「人生、無事是名馬」

2006年創刊の雑談競馬ブログ。主に毎週のレースや好きな馬・ジョッキーについて。時に野球やドラクエについて熱弁。

カテゴリ: 野球

えー、少しずつ朝晩は涼しくなってまいりました今日この頃、
皆様いかがお過ごしでしょうか。
私はといえばようやく社会人復帰を果たし、
まだ全く慣れない新しい会社でちょっと浮いております(笑
仕事内容もさることながら、
ローカルルールがまだ頭に入らない。
朝はまず誰にコーヒーを煎れる、とか。
めんどくさ!!

しかしあれですね。
さすがにビジネス街にはショートパンツの女子は歩いてませんね。
ショーパンフェチ(身長160cm以上でやや細身ならなおよし)を最近自覚してきた私としては、
ちょっと物足りない。

・・・・・・
行く夏を惜しむ札幌記念。
思えば05年には札幌競馬場に行きましたね。
破壊的豪雨、大万馬券の決着に打ちひしがれたのも、
今となってはいい思い出です。
マツリダゴッホがデビューしたのも、この日でした。

昨年は馬インフルエンザの影響で開催日が中止に。
その後、振替えで開催されたレースをフサイチパンドラが逃げ切った。

いろいろありましたけど、由緒正しき重賞です。

04年の勝ち馬はファインモーション。
デビューから6戦6勝で秋華賞・エリザベス女王杯を勝ちながら、
その後はやや期待外れの成績に終わっていた。
原因が気性面にあるのは明白で、
前走の安田記念でも内枠スタートで揉まれ込むと簡単に圏外に沈んだ。

そこで武豊が試したのはシンガリ一気。
気分を損ねないように馬群を避け、末脚勝負に賭けた。
これが大成功。
単騎先行ローエングリンをバランスオブゲームが捕まえにかかるところを、
外から一完歩ずつ差を詰めてクビ差捕まえてゴール。

G2にしては珍しく、派手なガッツポーズを見せた鞍上。
「一度これをやりたかった」とコメントしていたのを覚えている。
気ままな名牝の力を思う存分に発揮させるのに成功したが、
多頭数のGIで実践するにはあまりに難しい戦法。
結局、秋のマイルCSではまたも内で揉まれる形となり敗れた。

ファインモーションの勝利には札幌競馬場も沸き上がった。
しかしこの日、北の大地が最も注目していたのは甲子園球場。
駒大苫小牧が、初めての優勝を目指して愛媛の済美と対戦していたのだ。

当時、札幌の大学に通っていた弟の情報では、
札幌競馬場でも、途中経過に歓声が上がっていたとか。

やはり日本人は野球が好きだ。
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この夏の高校野球は大阪桐蔭の優勝で幕を閉じました。
たった1試合だけ観たゲームが優勝校のものとなったので、
まあそれなりに嬉しかったりします。
いつの間にやらトータル99安打で、
あの智弁和歌山@00年の記録に迫ろうとしていたとは。
投手もうまく2人で分担できていたようですし、
優勝には何ら不足のない、素晴らしいチームだったと思います。

今大会の隠れMVPには、
外野席に生ビールを売りに来ていたバイトさん(推定21)を選出いたします。
まじでかわいかった。
浅尾美和に似てた。
来年も会いたい。
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謝れ、カナダに謝れ!!
いやもう、ほんまにカナダごめんなさい祭ですね。

■キューバ戦。ええ、負けましたとも。


中国・カナダ・オランダ以外は全く油断ならないチームばっかりですしね。

中国・カナダ・オランダ以外は全く油断ならないチームばっかりですしね。

中国・カナダ・オランダ以外は全く油断ならないチームばっかりですしね。


こんなこと言うてた自分が恥ずかしいです・・
完全に知識不足でした。
よくよく考えればメジャーの傘下にいる選手を数多く擁してるんだから、
十分に「野球偏差値」の高いチームですよね。

とりあえず日本は4位以上を目指して戦っていますが、
これだけ各国が拮抗した力を出せるのであれば、
五輪から野球が消えてなくなることもなくなるんじゃないかと思ったり。
もちろん競技参加国数が少ないことだけが問題ではないでしょうけど。
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日本人は野球が(以下略

やはり北京五輪で最も固唾を飲んでみたいのが野球ですよ。
オグシオも負けてしもたし・・

さあ、予選リーグ第1戦はキューバ戦。
五輪=キューバというイメージがあるくらい、
国際大会の顔て感じの強豪です。キューバ。

■8月13日 予選リーグ第1戦 日本×キューバ
日本:001 010 000=2
キュ:011 020 00x=4
【日本】ダルビッシュ有−成瀬善久−田中将大−藤川球児

ダルビッシュが踏ん張れればなあ・・
追いついた直後にまた離される展開が2度続き、
常に後手を踏まされるのはしんどかった。
腰を据えて攻撃できたのは初回だけだったと思うし。

彼本来の、糸を引くような外角直球がほとんど見られなかった。
というのもボールが先行したため、
どうしても勝負球が真ん中に集まりがちだった。
だが、制球が定まらなかったというよりは、
主審のストライクゾーンがしっくり来ていなかった印象が強い。
カウントを整えたいところで手が上がっていれば・・
というボールが何球もあった。

まあ、それも含めて国際試合なんですけどね。
もちろんダルビッシュはまたデカい試合を任せることになるだろうし、
2試合目ならまた違った結果が出せるのではと期待しています。

キューバとの差は長打力かな。
日本が二塁打1本だったのに対し、相手は4本。
しかも2死からのものはなく、
実に効果的にチャンスメイクしていたのが印象に残る。
六番のベル(♯88)はえぐかったなあ。

それでも収穫はあった。
2番手の成瀬は代わりバナに適時打こそ許したものの、
その後は無安打に抑え打者8人から3K。
これなら大会を通じて計算が立ちそうだ。
3番手として登板した田中も速球とスライダーのコンビネーションが決まっていた。

痛む足を引きずりながら3安打1得点の川崎宗則。
あれ見てたら泣きそうになった。

まだまだこれからよ。
日本の野球がやっぱすげえっちゅーのを見せつけたる。
・・とはいうものの、本当に4位を確保して決勝Tに行けるのかやや不安でもある。
中国・カナダ・オランダ以外は全く油断ならないチームばっかりですしね。
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日本人は野球が好きだ。

さて、そんな野球好きな日本人のひとりとして、
甲子園に行ってきましたよ。

大阪桐蔭×金沢、横浜×広陵と好カード目白押しですからね。
それにまだ盆前なら試合開始直前でもそれなりに余裕があるはずだし。

・・甘かった。
野球が好きな日本人をナメていた。
すでに中央内野指定席はsold out。
アイビーシートも行列ができていたので、
並ぶのが億劫になった結果、外野をセレクト。
さすがにこちらは若干の余裕があり、
最初はダラッと足を伸ばしながら見ていたんですけど、
やがて「席をお詰めください」のアナウンス。
どうやら41,000人も入っていたみたいですね。

スタッツはこんな感じ。

金沢:010 400 000 0==5
大桐:210 010 010 1x=6

流れが行ったり来たりの接戦をサヨナラで制した大阪桐蔭が16強入り。
勝利をぐっと引き寄せたのは、8回裏に飛び出した浅村栄斗くんの一発でしょう。
好打者として前評判も高い選手ではありましたが、
2回のソロアーチと合わせて2ホーマーの大活躍。すばらしい。

8回裏2死。1点ビハインド。
しかも直前に左翼手が好守備を見せ三塁側アルプスが沸き上がり、
金沢が勝っちゃうぞ的ムードが高まった瞬間のホームラン。
すごかった。

金沢も一旦はゲームをひっくり返すなど力のあるところは見せた。
16被安打でも6点に抑えられたのは、
強力打線を相手に臆することなく四球をわずか2しか与えなかったのも一因だろう。
あとは両チームに共通することだが、
ノーエラーで引き締まった試合を見せてもらい、
見ているこちらも気分がよかった。
前述の浅村くんは守備も巧かった。

この時点で私は力尽きました。
第2試合を見守ることもなく帰路につくことに・・
もう戦場から逃げ帰る脱走兵のごとく。
すまん、横浜&広陵のみんな。
両校の熟練ブラバンも聞きたかったよ。

・・・・・・
一度でいいから磯山さやかと甲子園に行ってみたくね?
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日本人は野球が好きだ。

さて、高校野球本日の第3試合・大阪桐蔭×日田林工の試合は、
どえらい雨のため2回ウラ途中で中止が決定。
あすの第1試合に延期となりました。

4−0で大阪桐蔭が勝っていたにもかかわらず・・!

