昨日も書いたが、オーソクレースの勝ちっぷりはなかなか衝撃的なものがあった。

もう少し詳しくレースを振り返っておくと、スタートは遅く後方から。道中もずっとインを回り、動く気配もないまま4角へ。またルメールやる気ないモードか?とも思ったが、直線入り口で外に持ち出されると、あっという間に前を捕らえ1・3/4馬身差の完勝である。



特筆すべきは、レースの上がり3F34.4秒を実質ラスト1Fだけの競馬でまとめて差し切ってしまったこと。自身の上がり3Fは33.9秒と発表されているが、その数字もさることながら最後の1F11.4秒のところで前を捕まえ、さらに突き離した点が秀逸。

何が言いたいかというと、めちゃくちゃ強くなるんじゃないかということですw

デビュー前に描いていたイメージに対して、意外に感じている点が二つある。ひとつは、2歳夏の時点で実戦を使えるほど育成が順調だったこと。父エピファネイアはともかく、母マリアライトは3歳1月のデビューで、当時は凡庸な成績に終わる典型的な遅咲きの名牝だった。恐らくこの馬も、急かさずじっくりやるパターンかと思っていたのに。もちろん、現時点でビッシリ仕上げているとはとてもじゃないけど思えないので、伸びしろもきっと十分に残されていることだろう。末恐ろしいとはまさにこのこと。

そしてもうひとつは、この瞬発力。ハイペースを番手追走から押し切ったエピファネイアのジャパンC、キタサンブラックを捕らえドゥラメンテの猛追をしのいだマリアライトの宝塚記念。両親のベストパフォーマンスに共通する「消耗戦での強さ」がこの馬にとっても持ち味になるだろうと想像していただけに、前述のような一瞬のキレをいきなり披露してしまうもんだからもうね。今後どちらに磨きをかけていくかはまだわからないが、もしかしたら展開不問のスーパーホースに上り詰めていくかも。



近親のエリスライトやヴァーダイトなど、新馬戦だけオッと思わせておいて伸び悩むパターンもあるけれど、この馬の持っているこの馬が持っている可能性は本当に無限大。もちろんクラシックでも出番があっておかしくないし、古馬になって一気に覚醒という道も。偉大な両親に負けず劣らずの名馬への第一歩を踏み出す一戦として、記憶に留めておこうと思う。