新潟の長い直線を、気持ちよさそうに駆け抜けていった。日曜5Rの新馬戦(芝1800m)を制したのは、二冠馬ドゥラメンテ産駒のドゥラヴェルデ。道中は中団待機からエンジンがかかると一気に突き抜け、3馬身差をつけての快勝だった。先週はワンダフルタウンやバスラットレオンの勝ちっぷりが目についたが、それに遜色ないパフォーマンス。徐々に調子が出てきたお父さんもほっとひと息といったところだろう。

木村哲也調教師のコメントからも手応えが感じられるが、ノーザンファーム天栄を使わない自前の仕上げの方が本領発揮できるんじゃないのと思ったり。けっこう在厩でしっかり乗り込んできたんでしょ?

もしかしたらドゥラヴェルデが本当の厩舎力を示してくれるかもしれない。



対象的にセレクトセールの高額取引馬は期待を裏切る結果になった。ディープインパクト産駒のレイオブウォーターは切れる脚を使えず7着。友道康夫厩舎×福永祐一のタッグでもいきなり不発に終わることはある。そしてハーツクライ産駒のサンデーアーサーは好位から伸び切れず6着。ラウンドワン軍は勝負服も変わって心機一転といきたかったが、サンデージャックに続き苦しい出発となってしまった。

ヴェルナーも勝ち馬には完敗の4着。しっかり仕上げてきていたと思うだけに、この結果は案外だった。兄クルーガーらと同様にベストはマイルなのかもしれないが、それでも今のうちは1800mくらいはこなしておきたいところ。次走もし短縮してきたとしても要注意としておきたい。


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