このシナリオで、あの夏を思い出さないヤツはいねえだろう。
03年の駒大苫小牧のことを・・

倉敷商を相手に8−0(!)とリードしながらも、
やはりどえらい雨に祟られて無念のノーゲーム。
翌日の試合を3−5で敗れてしまいましたのです。

しかし、この時。一体誰が後の駒大旋風を予想しただろうか?
04年夏。ほぼノーマークの下馬評を覆し優勝。
横浜の涌井秀章(現埼玉西武)を完全に打ち崩すなど打線爆発。
決勝戦では春夏連覇を目指す済美を下す。
ちなみにこの日はファインモーションが札幌記念をシンガリ一気で勝った日。

05年夏。辻内&平田コンビの大阪桐蔭を準決勝で破り、
決勝では京都外大西に快勝。夏連覇の大偉業達成。
ちなみにこの日は私が札幌に旅行に行った日。
街で号外を配っていたのをもらったのを覚えています。

つまり、06年夏の決勝で早実に負けるまで、
「ノーゲーム翌日の悲劇」が駒苫の夏の甲子園における最後の敗戦だったわけです。
・・わかりづらっ!
あの苦い記憶が駒苫を変えたとまでは言い切れなくても、
これだけドラスティックな変化を見せられては因果関係を持たせたくなるもの。

さあ、明日はどうなるんでしょうかね?
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日本人は野球が好きだ。

しかし70年の伝統というのは厄介なもので、
時代錯誤も甚だしい苦言や小言をおっしゃる、
ご年配の評論家が暗躍する時期がやってまいりました。

毎年お決まりの、「死のロード」談義ですよ。

アナ:「きょうの試合を終えると、阪神は甲子園を球児たちに明け渡します」
解説:「もうそんな時期ですねえ」
アナ:「いかがですかタイガース、いわゆる『死のロード』に向けて戦い方は?」
解説:「今のところ投打のバランスもいいですし、このままの調子でいけば・・」
アナ:「ただ、疲れも心配される時期です」
解説:「疲れと言ってもねえ、今の選手たちは恵まれてますよ!」
アナ:「なるほど」
解説:「移動は速くなったし、ドーム球場は空調も快適。私らの頃はもうねえ・・(以下略」


これしか言えない解説者は、はっきり言って「老害」でしかない。
言うてることはもっともらしいが、誰もあんたらが現役やった頃の話は聞いてへんてば。
それに今の日本は数十年前に比べて格段に暑いんやろ?
だから快適な環境を作り出そうと技術も発達してきたでしょうに。
せめて「暑いときはこういう対策をやってました」みたいな話でもしてくれんと、
若い時分の苦労話ばっかり聞かされててはしょうもない飲み会と一緒やん。

「もっと先発投手は完投せえ」と吠える、往年の名投手とやらも然り。
打高投低が顕著なこの時代に、
中3日や4日で完投ガンガンできる投手なんているはずないやろ。

ただ自分が気に食わないことだけをやり玉に挙げて、
それを電波やら紙面に乗っけるのは迷惑でしかありません。

・・・・・・
前半戦最後のゲームも終え、
ここから球宴→五輪を経て終盤戦に入ります。
読売さんにもほどほどに頑張ってもらって、
おもしろいペナントレースに期待したいなと思っております。
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日本人は野球が好きだ。

■7月21日 阪神×読売 12回戦
読:001 200 000=3
神:000 000 100=1
【読売】木佐貫洋−豊田清−クルーン
【阪神】岩田稔−江草仁貴−久保田智之

試合序盤、0−1の1点ビハインド。
2死から7番打者が安打で出塁し、打席には8番打者が向かう。
守る側からすれば、さほど緊迫感が高まる場面ではあるまい。
それよりもむしろ、
この打者さえ抑えれば次の回を9番打者から始められる分、
ラッキーとさえ思えてしまうかもしれない場面。

気が緩んでも仕方ない。

ただし。気が緩むのは見ている我々だけで十分だ。
マウンドで、己の投げる一球に集中すべき投手が、
油断するなどもってのほか。いかなる時も。

ところが。
0−1の4回表。2死から坂本勇人が安打で出塁すると、
8番の鶴岡一成が、岩田稔の3球目、真ん中高め直球を叩いた。
打球は浜風にも乗ってレフトスタンド前列へ。
横浜からトレードで移籍してきた控え捕手による、今季第1号2ランとなった。

この一発で、負けた。
結果的に2点差だったからではない。
絶対に長打を浴びてはいけない場面で、
打たれる確率が極めて低い打者から、
打たれるべきではない本塁打を打たれたからだ。
原因が気の緩みにしか思えないほど、
どうしようもなく甘いストレートが真ん中に入っていった。

岩田は6回を投げて3失点。
その後の追加点は許さず、
先発投手に求められるクオリティスタートを満たす数字は残したものの、
あの一球は、あの一球だけは勝利に相応しくないものだった。

開幕からローテを守り続ける左腕を責める気にはなれない。
しかし、あの失投が気の緩みによるものだったことが許せない。
スタンドのファンからしても、
あの一球だけはお金を払う価値のないものだった。
それくらい、残念な投球だった。

その後、阪神の反撃ムードは高まったものの、1点を返すのが精一杯だった。
仕方ないよ、勝てる流れじゃなかったし。
正直、負けろとさえ思っていた。
岩田のあの一球だけは、勝利に相応しくないものだったと、
はっきりさせる必要があったから。

気が緩むのは、我々だけで十分だ。
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プロ野球・マツダオールスターのファン投票結果が発表されましたね。
詳細は選手間投票の結果とあわせてこちらでご確認いただくとして、
せっかくなので両リーグ各部門の1位選手でも書き出してみますか。

■セントラル・リーグ
先発投:高橋建(広)
中継投:久保田智之(神)
抑え投:藤川球児(神)
捕 手:阿部慎之助(巨)
一塁手:新井貴浩(神)
二塁手:東出輝裕(広)
三塁手:村田修一(横)
遊撃手:坂本勇人(巨)
外野手:青木宣親(ヤ)
外野手:前田智徳(広)
外野手:金本知憲(神)

カープファン、頑張ったな(笑
先発なんてルイスとワンツー決めてるし、
一塁手部門でも栗原が肉薄の2位。
今年、市民球場開催やったっけ?と思わされるくらい。
でも個人的にも密かにCS出場を期待してたりする。
マエケンが立派になった姿が見られるのが毎度うれしいっす。

で、鳥谷さんはあれだけ打っても1位になれんわけ?


