デビュー前に騒がれまくりながら、いざフタを開けてみると..な馬はたくさんいるけれど、フォイヤーヴェルクはその中でも忘れられないインパクトを残した一頭である。何せあの名伯楽・池江泰寿調教師がはしゃぎまくっていたほどで、どれだけ強いのかと期待させられたのだが..






結局、入厩して時計を出してみると「あれっ」となって、デビュー戦は13着と大敗。後の2歳王者リオンディーズが鮮やかにデビュー勝ちを収めたのとは対象的なキャリアのスタートとなった。どうにか3歳春に初勝利を挙げるも、その後はローカルの長丁場でせっせと走り、どうにか準OPまでは昇級するも、そこで完全に頭打ちに。

陣営が下した決断は「障害入り」だった。

すると入障初戦こそ3着に敗れたものの、2戦目で8馬身差の圧勝で初勝利を収めると、続くOP特別も連勝。平地時代は発揮できなかった才能がついに開花した。その勢いで新潟ジャンプSに臨むこととなった。週ナカからこの馬を取り上げる記事が何度か出ており、これだけの脚光を浴びるのはそれこそデビュー戦以来ではないだろうか。

ちなみにこのレースまでに獲得した賞金は1億円を超え、間もなくサンデーレーシングの募集金額に到達しようとしている。デビュー直後は1円たりとも回収できないのではと思わされるレベルだったが、ここまで地道に稼いできたのは立派な足取りである。このままいけば障害でまあまあ稼げそうだし、終わってみれば馬主孝行になれるかも。

まずは明日、ハードル界の新星となるための第一歩を踏み出したい。