全くエンジンがかからないままレースを終えてしまったその姿が信じられなかった。阪神での新馬戦を完勝した期待馬ダノンシュネラが連勝を目指した野路菊S。ここを勝って2歳女王の座を狙うプランが立てられていたことだろうが、結果はまさかの5頭立てシンガリ負け。完全に計算が狂ってしまった。

道中はじっくり後方待機。4角手前から徐々に前との差を詰めにかかり、直線で末脚を伸ばす形に持ち込んだが、いざ追い出されてからがサッパリ。逃げるホウオウアマゾンを捕らえるどころかジワジワと離されていく始末。上がり3Fの数字もメンバー中で最も劣り、全くいいところなく終わってしまった。



個人的にここまで勝ち上がった2歳牝馬の中では最上級の評価をしていただけに、ちょっとこの大敗は信じられない思いだ。気がかりなのは手綱を取った川田将雅のコメント。

5着 ダノンシュネラ(川田将雅騎手)
「続けて追い切りに乗りましたが、少し馬に違和感を感じる部分があり、それが影響して走り切れていない感じがするので、また改めてですね」

■ 【野路菊S】(中京)ホウオウアマゾンが逃げ切り2勝目 - ラジオNIKKEI


仕上がりというか、コンディション面にも問題があったのだろうか。特にこの敗戦を機に取り沙汰されたのが、池江泰寿厩舎の不振ぶり。言われてみれば今季の2歳馬でもすでにトーセンアランやエイスオーシャンらがデビューするも完敗を喫しており、3歳勢もヴェルトライゼンデは善戦したものの重賞勝ちには手が届かず。厩舎全体の勝数も伸びず、今季はここまで関西8位に甘んじている。

このままダノンシュネラはクラシック戦線から脱落してしまうのだろうか。厩舎の修正力が問われる。



一方、勝ったホウオウアマゾンの矢作芳人厩舎はさすがに狙い澄ましたレース選びで賞金加算に成功。折り合いや教育どうこう関係なく、さっさと先手を取って逃げ切ったのがファインプレーである。こちらはすでにカイザーノヴァやバスラットレオン、タウゼントシェーンらが勝ち上がっており、今後どこかでかち合う可能性も出てきそう。それもうれしい悩みである。