■パシフィック・リーグ
先発投:ダルビッシュ有(日)
中継投:武田久(日)
抑え投:加藤大輔(オ)
捕 手:細川亨(西)
一塁手:小久保裕紀(ソ)
二塁手:田中賢介(日)
三塁手:中村剛也(西)
遊撃手:川崎宗則(ソ)
外野手:G.G.佐藤(西)
外野手:稲葉篤紀(日)
外野手:柴原洋(ソ)
指名打:T.ローズ(オ)

ああよかった、オリックスからファン投票選出者が出た(笑
このメンバー、常連といぶし銀が混じっていい感じ。
特に捕手とか、かなり渋い。
伊藤勤が引退した後の西武で、
どっしりした女房役が欠け続けてきたが、
背番号27を継いだ細川亨がついに球宴に出場するまでに・・
先発投手欄を見ると、パにはいい投手が多いなと改めて思いますね。

・・・・・・
あとは全体的に思ったことを少し。
まず何よりも。投票数、少なくね??
だって今回の最多獲得票がG佐藤で36万ですよ。
今まで簡単に100万票とか行かんかったっけ。

ちょっと過去をさかのぼってみたら、
03年で800万近い投票があったのが、
翌04年には役半分近くまで落ち込んでる。
この年はちょうど球界再編問題で揺れに揺れた年。
ここを境に投票数が激減しているのは何かの象徴か?
でも観客動員数は別に減ってないしね・・
単純にオールスターへの関心がなくなってきてるのかな??

あと、選手間投票の結果というのも関心があった。
「玄人」たちがどんな選手を選ぶのか。
ファン投票とは少し違った結果のポジションもあったりで面白い。
ちょっとだけ心配だったのは、
某パ・リーグ在阪球団に所属する、
かれこれ1年以上一軍から遠ざかっている超有名選手が、
かつての憧れから上位にノミネートされるんじゃないかと思っていたのだが・・
名前が挙がっていなくて安心しました。
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そろそろ林威助のキレイなバッティングフォームが見たい頃ですが、
皆様いかがお過ごしでしょうか。
しばらく放ったらかしにしていたタイガースはまだまだお元気なようで。
前回エントリ以降の星取りはこんな感じ。


【開幕から8カード連続勝ち越しでストップ】
11(横):○
12(横):○
13(横):○
・・・
15(広):○
16(広):○
17(広):中止
・・・
18(ヤ):○
19(ヤ):●
20(ヤ):○
・・・
22(中):●
23(中):○
24(中):△

きょう24日の試合はけっこうグッと見続けましたが、
さすがにナゴヤドームのDT戦は「何かが起こる」舞台ですね。

神:100 100 000 000=2
中:000 002 000 000=2
【福原−渡辺−江草−久保田−藤川】

結果は12回規定により引き分け。
7回以降は両チームとも再三の勝ち越し機を活かせなかった。
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阪神ファンにとって、きょう4月11日は特別な日です。
覚えているだろうか、2003年の「あの試合」のことを・・
後にペナントレースをぶっちぎって優勝する阪神・星野仙一監督をして、
「やっぱりあの試合が大きかった」と言わしめる死闘。

当時のランスコを探し回ってみて、何とか見つけました。

■2003年4月11日 対読売1回戦@東京ドーム
神:000 110 023 001=8
巨:000 001 006 001=8
【伊良部−ウィリアムス−ポート−吉野−藤川−谷中】
※12回規定により引分け

9回オモテを終わって7−1と大量リードしながら、
その裏に中継ぎ陣が打ち込まれまさかの同点に。
12回、一度は勝ち越したものの直後に追いつかれる展開。
まさに「野球は何が起こるかわからない」の生きた教科書となる試合だった。
それが慣れない優勝争いにおいて大きな教訓となったのは言うまでもない。

この試合、サークルのミーティング帰りに車のラジオで聞いてたのを覚えてる。
楽勝ムードの間、途中どこかでご飯を食べて車に戻ってきたら驚きの展開。
なつかしいっす。
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阪神が調子いいと、ついエントリ量も増えてしまいます。
日曜のゲームは1−9と見事な大敗でしたが、
そう毎日いいゲームができるわけでもないですし、
3連戦をトータルで考えれば満足すべきでしょう。
・・きょうレフトスタンドへ駆けつけた人を除いては。

この3連戦、最も比重を置いて考えていたのは2戦目でした。
理由はいわずもがな。グライシンガーと当たるからです。
開幕して6試合。横浜・広島との対戦において、
ぶつかった先発投手は失礼ながら、
せいぜい寺原隼人がいたくらいであとは力が落ちる顔ぶればかり。
ネームバリューのある先発投手と当たったときに、
「今年は活気がある」と好評の打線が攻略できるのか否か。
そこが今季の阪神を占う上で重要なバロメータになると判断しました。

結果は以下の通りです。
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こないだ甲子園に行って、
「日本人は野球が好きやなあ・・」と改めて感慨深く思った。
何で平日の昼間にこんだけ人が集まるねん、と。

それはさておき、今年の阪神は何だか楽しそうだ。
開幕3タテしたから言うわけじゃないけど。
いちおう横浜との3連戦のランスコでも残しとこう。

■3月28日(金)
横:010 100 000=2
神:000 310 00x=4
【安藤−渡辺−久保田−ウィリアムス−藤川】

■3月29日(土)
横:010 000 110=3
神:200 001 10x=4
【岩田−渡辺−久保田−藤川】

■3月30日(日)
横:000 000 000=0
神:201 202 00x=7
【福原】

・・・・・・
この3連戦で一番色めきたったシーンかもしれないのが、29日(2戦目)の7回表。
3−1と2点リードで、何とマウンドに上がったのが渡辺亮だったのだ。
昨年なら間違いなく久保田を投入していたであろう場面。
あたかも「JFKは絶対に3人とも使わなければならない」という戒律でもあるかの如く。
しかし今年はそれを破った。
もちろん渡辺がそれだけ信頼を得ているからこそ成しえるリレーであり、
昨年の段階で「JFK」の前を買って出られる優秀な中継ぎがいなかったこともあるが、
とにかく今年は凝り固まった投手リレーがなくなりそう。
今のうちにこういう采配をしておくことで、五輪期間も柔軟に乗り切れそうだし。

もういっちょ。今年ちょっと注目していきたい観点を聞いてください。
1、2戦目の阪神の得点表に赤字で示した部分があると思うが、
これは「JFK登板時」の阪神の攻撃を表している。
昨年すごく気になってたのが、
「JFK」が1人でも出てきたら、途端に攻撃が淡白になってた。はず。
ぜんぜん調べてないけど、ほとんど点取ってないんちゃう?
まるで「もう大丈夫やろ」と、競馬でいう「ソラを使う」ような状態だった。
おかげで「JFK」は全員、緊迫した戦況から解放されないまま。
それがリーグ最終盤の失速につながったと断言してもいいかもしれない。

だから今年は「JFK」が投げている間にどれだけダメ押しの追加点を取れるか、に注目。
ここで畳み掛ける攻撃ができるようなら・・強いで。

・・・・・・
追加点の重要さは今日の試合にも表れている。
もし序盤の3点だけで試合を進めていたら、絶対「JFK」の助けを要していた。
結果的に完封できた福原忍も、序盤から再三走者を出す苦しい投球が続いていた。
それを救ってくれたのが、中盤の4点もの追加点。
昨年は先発の完投試合が「3」しかなかったが、その責任は打線にもあった。

「ダメ押しができる強さ」。これが今年の阪神のキーワードになる。
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平日なのにノコノコと甲子園に行ってきました。
お目当ては一応、平安。それから優勝候補と名高い横浜・・
それ以上に、新しくなった甲子園球場のお姿を拝見したく。

■メインゲートはこんなのになりました
01








大正ロマン?を感じさせた以前の佇まいから一変。
当たり前か・・
けっこう同じようなアングルから写真を撮っている人が多かった。

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昼ごはんを食べながら第2試合を見てたら、もう目が離せなくなって・・

