7月アタマに入厩し、デビューに向けて時計を出し始めたグランメテオールの動きが芳しくないという話はすでに以前の記事で書いた通り。先週日曜にもびっしりと追われ上向きの兆しを見せたが、今週も渋った坂路ではまともに動けず不安いっぱいで初陣を迎えることになった。



しかもこの新馬戦は早くから良血馬がターゲットに定めており、実際に集まったメンバーも血統的には豪華な顔ぶれとなった。ただ、どうも似たような心配を抱えての出走になっている馬もいるようで..
ダノンプレミアムの半弟ダノンランディもなかなか時計が詰まってこず、最終追いも本馬場で手応え劣勢での入線。陣営は「兄と比較はできないが水準級には〜」みたいなオブラートに包んだコメントを残しているし、レッドアンシェルの半弟レッドフランカーも最終追いの坂路は好評価できないタイム。それまでもポジれる動きは見せていない模様。

どちらも、血統面を含めて「実戦での変わり身」に最後の望みを託すような状況のようだ。



個人的な経験でいうと、「おめでとう!実戦派でした〜」というパターンにはなかなかお目にかかれない。新馬戦からしっかり動ける馬は調教でもその裏付けとなる走りを見せているし、例外があるとすれば調教でほとんど動かさない藤沢和雄厩舎とか国枝栄厩舎とかそのへんくらい。ビシッと追われてちゃんと動けているかは信頼できるバロメータだと思う。

新馬戦開幕前にドラフトするレギュレーションだと、直前の動きで判断なんてできないわけですが。

そんな状況だけに今回ちゃんと走れそうなのは別の馬なのかなと。その筆頭はノースザワールド。今季の牝馬クラシック戦線を賑わせたクラヴァシュドールの半弟でディープインパクト産駒と血統的な魅力はたっぷり。1週前に馬なりでCWラスト1F11.8秒をマークするなど瞬発力も備わっているようだ。全体的なスケールがどこまでかは現時点ではわからないが、明日の走り次第では先も見えてくるかも。

あとはドゥラメンテ産駒のギャリエノワール、ノースザワールドと同厩のロードカナロア産駒バラキエルあたりも、血統面ではそこまで強いアピールポイントはないものの水準級に動けている様子。安心して馬券を買えるのはこのあたりか。追い切りタイムが評判を呼んでいたリフレイムはどうやら気性面に課題を抱えているらしく、当初はミルコの予定だったのが木幡巧也の騎乗に変更。さすがにちょっと危なっかしいし、アメリカンファラオ産駒らしく本領発揮はダートでと見ている。