雨が続いた6月東京の馬場はかなり特殊なコンディションだったが、先週の阪神もなかなかお目にかかれないレベルでの傷み具合だった。馬が通った後にあれだけ土ボコリが舞う光景なんて、最近の競馬では非常にめずらしいもの。それこそ90年代から2000年代初頭を思い出させるほどだった。

そんな条件のもと行われた日曜阪神の新馬戦(芝2000m)も、勝ち時計が2:04.1とかなり遅いものに。スローペースになりながら、レースの上がり3Fも11.8-12.0-12.0=35.8秒を要する結果となった。そんなパワーが求められる馬場で躍動したのが、オルフェーヴル産駒のラーゴム。外にヨレるなど随所に若さを見せながらも、先に抜け出したビップランバンを力強く捕らえデビュー戦を飾った。なかなか奥がありそうな雰囲気で、重賞戦線でも出番がありそうな予感。特に秋冬の直線が短いコースの2000m..ラジオNIKKEI杯京都2歳Sや京成杯なんかがハマりそう。



できればこれくらいの手応えをレッドジェネシスはつかみたかったはずだ。いくら完成途上でディープインパクト産駒に不向きな馬場だったとはいえ、後ろから行って突き離されての完敗では言い訳もできまい。今回のレース内容であれば10回やっても10回とも負けていただろう。

期待が大きい一頭だからこそ、内容にも乏しい敗戦は重くのしかかる。望みを託すとすれば今後の成長力。もちろんまだまだ良化の余地はあるだろうが、それがどれだけ残されているか。「ガラッと変わった」と言えるくらいの変化がないと、クラシック戦線での活躍は厳しいかもしれない。

まずは夏を越えて、どれだけ伸びるか。

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