慶応0−1華陵
華:100 000 000=1
慶:000 000 000=0

やってもーた、ジャイアントキリング!!
21世枠出場校が、秋の関東大会準優勝校を撃破。

初回に1点入ったところでは何とも思わず。
しかし、その裏エースの宇野賢士くんの投球を見て「ほーっ」、と。

なかなか投げっぷりがよい。
強打を誇る慶応打線の懐を目掛けて130キロ台中盤の速球を投げ込む。
また投げ終わってからの、躍動感あふれるフォロースルー。これが美しい。
いわゆる「右腕がムチのようにしなる」フォーム。

・・・・・・
とはいえ序盤からピンチの連続。
バント処理の送球を落としたりと、守備がグダグダ・・
宇野くんもこれにはさすがに気落ち加減。
それでも本塁だけは許さない。

2回以降、華陵打線は沈黙。
こりゃ「スミ1」を守り切るしかないと覚悟を決めたかのように、
毎イニング必死の守り。
5回には右翼手からのレーザービームも飛んできて、
ぼちぼち焦りの見えてきた慶応打線を歯ぎしりさせる。

9回の2死三塁のピンチも、相手四番をセカンドフライに打ち取りジャイアントキリング完了。
もう各選手の体格からして全然違って・・
華陵の捕手なんか160センチちょいしかないのに。
5回のクロスプレーで吹っ飛ばされるかと思ったわ・・ほんま。

試合中ずっと表情を変えなかった宇野くんも、
ゲームセットの瞬間は大きくガッツポーズ。
初回の1点も自ら叩き出したもので、
文字通り大車輪の活躍で勝利の原動力となった。

・・・・・・
慶応からすれば「何してくれんねん」の一語に尽きるでしょうなあ。
まさかこんなところでコケるとは。
センバツらしいロースコアの一戦。
「やられるならこういう展開」に見事ハメられる形になった。
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甲子園にはあさって木曜に行く予定です。
ベタに平安の応援と、横浜高校お手並み拝見ということで。

きょうの第3試合は丸子修学館と智弁和歌山のゲーム。

智:101 001 072=12 
丸:000 000 400=4

智弁和歌山、お家芸の「終盤に打線爆発」。
7回に一気に4点を失い、追う展開にまで持ち込む用意周到ぶり(笑
そして「ジョックロック」とともにエンジン点火という・・

もちろん相手野手の衝突というアクシデントは笑えないんだけど。

試合を見ていて、何かと似てるな・・と感じた。
自慢は攻撃力、守備はあんまり重視しない。
点の取り合いに滅法強く、ロースコアになると格下の相手にも苦戦がち。
優勝経験もあるものの、
4強8強あたりで姿を消す年も多く「あと一歩」が足りない・・といえば!

智弁和歌山に「高校野球界のガンバ大阪」の称号を与えることにしました。
おめでとう。
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気がつけばパ・リーグ開幕してた。
開幕戦は3試合ともロースコアの1点差という、
さすがに見ていて気合いが入る好ゲーム。
1−0でこともなげに完封するダルビッシュはすごいね。
月並みながら。

・・・・・・
個人的には楽天の田中将大(マー君はまっすぐ育ってる感じがして好きです)とともに、
ルーキー左腕の長谷部康平に期待したいのですが、
あいにく膝の故障で開幕一軍入りならず。
抜群のデキで野村克也監督のテンションを上げさせていたのですが。

オリックスの大砲の羅列は、いつぞやの阪神の大豊&パウエル同時獲りを思い出します。

・・・・・・
さて、今度はセンバツが始まりますよ。
新しくなった甲子園はぜひ一回観に行こうと思ってる。
「ジョックロック」が聴きたいので智弁和歌山の予定に合わせようかと画策中。

で、そのセンバツ絡みのニュースで驚くべきことが。

□「優勝投手」比嘉監督、母校の沖縄尚学率いて甲子園出場 SANSPO.COM

1999年春の優勝時のエースが、母校の沖縄尚学を率いて甲子園の土を踏んだ。

・・比嘉公也が監督やってんの??

これは知らんかった。もっとニュースで取り上げんかい!
まだ26歳。これは応援したいね。
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そういえば昨日は2月1日。
プロ野球の各チームが一斉にキャンプインしたが、
そんなことは今日のスポーツ紙を見るまですっかり忘れていた。

しかし、いきなり笑わせてくれる記事があったので感謝の意を込めて紹介。

■阪神・今岡「どや!新井」17発発進…復活へ飛ばす スポニチ大阪

今年こそ復活を期す今岡誠。
初日からサク越えを連発し好調をアピールした。
だが、バット以上の一発を放った「今岡語録」は以下の通りです。

「こんなに(サク越えを)打ったのはいつ以来ですかね。2003年ぶりですかね」。

ことし何歳や、今岡(笑
内容からして「2003年以来」の間違いであるのは明らか。
他紙でこの談話を掲載しているのを見ると「03年以来」になってるけど、
スポニチだけは意地悪だった。
おかげで声に出して笑ってしまった。

・・久々の野球ネタがこんなんでいいのか。。
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阪神渡辺2.5倍増サイン nikkansports.com

おめでとうございます。
これは最大限の評価ではないでしょうか。
きのうテレビでファン感謝祭の様子が流れてましたが、
いい感じでいじられて認知度アップの手応えを得ました。

エスパー伊東に似てるばっかり言われてたけど(笑

・・・・・・
カープからいらっしゃるアライさんに背番号「25」を譲ることになり、
話題性もついてきました。
さてさて、新しい番号でも探してみますか。

ハマちゃんが去るので「5」。冗談です。
いいとこ狙うなら、ファイターズへ移った中村やっさんの「13」あたり。
あつかましい?

大学のときが「14」やったから、ひとつ前進という意味でも。
ありがち?
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ちょっと遅くなりましたが、
カープ前田智徳選手(つい呼び捨ては気が引けてしまう)が通算2,000安打を達成。
おめでたいことです。
通常この手の記録を達成した選手は、
夜中のスポーツニュース番組をハシゴしそうなもんだが、
残念ながら私はその姿を見ることができなかった。

タイガースの選手以外で、これだけためらわず「好き」と言える選手は彼ぐらい。
あとはマリーンズの福浦和也とか。でもこっちはリーグが違うし。

wikipediaを見てもわかる通り、エピソードには事欠かない人物。
中でも印象に残っているのは、92年9月13日のくだり。
詳細はぜひリンク先を読んでもらいたいのですが、
このシーンはテレビで見ていたことを今でもハッキリと覚えています。
年代を見ると当時9歳なんですけどね・・覚えてますよ。
高卒でまだ3年目の選手が、
あそこまで強い責任感を持って試合に臨んでいたということが、
前田の非凡さを物語っているのではないでしょうか。

・・・・・・
数字的にどうしても、
選手としてのピークを過ぎた頃に達成されることが多い2,000本安打。
あちこちを傷めている体でこれ以上を望むのは酷かもしれませんが、
ドラゴンズの立浪和義とともに、
記録を更新し続けるバットマンとして今後も活躍してもらえるよう祈ります。

何と言っても、あのイチローでさえ尊敬の念を抱く天才打者ですからね。
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広陵4−5佐賀北

特待制度のあり方について揺れた今年の高校野球で、
頂点を極めたのが野球特待生とは無縁とおぼしき県立の進学校。


よくできた話です。

あの1−3からの低めは明らかにストライクだったりとか、
そんなことはまあ気にしなくてもいいか。

「ネタキャラ」では終わらなかった佐賀北。
04年の駒大苫小牧を思い起こさせるサクセスストーリー。
まさか夏3連覇を目指したりするんじゃないでしょうね・・
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アルプス一団となったダンスと共に、
すっかり甲子園の神様のお気に入りとなった佐賀北。
再三のピンチをスクイズ阻止などで防ぎ、
最後は13回裏2死から3連打でサヨナラ勝ちです。
あした1日ゆっくり休んで、準決勝でも頑張ってください。

そんな死闘の中で、最も大きい拍手を送ってしまったワンプレー。
それは9回裏にやってきた。
2死で久保貴大(ナイスピッチでした)が放った打球は二遊間へ。

これを・・(タメ)

上原悠希二塁手が逆シングルで処理すると、
そのままの体勢で杉谷拳士遊撃手へグラブトス。
ボールは中村晃一塁手へ転送され、
4−6−3のセカンドゴロが見事に完成した!!

