正直、ダンシングプリンスのことを知ったのは4月の中山でのぶっちぎり劇を演じた後のことだった。地方からの「出戻り」でありながら単勝1.7倍の圧倒的人気に支持されたあたり、その評判は確かだったのだが..まさに終わってビックリであった。

3歳夏のデビューからの3戦(競走除外1戦を含む)は芝を使われたが、やはり本領発揮はダートだったのだろうか。父が芝のスプリント路線で長年にわたり奮闘したパドトロワ、母系はデュランダルらと同じということを考えれば最初は芝から使いますよね..

宮田敬介厩舎としても、開業早々に旗頭的存在に出会えたのは大きい。



中山ダート1200mの良馬場で1:10.3てシンプルに重賞級ですよね。逃げてはいるものの、これは恐らくスピードの違いでそういう競馬になっているだけで、精神的に課題を抱えているわけでもなさそう。無理に競りかけてくる馬がいれば、好位に控える形も試しながら「戦うべき場所」までノンストップで突き進みたい。

2着争いは月並みながら差し馬か。まともについて行った馬はつぶれそう。コウギョウブライト、イナズママンボあたりの台頭がありそうだ。