさげたことでも有名な阿寒湖特別だけに、爺孫制覇を狙ってもらってもおもしろかったのだが、まあそれはさておき。

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安心と信頼のディープインパクト産駒によるワンツーフィニッシュだった。日曜阪神の芝1600mで行われた新馬戦は、単勝1番人気のシュヴァリエローズが勝利。直線半ばからブレイブライオンとの一騎打ちとなったが、ゴール前で抜け出し3/4馬身差をつけた。

シュヴァリエローズは事前にも書いたように、POG検討期間にリストに入れていた一頭。最終的に指名には至らなかったものの、評判の良さにたがわぬ能力の持ち主だった。追い切りの段階からしっかりと負荷をかけられての出走。川田将雅もゴール前はビッシリ追っていた通り、まさに必勝態勢をモノにしたという印象。

序盤から前進気勢が強く、出たなりで3番手に取り付くなど現在の気性を考えるとマイルくらいが適距離に落ち着きそう。仕上がり具合やコンパクトな馬体も含めて考えると、ここからさらに無限大の伸びしろが..という雰囲気ではないが、手堅く結果を残してくれそう。

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明日の最重要案件はタンジェリンムーンが出走する阪神6R。初勝利まであと一歩のところまで迫りながら、とにかくもうひと押しが足りない。前走も勝った!と思ったところでアステロイドベルトに差されての2着。向こうの鞍上が騎乗停止になるほど強引な進路取りの結果がコレである。直接の被害を受けたわけではないにせよ、勝利をさらわれたような気がして非常に腹立たしい気分だった。

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いくら情状酌量の余地があるとはいえレガトゥスの完敗にはガックリ来るものがあったが、勝ったのがゴールドシップ産駒のユーバーレーベンだということでどうにか切り替えていけそうだ。新馬勝ちは昨年のサトノゴールド以来2頭目とのこと。いかにも叩き上げの血統ぽくてよいではないか。

追い切りの動きがよく、評判になっていたグアドループをハナ差だけ負かしての勝利。ダミアン・レーンがうまくインを突いてきたにもかかわらず先着を許さなかったわけだから、単なる馬場適性だけで勝ったという評価はされたくない。もちろん超高速馬場に対してどこまで対抗できるかは何とも言えないが、ある程度は幅広い条件で戦えるはず。

初年度はオークス3着のウインマイティーを筆頭に、札幌2歳Sをの勝ち馬ブラックホール、同2着のサトノゴールドらが出世コースに乗ったゴールドシップ産駒。この世代も一頭でも多くが勝ち上がり、そして少しでも大舞台に駒を進められる活躍馬が出てきますように。
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土曜は函館10R駒ケ岳特別で上位人気に支持されたコスモジャミラ・ウインベイランダーがともに馬券圏内に入れず、メインの函館日刊スポーツ杯でもジュニパーベリーが1番人気に支持されるも大敗と期待を裏切ってしまったゴールドシップ産駒たち。いずれのレースもちょっと過剰人気なのでは..と思う部分もあったが、条件的にはもう少しどうにかしてほしかった感もある。

その汚名返上を期すわけではないが、日曜東京10R芦ノ湖特別にクロノメーターが出走する。ゴールドシップ産駒の中では貴重なノーザンファームの生産馬で、サンデーレーシング所有の超エリートである。ついでに母は重賞好走歴のあるタイムウィルテル、姉にマジックタイムがいるというゴールドシップ基準でいうと「超良血」にあたる期待馬である。

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