プロ野球・ドラゴンズの荒木雅博と井端弘和が時折見せるトリックプレー。
それを高校生がこの大舞台で鮮やかにやってのけた。
その技術もさることながら、
「いざとなったらやってやろう」という心の準備ができていたことに感心する。

場面としてはそれほどプレッシャーのかかるものではなかったにせよ、である。

・・・・・・
ちなみにこの場面を見ていた隣の兄ちゃん曰く、
「あの送球、ウッズやったら取れへんで」。
このネタもまた秀逸であった。
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今年はいつになく接戦が続く高校野球ですが、
日程が進みサバイバルが続いていくうちに、
「地力」のあるチームが必然的に勝ち残ってきました。

接戦が多くなる原因のひとつに、
今年はいわゆる「好投手」が多いことが挙げられる。
仙台育英の佐藤由規みたいに、
前評判にたがわぬ投球を見せたエースもいる。
その一方で、きょう敗れたとはいえ新潟明訓の永井剛のように、
決して鳴り物入りで甲子園にやってきたわけではないながらも、
140キロ台の速球を武器に2勝を挙げるような「隠れ好素材」も目立った。

投手の消耗が激しい夏の大会はどうしても打線の力が勝敗を左右しがちだが、
今年は「投手の大会」と位置づけられるここまでの戦況である。続きを読む
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ああ、寝過ごして朝の馬券買えんかった・・
でも2Rとか痛恨の1着3着食らってたし、救われましたわ。
昨日は予定通り代休を取って、ゆっくり・・と行きたかったのですが、
やっぱり平日に休むのってあんまり落ち着きませんね。
ついつい会社に連絡して、異常ないか確認とったり。
結局お客さんにも携帯から電話してました。休みやのに。

でも、休んだおかげで貴重な瞬間にも立ち会えましたよ。

祝・渡辺亮プロ初勝利!

夜はゆっくりナイターを見ていて、渡辺は1点ビハインドの7回に登板。
無失点で切り抜けると、続く8回に打線が爆発し逆転。
今季26試合目のマウンドで、ついに初めての白星をつかんだ。

24日のナゴヤドームでの試合でも白星の権利は掴んだのだが、
マウンドを渡した久保田智之が失点し追いつかれたという背景があった。
それでも、一軍昇格直後では任されなかったような、
「ちょいビハインド」の場面で投げられるようになったのが、
他ならぬ首脳陣からの信頼アップの証である。

これで防御率も2.22と良化の一途を辿る。
06年度のドラフトで入団が決まった時、
「橋本健太郎のような活躍を」と思っていたが、
ちょうど描いていたような役割を担い始めている。

・・・・・・
□2年目・渡辺、プロ初白星!「結果を積み重ねていきたい」

このリンク先の写真なんか、大学の時と同じ。
常時セットで投げるのも当時と変わらないし、
投げ終わった後のこの姿勢!なつかしすぎます。
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アジアカップ、サッカー日本代表はあっさりと?敗退。
点差は1点でも、内容的には・・
ゴールシーンも含めて、相手の守備を崩す場面がほとんどなし。
かといってミドルシュートを狙うような工夫・勇気もなく、
負けるべくして負けたといった感じでしょうかね。

まあいいや、早くリーグ戦再開してほしい。
まだあと2週間以上あるとは・・

・・・・・・
その反面、今はタイガースの試合が面白くなってきましたよ・・
もちろん結果が伴ってきているというのもあるが、
やっぱり若い選手が勝負を決める一打を放ったりすると、テンション上がる。

そんな中で藤本敦士が2日連続で快音を響かせているのが、
何となく笑えるのは気のせいか。

どん底からの逆襲、そして若手の成長・・
振り返ってみれば面白い1年になってそう。そんな予感。
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工藤公康がジャイアンツに勝った!

斉藤和巳が久しぶりに勝った!

・・久保田智之があそこで打たれなければ、
ナベさん(渡辺亮)のプロ入り初勝利だったのに。
それでも、着実に緊迫した場面のマウンドを任されるようになっている。
特に今はハシケン(橋本健太郎)がいない台所事情もあるし、
もしかしたら近いうちにまたチャンスが来るかもね。
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レッドソックスのジョン・レスターが癌を克服し勝利
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/mlb/column/200707/at00013982.html

自分にとっては、これは単なる感動ストーリーではない。
何せ全く同じ病気を患ったわけだからねえ・・

「悪性リンパ腫」。

何度聞いてもイヤな思い出ばかりが蘇る。
しかし、まさか現役のメジャーリーガーに、この病気にかかった人がいたとは。

レスターがこの病気を発症したのは、昨年の9月。
背中の違和感から精密検査を受けて、発覚したという。当時22歳。

ちょうと自分が入院したのも21歳の時だったから、
やっぱり若い人でもかかる病気なんよなあ。

それから彼は化学療法で完治を果たすことになるが、
驚くべきは治療開始からたった半年で戦場に戻ってきたこと。
きっと治療中は体重も激減したはずなのに、
キャンプに戻ってきたときには元にリカバーしていたとか。
自分も治療中は筋力が、特に足が細ってしまい、
自宅の階段の上り下りがスムーズにいかないだけでなく、
歯磨きの途中ずっと立ってるのがしんどくて、イスが欠かせないような状態。
一般人でもこれなのに、
体が資本のスポーツ選手が元の体に戻るための努力といったら・・

もし、入院している当時にレスターの勝利を聞いていたら、
きっと感動のあまり涙したことだろう。
そして今、この心温まるニュースを聞いたことで、
必ず涙を流した人がいるはず。

月並みだけれど、スポーツは人に感動を与える素晴らしいエンターテイメントだ。
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阪神タイガース3−6中日ドラゴンズ

プレイボールからゆっくりナイターを観るなんて久しぶり。
・・なんて感慨に浸ってる間にT.ウッズに特大先制弾を浴び、
川上憲伸を相手に後手後手に回る苦しい試合展開となってしまった。

先発の上園啓史は3回6失点KO。
守備の乱れも重なり、早々とマウンドを降りることとなってしまった。
福留孝介にやられた3点目までで踏みとどめられればよかったが・・
あの狭殺プレーのミスが痛かった。
記録は送球を走者に当ててしまった坂克彦のエラーだが、
投ゴロを処理した上園が、
もっと走者を三塁側に追い込んでから投げなかったせいで、
タッチプレーが際どいタイミングになってしまった。
あのへんの走塁も福留のファインプレー。
「投手は9人目の野手」という教訓を持ち出すまでもなく、
あのワンプレーは反省すべき材料となった。

さて、6点の大量ビハインドを追う展開になったが、
何度もドラゴンズのエースを苦しめた打線は期待感を抱かせるものだった。
若手打者たちが文字通り「打線」となっての攻撃は、
今後につながるものだったと確信を得るものだった。

ヒザの負傷を公表して最初の試合だった四番金本知憲も、
川上との真っ向勝負でスタジアムを盛り上げた。
また、守備でもライナー性の当たりに猛然とダッシュし捕球を試み、
まるでどこもケガなどしていないような動きを見せていた。

金本のライナー前進キャッチは東京ドームの試合でも見かけたが、
そのうち後ろに逸らしそうな予感が激しく・・すんません、水差しました。

・・・・・・
また、上園の後を受けたリリーフ陣もドラゴンズ打線にダメ押しを許さず無失点。
お世辞にも「ピシャリと」という表現は似合わなかったが、
「JFK」の力も借りずに、どうにかこうにかバトンをつないでいった。

打線の反撃を信じて、投手陣は耐えた。
エースが相手でも、打線は懸命に食い下がり得点を挙げた。
敗戦にもかかわらず、「投打がかみ合ってきた」と感じさせた不思議な敗戦。
これが巻き返しへの手応えというやつかもしれない。
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阪神・金本、左ひざ半月板損傷 手術せず今後も試合に
http://www.sanspo.com/sokuho/070714/sokuho053.html

フルイニング出場を続ける金本知憲に、またも厳しい試練・・
なぜ、これほどまでにイバラの道が続くのだろうか。
近年マスコミに発表されただけでも、
右手小指(捕球時に傷めた)、その前は左手首(死球)と、
長期離脱を余儀なくされてもおかしくない故障を負ってきた。

そして今回は左ヒザの半月板損傷・・

ふつうなら、試合を欠場して治療に専念するところなのに、
タイガースの四番は当然のように試合出場を続けると明言。

きっと金本は故障の影響など微塵も感じさせず、
明日からも全力で打って走って守る。
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育っている、若虎たちが育っている・・!
何も桜井広大の2戦連続3ランのことだけが言いたいわけではない。
去年までの、安定感ある戦いぶりがあればまず一軍でお目見えすることのなかった、
坂克彦庄田隆弘が、
時々スタメンを張っては少しずつ結果を残している。

以前、ヤンキースのトーリ監督のコメントを引き合いに出し、
低迷している時期が若手育成のチャンスと見ていたが、
これは予想以上の豊作だったと言えるのかもしれない。

また、先発投手陣の中にも1枚ローテに食い込んでくるような存在があればと思っていたら、
上園啓史という成長筆頭株が現れたではないか。

やっと今年のタイガースのゲームを見るのが楽しくなってきた。
いや、むしろこれだけ楽しめるのは久々かも。

■負けるシナリオはもう全部演じたよね・・[タイガース単独最下位転落]
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スワローズ×カープ戦で12アーチが乱れ飛んだとか。
http://www.sanspo.com/sokuho/070711/sokuho078.html

なかなか笑わせてくれますな。
本塁打は野球の華とか言いますけど、
個人的には大雑把な印象を受けるのであんまり好きじゃないです。
どっちかというと四球→バント→進塁打→暴投、で1点みたいな。
試合が終わって、「あの1点が流れを変えましたね」的な渋さにこそ、
野球の魅力が凝縮されているもんだと確信してやまない。

そんな緻密な野球で一時代を築いていたのが常勝ライオンズ。
辻発彦・平野謙一・秋山幸二・清原和博・デストラーデ・石毛宏典・・
今でも黄金時代の最強オーダーはソラで言える。
ちょうど今、ライオンズが当時のビジターユニフォームを身にまとい、
公式戦を戦っているのだが・・

うーん、やっぱり強そうに見える。

で、きょうの試合を決めたのは中島裕之の逆転グランドスラム。
かつて清原がつけていた「背番号3」が輝きを放った結果に、
オールド・ライオンズファンはさぞかし満足だったことだろう。
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きょうはNHK教育テレビで早稲田×明治戦やってましたね。
もちろん斎藤佑樹くんのおかげですが。
優勝争いを続ける中で6回無失点に抑えたのはさすが。
1年生ながらチームに大きく貢献しています。

それ以上に今日の見どころだったのが、
数年前に甲子園を沸かせていた選手たち。
たとえば早稲田のトップバッター上本博紀
名前だけを聞けばピンと来ない人も多かろうが、
西村健太朗(現ジャイアンツ)擁する広陵高校で03年のセンバツで優勝。
安打を量産しその名を大きくアピールした・・
といえば「あーアイツか!」と思い出した方もいるのでは?
ちなみに今は3年生。
来年のドラフトでカープが獲得を目指しているようです。

もうひとりは明治の四番・行田篤史
そう、創部2年目で甲子園8強入りを果たした遊学館の主砲である!
つまり小嶋達也(現タイガース)がエースとして君臨したチーム。
あのチームはかなりお気に入りだっただけに思い入れは深い。

===
普段はなかなか彼らの姿を見ることはできないし、
こういう機会が生まれたのも、ハンカチ王子様のおかげである。
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とうとう藤川球児まで捕らえられ、タイガース9連敗。
「9連敗」は00年8月以来だという。
「00年」といえば自分まだ高校生のときですが・・
ノムさん政権の時代ですね。

これで借金も「7」まで膨れ上がり、
首位ジャイアンツとのゲーム差は「8」まで広がってしまいました。

不思議な感覚なんだけど、
今はこの状態がちょっと楽しかったりする。
この、何をよってもダメな感じ、焦燥感を味わえるのが、
本当に久しぶりな気がするのだ。
これでこそ野球というか、
うまくいかないときの歯がゆさもまた野球の魅力なのではないかと。

ただ強がっているだけのかもしれない。
昔と違って、そのうちまだ調子を上げてくるだろうという余裕もある。

「球児が打たれて最下位」。

これ以上悪いシナリオはもうないでしょう。
もう他に負ける方法は思い当たらない(笑

こないだまで連敗していたヤンキースのトーリ監督がこんなことを言っていた。
(以前にもあった大型連敗を引き合いに出して、)
「あの時に出てきたのが王健民であり、カノだった」。

今はタイガースの未来を築き上げるための、大事な時期なのかもしれない。
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こんなこと改めて言うのもおこがましいかもしれないが、
斉藤佑樹くんはすごいね。

デビュー戦の東大戦や、
大量リードに守られた2戦目の法大戦はともかく、
ここ2試合の「火消し役」ぶりはお見事というしかない。

特に圧巻だったのが、7−5で迎えた9回2死満塁で、
カウント0−2という絶体絶命のピンチを切り抜けた立大1回戦。
相手が勢いづいたこの場面で送り出されるルーキーも気の毒なもんだが、
ここで期待に応えて三振を奪ってしまうあたりが・・恐ろしい。
0−2からの「初球」が確かボール球で、
これに手を出してファウルを取れたのも大きかったが、
ウイニングショットの外角低めストレートは素晴らしいボールだった。

無責任なことを言うが、
あの局面、あのカウントであのボールを投げられたら、
プロでもそう簡単には打てなかったのではないだろうか。

取材などで大学野球の試合は数多く見てきたが、
少なくとも関西ではこれだけ「即戦力」となる1年生はなかなかいない。

斉藤が改めて「ただのハンカチ王子ではない」ことを見せつける、
ナイスリリーフだった。
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タイガースが苦しんでいる。
3日のベイスターズ戦に敗れ、これで5連敗。
12勝15敗、いわゆる借金を「3」も抱えている。

言わんこっちゃない。

実績の乏しい先発陣が踏ん張りきれない。
打線もツボにはまればつながるが、
苦しい局面を打破する力がない。
したがって、頼みの「JFK」を出す展開も訪れない。

■今年も、阪神タイガース。[2007年ペナント展望]

開幕前に書いていた不安要素が、
1ヶ月で一気に噴出している感じだ。

それでも、待望論が巻き起こっていた林威助が期待通りの打撃を見せるなど、
ここ数年のチームになかった「新鮮さ」が感じられるのは朗報。
一気に有名人になった狩野恵輔もしかりである。

どうせなら、前半戦いっぱいはモタついて、
そこから猛反撃をかけるような戦いを希望。
ついでにマジメなことを言うと、
優勝した05年もちょうど連休中に5連敗を食らっている。
特に慌てることもないでしょ。
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開幕からここまで約2週間。
坪井智哉は最高のスタートを切ったといっていいのでは。
レギュラー当落線上の立場ながら開幕スタメン入りを果たし、
ここまで22打数9安打。打率は.409と高水準を保っている。
チームは現在、最下位と出遅れ気味。
打線も.247とエンジンがかかってこない。
小笠原道大(と、SHINJO)不在の影響が露骨に出ている中で、
相手先発が右投手限定とはいえ3番に起用されているあたり、
ヒルマン監督からの評価も高いところで落ち着いているようだ。

どうか今年こそケガのないよう、
そして規定打席に到達し、
常に打撃10傑に名を連ねられるくらいの活躍を期待したい。

□Yahoo!プロ野球 坪井智哉
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そういえば、そろそろセントラル・リーグも開幕ではないか。
今年はますますメジャーに注目を奪われそうで、
もはや「日本の野球には興味がない」と言いはばかるのが事情通のような、
そんな雰囲気さえ漂っている。
しかし日本の野球には、メジャー観戦にはない唯一絶対の面白さ・・
「ファン」としてゲームを観られる要素がある。
今年も、阪神タイガース。続きを読む
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家に帰ったらちょうど『すぽると!』の時間。
きょうはライオンズのテレビCMの特集をやっていた。
いわゆる「松坂マネー」のファンへの還元の試みの一環として、
今回、製作に踏み切ったとのことだ。

その製作過程の様子なんかは興味深く見ていたんだが、
肝心の仕上がり具合が・・個人的には「サッパリ」のひと言。
ファンの象徴的キャラである少年が投げたボールを、
ライオンズの各選手が打ったり、投げたり、捌いたり・・
つまり選手とファンのつながりを表現した内容なわけだが、
映像が「やらせ」というか不自然極まりない。

中島裕之が打ったり、涌井秀章が投げたりと、
それくらいのレベルならまだ耐えられる。
「おかわり」中村剛也のグラブ捌きなんかもなかなか。
だけど、ボールの軌道は青いグラフィックで表現されてるし、
どことなく空想ワールドの雰囲気が強い。
一番引っ掛かったのは、
銀二朗(炭谷の登録名、今年変わったんですね)が、
マスクを取ってからボールを受けて投げるシーン。
実際にはそんな動きありえんよな!?

===
もし自分がこの製作を担当できたとして、
かつファンとの距離を縮めるというコンセプトなら、
各選手の昨年の晴れ舞台・・
(もちろんテロップで詳細も説明、「4月14日 涌井 完封勝利」みたいな)
をハイライトで次々に登場させる。
で、「今年も いいとこ 見せます」みたいな方向性でどうだろう。
もちろん「完封って何〜?」っていうくらいのライトファンには不適だが、
そこまでのライトファンがCMを見ただけで球場に行くと思うか?
ライトファンを連れてくるのは、ある程度コアなファン。
コアなファンを大事にしないで、
新規マーケットの開拓は不可能ではないだろうか。

ちなみにこのCMは関東地方で近日オンエアされる。

□西武ライオンズ 球団初CMが完成
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ドラゴンズの絶妙な手法には参った。
行き場を失った前オリックスの中村紀洋を、
「育成選手枠」を利用して獲得。
現役続行のために手を差し伸ばした格好となったが、
実際にドラゴンズ側にもたらされたメリットは大きい。

まずは、中村ほどのビッグネームをわずか400万円で契約できること。
金銭トレードの打診があった時には、
まさかこんな金額で扱われるような選手ではないはずだ。
また、最低保障金額の低い育成選手枠を使用することで、
今オフに金額面で折り合いを欠いた福留孝介ら、
主力に対するケアも果たすことができた。
中村にもう一度チャンスを与えたというイメージも悪くはあるまい。

「二軍から這い上がってこい」と落合博満監督は話したそうだが、
普通にやってさえいれば、
さすがに一軍に昇格するのは時間の問題だろう。
手薄だった右の大砲を、格安で手に入れたドラゴンズ。
実に巧みな補強に成功したと言えるのではないだろうか。

===
似た内容の記事が京都新聞に載っていたので、
共感を示す意味でもまとめてみた。
中村が野球を続けられること自体は自分としても歓迎なのだが、
野球の底辺拡大の一環であるはずの「育成枠」というシステムが、
こういった形で利用されるのは本来の目的とは違うはず。
それだけは忘れずにいたい。
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ナックル“封印”に岡田監督キレた
http://www.daily.co.jp/baseball/2007/02/22/0000248154.shtml

大学時代、自分が番記者として追い掛け回していた、
タイガースの渡辺亮が21日の紅白戦に登板。
秋季キャンプから「虎のナックルボーラー」として密かに注目を集めていたが、
持ち味であるはずの「魔球」を2球しか投げなかったことで、
岡田彰布監督の怒りを買ってしまったようだ。続きを読む
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日本ハム、坪井と再契約へ 大幅減俸で合意
http://www.sanspo.com/sokuho/1226sokuho081.html

とりあえずよかった。
これで再び坪井智哉の野球人生がスタートする。
もちろん、今年ほとんど活躍できなかった事実は重くのしかかり、
手を差し伸べてもらったファイターズでの定位置争いが待っている。

これも以前書いたことだが、
ファイターズにとっても実績豊富な好打者の再生に成功すれば、
この上ない戦力アップにつながる。
新庄剛志が引退し、小笠原道大がジャイアンツに移籍。
戦力ダウンが否めない現状で、坪井がチームを救うことができるか。
幸い、外野のポジションはひとつ空いている。
「ポスト新庄」を合言葉に若手も頭角を現しつつあるが、
これまでのキャリアを考えれば間違いなく坪井の力は抜けているはずだ。
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日本ハムが坪井と再契約を検討
http://www.nikkansports.com/baseball/p-bb-tp0-20061213-129711.html

まだ野球がやれる可能性が出てきた。
今、坪井智哉はそんな思いでいっぱいなのではないだろうか。
リンク先の記事では「受け入れ先がなかった場合には」としていることから、
完全にファイターズから坪井への救済措置。
できることなら新天地で古巣を見返してやるだけの活躍が見たかったが、
そうやらそれも叶いそうにない状況である。
正式に再契約となれば、球団に感謝しなければなるまい。

一方で、手を差し伸ばしたファイターズとしても、
日本一になった後は小笠原道大・岡島秀樹の流出など戦力ダウンに悩まされた。
それだけに実績豊富なベテランを格安で「獲得」できるのはメリットとなる。

===
自分としては、
とにかく坪井が来年も野球ができる道が確立されつつあることを喜んでいる。
もちろん正式に契約が交わされるまでは何とも言えないけれど、
一筋の明るい光が差し込んできた。
野球の神様が、もう一度坪井にチャンスを与えてくれることを祈り続ける。
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1f0bcdd6.jpg1日遅れたがこの話題に触れないわけにはいかない。
坪井智哉がファイターズから戦力外通告を受けた。
正直、かなりショックである。
SHINJOの引退で手薄になる外野陣。
にもかかわらず切られてしまうのだから、
よほどチームにおける「優先順位」が低かったかがわかる。

自分の猛虎歴においても、
これだけ愛着を持っていた選手はいないかもしれない。
ルーキーイヤーに.327の高打率を残し、
弱小タイガースにとっても希望の灯となった。
柔らかいバットコントロールで、
右へ左へ安打を量産する職人肌の働きに魅せられた。

その後もコンスタントに数字を叩き出していたのだが、
同時にケガにも悩まされた。
03年にファイターズに移籍してからも故障禍から免れられず、
今季はわずか9安打に終わっていた。

タテジマと別れを告げた時は寂しかった。
しかし金本知憲がFAで入団し、
赤星憲広が順調に成長し、浜中治が4番候補と目される中、
タイガースに留まるメリットは少なかった。
だからこそ、新天地を切り開けることを喜んだし、
実際に移籍1年目に.330も打ったときは、本当に嬉しかった。

本人はもちろん現役続行を希望している。まだ32歳、老け込む年ではない。
ケガさえなければ打撃面では計算できる選手のはず。
だったら戦力補強が半永久的課題となるイーグルスに行けばと思うが、
いかんせん監督がノムさんでは・・
拾われる可能性はちょっと低いか。
意外に「ボビー・マジック」の1ピースとして機能するんじゃない?
と思ったりしますが。
いずれにせよ、安打製造機が再び輝きを取り戻せることを祈る。

□坪井智哉 公式サイト
サイト内のBlogでも戦力外について報告されている。
よかったら覗いてみて下さい。
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逆転Vへの救世主や吉野!球児休ませたプロ7年目の初S
http://www.sanspo.com/baseball/top/tig200609/tig2006090301.html

自分が左利きのせいか、「左のワンポイント」という職種に惹かれる。
暗黒時代の遠山奨志なんかは神様のような存在だった。

どのチームにも、打線の核となる左の強打者が存在する。
ドラゴンズの福留孝介、カープの前田智徳、スワローズの岩村明憲、
ジャイアンツのイ・スンヨプ、そしてタイガースの金本知憲・・
ゲーム終盤、彼らを止めるのが「左キラー」の仕事。
それがいかに厳しいことであるかは想像に難くない。

03年以来の吉野誠好きとしては、こんなに嬉しい勝利はない。
「吉野が好きだ」というと、同じ虎党でも不思議な反応をする人が多い。
極めて地味だし、それも仕方ないけど。

03年、吉野は「左キラー」の激務を果たし、18年ぶりの優勝に大きく貢献した。
当時のスワローズ主砲にしてセントラルリーグ最強の左打者だった、
ペタジーニらを完全に封じ込める姿は本当に見事だった。
それだけに、その後の凋落ぶりには心を傷めたものだ。
しかし、今年のシーズン終盤にかつての存在感を取り戻しつつある。
リリーバーにとって何より大事なのは結果。
結果が自信を生み、また次の結果を生む。
残り30試合を切った今季、
たとえ逆転優勝が夢のまた夢に終わってしまったとしても、
最後に吉野が復活を果たしたことは大きな収穫になるはずだ。
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早稲田実業4−3駒大苫小牧
2日越しの頂上決戦は早稲田実業に軍配が上がった。
第1回大会から参加校として名を連ねる早実の悲願か、
それとも73年ぶりの大会3連覇を目指す駒大苫小牧の快挙か・・
どちらが勝っても、達成されるのは「偉業」であった。
築き上げられたのは「新たな伝統」。

それにしても斉藤佑樹のタフさは、ただただ賞賛するしかない。
甲子園で7試合、全投球数は948にのぼったという。
にもかかわらず、1試合たりとも崩れることなく、
最後までマウンドを守り切った。
プロ野球では分業制が当たり前になり、
高校のチームでも強豪になればなる程、
複数の優秀な投手を抱えるチームが増えてきた。
そんな中、いい意味で「時代錯誤」的な、
クラシカルな完投型エースが古豪を初優勝に導いたのは運命を感じさせる。続きを読む
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駒大苫小牧7−4智弁和歌山
和智弁:120 100 000=4
駒大苫:401 020 00X=7

きょうは甲子園に行ってきました。
余裕を持ってプレーボール45分前入りを目指したのですが、
さすがは土曜日の準決勝。見通しが甘かった。
目の前で内野自由席券が売り切れてしまい、やむなく外野に左遷。
途中でけっこうな雨に祟られたりで、
お世辞にも快適な観戦環境とは言えなかったですが、甲子園とはそういう所です。続きを読む
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智弁和歌山8−3八重山商工

今日の昼間は家でゆっくり。
こんなにじっくり高校野球を見たのは久しぶりな気がする。
第3試合の組み合わせは楽しみだった。
「夏28勝」の高嶋仁監督率いる名門・智弁和歌山と、
日本最南端の高校・八重山商工の激突。

結果は上記の通り。
往年の強力打線を髣髴とさせる長打攻勢で、智弁和歌山が快勝。
また、途中からマウンドに上がった主戦・竹中孝昇が最高のピッチングを見せた。
試合の流れをコントロールする高嶋流継投策も健在だった。
この采配を見ていると、
まるで序盤に許すリードが故意的でさえあるように思える。
続きを読む
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□ 抑えの久保田、右手骨折−前半戦復帰は絶望

「JFK」の一角、久保田智之がまさかの戦線離脱である。
しかもそれが試合中、練習中でなかったというのだから二重のショックだ。
最終回は「久保田劇場」と揶揄されるなど、
クローザーという仕事のイメージとは程遠い不安定さが売り(笑
度重なるリリーフ失敗を受け、
ファンの中には「抑え失格」のレッテルを貼る人もいる。
だが、この守護神リタイアはタイガースの戦いに大きく影を落とすだろう。
まずは、再び「JFK」が解散に追い込まれてしまった点。
ブルペンスタッフから一人、
セットアッパーを任せなければいけないだけでなく、
「JFK」の型にはめることによって相手に諦めムードを与えることができていた。
また、久保田の最大の武器であった延長ロングリリーフが使えないのが痛い。
個人的にはあれができる限り、
虎のストッパーは久保田しかないと思っているくらいだ。
同点で投入され、味方の得点を待てる、異色の抑え。
今季4つ挙げている白星がその証だ。続きを読む
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帰りの電車で寝過ごしてしまった・・
さてさて、ワールドカップ真っ只中です。
自分もそれなりに試合は見ているのですが、
さすがに4年前のように、
日本戦をスポーツバーで盛り上がろうという気分にはもうなれない。
ちょうど4つ下の妹が、
まさにそういった楽しみ方をしているのを見ると「若い」と思ってしまう^^;
オランダ代表好きな支社長からは、
「決勝Tまで進んだらスポーツバー行こう」と誘われている。
そういうのは大歓迎です。続きを読む
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5月20日 タイガース5−2バファローズ

ここで野球の話をするのも久々だが、
金本知憲のバットから放たれる弾丸ライナーを見るのはもっと久々。
手負いの鉄人が、敗色濃厚のチームを救った。
1−2で迎えた9回、
バファローズのクローザー・大久保勝信が投じたストレートをフルスイング!
打った瞬間にそれと分かる、
素晴らしい弾道を描いて打球はライトスタンドに飛び込んだ。

4月7日以来、約1ヵ月半も途切れていた、待望の一発。
右手薬指を負傷し、バットにボールを当てるのが精一杯の時期もあった。
それでも四番の重責を担い続け、
その間チームも全力を出せない四番を補ってきた。
まだ状態は全開というわけにはいかない。
それでもこの一発を放ったことで、
「もう金本には一発が出る」と相手に警戒心を与えることができる。
それだけでも大きな意味がある。
打点王・今岡誠をはじめ、
どうも波に乗り切れない選手が多い中で、
主砲が上昇ムードに突入したのは心強い。
それに何よりも、金本の豪快なスイングと打球が帰ってきたことがうれしかった。

===
土壇場で追いついたタイガース。
ブルペンに藤川球児と久保田智之を残していた時点で勝負は決していた。
延長10回、シーツのサヨナラ3ランで勝負にケリをつけたが、
ヒーローはまぎれもなく、復活を果たしたアニキだった。
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